白井聡のレビュー一覧

  • 日本戦後史論
    戦後日本の政治的論考を、ウチダ先生と『永続敗戦論』の白井聡先生が対談形式で行った、非常に刺激的な本。近年表面化している様々な政治的な問題は、ここ何年かの文脈で読もうとすると誤読してしまい、きちんと1945年(あるいは、それよりももっと昔)から丁寧に経過を追って読んでいかないと読み解くことは難しいので...続きを読む
  • 属国民主主義論―この支配からいつ卒業できるのか
    内田センセーの第五章の身体性の回復についてだけはオモロかった。
    ※つまりあとはいつものお話なので…/(^^ゞ
  • 転換期を生きるきみたちへ
    これからを生きていく人へ贈るメッセージ。

    日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    目もくらむようなスーパー秀才エリートだった人たちが、声をそろえてもはや反対することができない空気があったと言っている。ドイツ語で日記を書けるような、言葉を自由自在にあやつることができるエリートたちが、一億人の運命を左右するような決めごとを、最後には言葉でなく空気を読んで身を委ねたと語っている。

    ...続きを読む
  • 戦後政治を終わらせる 永続敗戦の、その先へ
    包摂→排除→再包摂の政治を取り戻すために、排除された側の憤りに共感を示していかなければならないと思いました。
  • 属国民主主義論―この支配からいつ卒業できるのか
    1章 さらに属国化する日本の民主主義
    2章 帝国化する国民国家と霊性
    3章 コスパ化する民主主義と消費社会
    4章 進行する日本社会の幼稚化
    5章 劣化する日本への処方箋

    当たり前のことを言ってるのに,当たり前ではなくなっている日本社会では,希少な意見である.
  • 戦後政治を終わらせる 永続敗戦の、その先へ
    前作の「永続敗戦論」読んだ時には、こんなに話題になるとは思っていませんでした。この本は、前書きにも書かれていましたが「永続敗戦論」の続編という位置づけになります。

    本当だったら、選挙前に読んだほうが良かった本なのかもしれない。今思うと。
    でも、今からでも遅くはないです。本当にもう、自分の頭で考えな...続きを読む
  • 日本戦後史論
    内田樹さん、白井聡さんの対談。まだ『永続敗戦論』を読んでないのですが、これも話題になってることと、内田さんとの対談ということで読みやすいかと思い、読んでみた。とにかく、気持ちが暗くなる。日本人が、気持ちのどこかで破滅を願っているとか。そういうひとが確かにいるのかどうか、数はどれくらいいるのかとかはわ...続きを読む
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

    いまいち。

    精神病に関する記述については、実につまらん、と言うしか無い。まだ、読んでる途中だが。つまらなくて読み続ける気が失せる。
    著者は精神病棟の実際を知らないんじゃないのかな。私は中にいたけど、患者として。その経験から言うとこの人は実際を知らない。
  • 自民党という絶望

    石破さん・・・。

    石破さん、こういう安直なプロバガンダ本に名を連ねるのは、数少ない支援者にとっても、気分の悪いものです。自ら腐している党内でどんなヴィジョンを語っても誰も聞いてくれなくなりますよ。

    全てを否定はしませんが、与党の腐敗を言うなら、野党の税金泥棒振りもチャンと書いてください。

    ここに書かれている事が全...続きを読む
  • 集英社新書創刊20周年記念小冊子(試し読み付)
    荒木飛呂彦先生の他の連中が臭い臭い
    一応は中身を確かめてみたけど、他の人は読まなくていいよ?
    無駄だ