池田真紀子のレビュー一覧

  • デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方

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    ネタバレ

    デジタルテクノロジーは否定しないし大いに活用していきたいが、その前にスマートフォンはスロットマシンだと強く自覚する必要がある。
    SNSと検索サイト、ニュースサイト、サイト上のあらゆる広告、記事でさえ利用者の注意、時間を奪う目的で設計されている。これは個人が対抗不可能なほど強力だ。
    利用者がより長く画面を眺めれば、それを売上利益に変えるアテンション・エコノミー注意経済、広告産業がのさばっているのだ。このアテンションエコノミーに属するフェイスブックやXやgoogleは、自身では何も生み出していないのに、利用者が画面を見ているだけで稼ぐ。世の中を豊かにしていないのに企業価値が異常に高い。
    という点を

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    2024年07月07日
  • ファイナル・ツイスト

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    コルター・ショウシリーズ、第一部がすっきり完結。
    巨悪は全部潰えるし、魅力的なキャラがどんどん出てきてジェットコースター館を堪能できた。
    続編も読みたい。

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    2024年06月18日
  • パチンコ 下

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    ネタバレ

    久しぶりに骨太の名作に出会えた。
    登場人物が自分の中で今も生きていてフィクションとは思えない読後感。
    特に、読者を惹きつけるのはイサクとノア。善人に限って、というか善人だからこそその生涯をあのような形で終えなければならないあたり、悔しさや無力感を覚えた。

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    2024年06月17日
  • パチンコ 上

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    素晴らしい!
    国籍差別、人種差別、性差別、学歴差別、職業差別など、多様な差別が渦を巻き、
    その中で誤ちながらも強かに生き抜く人たちに頭が下がる。
    こうじゃなきゃ! と、応援したくなる。

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    2024年06月15日
  • 真夜中の密室

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    面白かった!
    最後に向かえば向かうほどに増すスピード感。
    してやったりな感じ。
    ライムシリーズ、やっぱり爽快で好き。

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    2024年05月02日
  • 幼年期の終わり

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    第二部で描かれている、合理性を信奉し自ら家畜になっていく人類の様子はまさしく生権力の話そのもので興味深かった。ラストについてはまだあまり頭の整理ができていない。

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    2024年04月03日
  • 幼年期の終わり

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    SFを超えた哲学小説
    という帯と、SFの古典ということで
    ぜひ読みたいと思い手に取りました。

    とりあえず、面白い!哲学的!でもわかりやすく
    難しい知識も必要ないのに深い!
    最後の展開、よく考えつくなーー
    素晴らしい創造力です。

    今のSFではもっと科学的なものを発展して
    創造されたものが多い気がしますが、
    根底に、平和を愛する気持ちや
    哲学があり
    今のSFを読みなれてる人は、ところどころ
    古いと思うかもしれないけれど
    私は本当に大好きです。

    途中平和になりすぎたことが退屈にならないか?
    ってとこで
    最近読んだ 暇と退屈の倫理学 という本のことを
    思ってました。
    なので、それをどう捉えてるの

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    2024年03月21日
  • 幼年期の終わり

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    最高。壮大で、美しく、暖かく、切ない。読み終えたあと、「幼年期の終わり」というタイトルが示す意味が、じんわりと心に沁みた。不思議な読み味の名作SF。ハヤカワから出ているものよりこちらの訳のほうが読みやすかった。
    三島由紀夫がこの小説に触発され「美しい星」を書いたというエピソードはどこに書いてあったんだっけな…

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    2024年03月05日
  • デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方

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    エッセンシャル思考と被る部分が多く、やっぱり本質を見出して人生を生きるためには「大事なことは少なくて、やるべきことはわずかである」っていうことは一緒なんだと再認識した。この本はちょっと途中からだれる部分があるけど、前半部分はめっちゃよかった。
    ちょうどSNS断食をしている最中に読んでて、圧倒的にその余暇をどう使うかについて考えることが増えた。またそれについて考えた時、遊ぼうではなく人生のスキルを身につけようかなとかもっと豊かになる趣味をしようかな、とか自然に自分の人生にとって価値あるものを選ぼうとする感覚があってすごく気持ちがいい。

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    2024年02月02日
  • スキン・コレクター 上

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    リンカーン・ライムシリーズ11作目。数年前にこれを買った時にはそうと知らず、まず前の10作を読む羽目に。これが結果的に良かった。特に#ボーンコレクター と#ウォッチメイカー 。
    本作は様々な材料がこれでもかと詰め込まれており、息もつかせない展開で大満足です。

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    2024年01月28日
  • ウォッチメイカー 下

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    リンカーンシリーズ 第8作
    あっちもこっちもつながって、つながりのきっかけを思い出すのが大変
    無駄がひとつもない
    最高

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    2024年01月14日
  • パチンコ 下

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    朝鮮をルーツに持つというだけで、日本ではこんなにも生きづらいとは想像以上だった。
    日本で生まれ育ち朝鮮語も話せないのに、両親だって日本で生まれ育ってるのに、パスポートは韓国発行のものを持つらしい。14歳以降は定期的に外国人登録をしなければいけないらしい。20世紀の後半になっても日本の公務員にはなれなかったらしい。
    アメリカの一流大学に留学卒業し、一流企業に勤め高収入を得る身分になってさえも「俺たちコリアンに誇れることなんてあるか」と卑屈な感情を持ち続けている。
    日本人が知ろうとしてこなかった在日韓国人の苦しみや諦めを知ることができたのはとても良かった。
    でも日本を糾弾する内容では決してない。

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    2024年01月11日
  • パチンコ 上

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    日韓併合下の朝鮮で生まれ、貧困の中で育ち、ハンスと恋に落ち息子を授かり、イサクの愛に守られながら大阪へ渡る。
    今の私たちには想像もできないような貧困と差別の中、控えめに誠実にたくましく、愛する家族のためだけに生きる女性ソンジャ。

    在日韓国人を韓国人の視点から書かれているが、日本を糾弾する内容ではなく、全ての登場人物を愛情を持って書いている点が素晴らしい。
    1940年代の在日韓国人の生活に、こんなにも引き込まれて読めるのは、訳者の翻訳力の高さでもあろう。

    日本人が知ろうとしなかった在日韓国人の歴史に思いを馳せながら、ソンジャとその息子たちの人生がどのように流れていくのか、下巻に期待したい。

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    2024年01月08日
  • ハンティング・タイム

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     ディーヴァーの主力シリーズのリンカーン・ライムが、全身麻痺で動けないヒーロー(現代版アームチェア・ディテクティヴ)であるのに対し、近年になって登場したコルター・ショウはひとところに落ち着くことのない動く探偵である。初期シリーズであるジョン・ペラムに似ているが、そちらはロケ・ハンターという職業で、本シリーズ同様、米国内のあちこちに活躍の舞台を移していた。作者としてはペラムの進化型として、コルター・ショウのようなひとところに定住しない放浪型主人公を新たに生み出したのではないだろうか。

     当初三部完結と言われた本シリーズの三作目タイトルも『ファイナル・ツイスト』であり、内容的にもコルター・ショウ

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    2023年12月30日
  • 少年は世界をのみこむ

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    人に流されず考えて考えて生きる。
    あなたは善良な人か。どんな状況でも善良でいることの難しさ。
    でもそれがもたらす周りへの影響。
    勇敢に挑むイーライが素敵でした。

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    2023年12月24日
  • ハンティング・タイム

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    ★5 ハラハラドキドキ… 迫りくる追っ手から逃げられるか? 驚愕サスペンス #ハンティング・タイム

    ■あらすじ
    かつて鉄工場で栄えていた街、現在は川や土壌は汚染されてしまい、斜陽の一途をただっていた。原子力テクノロジーの会社に勤める優秀なエンジニアのアリソンは、ある日娘と共に姿を消すことになる。なぜなら、DVの罪で刑務所に入っていた元夫ジョンが出所してきたからだ。彼はアリソンを追い続けている。
    勤め先の社長であったハーモンは、アリソンの捜索をコルター・ショウに依頼するのだった。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい。エンタメなサスペンスミステリーを書かせたら、まぁ世界一です。

    ディーバ

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    2023年12月17日
  • パチンコ 下

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    親子三世代に渡る在日コリアンの一大叙事詩。
    "人が何者かであるかを決めるのは血だけではない"
    理不尽な差別に人生を狂わされながらも、逞しく生き抜いた人間の言葉に心打たれる。
    ソンジャにあなたの人生は幸せだったと言ってあげたい。

    Black Lives Matterなんてよその国の話と思っていたけど、日本も他人事ではない。
    しかし、それをことさら批判的に描くのではない。
    血が違えど信頼し合える人と支え合って生きていくのだ。
    ソンジャがまるで国と歴史をひとりで背負っているかのような壮大なドラマだった。

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    2023年12月09日
  • ネヴァー・ゲーム 下

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    新しい主人公の話も一気に楽しめました。謎も続いて、次のを読むのが楽しみ。可能性とリスクと確率を考えるのって、参考にもなります。でもこんなサバイバルスキル、身につけるの大変だろうなぁ。

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    2023年11月30日
  • ララバイ

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    言葉選びが天才だなあ
    表現方法は突飛だし、内容もえ?!ってなるところもある
    でもそれがとても面白いし、もっと人気になって欲しいと思った
    すごく考えさせられる

    色々考察しながら休み休み読んで15時間くらい

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    2023年11月15日
  • パチンコ 上

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    鶴橋駅はよく行くので、猪飼野の在日コリアンの住宅街から鶴橋駅のキムチ売り商店街までの土地風景はよくイメージでき馴染みやすかった。
    戦時中の在日コリアンの、生きるために不遇な環境に争う姿を描いたストーリーで終始弾かれました。
    まだ上巻読後ですが、、

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    2023年11月04日