池田真紀子のレビュー一覧

  • ファイナル・ツイスト

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    読書備忘録754号。
    ★★★★★。

    コルター・ショウシリーズ。第一期三部作の完結です。
    第一期とか、いつの間に。笑
    なるほど、この先もこの世界でショウを活躍させるということですね。

    さて前作。カルト集団に潜入し悪を暴き、叩きのめしたショウ。前作の最後に、父の残した記録を見つけたショウは父の意思を引継ぎ、新たな地へ!

    父アシュトンは民間諜報会社ブラックリッジが行ってた<都市部活用構想UIP>を調査している中で、不可解な事故死を遂げた。実はこのUIP。とんでもない悪事。そしてこの悪事を暴く決定的な証拠を持って逃げた元社員エイモス・ゴールと共に父はその証拠を隠した。ゴールも不審死を遂げていた。

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    2023年08月09日
  • パチンコ 下

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    在日、コリアン、ってその単語自体がなんとなく蔑称のように思ってた。当時日本が、日本人が、その人たちにしたこと、その事実を変えることは出来ないけど、その事実をしっかり受け止めて考えることは出来る。そうすることが、今の私たちの義務だと思う。
    私の周りにも、半島出身の人たちになんとなくの嫌悪感を抱いている人たちがいるけど、そういう人にこそ読んで欲しい作品。
    隣の人に優しくする、シンプルだけど意外と難しいのかもしれない、そのことだけはきちんと忘れないようにしようと思った。

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    2023年08月08日
  • パチンコ 上

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    ミン・ジン・リー『パチンコ 上』文春文庫。

    祖国から日本に渡った韓国人の数奇な人生を描いた大河小説。韓国版の『おしん』という感じのストーリーである。噂通り面白い。

    激動の時代の中で祖国に別れを告げ、日本という異国の地で逞しく活きる韓国人。戦時中は日本人も韓国人に負けず劣らず逞しかった。今の時代、軟弱な多くの日本人は言葉もままならない異国で暮らすなど不可能だろう。


    日韓併合下の釜山沖に浮かぶ小さな島、影島で下宿屋を営むキム・フニはヤンジャを嫁に迎え、ソンジャという娘をもうける。しかし、ソンジャが13歳の時にフニは結核で静かに息を引き取る。その後もヤンジャは娘のソンジャの手を借りながら、下

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    2023年07月28日
  • パチンコ 上

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    ネタバレ

    凄え色々な大事な事が詰め込まれてるのに面白い。。。!

    上巻の最後で一気に青春モノの香りがしてすぐに下巻読みたくなった。


    歴史の上に立っている僕らは産まれた瞬間から罪を背負っているのかもしれません。
    というか、自分は歴史を知らなすぎる。

    国とはなんなのか、制度とはなんなのか、金とはなんなのか、土地とは、故郷とはなんなのか、人間とはなんなのか、生きるってなんなんでしょうか。

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    2023年07月18日
  • 真夜中の密室

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    鍵のかかった部屋に入り込むロックスミス(解錠師)。ただ部屋に入って、その証拠を残して鍵を掛けて出ていく犯人。
    怖い。すごく怖い。
    いくつものどんでん返し、伏線が鮮やかに回収される物語は期待通り!おもしろかった!!

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    2023年06月23日
  • デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方

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    スマホにコントロールされることなく、1つ1つの選択や考えごとを自ら行えるように、デジタルデトックスしていきたい。幸せや感じること、思い出を作ることは。スマホの中以外にある!

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    2023年06月03日
  • スキン・コレクター 下

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    ネタバレ

    関係のない二つの出来事が、やがてラストで繋がる驚きがあります。完全な、ライム対ウォッチメイカーの対決ではないですが、ライムとウォッチメイカーの会話は天才同士の会話らしく面白いです。
    過去作を順番に読んでいた方がたのしめます。

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    2023年05月28日
  • 石の猿 下

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    中国からの密航船が沈没した。同船に乗っていた犯罪組織の大物である“ゴースト”が密航者たちを船ごと海に沈めるために船を爆破したのだ。沈む船から脱出した10人の密航者たちは“ゴースト”から逃げつつニューヨークに向かうが……。→

    シリーズ4作目はニューヨークが舞台。ただし敵は中国の国際指名手配されている蛇頭“ゴースト”
    味方側にも移民帰化局がいたり中国の公安刑事がいたり、全体的に中華風。これがまた良い。
    タイトル回収もいいんだよなぁ。なんでSTONE MONKEY?って思ってたんだけど、ラストまで読んだら「ああ……!!」

    ってなる。ディーヴァーってそれぞれのキャラのフォローが上手いんだよなぁ……

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    2023年05月23日
  • エンプティー・チェア 下

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    脊椎手術のためにノースカロライナ州を訪れたライムとサックスは、行方不明になっている二人の女性と彼女たちを連れ去った16歳の少年の行方を探して欲しいと現地の警察に頼まれる。渋々手を貸すライムだが……→

    現地捜査官(+サックス)、16歳の少年、町のごろつき3人組、ライムという四つの視点で進むストーリー。少年が犯人だと疑わない現地の捜査官たちの中で無実を信じるサックスVS物的証拠から犯人は少年だと断定するライム、という構図が面白い。
    上巻は様々な視点が入り乱れてわかりづらいかもだけど→

    下巻に入るととにかく面白い。読ませるんだよなぁ……。引き込まれる。
    サックスがまさかのピンチだし、その後の展開

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    2023年05月11日
  • クリスマス・プレゼント

    購入済み

    色々なストーリーがこれでもかというくらい、詰まっていました。
    読んでいる間もそれぞれ楽しみ、驚いたりしながら読んでいましたが、一冊読み終えたあとに、改めて全ての作品が楽しかったと実感しました。短編小説の宝石箱でしょうか。

    ライムシリーズは長編が多いですが、最後の「クリスマスプレゼント」はライム入門にも良いかと思います。

    #感動する #切ない #深い

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    2023年05月11日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    恥ずかしながら私自身は本書を読むまで作品と名前が一致していなかったのだけれど、米国では誰もが知る巨匠エドワード・ホッパー。
    様々な作家の作品からなる『短編回廊』とは違って、一冊丸ごとエドワード・ホッパーの絵画から紡がれた物語はどこか懐かしく、登場人物とはこれまでもドラマや映画、小説などで出会っていたような不思議な既視感と絵そのものから漂う危うい気配にゾクゾクした。おもしろかった!

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    2023年05月10日
  • ファイト・クラブ〔新版〕

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    ネタバレ

    これはすごい。
    一世を風靡した”ファイト・クラブ”。
    当時映画は観た記憶はある。
    とんでもなくかっこいいブラッド・ピット、激しい暴力性のイメージが強烈なまでの印象を残している。
    が、それ以外の物語の部分となるとほぼ忘却の彼方。
    原作を本で読んだこともなかったし、チャック・パラニュークの名すら意識したこともなかった。

    最近、『ファイト・クラブ』の作者が長い空白の時を経て新作を出したと聞き、この機会に読んでみるかと手に取った一冊。
    まず、度肝を抜かれるのがその文体。
    最初は何を言っているのかほぼ頭に入ってこない。
    何やら精神に異常をきたしているのか、薬でトリップしてしまっているかのような支離滅裂

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    2023年05月09日
  • ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上

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    広場恐怖症で酔っ払いの主人公の女性が、どーでもいいようなことを延々独り語りするばかりで、全然進まないお話なのだが、ミョーに面白い(^^ゞ
    ていうか、お話の舞台も、主人公の家とその近所50メートルくらい(?)で。
    ま、下巻で一度だけ、主人公がカフェに行く場面があるんだけど、それも近所w
    ……という、考えてみれば、この舞台設定でどうやったら話が進むんだよ?というお話なのだから、そもそも話が進むわけがない(爆)

    なのに、思わず★5つ付けちゃうくらい、ミョーに面白く読めちゃうのは、延々語られる主人公のやや自虐気味な独り語りにテンポとユーモアがあるからだと思う。
    井ノ頭五郎のあの語りを思い出しちゃうの

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    2023年05月08日
  • デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方

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    とても面白かったです。デジタル(スマホ)依存が高くなることは、人間にとって様々な意味で悪い影響を与える、ということで、科学的な研究だけでなく実体験も盛り込まれていて説得力がありました。デジタル技術に警鐘を鳴らすこの手の本の代表格と言えば、シェリー・タークルの『つながっているのに孤独』、ニコラス・カーの『オートメーション・バカ』、あるいはジャロン・ラニアーの『今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由』などがありますが、これらの本以上に、きわめて実践的な内容となっていました。つまり、実際に「デジタル・ミニマリスト」になるためのステップや方法論が具体的に書かれているのが大きな特色で

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    2023年05月06日
  • バーニング・ワイヤー(下)

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    電気について勉強になりました。
    どんでん返し炸裂です。
    ウォッチメイカーとの対決がサブ的な関わり方だったので、物足りないなと思っていたら
    後半怒涛の展開で楽しめる内容になっていました。

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    2023年04月16日
  • コフィン・ダンサー 下

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    FBIの重要証人であるパイロットが亡くなった。残された妻であり自身もパイロットである航空会社の社長を狙う殺し屋“コフィン・ダンサー”は、四肢麻痺の科学捜査専門家リンカーン・ライムにとって因縁の相手で……。シリーズ2冊目

    前作から一年後の話。サックスがすっかりライムのバディ感が出ていて読みやすい。あと、ライムは車椅子でまぁまぁ自由に動いている。だからなのか、物語にスピード感があって楽しい。
    証人であるパーシーがいいキャラで、ライムとサックスの間に入って(とサックスが勘違いして)いるのもたのしい。

    ミステリとしても裏切らない。下巻後半のバタバタ変わる景色は楽しいし。え?まさか?はい?って脳がバ

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    2023年04月14日
  • ボーン・コレクター(下)

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    タクシーに乗った男女が行方不明となった翌朝、土の中から片腕だけを出した状態で男だけが発見された。通報を受けて現場に駆けつけたアメリアは、四肢麻痺の科学捜査専門家、リンカーンの手足となり鑑識をする羽目になるが……。

    リンカーン・ライムシリーズ記念すべき1冊目!キャラもストーリーも私好みでぐいぐい引き込まれた。
    口が悪く不器用なリンカーン・ライムに万年巡査の父を持つ気が強いアメリア・サックス。
    見た目に反して優しいセリットーに一言多いお人好しのバンクス。そしてリンカーンに負けない口の悪さで→

    リンカーンを介護し支えるトム。
    他にも濃いキャラがたくさん!

    ストーリーもしっかりハラハラしながらの

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    2023年04月11日
  • クリスマス・プレゼント

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    どの短編も2時間の映画として成立する精緻で洒落たストーリーばかり。読み進みながら、この役はヴィゴ・モーテンセン、これはエディ・レッドメインそしてこっちはライアン・ゴズリングというように登場人物が生き生きと目の前に浮かんでくる。久しぶりに短編を堪能した。

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    2023年04月03日
  • 幼年期の終わり

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    すっかり光文社の手先と化したわたくしが今回選んだのは池田真紀子さん訳の『幼年期の終わり』です

    なぜか訳者で読む本を選ぶ行為を「通」と思っているふしがある
    蕎麦を最初に1本だけそのまますするみたいな
    さらに池田真紀子さんがSFとは珍しい
    実に興味深いんですが作者クラーク?
    はて、クラークとな誰やねんクラークて

    アーサー・C・クラークだわバカタレ!

    そしてSF界の巨匠の代表作はやはりとんでもなく面白かったのです
    もう序盤から引き込まれまくり!
    人類の統治者たるオーヴァーロードが初めて姿を現した時なんか、うわーそう来たか!やられたー!思いました
    頭の中で「やられたー!」がこだましました
    さすが

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    2023年03月19日
  • クリスマス・プレゼント

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    どんでん返りまくりというか、最後まで分からんというか。しかも短編なので続々と来るので贅沢にも後半はやや飽きてくるというか慣れるというか。美人は3日で飽きるとはよく言ったもんだよ。
    というわけで後半もクオリティは落ちてないかもしれんけど、どうせひっくり返るんでしょこれとか穿った見方をしてたら更にダブルでどんでんされたりするからね。向こうも分かってるな。

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    2023年03月18日