池田真紀子のレビュー一覧
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ネタバレ追跡者コルター・ショウの第四弾。
足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル。
そう帯には書いてあった。
それに引きずられたとは思いたくないが、
疑心暗鬼に陥ってしまって、純粋に楽しめなかったのが残念。
とにかく、登場人物を片っ端から疑ってしまう。
元刑事で妻に暴力をふるって刑務所に入っていた男が、
出所し妻を殺そうと家に押しかける。
いかにもな設定に、どうひっくり返すのかを楽しみにしていたら、
やはりだった。
次に裏の顔があるのではと、疑っていたのは、
コルターが雇われた会社の警備担当の女性。
元諜報員だったが、情報漏洩のため暗殺指令が出てしまい、
名前も体形も職 -
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ネタバレ私は野生を忘れた草食動物です。現代人に野生を取り戻させる圧巻の文学。
「私はジョーの前立腺です」から始まる、私は〇〇です、が好きだ。この構文、ファイト・クラブ構文と言っても良いのではないだろうか。(元ネタは雑誌みたいだけど)
ファイト・クラブの創設者、タイラーは「僕」のもう一つの人格だった、というところに何故気がつかなかったのだろうと思うほど、比喩やシーン転換が巧みだった。
そして、殴り合い、全身に怪我をしながらでないと到達できない境地。私たちはフィクションを通して、とても自分では体験できないあらゆる体験ができるのだが、この「ファイト・クラブ」の描写は、騒乱プロジェクトや、タイラーのキスな -
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「どんでん返し20回超え。」
いやいや文藝春秋さん
数を誇るようになっちゃあおしまいよ┐(´ー`)┌
っていや質も申し分なかった〜!
というわけで懸賞金ハンター、コルター・ショウの新たな三部作が開幕です!
しかしもうのっけから残念で仕方ない
どうやら前作から3年くらい後の話なんだがヴィクトリアいないんよ
好きだったのになー
あ、前作でショウといい感じになった女の人ね
ま、今作でもいい感じの女の人が登場するけどもね
ソーニャね
ソーニャもいいね
緑の瞳が印象的な元軍人ね(諜報系?)
ああ、ショウのパートナーになる女の人の話しかしてないw
それにしてもとんでもない伏線の量だ -
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Posted by ブクログ
読書備忘録754号。
★★★★★。
コルター・ショウシリーズ。第一期三部作の完結です。
第一期とか、いつの間に。笑
なるほど、この先もこの世界でショウを活躍させるということですね。
さて前作。カルト集団に潜入し悪を暴き、叩きのめしたショウ。前作の最後に、父の残した記録を見つけたショウは父の意思を引継ぎ、新たな地へ!
父アシュトンは民間諜報会社ブラックリッジが行ってた<都市部活用構想UIP>を調査している中で、不可解な事故死を遂げた。実はこのUIP。とんでもない悪事。そしてこの悪事を暴く決定的な証拠を持って逃げた元社員エイモス・ゴールと共に父はその証拠を隠した。ゴールも不審死を遂げていた。 -
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ミン・ジン・リー『パチンコ 上』文春文庫。
祖国から日本に渡った韓国人の数奇な人生を描いた大河小説。韓国版の『おしん』という感じのストーリーである。噂通り面白い。
激動の時代の中で祖国に別れを告げ、日本という異国の地で逞しく活きる韓国人。戦時中は日本人も韓国人に負けず劣らず逞しかった。今の時代、軟弱な多くの日本人は言葉もままならない異国で暮らすなど不可能だろう。
日韓併合下の釜山沖に浮かぶ小さな島、影島で下宿屋を営むキム・フニはヤンジャを嫁に迎え、ソンジャという娘をもうける。しかし、ソンジャが13歳の時にフニは結核で静かに息を引き取る。その後もヤンジャは娘のソンジャの手を借りながら、下