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私は性格的に学問的にも保守思想(すなわち近代的理念・理想・理性・合理主義に対する懐疑的な姿勢)に馴染んできたので、
右翼や左翼、要するに理想主義者とは相容れないところがある。
未来にせよ過去にせよ、理想郷を設定するのが不可能な時代に生きているということを自覚できない時点で、やはりそれは弱者の思想だと思う。
その前提の上で、半ば自嘲気味に、あるいは戦略的に右や左を演じている人々は面白いし、場合によっては知的な刺激を受けることもある。
本書で扱うのは彼らではない。
「下」である。
右翼の底辺「右下」もあれば、左翼の下層「左下」もある。
橋下という政治家もいた。
Posted by ブクログ 2019年03月12日
今回も著者の本は相変わらず難しかったが面白く読んだ。政治のことは正直不勉強で分からないがおそらく言ってることは正しいのだと思う。直感で。これからは分からないことを知った上で謙虚に学んでいきたいと思う。馴染むために古典を読みたい。あと世の中をよくしようとすると人間は間違うことがあるが、世の中を楽しくし...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月23日
書名から格差問題について扱った話かと思ったが、それよりも特に政治のレイヤーにおいて右や左という議論がもはや無効化していて、下に落ちているという論考。後半はエッセイ的な文章もあり面白く読めるが、著者が年間で300日くらい寿司を食べるなど、徹底性の高い方なのだと感じた。
橋下的なものにこの国は支配され...続きを読む
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