【感想・ネタバレ】日本共産党政権奪取の条件のレビュー

あらすじ

日本共産党とは相いれない部分も多い。私は、共産主義も新自由主義と同様、近代が生み出した病の一環であると考えているからだ。
日本共産党が政権を取る日は来るのか?
本書で述べるようにいくつかの条件をクリアしない限り、国民の信頼を集めるのは難しいと思う。そこで、私の失礼な質問にも、やさしく、面白く、かつ的確に応えてくれる衆議院議員で日本共産党大阪府委員会副委員長の清水忠史さんとわが国の現状とその打開策について語った。
――――保守主義者・作家 適菜 収

作家・適菜収氏との対談は刺激的であった。保守的な論壇人としてのイメージが強く、共産主義に対して辛辣な意見を包み隠さず発信してきた方だけに、本当に対談が成り立つのだろうか、ともすればお互いの主張のみをぶつけ合うだけのすれ違いの議論に終始してしまうのではないかと身構えたのだが、それは杞憂に終わった。
――――共産主義者・衆議院議員 清水忠史

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Posted by ブクログ

割と良く読んでいる適菜収氏の対談本。共産党党大阪府委員会副委員長の清水忠史氏と。清水氏は(元松竹芸能の漫才師らしい)共産党のイメージが少し変わるキッカケになる本だと思う。政治は理想を当て嵌めるとおかしくなっていく。"「正しい社会」より「楽しい社会」を目指すべき"(適菜)という言葉には共感した。"政治家は政策ではなく品性で選ぶべき。"ソクラテスと泥棒2人なら泥棒の意見が通るのが多数決。"などなど。オレも品性大事やと最近特に思う。好きになる人は品があると思う。

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2019年12月04日

Posted by ブクログ

 さすがにところどころ話のかみ合わないところも出てくるが、適菜さんの話の持って行き方により、共産党の考え方もすべてがすべて悪くはないと思ってしまう。そこはうまい、だからこそ安部シンパにはとことん嫌われているんだろう。

 何が良くて、何が悪いのかなど人一人一人の考え方からすれば無限にあることだろう。その中からこれが大切というものを選び出すプロセスにどうしても偏りすぎてしまうのがいけないのかもしれない。

 

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2019年11月06日

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