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Posted by ブクログ
本書では、『大人の読書』について書かれています。
安易に答えを求めるのではなく、先人の思考回路をたどり直し、真っ当な価値判断を身につけなければなりません。
また、『子供の読書』が知的武装により、自己を正当化するものであれば、
『大人の読書』は読書により、武装を解除しなければならない。
軸は自分で作るものではなく、歴史にある。その歴史にある軸に自分を合わせていくこと。そのために大人の読書は必要です。
そのためには古典を読むことが推奨されています。
そもそもら古典とは何か?
どんな古典がおすすめか
具体的な読み方なども本書で言及されています。
最近読む本には「自己から離れる」「先人や過去から学ぶ」「疑う」「思考回路をたどる」など多くの共通点が書かれています。古典の古くさいイメージも本書で払うことができたので、毎月一冊は古典を読むようにしたいと思います。
Posted by ブクログ
真っ当な"世界"で暮らす
偉大なもの、崇高なものは、それを教えてくれる
家畜として死ぬより、人類が到達した場所から、思考回路と眼により世界を再構築する
読書とはそういうものです
「たとえ、世界が全体として、いくら進歩したところで、若者は、やはりいつの時代にも、最初の地点から出発し、個人として世界文化の進化の過程を順を追って経験していく以外にないのだ」
ゲーテとの対話より
Posted by ブクログ
20180517 この作者の考え方を理解したくて読みやすいところから読んでみた。自分の意識に壁を作るというは無いと思っていたのだが人の意見を読めばやたら壁ばかりと気づく。この本で気になった本から又読んでみようと思うあ。
Posted by ブクログ
古典的名著を読み、偉人の思考回路に学ぶ事の重要性を著者は訴えている。
それは今を生きる事の前提条件であり、さもなければ人間は取り返しがつかない事になると。
なるほどと思う反面、著者の読書活動や執筆活動が必ずしも、知的行為や生産的行為として結実するとは限らないのではないか、との反発も覚えた。
因みに著者のイチオシは『ゲーテとの対話』です。
Posted by ブクログ
著者の言わんとしていることは、非常にわかるし
納得できるところもあります。
読書することの大切さ。その中でも古典や古典的な良書
を読むことがとても重要であること。
それをしてこなかった人は、幅というか奥行が感じられない
人になっているようなことも感じることが多々あります。
また、ある程度上位の人でも、少し幼稚な部分や身勝手で
話し方や内容が浅はかな人もいるのは確かだと思います。
ただ、ちょっと攻撃的すぎる文書や、その文体が逆に
そういう残念な人の口調と大差がないと思われるところ
が非常に残念ですし、読んでいて少し気分が悪くなります。
Posted by ブクログ
「安易な正解に甘んじてんじゃねぇ」みたいなことが章の終わりに「まとめ」で箇条書きされてるのが自己矛盾的で面白かった。編集者と色々あったんだろうなー