適菜収のレビュー一覧
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タイトルと異なり、B層の検討にページが割かれておりますが、また、他の本で書かれたことが繰り返されていますが、なかなか迫力のある展開で興味深く読めました。Posted by ブクログ
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ゲーテの言葉を借りながら、言うところのB層、そして、B層を利用している層によって動かされる社会の行き着く先がどこにあるのかを論じるもの。186頁、128頁、161頁、168〜177頁辺りが私の職業とも関わり、検討を要するな、と。157頁、私には分かりにくい。
なんにせよ、興味深い。Posted by ブクログ -
B層が日本最大の権力者となった現在、ニーチェの予言した大衆社会の最終的な姿が現れている、とするもの。キリスト教と民主主義の関係への言及など、参考になる視点が多く提供されていますが、よく考える必要があると思っています。何れにせよ、久しぶりに知的好奇心を掻き立てられる本でした。Posted by ブクログ
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現代の問題点をゲーテの引用を用いて痛快に表現している本です。
「B層」(定義はご一読ください)批判がメインですが、この「B層」というカテゴリ分け、表現の仕方は妙に納得感があり、最近の社会に感じる違和感がクリアになりました。
ただ、自分が「A層」だと思って読み進めると痛快なものの、「B層」戦略に多...続きを読むPosted by ブクログ -
最近は知らない事がエライ、知らなくて何が悪い、みたいな風潮があって、正にこの本に書かれているような事が身近に感じられます。外で働いていても、お金払ってるこっちがエライんだ的な振る舞いをする人がいるし、とにかく品や知性を感じる人よりもそんな風な下品な連中の方が幅を効かせている。こんな世の中を変えていく...続きを読むPosted by ブクログ
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1.ニーチェが生前ドイツで活躍した事実はない。
2.ニーチェはすべての権威を否定きていない。
3.ニーチェは相対主義者ではない。
4.ニーチェは無神論者ではない。
5.当時、神の権威を否定するのは命がけの行為ではなかった。
6.ニーチェは社会的弱者を否定していない。
7.ニーチェの概念は、後年のナチ...続きを読むPosted by ブクログ -
ニーチェ、はじめてじゃないけど読んでみた。わかりやすい本。「人間が平等なわけないじゃないですか。」ニーチェの哲学に触れると、何かいつもスカッとする笑。Posted by ブクログ
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社会を知るために読みましたが、どこかで疑問に思っていたけど、そのまま考えずに流していたことが、少し解消されました。
B層とか、発想が面白いし、とてもよかったのですが、どんな考え方も真っ向から信じてしまうといけない気がするので、あえて星4つで。Posted by ブクログ -
「B層」とは何か。
著者のツイートにもよく出てくる「B層」という言葉が気になったので手にした本。
読み進めていくと、最近の露骨な印象操作の話などを
ゲーテの言葉を交えながら解説している本。
普段読んでいる本とは違う性質の本だったので新鮮だった。Posted by ブクログ -
ニーチェの言葉を引用しながら
「B層」と言われる人たちによる現代社会を批判している本。
前作の『ゲーテの警告』とセットで読むことをオススメします。
今、なんとなく社会に違和感を感じている人は一度目を通してみたら新しい発見があるかも。Posted by ブクログ -
サブタイトルにある「B層」が本書のキーワードです。現在の日本において大衆だけでなく知識人・マスコミ、果ては政治家までが「B層化」していることの危険性を、ニーチェの思想のエッセンスを織り交ぜながら文字通り警鐘しています。Posted by ブクログ
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谷垣総裁に読んでもらいたい。笑
是非ともマスメディアを利用しまくって政権を奪還するしか、ないんじゃないかと思う。
民衆、女こどもの考えを政治にもってきてはいけない。
民主主義は危ない。
やっぱり頭のいい人達に日本を担って貰わなきゃいけないなあと思いました。
公務員の給料もっと上げればいいの...続きを読むPosted by ブクログ -
『やるべきこと』ばかり考えていると、辛いどころか、現在を無駄にする
自己を啓発するためには、理想と行動を一致させること。
型を学ばなければ、型を破ることはできない。デタラメをやるだけなら、『型破り』ではなく、『型なし』である。
流行に流れるのは、自分の好きなものがわからないということ。Posted by ブクログ -
書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。
橋下的なものにこの国は支配され...続きを読むPosted by ブクログ -
一部ご紹介します。
・人間の真心がそのまま相手に通じると思うべきではない。人の心は、どんなに親しい友人の間柄でも、長年の付き合いの仲でも、お互いに解らない部分を残しているものだから。言葉はそれを繋ぐ橋。橋を使えるようにする設備が作法。躾とは、身を美しくするものなのだ。
・青年は、人間性の恐ろしさ...続きを読むmac -
さすがにところどころ話のかみ合わないところも出てくるが、適菜さんの話の持って行き方により、共産党の考え方もすべてがすべて悪くはないと思ってしまう。そこはうまい、だからこそ安部シンパにはとことん嫌われているんだろう。
何が良くて、何が悪いのかなど人一人一人の考え方からすれば無限にあることだろう。...続きを読むPosted by ブクログ -
・さすがに読んでいて気分がいいものではない。この本を読むのもB層の人たちを想定しているのか?
・B層をひとくくりでまとめてしまう事にも危険を感じる。それこそ、読者を思考停止にさせるものではないか。Posted by ブクログ -
この本は、いわゆる「B層」の行動原理等について書かれたものです
前著「ゲーテの警告」と似たような部分が多いのは、まあ同じ内容を書いているのですから仕方ないかと思います。
前著も「本書の目的」として書かれた項目からぶれまくっていましたが、本著は同様です
そもそも目的が何かという明確なものがなく、単...続きを読むPosted by ブクログ