適菜収のレビュー一覧
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ネタバレ私は盲信への警告と受け取った。信仰の対象は宗教に限らないからだ。さて、本書のテーマは、どうすればより価値の高い人生を送ることができるか、であり、自分を肯定し物事をしっかり捉え誇りを持って実践せよ、が主張だろう。そして、今を精一杯生きるための力を削いでいる元凶としてキリスト教が徹底的に批判されている。現実を認められず逃げるために、様々な話や概念をでっち上げては現実の生を貶めたと。ここで、ニーチェはイエスとキリスト教を切り離して考えている。キリスト教は弟子(特にパウロ)が自分達の都合で書き換えたものであり、イエスが実践して示したことは何も残っていないと。この章が一番興味深かった。ちなみに比較的にま
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三島由紀夫没後45年にあたるということで、注目された三島特集で目にとまった。帯にB層が図解されており、耳新しい言葉だったが、意外にも腑に落ちるところがあって、読んでみた。内容には比較的共感を覚える。民主主義とは、自由とは、平等とは。これまで金科玉条のように、正しいと疑わなかった言葉を、少し下がって考えてみるきっかけを本著は十分に与えてくれる。随所に、三島の著作からの引用が紹介されるのも面白い。例えば、我々は遠い祖先から引き継いできた文化の集積の最後の成果である、というところ。自分の背中に日本を背負い、日本の歴史と文化と伝統の全てを背負っているのだ、という気概。これこそが、本日の行動の本となる。
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Posted by ブクログ
ある人の話を聞いて呆れるより笑ったのは、医者から言われたことは「何か信用でけへん」とか言うといて、そのくせ「みのさんがテレビで言うとったんやて」て言って、何の考えもなくそのとおりにしたんやて。
普通、医者のほうを信じるやろ。
B層って、簡単に言うたら、そんなタイプの人間のことやろ。
でもなあ、A層からD層までの4つの区分って、正直、わかりにくかったわ。
確かにB層と、それを影であやつるA層については具体例をあげてわかりやすかったよ。でもC層とD層の人って、具体的性向とか指向分析とかほとんど書いてないやん。要は最近IQが低くて自分で判断できんくせにデカイ顔してる社会層ってカテゴライズをしたいん -
Posted by ブクログ
B層について著者は、「B層は単なる無知ではない」が、「改革」、「変革」、「革新」、「革命」、「維新」といった言葉に弱く、「永遠に騙され続ける存在がB層です」と述べている。
今回の衆議院選挙で過去最低の投票率だった。しらけムードと受け皿がなかったためと票所に足を向ける意欲をなくした人たちが多かったことを良く表している。
安定多数を確保した自民党。その投手で総理大臣に関して「保守を偽装するグローバリスト。もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りましたと発言。亡国の移民政策なども推進と書かれている。ついでにアベノミックスについては、「出来損ないのお好み焼きのこと」とばっさり切り捨てている。