白井聡のレビュー一覧
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「ニッポンの正体」2022年版。沈着冷静な学者と思っていた白井聡は実に熱い男だった。周りの怠惰を溶かすほど活躍してくれ。勉強になった。2024年版も必ず読む。Posted by ブクログ
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audible 。白井聡さんのマルクス入門書? 難しいけど大切なことだ。世の中では「包摂」という言葉がさも大事なこととして使われるが、働く者を取り込む資本の側が都合よく使うことには抵抗しなくてはならない。有名なトヨタのやり方がどれほど労働者を苦しめていることか。
もっと勉強しよう。Posted by ブクログ -
むずいぃぃ
しかしなるべく分かりやすく書こうとしていることが伝わりました。
資本の他者性
資本とは人間にとって味方ではなく他者である
つまり、人間が幸せになるために存在している訳ではないということ
ただただ無限の価値増殖だけを目的にしている
そして私達人間はいつのまにかその目的の手段となっている
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このお2人の対談本は続けて読みました。ナチス占領下のフランス・ヴィシー政権に関連するエピソーや、アベ政権にまつわる諸々などが印象に残る本でした。
1年延期して開催した東京オリンピックも無駄でしたし、大阪万博も同様でしょう。
薩長政治に対する恨みつらみも分かりますが、やはり長いだけだったアベ政権、褒め...続きを読む -
ほぼ同じ頃に出版された「鵺の政権」と比べ勉強になった朝日新書。熱い白井聡と大人の内田樹の対談だ。
「5章日本社会の何が“幼稚 „か」で語られる教育の問題に共感したり反省したり。久しぶりに教師であった自分のことを振り返り、考えさせられた。
お二人の熱さとクレーバーさのホンのわずかでも自分にほしい。Posted by ブクログ -
『資本論』を解説しつつ、マルクスの分析した「資本主義とはなんたるか」を解いた一書。もちろんマルクスの思想全体を網羅したものではないが、資本主義の本質をめちゃめちゃ分かりやすく伝えてくれている。終盤、資本主義への憤りと、資本主義に包摂されている(己れを含めた)地球があまりに哀れになり涙した。やはり資本...続きを読むPosted by ブクログ
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資本論の入門として勉強になったが、著者の思想が影響された部分もあるので(思想自体を否定する意味ではない)この一冊で満足せず客観的に社会の遍歴を分析し、これからについて考えようと思えた本でした。Posted by ブクログ
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ちょくちょく資本論やマルクスに触れた書籍に触れた中で本著は
資本主義を巡る歴史的経緯の中で昨今取り沙汰される問題へのレンズとしてのマルクス思想のあり方を
少ない紙幅の中で躍動的に記述しきっていて、同著者の他作品やマルクス関連本への中途に読むにはありがたいものになっている。Posted by ブクログ -
講談社新書の100ページ+αで思想がわかる「今を生きる思想」シリーズのマルクス編。
このシリーズは、最初、そんなページ数じゃあ無理だろうと思ったのだけど、これまで読んだフーコーとアーレントはどちらもなかなか秀逸だった。今、資本主義について考えているので、そんな関心からマルクスを読んでみる。
本は...続きを読むPosted by ブクログ -
めちゃくちゃ分かりやすい。本自体薄いのに内容はとても濃い。
簡単すぎないので、斎藤幸平『ゼロからの『資本論』』や白井聡『武器としての「資本論」』のあとくらいに読むと、良い具合に脳みそが鍛えられそう。
ラストの章は、ザ・白井聡。
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マルクス入門書としてのNo. 1クオリティ。
文章も平易で、切り口、白井節感じるアイロニー、引用文献のいずれをとってもセンス抜群。
マルクスってなに?という人に読んで欲しい一冊。
中高生でも読み切れる内容。Posted by ブクログ -
ネオリベによる魂の包摂を防ぐためには、感性の再建が必要。美味いものを食い、美しいものを見る権利があると信じること。
産業革命がイギリス料理をまずくした。Posted by ブクログ -
『永続敗戦論』の、その先へとあるが、まさに『永続敗戦論』の要素をふまえているので、著者の主張の総まとめがコンパクトにまとめられていて、1冊目コレでもいいのではと思う。
『戦後レジームからの脱却』をとなえた安倍晋三は、実際には「戦後レジームの死守」とも呼ぶべき政策を強行してきた。本当の意味での「戦後レ...続きを読むPosted by ブクログ