池田真紀子のレビュー一覧

  • 石の猿 上

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    今度は蛇頭ですかぁ~

    毎回驚くけど、作者はよく調べるんですね。

    中身も面白いけど、そっちに感心してしまいます。

    今回はいろんな映画のシーンが浮かんできて、よりリアルに読み進みました。

    毎回のことだけど、ハラハラドキドキ

    上巻のラストでは、狙われたのはやっぱり~って、早く下巻を読まないと。

    でも、私ったらリンカーン・ライムシリーズ逆読してるので、彼が無事なのはわかってるから安心ですが(笑)

    でも、本当に面白くて、昔のCMじゃないけど「止められない、止まらない」です。

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    2013年04月06日
  • 魔術師 上

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    「人生って、大部分が幻想なのではないかしら。だって過去の出来事はすべて記憶でしょう?
    そして未来は想像だわ。どちらも幻想よ。記憶は信用できないし、未来については推測するしかできない。絶対に現実と言い切れるのは、いまこの瞬間だけ。しかもそれだって想像から記憶へ刻一刻と変化し続けているわ。ね?人生の大部分は幻想なのよ。」

    というカーラのセリフがいい。

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    2013年04月06日
  • エンプティー・チェア 下

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    上下巻通しての感想。
    慣れない土地で事件を依頼され、苦慮しながらも容疑者を追いかけるライムとサックス。シリーズこれまでの作品とは少しばかり雰囲気の違う作品となった。
    とはいえ、いつものスピード感は衰えていない。途中中だるみする部分もあったが、下巻後半の展開は圧巻。「えっ」「えっ」の連続で、最後は「まじかよ!?」ってなりながら読んだ。

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    2013年04月04日
  • エンプティー・チェア 下

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    最高にハラハラしながら読みました。
    意外な展開に「( ̄△ ̄;)エッ・・・」「( ̄△ ̄;)エッ・・・」の連発。

    犯人捕まってやれやれと思えば、また違う展開へ。
    で、今度はもう安心、リンカーンは無事にオペできると思えば、またまた、「お前もか!」ってな調子で、まったく予想すらできない結末でした。

    本当に面白かったですねぇ。

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    2013年03月26日
  • エンプティー・チェア 上

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    今回もハラハラさせられた。

    リンカーンが自分の身体の手術を受けるべく出かけた町で、事件の解決に一役買ってしまう。

    犯人の少年は嵌められたんじゃないのかなぁ。
    途中からそんな気がしてきたんだけど、案の定なにか裏でありそうだわ。

    それにしてもこの上巻のラスト、驚いた~
    てっきり一悶着あってあの3人がサックスと悪くしたら撃ち合いにでもなるかと思ったんだけど、まさか!!まさか!!

    続きが楽しみ♪

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    2013年03月17日
  • クリスマス・プレゼント

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    十六の短編を収録したミステリー

    思った以上に完成度の高い短編が多くてうれしい驚きでした。ページ数も3、40ページほどのものがほとんどなので、気楽に読めるし、どんでん返しをたくさん楽しみたい、という方なら一気に読んでもいいと思うし、一話一話気が向いたときに読んでいくのもいいかもしれません。

    苦い結末の物も多いのでイヤミス好きの方にもお勧めできそう。またそういう結末のものが大勢を占めるので時たま紛れている、爽やかな結末の作品がまた引き立っています。

    特によかったのは『ジョナサンがいない』『三角関係』どちらも見事にやられてしまいました。
    『被包含犯罪』はリーガルものの面白さに加えラストシーンの

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    2015年06月14日
  • 12番目のカード 下

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    やはり、読み始めたら、他のことが出来なくなった。「なるほど、こう来たか」と思うところが、何度もある。ストーリーの面白さもさることながら、今回はライムのセリフにユーモアの要素がたぶんに加わり、それも楽しめた。「人はなぜかかならず自分の最大の弱点を最大の武器と勘違いして攻勢に出たつもりになる」とライムが得意げに言うシーンは笑えた。140年前の解放奴隷の事件で、なぜ少女の命が狙われるのか、なぜ12番目のカードが犯行現場に残されたのかが、非常にしっくりとした状態で解き明かされる。読後の開放感は心地よい。また、池田真紀子さんの訳も自然。名人芸の域ではないだろうか。文句なしの★5個。

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    2013年02月25日
  • 12番目のカード 上

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    ライム・シリーズの第6作目。面白い。やはり、読み始めたら、止められなくなった。幹となるストーリーは犯人の残した些細な遺留物を、最先端の科学捜査技術を使って分析し、犯人を追い込んでゆくというもの。しかし、設定は純真無垢な少女を襲う怪人に名探偵が挑むという古典的な設定。これがシリーズに安定感を与えていると思う。なぜ先祖の秘密を探るという理由だけで、少女の命が狙われるのか、なぜ犯人は12番目のタロットカードを犯行現場に残すのか、興味は尽きない。また、犯人の人物像も精密に描かれ、作品に重厚さを与えている。

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    2013年02月20日
  • エンプティー・チェア 上

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    ネタバレ

    リンカーン・ライムシリーズの第3作。舞台がライムが勝手知ったるニューヨークからノースカロライナ州の田舎に移っており、捜査の基礎情報を持ちえない所がキーになっている。
    上巻の看護婦を誘拐する件が長くてまどろっこしく感じたが(省略してもいいと思った位)、最後の最後でちゃんと意味を持つことがわかった。
    出てくる警官の誰が本当に悪いのか、注意して読まないと作者の罠にひっかかる。

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    2013年02月17日
  • ソウル・コレクター 上

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    ライムシリーズもずっと読んできましたが、安定した面白さです。
    今回の犯人は、自分の罪を他人になすりつけることで、殺人から窃盗、レイプまであらゆる犯罪を逃れている男。
    このシリーズの面白さは犯人を追い詰めていくライム達の調査力、推理力に加えて犯人側からの心理戦も描かれているところ。
    今上巻を読み終わった所で、犯人像がおぼろげながら浮かんできたところ。このあとどんなどんでん返しが起きるのか見どころです。

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    2013年02月09日
  • ソウル・コレクター 下

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    いつもゆっくり通院の車中で読むだけにしているのだけれど、今回は通院から帰っても気になって結局夜と朝で読んでしまった。

    最後までドキドキ、ハラハラ

    ネット犯罪など増えてきている昨今
    データが盗まれたなど被害も出ている現在

    これを読んでいると空恐ろしくなる。

    実際個人データ―なんて簡単に盗まれてしまう時代だものね。

    それにしても面白かったわ~

    児玉清さん推薦の本を少しずつ読み始めたんだけど、著者とのインタビューを読んで、改めてもういないんだなぁと思ったら切なくなってしまった。

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    2013年01月08日
  • ソウル・コレクター 上

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    帯に児玉清さんのお顔を見て購入。
    購入してから気が付いたのが、映画「ボーンコレクター」を見ていたけど、あのシリーズ?ってことでした。

    読んでいるとリンカーンが常にデンゼル・ワシントンで映像が現れていました。

    それにしても、現代ならではの事件ですね。

    SSDみたいな組織って日本にもあるのかしら。
    なんでも情報の世の中だから怖いなぁ。

    ベッドで捜査指揮するリンカーン
    あの部屋・・

    今回の犯人は誰だろう・・

    下巻が楽しみ。

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    2012年12月10日
  • 魔術師 下

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    〈リンカーン・ライム〉シリーズ第5弾
    "魔術師"の邪悪なショーを阻止することはできるのか?
    驚愕のラストが待ち受ける、シリーズ最強傑作!
    2004年度「週刊文春ミステリーベスト10」第3位

    ライムを襲った魔術師〈エリック・ウィアー〉の捜索は行き詰る。
    一方で様々な現場から、極右武装組織《愛国同盟》主導者であるアンドリュー・コンスタンブルと接触を図ったとされる形跡が見つかる。
    コンスタンブルを脱走させるため担当検事を襲撃すると予測したライムたち。
    見事魔術師を捕えたかと思いきや、彼は看守をも巧みな演技で騙し逃走。
    物理的・心理的な誤導で、彼の真の目的は達成された――はずだっ

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    2012年12月12日
  • 魔術師 上

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    ネタバレ

    〈リンカーン・ライム〉シリーズ第5弾
    舞台奇術さながらの連続見立て殺人が発生!
    リンカーン・ライムが超一流の"魔術師"に挑む
    2004年度「このミステリーがすごい!」第2位

    ニューヨークの音楽学校で殺人事件が発生。
    犯人は人質を取り学校ホールに立てこもる。
    まもなくのパトロール警官が犯人を追いつめるも、囚人環境の中犯人は消え去った。
    ――これは”消された男”だ。
    現場の証拠から犯人にはマジックの修行経験があると考えたリンカーン・ライムは、
    イリュージョニスト見習いの女性、カーラに協力を要請する。
    カーラの”誤導”に思わず唸るライム。
    そして連続する殺人および殺人未遂事件。

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    2012年12月03日
  • ソウル・コレクター 上

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    久々のリンカーン・ライムシリーズ。
    相変わらずの展開に満足。
    下巻にレビューはまとめて書きます。

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    2012年11月20日
  • ソウル・コレクター 下

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    下巻に入っても犯人の恐ろしさは増すばかりで、ギリギリまで犯人が突き止められない。情報を改竄できる犯人は強すぎる!最後のドンデン返しは流石。ディーヴァーは安定感あって外さない作家だと、再認識。

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    2012年11月17日
  • ソウル・コレクター 上

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     ライムの従弟が、逮捕された。
     周到に用意された証拠に、かえって違和感を覚えるライム。

     「クリミナルマインド」で「インターネットは人類が作り出した人智を超えたもの」っていってたけど、まさにそれなんだよね。
     でもって、ネットに熟知しているってことは各種の記録を改竄できるってことで。

     これが怖い。こわすぎる。

     も、手も足もでないじゃないかって状況から、まぁ、ライムなので無理矢理解決をこじあけていく。

     安定の面白さです。
     にしても、やっぱ「ボーンコレクター」は、白人の俳優で作り直すべきだよね。いや、デンゼンワシントンは最高によかったんだけどね、どーしてもあれがちらつくとぶれる。

    0
    2012年11月13日
  • ソウル・コレクター 下

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     ライムの従弟が、逮捕された。
     周到に用意された証拠に、かえって違和感を覚えるライム。

     「クリミナルマインド」で「インターネットは人類が作り出した人智を超えたもの」っていってたけど、まさにそれなんだよね。
     でもって、ネットに熟知しているってことは各種の記録を改竄できるってことで。

     これが怖い。こわすぎる。

     も、手も足もでないじゃないかって状況から、まぁ、ライムなので無理矢理解決をこじあけていく。

     安定の面白さです。
     にしても、やっぱ「ボーンコレクター」は、白人の俳優で作り直すべきだよね。いや、デンゼンワシントンは最高によかったんだけどね、どーしてもあれがちらつくとぶれる。

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    2012年11月13日
  • エンプティー・チェア 上

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    ネタバレ

    〈リンカーン・ライム〉シリーズ第3弾
    空っぽの椅子に座っているのはだれ?
    町の問題児”昆虫少年”が引き起こした誘拐事件の捜査に協力するライムとサックスだが……。

    シリーズ第3弾。
    脊椎の手術のためにノースカロライナ州を訪れたリンカーン・ライム、アメリア・サックス、トムは、
    地元警察から誘拐事件の捜査協力を依頼される。
    男一人を殺害したとされ、女性二人を誘拐し逃走した町の問題児の行方を明らかにするというものだ。
    当初乗り気ではなかったライムだったが、自身を案じるサックスにうまく説き伏せられ事件と関わることに。
    今作には重要な2つのポイントが抜けています。
    まず要の科学捜査が十分にできないという

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    2012年11月10日
  • ソウル・コレクター 上

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    ああ怖い怖い。このシリーズはいつだって恐ろしいモンスターが犯人となるわけだけれど、今回の522号の恐ろしさは際立っている。こんな化物に被害者として選ばれたらどうしよう、という恐怖だけではなく、加害者役として選ばれたらどうしようもない、という恐怖まで重なって、いやはや本当にぞっとする。

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    2012年11月03日