池田真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァーの"リンカーン・ライム"シリーズのスピンアウト。人が無意識にとる動作から嘘を見抜く尋問のスペシャリスト、キャサリン・ダンスが活躍するシリーズ。
カルト集団を率い、一家惨殺事件を起こした犯人が、脱獄に成功。
彼を追うキャサリン・ダンスとの、一進一退の攻防が始まります。
脱獄したダニエル・ペルは他人をコントールする天才。一方のキャサリン・ダンスは嘘を見抜く天才で、その2人の才能のぶつかり合いがこの作品の一つの魅力になっています。
脱獄犯であるダニエルを見ていると、以前に読んだオウム真理教信者の手記『アンダーグラウンド』を思い出しました。
寂しさ、心のす -
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Posted by ブクログ
一見華やかな宇宙旅行に隠された、凄まじいまでの労力の記録。死体や霊魂、セックスなど、ちょっと変わったテーマでの突撃取材を得意とするメアリー・ローチの新作は意外なことに宇宙開発だった。
宇宙開発関連というと、どうしても技術開発などのテクノロジー関連の話が中心になりがち。でも、ローチの関心はロケットや人工衛星にはなかったみたいで、宇宙に飛び出す人間に向けられてる。宇宙飛行士に向いている特性とは?宇宙空間での入浴って?トイレはどうなってるの?宇宙空間で船酔いしたらどうなる?無重力に長時間晒されると人の体はどうなるんだろう?そんな疑問をNASAやJAXA(!)にぶつけて、お得意の突撃取材を敢行。
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Posted by ブクログ
カルト集団のリーダーで、一家惨殺事件を起こした男が脱獄した。
追うのは、尋問とキネシクス(ボディランゲージ分析)の専門家、キャサリン・ダンス。
リンカーンライムシリーズからのスピンオフの1作目。
ディーヴァーはすごい。
最初の留置場での尋問から始まって、追い詰めたり逃げたり、そしてどんでん返しと、息をつく間もない展開だった。
最高に、エキサイティングな作品といえるだろう。
と、同時に思った。
テレビドラマ化を考えてるのだろうかと。
非常に資格的なのだ。
ま、それが妨げになっているわけじゃないけど、リンカーンライムシリーズが、彼の安楽椅子探偵的な部分のせいか非視覚的だと -
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