ニッポンを蝕む全体主義

ニッポンを蝕む全体主義

924円 (税込)

4pt

3.3

近代の大衆が生み出したイデオロギーが、「全体主義」である。
困難と義務を放棄した“できそこないの個人”が全体主義社会を望むのだ。
20世紀のナチスやソ連、現代では中国などが全体主義国家として挙げられるが、
むしろ日本の症状のほうが深刻だと著者は警鐘を鳴らす。
そもそも「自己欺瞞」によって近代を受け入れた日本は、
全体主義に対峙すべき「保守」が根付かなかった。
そこへ、合理性と効率性を追求するグローバリズムと社会の分断を煽る
新しいテクノロジーが浸透し、人間性の抹殺が日々進んでいる、と。
我々に残された対抗手段はあるのか? ニッポンを蝕む全体主義の正体を暴く。

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ニッポンを蝕む全体主義 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    相変わらずの「適菜節」ですね。
    近代人はそれまでの制度や束縛から解放され「個人」となることができたが選択の責任に耐えられず、「世間」に無条件で従い日和見主義的な政治家を支持する・・ 確かに最近ごく少数の政治勢力のリーダーを除くと政治家の「顔」が見えにくくなり、数の上での民主主義を成立させるための「そ

    0
    2022年06月24日

    Posted by ブクログ

    前半は、全体主義の歴史を鋭く追及し、後半は安倍氏、橋本氏を激しく批判しています。私はこれは後半の批判を先に持ってきて、前半の話の中に安倍総理や橋本徹を入れて書かれた方が分かりやすく、面白いが気がしました。戦前の日本やナチスに代表される全体主義と比べるのが、安倍氏や橋本氏では役不足で分かりにくさを感じ

    0
    2022年12月10日

    Posted by ブクログ

    第一章から第四章までの歴史や哲学等を引用してアカデミックに全体主義を語るところと、第五章、第六章の維新の会や安倍元首相に罵詈雑言を浴びせるところの落差が激しい。
    前者をもう少し砕けた感じで読みやすくして後者をもう少し上品にした方がバランスが取れて説得力があったように思う。
    まぁ、全体主義であってもそ

    0
    2022年05月11日

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