白井聡のレビュー一覧
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オーディオブックで拝聴。
20世紀で終わったと思ってたマルクス主義。だが資本主義の仕組みを紐解いたマルクスの資本論は、新自由主義隆盛の現代であっても、色褪せない部分があるというのはよくわかった。
難解な資本論を現代のグローバリズムの課題と照らし合わせながらわかりやすく説明しているのがこの本の凄いところだと思う。
とはいえ筆者も資本論のすべてをこの本で説明できているわけではなく、意図的にピックアップして取り入れているとも言っているので、これを読んで資本論をわかった気になってはいけないのだろう。
いや、それにしても資本主義(資本制)って本当に複雑で制御不能な代物なんだなと痛感。
ただ -
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日本戦後史論 内田樹×白井聡
白井氏の提唱する永続敗戦レジームなどの新しい概念があり、面白かった。日本は、歪な戦後史を辿っているという認識のもと、現代の諸問題を読み解いていく。戦後、アメリカの冷戦対応に伴い、日本は戦前の官僚体制を温存したまま、戦後を迎えた。そして、東条英機をはじめとする戦犯の首を挿げ替えただけで統治機構を温存させたまま戦後レジームが形成される。その際、白井氏が「敗戦の否認」と呼ぶような、敗戦へのごまかしを進めてきた。ごまかしとは何かと言えば、日本は米国に負けたという感覚を少しずつ減らしていくというもの。これはなるほどなとも思ったのであるが、普通、戦争に負ければ臥薪嘗胆として -
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"かつて、「戦前の国体」が崩壊の最終過程を驀進していたとき(つまり、十五年戦争の末期)、特権階級以外の国民の命は限りなく粗末に扱われ、あたかもそれは如何様にも処分可能なモノであるかのようだった。
今日、それと全く同じ状況が生じているわけではもちろんない。(略)" 180ページ
ここを読んで、ヒーっとなった。「全く同じ状況が生じている」ではないか。
そうか、今は「戦後の国体」の崩壊の最終過程なのだな。そのことは何回も別の箇所で書かれている。「戦後の国体」が崩壊するのは良いのだけれど、その後に何が現れるのか。最悪なモノの後には、よりマシなものが現れて欲しいのだが。なんか -
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ネタバレ武器としての「資本論」。 昨年出版された際に丸善で平積みされている際の真っ赤なカバーと強いメッセージ性を感じられるタイトルですごく気になっていた本。 気になった瞬間には、ちょっと難しそうだな、と自分の弱さが出てしまって手が伸びなかったのですが、今年のゴールデンウィークまとめ買いの際に改めて購入した本。 難しかったけれど、読んでよかった。
マルクス「資本論」という難しい書籍を、著者独自の観点で解説してくれている本。 第1講 「本書はどんな『資本論』入門なのか」 の部分にわかりやすくまとめられているので、いきなりですが抜粋引用です。
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私なりの『資本論』の読み方、「 -
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なぜ日本の政治はこんなにもダメなんだろう、コロナ対応も他の先進国に比べて遅れてるし、安倍氏も菅氏も、語ることに何の真摯さも感じられない。野党は批判のための批判しかしてないように見えるし。
子供の頃ってもっと日本は先に進んでなかったっけ?今となっては明るい希望は何も見えない。政治家なんて誰がなっても同じとしか思えないし、古狸たちが未来のことなどおかまいなしに、利権にまみれてるだけ。何でこうなのか、そう思って本書を手に取りました。
永続敗戦論、菊と星条旗を読んでいないと、深くまで理解できていないかもしれないが、戦後の国体が今なお続いている、というのが今の状況の原因ということなのだろう。
憲法上戦争 -
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つまるとこる、階級闘争、といってもいわゆる共産主義で言うところの革命、ではないように思うが、それによって資本制=新自由主義から自らを引き剥がさない限り、いつまで経っても、結局のところ死ぬまで、資本家に搾取され続ける人生で終わってしまうよということを言っているのかな。
たしかに、もう世界は、アメリカと中国とこの二国が「戦争」をやってどちらがパイを増やすのか、あれっ中国って共産主義ではなかったのか?というのはもう今更愚問なのかもしれないが、結局どちらが勝っても大国が、大資本家が、我々小市民をこれでもかこれでもかと、生産性をあげさせ続けるところに回帰していくものなのかもしれない。
早く、12億く -
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- パトリオットかつコスモポリタンであることを目指す
- 次は勝つために徹底した敗因分析が必要
- 日本は敗戦を否認した
- 中国への負債感を抱える日本
- ゴジラは近代化により抑圧されたものの象徴
- 日本人にはリセット願望がある
- 本土決戦すれば天皇制は廃止されていた。本土決戦派は実はそれを望んでいた
- 日本のモデルはシンガポール
- 政府の長期的政策は都市一極集中で地方は棄てる
- 対米従属を通じて対米独立を求める日本=のれん分け
- フランスヴィシー政権は対独協力政権であり枢軸国
- フランスの移民や極右の問題は敗戦の否認
- 韓国は発展したけど住みにくいか -
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2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
指針というかメッセージ集です。
前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部分は非常に
心に残る内容です。
20人の人からの言葉のなかで、一番よかったなあと思うのが、今回は平川さんでした。
昨年の8月と現在(2021年1月)とはまたフェーズが
変わってきているコロナの状態ですが。
やはりいろいろな矛盾が表出してきているなあと
思います。
たしかに、自分の息子も含めて、若い人 -
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ネタバレ白井聡氏の著作「国体論」に興味をもったものの、専門的な内容のため断念。本書は内田樹との対談形式で読み易くなっている。戦後日本を貫く呪縛。「対米従属を通じての対米自立」「敗戦の否認」「永続敗戦の構造は戦後の国体」 もちろん、いずれの敗戦国も敗戦の否認を行ってきたのであるが、日本とフランスは戦後の症状が重い。日本では戦争を指導していた人たちが戦後、ふたたび支配的な地位に留まり続けたことが歪みを生んでいる。親米的雰囲気は、かなり人為的に作られていった部分が多い。戦中派は明言しないものの、アメリカに勝つ!という目的を共有しており、代替戦争としての経済競争があった。戦後生まれが支配的となった現在、目的