適菜収のレビュー一覧

  • 日本を救うC層の研究

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    改革とまでは言わなくとも,変えた方がいいものもあるだろう。保守も変化そのものを否定する立場ではないと思う。変化への慎重さ,思慮深さが,昨今のスピード重視やコスパ思考と異なるのだろう。

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     B層は構造改革の目的を知らないし,知ろうともしません。ただ,「改革=新しい=なんだか良さそう」「抵抗勢力=古くさい=既得権益」という程度のイメージしか持っていない。
     郵政選挙では,このB層に向けて「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」といった小泉純一郎のワンフレーズ・ポリティクスがぶつけられました。要するに,問題を極度に単純化し,二択か三択を目の前にぶらさげることで,普段モノを考えていない人々の票を集めたわけです。(p.65)

     つまり,B層は「近代的諸価値を盲信するバカ」なんです。
     彼らは,平等主義や民主主義,普遍的人権などを信仰しています。
     そして,なにをどう変えるのかは別として「改革」「変革」「革新」「革命」「維新」といったキーワードに根無し草のように流されていく。
     彼らは,権威を嫌う一方で権威に弱い。
     テレビや新聞の報道,政治家や大学教授の言葉を鵜呑みにし,踊らされ,騙されたと憤慨し,その後も永遠に騙され続ける存在がB層です。
     重要な点は,B層は単なる無知ではないということ。彼らは,新聞を丹念に読み,テレビニュースを熱心に見る。そして自分たちが合理的で理性的であることに深く満足しています。
     その一方で,歴史によって培われてきた「良識」「日常生活のしきたり」「教養」を軽視するので,近代イデオロギーに容易に接合されてしまう。(p.70)

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    2023年09月10日
  • 日本を腐らせたいかがわしい人々

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    安倍総理(故人)を今さら批判することはないにしても、筆者のいうアベ的なものは未だに残存する。忘れちゃいけない。

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    2023年06月26日
  • ニッポンを蝕む全体主義

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    前半は、全体主義の歴史を鋭く追及し、後半は安倍氏、橋本氏を激しく批判しています。私はこれは後半の批判を先に持ってきて、前半の話の中に安倍総理や橋本徹を入れて書かれた方が分かりやすく、面白いが気がしました。戦前の日本やナチスに代表される全体主義と比べるのが、安倍氏や橋本氏では役不足で分かりにくさを感じました。もし機会があったら、自民党や維新の会と全体主義との考察を読んでみたいです。

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    2022年12月10日
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!

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    「滝悦子のマイブックストーリー」をキッカケに買いました。毎日ちょこちょこ読みました。過去から学ぶことは多いです。

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    2022年11月24日
  • 日本をダメにした新B層の研究

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    言っている事は極めてマトモだとは思うが、他の著作からの引用や特定人物への辛辣な批判(悪口)が大半で、内容の薄い本。

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    2022年11月17日
  • それでもバカとは戦え

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    言ってることはごもっとも.ホントにバカが世の中を牛耳ってる困った世の中なんだけども…読みたかったのはコレじゃなくて,取材,研究に基づく検証的内容だったのよねー.

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    2022年11月13日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    国家や政治の在り方、保守・左翼論壇の潮流などを社会学的な考察を元にその当事者である人間を脳科学的に分析し、ニーチェを始めとした哲学の引用をスパイスにして議論が進みます。対談なので深く考察された世界観などは望むべくもないですが、断片的ながらも様々な展開を楽しむ中で多くの気付きを得ることができました。
    それにしても、適菜収氏の安倍元首相に対する罵詈雑言は品性を疑うレベル、本書の冒頭で人は見かけで判断できるとの議論があったので、適菜収氏の写真を検索したところまさに。。。w

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    2022年08月25日
  • ニッポンを蝕む全体主義

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    第一章から第四章までの歴史や哲学等を引用してアカデミックに全体主義を語るところと、第五章、第六章の維新の会や安倍元首相に罵詈雑言を浴びせるところの落差が激しい。
    前者をもう少し砕けた感じで読みやすくして後者をもう少し上品にした方がバランスが取れて説得力があったように思う。
    まぁ、全体主義であってもその考え方が自分の考えに近ければ嫌悪感よりもむしろ親近感を持ち、自分と異なっていた場合は、本書でいうところの「大衆」は馬鹿にしか見えないだろうなと思う私はやはり「大衆」の一人なのだろうw

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    2022年05月11日
  • 新編 はじめてのニーチェ

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    ニーチェの過激な思想が書かれている。とは言え、キリスト教は邪教、哲学は非科学的な思い込みと斬り捨てるのはわからないでも無い。
    西洋哲学には必ず神という概念が登場するのはキリスト教の世界に、染まった西洋ならではなんだろう、と思う。

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    2022年01月08日
  • 男が30代でやめるべき習慣

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    著者とほぼ同世代の自分。30代ではないけれどこの本で挙がってる「やめるべき習慣」はほとんどもうやってないかやったことないことだった。
    「「群れる・つるむ」のはやめる」とか「「コスパ」と言わない」とか「「紅白歌合戦」を見ない」とか「「行列」に並ばない」とか「「同窓会」に行かない」とかフレーズとしてはうなずけるんだけど、それについて述べてる内容がケチつけてるみたいだったりわざと的をはずしているような感じがしたり自分と同じ偏屈さが垣間見えたりで、根拠や説得力に欠けるのよね。フレーズだけ読んでやめとけばよかった。

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    2021年10月09日
  • 日本人は豚になる

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    20210221 憧れの作家。ずっと前から何を考えていたか理解したかった。小説から読み直して理解していきたい。

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    2021年02月21日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    衝撃的な題名にひかれて読んでみた。
    ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳ということ。
    ニーチェの気持ちはなんとなく分かるが、この人は弱い者には冷たいんだな、というのが正直な感想。

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    2020年12月07日
  • 男が30代でやめるべき習慣

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    『やるべきこと』ばかり考えていると、辛いどころか、現在を無駄にする

    自己を啓発するためには、理想と行動を一致させること。

    型を学ばなければ、型を破ることはできない。デタラメをやるだけなら、『型破り』ではなく、『型なし』である。

    流行に流れるのは、自分の好きなものがわからないということ。

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    2020年11月29日
  • 問題は右でも左でもなく下である ~時代への警告~

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    書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。

    橋下的なものにこの国は支配されていて、もはや止める術もない。日本の終焉は三島のほぼ予見通りに訪れていて、この先500年くらいをかけてゆっくり立て直すしかないと。

    周りを見渡しても著者や自分のように感じる人というのが少数派であることは常日頃感じるところではあるが、これは何も日本だけの話でもなく、キリスト教的価値観なのか、ヘーゲル的な価値観なのか、新自由主義的なものなのか、大きなシステムの欠陥としか考えようがない。

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    2020年08月23日
  • 国賊論

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    相変わらずの毒舌ですね・・
    経済的にはネオリベ、国内的には「美しい日本」路線、内実は対米従属・・ それでも国民が安倍自民を支持しているのは「一貫した論理より,その場しのぎの経済安定」を選んでいるからのように思います。そういった意味で国民を引っ張るリーダーではないかも知れませんが、ある意味空気を読む能力はあるのでしょう。その割に自分の身の回りのガードは甘いようですが・・・
    安倍ファンが読んだら目をむいて怒りそうですが、これも一つの現実として一読には値すると思います。

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    2020年04月27日
  • ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒

    mac

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    弁えるべきは

    一部ご紹介します。
    ・人間の真心がそのまま相手に通じると思うべきではない。人の心は、どんなに親しい友人の間柄でも、長年の付き合いの仲でも、お互いに解らない部分を残しているものだから。言葉はそれを繋ぐ橋。橋を使えるようにする設備が作法。躾とは、身を美しくするものなのだ。
    ・青年は、人間性の恐ろしさを知らない。市民の自覚とは、人間性への恐怖から始まる。互いに互いの人間性の怖さを悟り、煩雑な手続きで互いの手を縛り合う。
    ・革命とは、現在より未来を優先させる考え方。未来社会の無謬性を信じれば、行き着く先は「欲しがりません勝つまでは」だ。
    ・どんな自由な世界が来ても、たちまち人はそれに飽きて、階段をこしらえ、自分が先に登り、人を後から登らせ、自分の目に映る景色が下から登ってくる人の見る景色よりも幾らかでも広いことを証明したくなるに違いない。われわれは、その階段をいかに広くしても階段を欲しいという人の欲求を無くすまでには至らないだろう。
    ・伝統や慣習、過去の事例を重視するのは、理性の暴走を防ぐため。そして未来へ繋ぐため。
    だからこそ接点である現実を重視する。
    ・家族を始めとする中間組織を重視するのは、理性の暴走を抑えるための緩衝材を必要とするからだ。
    ・現実には、漸進主義の採用が望ましい。慎重な改善を求め、実行することだ。
    ・動物の行動は合理的だが、人間の行動は合理的ではない。人間の行動には、情念や慣習が大きく関与しているからだ。
    ・正常な思考を維持すれば、狂った社会では狂人扱いされる。だからこそ、「理性」「抽象的概念」「イデオロギー」を疑う必要があるのだ。

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    2022年09月30日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    最後までわからんちんなところがありました。
    ニーチェ当人もそして適奈先生にも自明のこととして
    それを素通りして、阿呆な俺が残されるという状況だ。
    何故なんだろうな。

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    2019年11月22日
  • 日本共産党政権奪取の条件

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     さすがにところどころ話のかみ合わないところも出てくるが、適菜さんの話の持って行き方により、共産党の考え方もすべてがすべて悪くはないと思ってしまう。そこはうまい、だからこそ安部シンパにはとことん嫌われているんだろう。

     何が良くて、何が悪いのかなど人一人一人の考え方からすれば無限にあることだろう。その中からこれが大切というものを選び出すプロセスにどうしても偏りすぎてしまうのがいけないのかもしれない。

     

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    2019年11月06日
  • ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒

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    ・さすがに読んでいて気分がいいものではない。この本を読むのもB層の人たちを想定しているのか?
    ・B層をひとくくりでまとめてしまう事にも危険を感じる。それこそ、読者を思考停止にさせるものではないか。

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    2019年08月12日
  • 遅読術

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    速読が流行る世相の中、もっと大切なもの、特に古典として時間の試練に耐えてきた作品に接しましょうというのはよくわかる話。そうでないものを、あまりにも一刀両断にするので、ちょっと苦笑したけど。『ニーチェとの対話』とか、本書を読んで、「あ、俺も読んでみようかな」という本を知ることができた。だから、じゅうぶん楽しく読んだと思うんだけどさ。微妙に斜に構えてしまうのは、今の世相をスパっと斬る返す刀で、表紙のイラストが別のものに迎合しているように見えちゃうことによるんだろうなぁ(苦笑)。

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    2019年06月21日