白井聡のレビュー一覧
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まえがきに掲載されている「寄稿のお願い」で書かれている通りに、書かれていることは、一人ひとり違った切り口の「ポストコロナ期を生きるきみたちへ」のメッセージ。
本当に私が中高生だったら、偶然にでも見つけて手に取って欲しい。手に取れるところに存在して欲しい。
政治学者、疫学者から宗教学者、そしてアー...続きを読むPosted by ブクログ -
武器としての「資本論」。 昨年出版された際に丸善で平積みされている際の真っ赤なカバーと強いメッセージ性を感じられるタイトルですごく気になっていた本。 気になった瞬間には、ちょっと難しそうだな、と自分の弱さが出てしまって手が伸びなかったのですが、今年のゴールデンウィークまとめ買いの際に改めて購入した...続きを読むPosted by ブクログ
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永続敗戦論の”その先”とあるが、”永続敗戦論”からの展開としては一冊の本にするには少し寂しい感じもするが、非常に鋭い現状分析にはやはり唸らされるPosted by ブクログ
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ポストコロナ期という題名が気になって読んでみた。
いろんな著者の考えを知れて興味深い。
権威にただ従うだけではダメなこと
自分の頭でよく考えること
周りの空気に流されなくてもいいこと
が、いろんな立場の著者から述べられている。
わかっていても難しいんだけどね、というのが
大人になってしまった自...続きを読むPosted by ブクログ -
つまるとこる、階級闘争、といってもいわゆる共産主義で言うところの革命、ではないように思うが、それによって資本制=新自由主義から自らを引き剥がさない限り、いつまで経っても、結局のところ死ぬまで、資本家に搾取され続ける人生で終わってしまうよということを言っているのかな。
たしかに、もう世界は、アメリカ...続きを読むPosted by ブクログ -
資本主義の前提条件とは?
日本の資本主義はいつ始まったか?
階級闘争は続いていて、労働者階級は負け続けている
資本制度の中で働いていると、人格までそのしくみに侵されていく 包摂
能力、スキルを人間の価値と思ってしまう
人新世の資本論も合わせて読んで欲しい
特に就職前、あるいは勝ち組とか負け組の...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。資本主義について考えることは広い意味で生き方を考えることと同じ。資本に呑み込まれないようにするには「人間の基礎価値を信じること」だと著者は言う。この考え方は重要。Posted by ブクログ
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- パトリオットかつコスモポリタンであることを目指す
- 次は勝つために徹底した敗因分析が必要
- 日本は敗戦を否認した
- 中国への負債感を抱える日本
- ゴジラは近代化により抑圧されたものの象徴
- 日本人にはリセット願望がある
- 本土決戦すれば天皇制は廃止されていた。本土決戦...続きを読むPosted by ブクログ -
2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
指針というかメッセージ集です。
前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部...続きを読むPosted by ブクログ -
白井聡「武器としての資本論」が面白かったのでこちらも。永続敗戦論で書かれていた対米追従”永続敗戦レジーム”の話を縦軸に、日本の様々な問題に触れていく構成。
先日見た「三島由紀夫vs東大全共闘」で、両者は右翼と左翼で水と油かと思いきや実は共通の敵(嘘だらけの日本)がいたという展開があったが、ここでも...続きを読むPosted by ブクログ