池田真紀子のレビュー一覧

  • パチンコ 下

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    在日でもなく、この時代の日本に暮らしたわけでもない著者が、なぜここまでの物語を書けたのか。それが不思議でならない。そこにまず驚きを感じながら読み進めた。

    多くは事実に基づいているのだろうが、物語である以上フィクションも相当混じっているはずだ。それでも破綻することなく、最後までぐいぐい読ませる。四世代にわたる家族の物語を丁寧に描きながら、一人ひとりのキャラクターがしっかり立っている。
    女性主人公には、正直なところ、ややいらだつ場面もあった。なぜそこでその行動を取るのか、と。ただ、それが母親というものなのだろうとも思う。
    大河ドラマのような壮大な物語でありながら、同時に、紛れもなく実在した歴史の

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    2026年08月22日
  • パチンコ 下

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    面白かったのでほとんど一気に読んだ!

    家族四代記だから、上巻に比べて下巻の登場人物が多いったら。
    眠れない夜にそのひとりひとりを思い出してみたりして楽しかった笑

    これ、著者が英語で書いたものの、日本語訳なんだね。てっきり韓国の文学だと思っていたけど、巻末の解説を読んで、納得しました。
    なんにせよ本当に面白いのでおすすめします。

    「パチンコ」ってタイトルが、俄然生きてくる下巻。

    コ・ハンスの心情、内心の葛藤、本心なんかも、知りたかったな。

    地味で強情なソンジャも、
    高潔でザ・聖女なキョンヒも、
    現実に生きるヤンジンも、
    モーザスの妻裕美もみんな知り合いのように思える。

    そしてノア。繊

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    2026年08月21日
  • ボーン・コレクター(下)

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    映画を一本見終わったような読後感
    この2人の物語が終わってほしくない!と思いながら最後の方はページを捲る手が止まらなかった

    期待してなかったのに犯人の伏線回収劇も素晴らしかったのでもう言う事なしです。

    キャラクターそれぞれに物語があって、行動にもちゃんと筋が通ってる。私は、そういう人物が描かれている作品が好きなんだなと気づかされた一冊。

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    2026年08月20日
  • パチンコ 上

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    特に美人でもないし取り柄もないけど、努力家のがんばりやで強情な女の子が、なぜか周囲のいろんな長身イケメンにモテる話って、少女漫画にはありふれすぎていてもうお腹いっぱいなんだけど、

    この小説は完全にそのパターンかと思いきや、ギリギリのラインで読ませてくれる力があった!(もしくは、私自身の内面の問題がいくばくか解決していたのかもしれない)

    舞台が韓国の釜山と、大阪の生野区っていうところも良かった。どっちも興味があったりよく知ってたりする。
    いやでも実際は生野区全然知らなくて、帰省中に鶴橋に行きたかった。今回は行けなかったけど。

    ずっと心にひっかかっていた、差別が生まれた歴史や経緯について、当

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    2026年08月13日
  • ウォッチメイカーの罠

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    今作も面白い
    前振りとして複雑だと言っているので伏線として出てくる事件が全部関わってくるんだろうなと言うのは想定できるが、ラストは想定外だった
    ライムが証拠分析を超えて超人すぎてちょっとどうかと思う部分はある

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    2026年08月07日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    「いまもゲームやるよね?」と聞かれたら「もちろん」と答えられる程度には、いまもプレイしていますし、この本に出てくるゲームは結構プレイしているものが多くて、それぞれの時代を懐かしく思い出したりしました。

    特にスーパーマリオや、MGS、GTAとかは特に印象深かったな。ただ、2001年にオンラインゲームはかなり早いよねと思ったりしたけど、これは日本にいたからそう思うのかもなぁ。

    『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』は小説としてはそれなりに紙幅の太い部類に入るんじゃないかと思うんだけど、この長さだからこそ確り登場人物が描かれて発生するイベントでいちいち心を動かされることになる。主

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    2026年08月01日
  • 幼年期の終わり

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    オーヴァーロードに救われて、結局これどんな結末になる小説なんだ、クラークはさぞ難産しただろう、と思って読み進めると、結局破滅するというのは良かった。オーヴァーロードの上位の存在がいるというのは、ソラリスの海のようなある種のオーヴァーロードのような人やオーヴァーロードにも理解できない存在を想定しているという点で、当たり前だが想像を絶する真実である。ダークマターに秘密があるのかも。私は月で死ぬつもりだ。

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    2026年07月29日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    続きを読むのが楽しみすぎて、ぐいぐいと気持ちを持って行かれてしまった。魔法みたいに読み易い文章。キャラクターの人生への没入感もすごく良い。

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    2026年07月26日
  • パチンコ 上

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    上下巻、上巻の方が焦点が絞られていて良かった。
    とにかく悲惨なはずなのに、下宿屋のご飯の描写が良い。
    かなり質素な食事なはずなのに、1日の重労働を終えて下宿屋でかきこむ食事がとても美味しそう。

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    2026年07月20日
  • 幼年期の終わり

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    面白かった。
    SFにハマって最初に読み終えた本。

    3部構成になっていて、それぞれ時代が異なる。
    オーヴァーロード達は何処から来たのか、何をしに来たのか。
    部ごとにだんだんと判明していく。

    結末がこうなるとは思ってもみなかった。

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    2026年07月18日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    幼なじみのサムとセイディが大学で再会し、ともにゲーム制作に挑む物語。ゲームづくりを軸にしながらも、仕事小説にとどまらず、友情や愛情、人との繋がりが丁寧に描かれている。

    幼い頃から特別な時間を共有してきた二人だからこそ、お互いを誰よりも理解している一方で、すれ違いや衝突も生まれてしまう。その関係性の変化がゲーム制作にも影響していく様子が印象的だった。互いを大切に思っているからこそ傷つけてしまうこともあり、長年一緒にいることの難しさが伝わってくる。

    軽く読める作品ではないが、素晴らしい作品だと感じた。

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    2026年07月14日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ゲーム作りを通して、近すぎて見えなかった愛と、人に愛を伝えることの大切さに気づく話。
    切ないけど爽やかで、なんだか2人と1緒に前を向いて進んでいけそうな気がする。

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    2026年07月14日
  • パチンコ 下

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    ドラマは未見ですが、日本と朝鮮の近代史を一つの家族から描いている内容が気になり手に取りました。在日朝鮮人の苦難と不屈の歴史が織り込まれている物語にページが止まらず、最後は大河小説を読み切った読後感だった。

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    2026年07月13日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    三宅香帆さんのお勧め動画を観て読みました。仕事もの?バディもの?
    私にとっては主人公2人の子供時代から中年期まで満足感たっぷりの大河ドラマで没入感も高かったです。
    どこかほろ苦さもありながら、それでも爽やかさがある読後感。

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    2026年07月13日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    翻訳された文章とは思えないほど綺麗で自然な文章。読んでいてすごく気持ちがいいというか優雅な気持ちで読めた作品。とても良かった。

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    2026年07月11日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    めちゃくちゃに長い小説だった。
    けど、長いことに意味がある小説だったし、
    読んでいて退屈になることがなかった。

    特に、登場人物による会話が軽快で
    アメリカのドラマを吹き替えで見る感覚で
    読み進めていけるのが理由だと思う。

    原作が面白いことはさることながら、
    これだけの長編小説を読みやすくまとめ上げた
    翻訳者もすごい!

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    2026年07月11日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    2026下半期初めて読み終わった本。人生が詰まっていた。
    最初は全員嫌なやつだと思っていたのに、最後には全員のことを大好きだった。

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    2026年07月07日
  • パチンコ 下

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    先輩に薦められて読んだ。
    なにかが解決するような話ではなく、いち家族の物語。在日コリアンの存在は知っているが、法的・社会的に壁を作られている彼らの苦悩が少しだけ知れた。それを勉強させようとする物語ではないので、これだけで理解したというのは難しいけど。
    どの登場人物も自分を強く持っていて、芯がある人たちばかりだった。それが逆に自分にはないところと感じて、もっと芯を持って行きたいと思った。

    p289
    最終的にカズはソロモンに嫌なことをしてしまうが、このページのカズの言葉が印象に残っている。
    「平凡税はぱっとしない人間だと周囲に知られるという形で課せられる」
    「自分はそのへんの人間と変わらないって

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    2026年07月04日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ネタバレ

    とっても面白かった!表紙とあらすじに惹かれて手に取った一冊。幼なじみのふたりが大学で再会し、一緒にゲームを作りながら、性別にとらわれず人生を共に歩んでいくパートナーの物語。 ゲームでつながるサムとセイディの友情が物語の軸になっていて、さまざまな葛藤や愛のかたち、社会問題にも触れられている。 『明日、また明日、そしてまた明日』

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    2026年07月03日
  • 幼年期の終わり

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    ネタバレ

    『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』、『幻魔大戦』、漫画版『魔界都市ハンター』、『妖獣都市』、『AKIRA』、『強殖装甲ガイバー』、FSS、唯登詩樹の加藤雅基名義『ARMS』『バトルスタッフ』、『砲神エグザクソン』、『デスレス』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『ハイペリオン』。
    あまりにも巨大な一歩。
    ニュータイプという呪いの源でもあろう。

    全世界が軍事力を手放した結果、世界の実質資産が倍増し、全人類がベーシックインカムを享受できるようになった。短絡的ではあるが、筋は通っている。

    ポストアポカリプスの表現について。
    網羅したわけではないので観測範囲に限った話ではあるが、日本と欧米の作品で明確に

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    2026年06月25日