適菜収のレビュー一覧

  • 安倍でもわかる保守思想入門

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    ここまでこきおろすことには、少し不快に思う気持ちがないでもないが、だがしかしそれだけやばい現状なのだという意見に思えなくもない。政治のことは無知蒙昧で分からないことが多いのだが、少なくとも分かっているつもりや分かっているフリをしないようにしようとは思う。毒されないよう、謙虚に勉強しよう。

    対論を示さなくて良いのは、意外であった。

    その昔、大阪維新時代の橋下さんをこきおろしてたけど結局あれは正しかったと思うしね。今維新を支持してる人たちはどう思っているのか。

    幼稚な、無責任な、甘ったれた、戦後的な、卑劣な、腐った、病的な、学生運動的な、メンタリティーが左右問わず蔓延している。平和ボケも限界を突破し、右も左も腐臭を放つ中、本質的な議論は隠蔽され、安倍の暴走は続いています。

    これはすべてにおいて言えることだと思う。

    常識が消滅した世界では、常識をあらためて見出すしかないことに気づくはずだ。

    引き続き、謙虚に、学んでいこう。

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    2018年10月11日
  • 日本を救うC層の研究

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    こういう考え方もあるのねという感じ.古典を読もうという考え方は賛同.良書を読むための条件は悪書を読まない事.情報過多の時代,最先端の情報には多くのごみが混ざっている.それゆえ歴史の地層に濾過され磨き抜かれや古典を読む時間を強制的に創るべし.

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    2018年10月09日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    20180517 この作者の考え方を理解したくて読みやすいところから読んでみた。自分の意識に壁を作るというは無いと思っていたのだが人の意見を読めばやたら壁ばかりと気づく。この本で気になった本から又読んでみようと思うあ。

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    2018年05月17日
  • 現代日本バカ図鑑

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    20180510 自分は演出に弱いと改めて感じさせて貰った。作者の引いた視線で読み取れるメッセージと自分が受けているメッセージがここまで違ってると自分で判断する前に意見を確認する一人としたく思った。この作者の別の本も読んでみることになりそうだ。

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    2018年05月10日
  • 安倍政権とは何だったのか (時代への警告)

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    20180207 何と無く生きてると問題点が分からなくなる。今の世の中、これからは特にだが自分を持たないと流されてしまう。今だから安倍さんが総理になれたのだと思う。歴史が必然なのか気付いて対抗するべきか、答えは決まってる。

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    2018年02月07日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    B層とは、郵政選挙の際に自民党が広告会社に作成させた企画書において、構造改革への支持とIQの高さの2軸で分け「構造改革に肯定的でIQが低い層」「具体的なことはわからないが、小泉のキャラクターを支持する層」と規定したもの。郵政選挙では、「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」といったワンフレーズ・ポリティクスが集中的にぶつけられ、「郵政民営化に賛成か反対か」「改革派か抵抗勢力か」と単純化することにより、B層の票を集めた。これは、ナチスなどの全体主義政権下で確立された手法でもある。

    ナチスは、ふわっとした民意にうまく乗り、既得権益を持つ人間という敵をでっち上げ、大衆のルサンチマンに火をつけ、社会に蔓延する悪意を吸収することにより拡大した。全体主義者の手口は、社会不安を煽り、弱者の情念を集約することで権力を一元化する。橋下はナチスより純粋な全体主義。大阪都構想の住民投票が通れば、「特別区設置協定書」に記載されていない事項の多くは市長により決定されることになっていた。個人が極端な形で分断されてしまった現代社会では、常識が消滅し、社会に偏在するあくが極端な形でつながってしまう。それが「橋下」という現象だったと著者は分析する。

    ハンナ・アレントは「革命について」で、フランス革命を分析し、同情や平等の概念がテロリズムに行き着く構造を明かした。また、「民主主義と独裁の親近性は明確に示されていた」と指摘している。

    ニーチェの「神は死んだ」は、世の中の人間は神は死んだと思っているかもしれないが、唯一神教の神は近代イデオロギーに化けて、我々を支配しているということ。ニーチェは、宗教一般を否定したわけではなく、キリスト教の根底にある反人間的なもの、真理が隠されており、真理を代弁する僧侶階級が権力を握ることを批判した。

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    2018年10月31日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    ニーチェがキリスト教はクソだとひたすらこき下ろす本。さすがにそれは言い過ぎではないかと思うこともあるが、普遍的な「道徳」「義務」「善」は幻想に過ぎないと言っている点は評価できる。こいつはまともな考えの持ち主なようだ。

    基本的にはキリスト教は弱者のための宗教であるため、その弱さを肯定する方針が気に入らないらしい。そして僧侶達が人民を支配しやすい方向に教えを拡めていることが。ニーチェはイエス本人を否定はしていない。悪いのは全てパウロである。やつのせいで偉大なローマ帝国は滅びてしまった。その上2000年後の人類にまで影響を与えるのだからパウロはすごい。

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    2017年08月18日
  • 男が30代でやめるべき習慣

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    読み終わりました。世界を穿った見方をする人がいるなあと感心するには大変良い書籍でした。ちなみに私は30になっていないので、読んだものの、特に何もやめておりません。
    汚い飲み屋であほみたいに飲むのが好きです。

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    2017年06月06日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    有意差 釣鐘状 社会通念上 近代イデオロギーが生み出しているタブー そう、「私が言ってるんじゃなく、実験データが言ってるんだから」って開き直れる。それがサイエンスの魅力でもあると思います。 外見こそ情報のかたまりである 迷妄 人間の世界も、「他者のリソース(資源)を奪う」という点では攻撃性が持つ意味は同じです。 惹起じゃっき 不安感情を抑える脳内物質セロトニンの合成能力が、女性は男性の三分の二ぐらいしかないのです。 シャーデンフロイデ=メシウマ感情=他人の不幸で飯がうまい=他人の不幸は蜜の味 類似性と獲得可能性 陰惨な権力闘争 近代的人間観を覆す鼎談ていだん 包含 人間は生物学的にナショナリズムの芽のようなものを抱えている おらが村=パトリア 想像の共同体=ネイション 勝手に国境線で囲まれてインドネシアという国にされてしまった プロイセンに統一されるまでのドイツ連邦 カタルーニャ地方に独立の気運 物語的な捏造された歴史 パトリオティズム=愛国心 神の前の平等 近代国家の建前 ただ単に多数決で決めるというのは知性の否定です 歯止めの装置 決めるという行為には大きな負担が伴う 「自由教」という宗教を信じているだけ 二項対立のような政治が蔓延るようぬなる 抜本的に変える 煩悶はんもん 女性のケアの論理 男性のジャスティスの論理 セロトニントランスポーター シナプス近傍でセロトニンを増やす薬剤=抗鬱剤 レッド・ツェッペリンの『移民の歌』 紋切り型の日本批判 ア・プリオリ=先天的 改善しようとする意欲は束縛から生まれてくる 種の世代交代に対する寄与度の低い雄 所謂知的エリートの女性ほど結婚も出産もしない傾向にあるという現実 世俗化 隷属を免れず 聖なる象徴がないと国民統合はできない 祀り 鎮座 純粋な一神教 プロテスタント 原理主義化してより危険なものになっていく 冠する トランス・ヨルダン 画定かくてい ISのマーケティング戦略 環境を抜きにして「自分が自分らしく生きる」というのは、意味のない議論なわけです。 『反日』ナショナリズムで国民の不満を外に向ける 識字率が上がると受胎調整が始まる 知性より筋肉に重きをおいていたスパルタ人 アメリカ→るつぼ カナダ→サラダボール 苦々しく 親殺し ルサンチマン或いは劣情に突き動かされている人が持つエネルギー 細川護熙もりひろ ポピュリズムが蔓延 大衆の破壊願望を煽動するやり方で一貫してます 橋下維新は、ウソ、デマ、プロパカンダを流すことにより拡大した大衆運動です。 ヒトラーの手法『我が闘争』 無知な人間を確信犯的に利用する連中が跋扈する 大阪都構想 僅差ながら否決 隷属れいぞく オキシトシン=幸せホルモン 独身者ないし寡夫/寡婦かふ 戦争中はナショナリズムが昂揚するので自殺率は下がる 罵倒というのは、ある種の人々にとっては、「根源的な部分から自分を理解してもらえた」という深い満足感を与える場合があるのです。 依拠いきょ 茂木健一郎 バルス=滅びの呪文 心理療法の傾聴は「懺悔」に相当 単に付き合ってあげてるにすぎない 食い扶持を失うことはない 宗教家も心理学者も脳科学者も癒せないルサンチマン 権威によって承認されたい 「蓼食う虫も好き好きという諺がある通り、何をもって爽やかだと思うかは人それぞれです。例えばスカトロジーの人はウンチをみていいなと思うわけでしょ」 顰蹙 「本能が壊れる」 「虫の知らせ」 正しさと美しさの錯覚を利用 顔の半分くらいが目 二次元に萌えたらもう三次元には萌えられない 現実を抽象化し、理念を精製する。 オタクと左翼 論駁ろんばく ファストフードの対極スロウフード 渦中 咄嗟の対応 合理的な根拠 「フールジャパン」と揶揄 「全米が泣いた」といった宣伝文句が成り立つ 立身出世 知性のかんせい陥穽に陥らない プラグマティック=実利的な カンボジアでクメール・ルージュによる大虐殺が発生 ポル・ポト 自己の遺伝子をばら撒くあがめたてまつる崇め奉る 立憲主義が民主権力の暴走を防ぐものであることを理解してないのです 諮るはかる 恫喝めいた文言 じくじ忸怩たる気持ち 安閑あんかん 尖閣や南シナ海でやりたい放題 喫緊の課題 諸侯が分立する時代 弁えてわきまえて 法匪ほうひ 党是とうぜ 復活したら半沢直樹になる。彼の場合は「倍返し」ではなく「安倍返し」ですが。 がいぜんせい蓋然性の高い仮説 サンクション=制裁 えきしゅう腋臭わきが 叙勲じょくん 金科玉条 リジェクト=却下 えんえき演繹された理論 ごびゅう誤謬 パースペクティブ=遠近法 犬は人間の数万倍の嗅覚があるけど視覚はモノクロ 「自分のことは、歯の痛みのように、他人には本当にはわかってはもらえないんだ」という人間の根源的な恐ろしさを知らない甘ったれた日本人ほど、安易に「個の自立」だの「近代的な自我の確立」だのと口走り、共同体を破壊するのです。

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    2017年06月10日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    古典的名著を読み、偉人の思考回路に学ぶ事の重要性を著者は訴えている。
    それは今を生きる事の前提条件であり、さもなければ人間は取り返しがつかない事になると。
    なるほどと思う反面、著者の読書活動や執筆活動が必ずしも、知的行為や生産的行為として結実するとは限らないのではないか、との反発も覚えた。
    因みに著者のイチオシは『ゲーテとの対話』です。

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    2017年04月26日
  • 日本をダメにしたB層の研究

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    B層と表現されている層は、確かにあると思う。それは、固定的な意味ではなくて、自分もそうだが、対象によって、案件によって、B層に該当するふるまいをするケースがあるという感じがする。マーケティングをする人とか、多数の支持を得たいと考えている営業の人や、政治家の人は、B層を意識した行動をするのも、ひとつの方法なんだろうな、と思う。さて、自分は?....

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    2017年02月11日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    期待を持たせるタイトルで、若手論客白熱の討論10時間とのことだが、他人にたいする批判を3人で一緒になってしている感が強い。専門的な情報が披露され参考にはなるが、建設的な前向きの意見や示唆が少ない。異なった意見を戦わせて、議論を深めて欲しかった。

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    2016年10月26日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    「保守」と現在の日本の自称「保守派」は違うというところからはじまり、三島由紀夫の著作を援用しつつ、著者一流のB層批判、橋下元市長批判等が展開されます。

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    2016年10月03日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    どこまでがニーチェの言葉か怪しい部分はあるが、ニーチェの著作に平易な文章で触れることができる点は良いと思う。

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    2016年09月16日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    著者の言わんとしていることは、非常にわかるし
    納得できるところもあります。
    読書することの大切さ。その中でも古典や古典的な良書
    を読むことがとても重要であること。
    それをしてこなかった人は、幅というか奥行が感じられない
    人になっているようなことも感じることが多々あります。
    また、ある程度上位の人でも、少し幼稚な部分や身勝手で
    話し方や内容が浅はかな人もいるのは確かだと思います。
    ただ、ちょっと攻撃的すぎる文書や、その文体が逆に
    そういう残念な人の口調と大差がないと思われるところ
    が非常に残念ですし、読んでいて少し気分が悪くなります。

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    2016年05月28日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    「安易な正解に甘んじてんじゃねぇ」みたいなことが章の終わりに「まとめ」で箇条書きされてるのが自己矛盾的で面白かった。編集者と色々あったんだろうなー

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    2016年05月15日
  • 死ぬ前に後悔しない読書術

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    読んでる時はたまたま荒んだ気持ちだったので、乱暴な物言いが心地よく感じられた。が、内容はあんまり覚えてないな。いい大人がなんでもかんでも手に取る濫読なんかするな、古典などの良いとされるものをよく読め、という主張だったけど、その論法だとこの本は誰にも読まれないのではないか。

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    2016年05月14日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    近代大衆社会がどのような形で暴走し、どのような形で行き詰るか、その兆候をすばやく察知し、我が国の現状に警告を発したのが、作家の三島由紀夫。三島の言葉を振り返りながら、今の世の中の思考の土壌について考察する。保守とは本来常識人のこと。三島は保守の立場で議会主義を守ろうとした。三島が最大限に警戒したのが全体主義。右と左から発生する全体主義に警鐘を鳴らした。保守とは人間理性に懐疑的であるということ。抽象的なものを警戒し現実に立脚する。保守主義にイデオロギーはない。保守主義の要諦が実はここにある。

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    2016年02月27日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    ネタバレ

    楽屋話の印象を持ちました。読者を意識した鼎談ではなかったように感じました。新書であるから仕方ないのかも知れませんが、説明が足らなくて自分たちの博学さを披歴しているような発言が鼻に突きました。著者の紹介のあとに、「本書の内容は著書個人の見解であり、所属組織とは関係ありません。」と、わざわざ断り書きがあるのを変に勘ぐってしまいました。読んでいて退屈でした。著者のほかの著書に期待しましょう。

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    2016年02月20日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

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    作家、哲学者の適菜 収 氏の著書です。

    三島由紀夫の言葉を引用しながら、著者の考える「保守」を論じる内容となっています。

    本書では冒頭に「保守」の定義、本質として「人間理性に懐疑的である」と述べられていますが、この定義はよく考えられていると思います。腑に落ちました。
    そう考えると世の中の保守派はほとんど真っ当ではないです。

    また、三島が守ろうとしたものは「言葉」であり、「言葉を守ることが国を守る」ことに繋がるということも書かれています。

    私自身、この「言葉」というのもを使う力こそが、政治家の力量と考えています。立法府は法律を作るのが仕事です。法律は言葉での表現ですから。

    本書では、安倍総理や大阪維新の会の橋下氏への批判に多くのページがさかれていますが、彼らの「言葉」が乱れていると感じる場面は多々あります。

    私自身はある部分では「保守」であり、ある部分では「改革」であり、著者の意見に賛同できる部分もあれば、そうでない部分もあります。

    この本は、著者の「保守」視点で一貫性を持って書かれていますので、普段あまり異なった意見を目にする機会が少ない方には視点を広げるよいきっかけとなるのではないでしょうか。

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    2015年12月12日