適菜収のレビュー一覧

  • 安倍政権とは何だったのか (時代への警告)

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    20180207 何と無く生きてると問題点が分からなくなる。今の世の中、これからは特にだが自分を持たないと流されてしまう。今だから安倍さんが総理になれたのだと思う。歴史が必然なのか気付いて対抗するべきか、答えは決まってる。

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    2018年02月07日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    B層とは、郵政選挙の際に自民党が広告会社に作成させた企画書において、構造改革への支持とIQの高さの2軸で分け「構造改革に肯定的でIQが低い層」「具体的なことはわからないが、小泉のキャラクターを支持する層」と規定したもの。郵政選挙では、「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」といったワンフレーズ・ポリティクスが集中的にぶつけられ、「郵政民営化に賛成か反対か」「改革派か抵抗勢力か」と単純化することにより、B層の票を集めた。これは、ナチスなどの全体主義政権下で確立された手法でもある。

    ナチスは、ふわっとした民意にうまく乗り、既得権益を持つ人間という敵をでっち上げ、大衆のルサンチマンに火をつけ、

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    2018年10月31日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    ニーチェがキリスト教はクソだとひたすらこき下ろす本。さすがにそれは言い過ぎではないかと思うこともあるが、普遍的な「道徳」「義務」「善」は幻想に過ぎないと言っている点は評価できる。こいつはまともな考えの持ち主なようだ。

    基本的にはキリスト教は弱者のための宗教であるため、その弱さを肯定する方針が気に入らないらしい。そして僧侶達が人民を支配しやすい方向に教えを拡めていることが。ニーチェはイエス本人を否定はしていない。悪いのは全てパウロである。やつのせいで偉大なローマ帝国は滅びてしまった。その上2000年後の人類にまで影響を与えるのだからパウロはすごい。

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    2017年08月18日
  • 男が30代でやめるべき習慣

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    読み終わりました。世界を穿った見方をする人がいるなあと感心するには大変良い書籍でした。ちなみに私は30になっていないので、読んだものの、特に何もやめておりません。
    汚い飲み屋であほみたいに飲むのが好きです。

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    2017年06月06日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    有意差 釣鐘状 社会通念上 近代イデオロギーが生み出しているタブー そう、「私が言ってるんじゃなく、実験データが言ってるんだから」って開き直れる。それがサイエンスの魅力でもあると思います。 外見こそ情報のかたまりである 迷妄 人間の世界も、「他者のリソース(資源)を奪う」という点では攻撃性が持つ意味は同じです。 惹起じゃっき 不安感情を抑える脳内物質セロトニンの合成能力が、女性は男性の三分の二ぐらいしかないのです。 シャーデンフロイデ=メシウマ感情=他人の不幸で飯がうまい=他人の不幸は蜜の味 類似性と獲得可能性 陰惨な権力闘争 近代的人間観を覆す鼎談ていだん 包含 人間は生物学的にナショナリズ

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    2017年06月10日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    古典的名著を読み、偉人の思考回路に学ぶ事の重要性を著者は訴えている。
    それは今を生きる事の前提条件であり、さもなければ人間は取り返しがつかない事になると。
    なるほどと思う反面、著者の読書活動や執筆活動が必ずしも、知的行為や生産的行為として結実するとは限らないのではないか、との反発も覚えた。
    因みに著者のイチオシは『ゲーテとの対話』です。

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    2017年04月26日
  • 日本をダメにしたB層の研究

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    B層と表現されている層は、確かにあると思う。それは、固定的な意味ではなくて、自分もそうだが、対象によって、案件によって、B層に該当するふるまいをするケースがあるという感じがする。マーケティングをする人とか、多数の支持を得たいと考えている営業の人や、政治家の人は、B層を意識した行動をするのも、ひとつの方法なんだろうな、と思う。さて、自分は?....

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    2017年02月11日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    期待を持たせるタイトルで、若手論客白熱の討論10時間とのことだが、他人にたいする批判を3人で一緒になってしている感が強い。専門的な情報が披露され参考にはなるが、建設的な前向きの意見や示唆が少ない。異なった意見を戦わせて、議論を深めて欲しかった。

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    2016年10月26日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    「保守」と現在の日本の自称「保守派」は違うというところからはじまり、三島由紀夫の著作を援用しつつ、著者一流のB層批判、橋下元市長批判等が展開されます。

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    2016年10月03日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    どこまでがニーチェの言葉か怪しい部分はあるが、ニーチェの著作に平易な文章で触れることができる点は良いと思う。

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    2016年09月16日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    著者の言わんとしていることは、非常にわかるし
    納得できるところもあります。
    読書することの大切さ。その中でも古典や古典的な良書
    を読むことがとても重要であること。
    それをしてこなかった人は、幅というか奥行が感じられない
    人になっているようなことも感じることが多々あります。
    また、ある程度上位の人でも、少し幼稚な部分や身勝手で
    話し方や内容が浅はかな人もいるのは確かだと思います。
    ただ、ちょっと攻撃的すぎる文書や、その文体が逆に
    そういう残念な人の口調と大差がないと思われるところ
    が非常に残念ですし、読んでいて少し気分が悪くなります。

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    2016年05月28日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    「安易な正解に甘んじてんじゃねぇ」みたいなことが章の終わりに「まとめ」で箇条書きされてるのが自己矛盾的で面白かった。編集者と色々あったんだろうなー

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    2016年05月15日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    読んでる時はたまたま荒んだ気持ちだったので、乱暴な物言いが心地よく感じられた。が、内容はあんまり覚えてないな。いい大人がなんでもかんでも手に取る濫読なんかするな、古典などの良いとされるものをよく読め、という主張だったけど、その論法だとこの本は誰にも読まれないのではないか。

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    2016年05月14日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    近代大衆社会がどのような形で暴走し、どのような形で行き詰るか、その兆候をすばやく察知し、我が国の現状に警告を発したのが、作家の三島由紀夫。三島の言葉を振り返りながら、今の世の中の思考の土壌について考察する。保守とは本来常識人のこと。三島は保守の立場で議会主義を守ろうとした。三島が最大限に警戒したのが全体主義。右と左から発生する全体主義に警鐘を鳴らした。保守とは人間理性に懐疑的であるということ。抽象的なものを警戒し現実に立脚する。保守主義にイデオロギーはない。保守主義の要諦が実はここにある。

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    2016年02月27日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    ネタバレ

    楽屋話の印象を持ちました。読者を意識した鼎談ではなかったように感じました。新書であるから仕方ないのかも知れませんが、説明が足らなくて自分たちの博学さを披歴しているような発言が鼻に突きました。著者の紹介のあとに、「本書の内容は著書個人の見解であり、所属組織とは関係ありません。」と、わざわざ断り書きがあるのを変に勘ぐってしまいました。読んでいて退屈でした。著者のほかの著書に期待しましょう。

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    2016年02月20日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    作家、哲学者の適菜 収 氏の著書です。

    三島由紀夫の言葉を引用しながら、著者の考える「保守」を論じる内容となっています。

    本書では冒頭に「保守」の定義、本質として「人間理性に懐疑的である」と述べられていますが、この定義はよく考えられていると思います。腑に落ちました。
    そう考えると世の中の保守派はほとんど真っ当ではないです。

    また、三島が守ろうとしたものは「言葉」であり、「言葉を守ることが国を守る」ことに繋がるということも書かれています。

    私自身、この「言葉」というのもを使う力こそが、政治家の力量と考えています。立法府は法律を作るのが仕事です。法律は言葉での表現ですから。

    本書では、安

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    2015年12月12日
  • 日本をダメにしたB層の研究

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    遅くなってしまいましたが献本いただきレビューです。

    この本を辛口でおもしろいなーで終わるとTVの代わりに暇をつぶしているだけになる。
    「大衆」を相手にしている声の事実を抑え、意図を嗅げと考えられたら良い。

    読んでよかったな~と思えたのは文中にあるオルテガの引用

    「過去は、われわれが何をしなければならないかは教えないが、われわれが何を避けなければならないかは教えてくれるのである」

    過去に学び大きな過ちを避けるためのシステムを、近視眼的な感情で素人が破壊してはいけない。

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    2015年11月28日
  • 新編 はじめてのニーチェ

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    いろいろいう人もいますが、ニーチェの主張は次の2点です。①神についての考え方が変更されたことにより、世界は歪められてしまっている。②我々の時代がロクでもないのはそれが原因である。 多くの人はひっくり返った視点で世界を見ている 爆弾を抱えて自爆してしまうテロリストがいます。彼らの頭の中では、自分の命より、社会や国家の問題のほうが大きかった。かつて、地下鉄に猛毒のサリンを撒いた狂言者達がいました。彼らにとっては他人の命より、宗教的な教義のほうが大事でした。 ニーチェの最大の敵とは?それはキリスト教と、キリスト教的な考え方すべてです。 日本人を含めて、殆どの人がキリスト教の世界に住んでいる。 イデオ

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    2015年12月05日
  • デモクラシーの毒

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    橋下氏批判の本。個人的には橋下氏や維新の考え方
    やり方。表現の仕方などに問題があるのではないかと
    思います。なのでこの本で両氏が言っていることは
    本質的には理解できる部分もあります。また世間風潮
    として、凡庸化・思考停止・リセット思考が蔓延
    していることについての危惧はよくわかります。
    でも少し、過激にというか、攻撃的すぎるかな
    と思います。批判している内容の一部と同じような
    言動ではないかと思う部分もあります。
    でもやはり都構想も含めて個人的には反対です。
    大阪市民でも府民でもなくなってしまいましたが
    出身ですし、故郷でもありますし、いつか帰ると思っていますし。。。

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    2015年11月11日
  • 日本をダメにしたB層の研究

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    「日本をダメにしたB層の研究」
    騙され続ける宿命。


    いつから日本はこんなにダメになったのか。すべての日本人の素朴な疑問に答える本、それは「日本をっダメにしたB層の研究」であります。著者は、適菜収。早稲田大学でニーチェを先行し、現在は、作家兼哲学者。哲学者と作家、さほど相性の良さを感じないのは私だけだろうか。と、ふと疑問に思いながらも手に取った次第です。


    まず、目次をざっと見てみる。すると、B層とはなにか?今の世の中はなぜくだらないのか?今の政治家はなぜダメなのか?素人は口を出すな!と刺激的な言葉が躍っています。目次後のページには、B層用語辞典と銘打った本書で扱う言葉の辞書が・・・。例え

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    2015年11月11日