白井聡のレビュー一覧

  • 武器としての「資本論」

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    ネタバレ

    絶対マルクスの資本論を読めない私でも面白く読めた。
    続編出ないかなぁ。

    富と商品は違う
    アダムスミスとマルクス

    商品を増やしても富が増えるかは別

    資本主義による包摂
    形式的包摂から、実質的包摂
    この包摂は終わりがなく、私たちは魂まで包摂されるのでは

    資本主義の内面化
    かつては、「ハマータウンの野郎ども」、デコトラのように、労働者階級にも自分たちの階級への文化、誇り、愛着があった。そこから、駆け上がることは目標憧れであり、しかし嫌悪すべきことで葛藤があった。
    しかし、現代の我々は階級を駆け上がることを肯定的にしか捉えていないのではないか。

    スキルがないから低賃金 低賃金だから価値が低い

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    2026年02月08日
  • 武器としての「資本論」

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    マルクスの資本論に関して、噛み砕いて説明している。非常にわかりやすい。

    冒頭の満員電車で30代サラリーマンが必死に資本論を読んでいたというエピソードが、どうも頭から離れない。資本論というのは、資本主義とはどういうものであるか?ということを示した本であり、別に革命を目指すようなものでもない。

    どうして我々労働者は、働いても報われないのか?という強烈な課題意識があると、資本論はスッと入ってくることがある。そういうことを言いたかったんだろうなと思う。

    資本論の解説としても有用であるものの、本書で面白かった箇所を引用する。

    >新自由主義が変えたのは、社会の仕組みだけではなかった。新自由主

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    2025年12月01日
  • 武器としての「資本論」

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    武器としての「資本論」
    著:白井 聡
    出版社:東洋経済新報社

    政治学者である、白井氏が資本論のエッセンシャルを解説されている書です。

    冒頭に、「生き延びるための『資本論』」とある。

    資本論挫折組としては、この上もないありがたい書であるが、こんな内容が含まれていたなんておもいもよりませんでした。

    また、3冊ぐらいかとおもっていましたが、岩波『資本論』は全9冊とあり、かなりの分量であったこと改めてびっくりしました。

    なぜ、資本論がこれまで読み継がれているのか、それは、経済概念の何かしらの本質をつかんでいるからこそ、今もなお、読まれるだけの価値があるという。それが、生き延びるための資本論な

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    2025年08月14日
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義

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    マルクスの入門書としては最もおすすめ。
    今流行りのトマピケティや斎藤らの資本論もこれを読んでいると理解が進むと思う

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    2025年07月14日
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義

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    久しぶりにマルクス勉強しました。いかに技術が進もうとも、生産力を向上させることを貫いている点は同じだという指摘がなるほどでした。

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    2025年05月15日
  • 武器としての「資本論」

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    読みやすさ★★★★☆

    マルクス関連書籍の中で一番わかりやすくて面白かったかも。
    剰余価値を日常生活レベルに噛み砕いて説明してくれたり、資本主義の始まりから終わりまで流れで書いてあるのが読みやすかったし、ある種のカタルシスも感じた。

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    2025年05月01日
  • 武器としての「資本論」

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    この一冊で資本論を理解できたとは到底思えないが、現代社会においての立ち回りや行動が変わるなあと思った良書。
    何度も読み返してより理解したい。

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    2025年04月09日
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義

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    分かりやすいし重要なポイントがぎゅうぎゅうに詰め込まれてる良著。
    マルクスの思想に近づくこと、それは人がどのようにしてこの時代を能動的に、人としての性を謳歌し、前向きに生きれるのかを考えることにもつながる。
    ソ連による共産体制の崩壊で、はい、もう終わりの姿勢では勿体無い思考の源泉がマルクスには宿ってる。

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    2025年03月16日
  • 鈴木邦男の愛国問答

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    「朝まで生テレビ」などにも出演していた独特の雰囲気の論客で右派活動家の鈴木邦男氏の気骨ある文章が詰まった遺言とも言える一冊。
    晩年は左右を超えるふしぎな立ち位置となった氏の思想に触れるには絶好の書とも言えましょう。
    本書を読んで思ったのは、鈴木氏は「気骨ある人」に対しては左右の思想を問わず尊敬の念を抱くことができる懐の深さを持ち合わせた人だと言うことだ。氏のことを面と向かって罵倒する無頼漢に対しても「骨がある人だ」と称賛を惜しまず、格の違いを感じる。第一、本書自体左派メディアに寄稿された原稿であり、いわゆる右翼と呼ばれていた鈴木氏がいかに柔軟な考え方を持っていたかをうかがい知ることができる。ゴ

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    2025年03月10日
  • 戦後政治を終わらせる 永続敗戦の、その先へ

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    政治の世界では、日本がアメリカに従属することは、半ば公然となっているらしい。日本の政治のカラクリを単刀直入に明らかにしている。

    アメリカの衰退は、1971年のニクソン・ショックあたりから表面化し、それを食い止めるために、一番言うことを聞きそうなところに、そのツケを回しはじめた。冷戦構造が終わった時点で、アメリカにとって日本はアジアのパートナーではなくなり、庇護する対象から収奪する対象になった。

    日本は無条件的な対米従属をしている合理的な理由がなくなったにも関わらず、それまでの依存と自立の志向が絡み合った対米従属構造が盲目的従属に深まっていくという摩訶不思議なことが起こった。日本には、アメリ

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    2024年12月12日
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義

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    わかりやすかった。
    資本を「不断で無制限の価値増殖運動」と定義し、相対的剰余価値の中に特別剰余価値(「技術革新によって得られる時限的な剰余価値」)を見出したところは大変興味深い。
    資本主義がさまざまな点で限界を迎えている今、これを人間社会の前史と捉えるマルクス経済学には、今読むべき意味がある。
    ただ労働価値説には疑問が残った。(東南アジアと西洋で同じ労働内容でも、賃金は違うじゃん…っていう。)

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    2024年10月04日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    今の社会を変えたいと思うなら選挙で政権を変えることに一生懸命になるのではなく、自分たちの手の届く範囲で当事者意識をもって運動することが重要だと感じた。そのためにコモンを見直し、それを自治していくことが大切だとわかった。身近なところから社会を変えていけると希望がもてた。

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    2024年08月31日
  • ニッポンの正体 漂流する戦後史

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     この本は政治学者の白井聡氏からジャーナリストの高瀬毅が意見を聞くという対談方式の本なのだが、白井氏の鋭さには感服する。聞き手の方が22歳も年上なのに、戦争直後のことをまるで見てきたかのように語る博識に驚く。そして日本が朝鮮戦争の終結を望んでいないことや、非核三原則を掲げながら、核を熱烈に欲しがっていることなど、痛烈に戦後社会の欺瞞を指摘している。
    これも必読の書だと思いました。

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    2024年06月23日
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義

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    audible 。白井聡さんのマルクス入門書? 難しいけど大切なことだ。世の中では「包摂」という言葉がさも大事なこととして使われるが、働く者を取り込む資本の側が都合よく使うことには抵抗しなくてはならない。有名なトヨタのやり方がどれほど労働者を苦しめていることか。
    もっと勉強しよう。

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    2024年02月09日
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義

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    むずいぃぃ
    しかしなるべく分かりやすく書こうとしていることが伝わりました。

    資本の他者性
    資本とは人間にとって味方ではなく他者である
    つまり、人間が幸せになるために存在している訳ではないということ
    ただただ無限の価値増殖だけを目的にしている
    そして私達人間はいつのまにかその目的の手段となっている

    本来は人間の生活をより豊かにするものだったはずだが、今や新たな欲求を生み出すことでしか維持できない仕組みと理解した
    新たな欲求とは幸せを享受するものとして必要のない欲求

    頭の中整理するだけで精一杯だ
    但し、良いもの読んだ!

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    2024年02月07日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    人新世の資本論で説かれていたことを、さらに具体的にどうやって実現していくか。それを斎藤幸平氏だけでなくさまざまなジャンルの人も語っている。

    杉並区長の岸本聡子さんの章がとてもおもしろかった。
    「共生」や「協力」「包括」「共有」といった、女性的価値で政治や選挙のやり方、組織のあり方をかえていくフェミナイゼーション、地域社会や草の根から発する市民の集合的な行動を大切にして「水平的で多様でフェミニン」なら関係を気づくことを志向することの大切さ(97ページ)とケアの視点、特にフェミナイゼーションが今年の私のキーワードになりそう。

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    2024年01月09日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    資本主義による大量生産、大量消費の時代は終わりつつある。この危機を乗り越えるためのキーワードは「コモン」である。私たちも生き方を見直さなくてはならない。

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    2023年12月05日
  • 日本戦後史論(朝日文庫)

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    単なる対米追従では……

    このお2人の対談本は続けて読みました。ナチス占領下のフランス・ヴィシー政権に関連するエピソーや、アベ政権にまつわる諸々などが印象に残る本でした。
    1年延期して開催した東京オリンピックも無駄でしたし、大阪万博も同様でしょう。
    薩長政治に対する恨みつらみも分かりますが、やはり長いだけだったアベ政権、褒めるところは何一つなく……2度にわたり、病気を言い訳にしての退陣で終わりました。
    アベ周りで贔屓されて出てきたのが例外なく碌でもない、というのも象徴的で、その劣化コピーがまだ居座っています……。

    #共感する

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    2023年12月02日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

    ネタバレ 購入済み

    興味深い対談本

    国際情勢から今の日本の政治経済、教育やマスメディアの諸問題、割とじっくり語られていました。先日の文化放送の番組に白石氏が出演され、この本にも関連した話をされていたので買って読みました。
    維新は加速主義では?といったような指摘、おおむねあっていそうです。
    今の学校教育では分析知を持った人間、出てこなさそうとか、体育座りが演劇関係者も批判していたなとか、切り口は様々にある本です。
    マスメディアの劣化も、目も当てられないくらいですし。
    たぶん地方の真っ当な首長とかは、まだ可能性、あるでしょうね……。

    #共感する #深い

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    2023年12月01日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    ほぼ同じ頃に出版された「鵺の政権」と比べ勉強になった朝日新書。熱い白井聡と大人の内田樹の対談だ。
    「5章日本社会の何が“幼稚 „か」で語られる教育の問題に共感したり反省したり。久しぶりに教師であった自分のことを振り返り、考えさせられた。
    お二人の熱さとクレーバーさのホンのわずかでも自分にほしい。

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    2023年11月22日