池田真紀子のレビュー一覧
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えっっっも!
とにかくその一言に尽きる。あまりに繊細な文体、エモーショナルな展開、新奇性のある言葉選びに驚いた。カルト的人気があるというのは知っていたけどこれは納得。
一見視点があちこちに映っているような主人公の言葉選びは、でも読み進めていくうちに主人公のキャラクターに没入させられる。
繰り返す退屈な昼間と刺激的な夜。でもやがて昼間は夜に引き摺られるように不穏さを増して加速していく。夜の加速はそれ以上で、物語後半でも加速は止まるどころか増していき、ラストはそのまま窓の外に勢いよく飛び出していくような疾走感が残る。
ラストの数行に選ばれた言葉のエモさ。
繰り返される「ファイトクラブ規則第一条」のキャッチーさ。
最高の本だった。
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Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァー『フルスロットル トラブル・イン・マインドI』文春文庫。
『クリスマス・プレゼント』、『ポーカー・レッスン』に続くディーヴァーの第三短編集。I巻とII巻の分冊刊行でII巻は来月の刊行のようだ。やはり、ディーヴァーは短編も面白い。捻りに捻った終盤の展開と納得のいく結末は、捻りの魔術師・ディーヴァーならでは。
『フルスロットル』。人間嘘発見器、キャサリン・ダンスが活躍する表題作の短編。ラストのこれでもかと畳み掛けるような捻りの連続と謎解きには唸らされた。お見事と言うしかない。自由兄弟会による爆弾テロの計画を察知した警察は二人の容疑者を逮捕する。テロ攻撃まで2時間余りとなり、急遽呼び出されたキャサリン・ダンスは容疑者の一人を尋問する。果たして、爆弾テロはどこで実行されるのか。キネシクスの通用しない容疑者にダンスは……★★★★★
『ゲーム』。終盤に明らかになる意外な事実。これもまたディーヴァーならではの短編だ。物語は1年前から始まる。83歳のサラ・リーバーマンはタウンハウスをある親子に貸すことになるが、次第にその親子がサラの生活に立ち入るようになる。親子はサラの生活を乗っ取り、資産を奪おうとしていたのだ。そして、現在。サラは親子により殺害され、サラの家政婦だったカーメルは私立探偵のエディ・カルーソの元を訪ね、サラの遺体を探して欲しいと依頼する。★★★★
『バンプ』。そういうことかと納得。最後の最後に見事な捻りを見せてくれた。元売れっ子俳優のマイク・オコナーは一発逆転を狙ってテレビ局にドラマの企画を持ち込むが、なかなか採用されない。逆にテレビ局から提案されたのは、生放送で自分の金を賭けてプレイするポーカーゲームだった。いよいよ6人の参加者が持参した25万ドルを賭けたテレビ番組『一攫千金、一発勝負』が始まるが、密かにその金を狙う男たちが……★★★★★
『教科書どおりの犯罪』。リンカーン・ライムとアメリア・サックスが活躍する短編。詳しくは書けないが、まさかライムの敗北するとは。そういう意味では稀少な短編。捻りに捻った結末。悪夢のような現場に呼び出されたアメリア・サックス。狡猾な犯人は殺人現場を大量の生活ゴミで荒らし、現場の証拠を隠蔽したのだ。連続殺人事件の始まりと推理したライムは現場に残された僅かな物証から2番目の殺人を寸前で食い止めるが……★★★★★
『パラダイス』。真犯人が意外な人物でぺラムがどの様にして危機を回避するのかという捻りはあるが、ここまで4作の短編を読んでいれば、もはや驚きは少ない。『バンプ』と類似のパターンというのも驚きが少ない原因か。懐かしい流浪のロケハンスカウト、ジョン・ぺラムが活躍する短編。いきなりぺラムを見舞った危機の場面が描かれる。ロケハン中にブレーキが壊れた車を運転するぺラムは前を走っていたピックアップを巻きぞいに事故を起こす。一難去ってまた一難。ぺラムは殺人事件に巻き込まれる。★★★★
『三十秒』。舞台は北京オリンピック。ディーヴァーがスポーツを描くのは珍しいのでは。しかし、スポーツは刺身のつまに過ぎず、メインは爆弾テロ。余り捻りは無く、無難な結末だった。★★★
さて、次のII巻ではどんな捻りの効いた短編が収録されるのだろう。
本体価格1,200円
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おすすめ本に表示れされて気になったので読んでみた本。
読んでみてよかった。普段何気なく手にとってしまっているスマホ。ゲームはやらないし、SNSもそれほどやっていないつもりだったけれど、この本を読んで、自分は平均的なスマホユーザーでアテンション・エコノミーの餌食になっていることを悟りました。
ちょうど睡眠や食生活、生活習慣の改善に取り組んでいたし、外出時は本を持ち歩き夜もスマホを見ないように気をつけているところなので、せっかくならスマホの使い方も見直そうと思いました。
この本では30日間のリセット期間を設け、必ずしも必要でないテクノロジーから離れることを提案している。ただ、これから数ヶ月間は徹底的なデジタル片付けは難しいので、できる範囲でやっていくことにしました。中途半端だと上手くいかないようだけれど、今までよりよくなるとは思います。
【本を読んで実践したこと】
・ツイッターは退会
・スマホからフェイスブックアプリを削除(ほとんど見ないが海外の友達とのコネクションを完全に無くすのは寂しいので一応アカウントはキープ)
・スマホからインスタアプリを削除(この本の言うところの子供の自慢的な投稿をしていた。続けるかは要検討)
・スマホからヤフーニュースアプリを削除(ついついコメントを読んでしまい、不快な気分になることが多かったので、これを機会にヤフーは見ないようにする)
・スマホからスマートニュースのアプリを削除(気になる広告が多く、頻繁にクリックしていた。まさにアテンション・エコノミーの思う壺だった)
【もともとやっていたこと】
・夜9時以降スマホを触らない
・寝室にスマホを持っていかない
・外出先の暇潰しは読書(スマホを見てしまうことも多々あった)
・スマホに代わる趣味探し
【検討中】
・ニュースは何を読むか、聞くか、見るか
・ネットショッピングをどのように制限するか
・スマホのスリープタイムを設定するか