あらすじ
23年春の統一地方選で躍進した日本維新の会。
裏金問題で揺れる自民党を横目に、国政の場でも「第3党」からさらなる勢力拡大を目指していると言われています。
私たち国民の目には、あたかも自民党でも立憲民主党でもない、勢いのある「第三の選択肢」のように見えてしまうところですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
本書は、これまで何度も同党の危険性について警鐘を鳴らしてきた著者が、同党の「実績」や、設立メンバー・所属議員らの過去の発言や不祥事を、報道をもとに振り返り、「国や自治体を任せても大丈夫な政党なのか」を問うものです。
聞こえのいい政策から少し距離を置いて、冷静な目で日本の政治を見つめ直すきっかけとなる一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地方議員の犯罪の多さに驚いた。確かに立憲民主党はひどいイメージの傍ら維新は清新なイメージだけど、大阪都問題然り、旧文通費然り、枠組みである統治機構再編で大きな話をしたり、枝葉の話に躍起になったりで、第三の選択肢には到底なり得ない。
この本を読んで、その不信感に共感!
Posted by ブクログ
殺人未遂に児童ポルノ、公然わいせつ、脅迫、詐欺。差別発言とパワハラ・セクハラ。選挙違反や署名偽造…所属議員などが犯したことの数々。疑惑のデパートならぬ不祥事の見本市。こうして並べられるとさすがにあきれる。台頭したのにはメディアも加担。論点ずらしに突っ込みは入れず、プロパガンダを広げる。支持が増えるのも誰かのシナリオか。都構想という名の大阪市解体計画は住民投票で否決され、なんとか市民の良識が勝った。それでも、まだまだ人気は底堅い。日本を解体する日本人の選択がなされぬように祈る。