池田真紀子のレビュー一覧

  • 石の猿 上

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    ネタバレ

    リンカーン・ライムシリーズの4作目。中国からの密航船がニューヨークに近い沖合いで沿岸警備隊に見つかった。国際指名手配の密入国斡旋業者ゴーストを追う合同捜査班が、万策尽きてライムに分析を依頼した結果行方を突き止めたからだ。ゴーストは船を爆薬で沈め、密入国者たちは命からがら脱出。夢の国アメリカでの彼らの運命は?そしてライムたちはゴーストを捕まえられるのか…?「ゴースト合同捜査本部」と化したライムのタウンハウスには、おなじみのFBI捜査官フレッド・デルレイ(漆黒のスーツにカナリア色のシャツ!)、NY市警刑事ロン・セリットー(しわくちゃ〜)、同署中国系米国人刑事エディ・ドン(ロンの今の相棒で二丁拳銃の

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    2012年11月13日
  • 石の猿 下

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    ネタバレ

    (つづき)ゴーストによる証人殺害は続き、複数個所の捜査現場から採取された証拠物件は増え続け、ホワイトボードの書き込みは最終的に6ページ分に(多すぎ)!!爆破事故に巻き込まれた○○、ライムと希少な友情を育むリー、捜査メンバーに近づくゴースト、そして取り返しのつかない永遠の別れ…。ディーヴァーお得意のどんでん返しやスリリングは佳境に入ってからも用意されているが、それを心から楽しめない哀しみも満ちている。在米中国人の秘密結社「堂」が地方出身地ごとに存在するとか、民族間の文化の違い、中国的な迷信や考え方など、あまり馴染みのない部分もあり、今までとはちょっと趣きの違う作品だ。

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    2012年11月13日
  • インヴィジブル・モンスターズ

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    顎が吹っ飛んだ描写位平気、という方は是非。死んだと思っていたお兄さんとの再会。最後のシーンが切ない。名作です。

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    2009年10月04日
  • チョーク!

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    僕はバスを降りない。セックス中毒者の僕にとって「発射」の瞬間を延ばす以外に考えられることは何もない。

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    2009年10月04日
  • サプライズ・エンディングス 罠

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    ネタバレ

    ジェフリー・ディーヴァーといえば今だに『静寂の叫び』がベストと思っているくらいで、短篇はあまり読んでいないのだが、こちら、さすがの手際の良さ、という感じ。

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    2026年03月22日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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    ネタバレ

    もっとすっきりと短く出来たんじゃないかなーと思う。

    四年前、2人の友人の刺殺体を残し眠りについて以降目覚めないアンナ・O。
    眠りにつく直前に犯行を認めるかのようなメッセージを残していたことから、容疑者として保安院(犯罪人ではるが精神/身体疾患がある者を収容しておく病院施設的な?)に収容されている。
    いたずらに拘束し続けることに対する人権団体からの圧力もある中、眠ったままでは真相を追及出来ないとなり、主人公ベンの働く睡眠障害クリニックへアンナの覚醒依頼が舞い込む。
    アンナを目覚めさせることは出来るのか。そして、あの日アンナは本当に2人を殺めたのか。。。

    序盤こそ引き込まれたが、承の段階に入っ

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    2026年03月22日
  • ネヴァー・ゲーム 下

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    リンカーンライムシリーズのディーバー作。初めて、コルターショウシリーズを読んだ。こちらもしっかりどんでん返しがあり、「どんだけぇ〜」を味あわせてくれた。そこまで古くない作品やけど、時代の先取り感もヤバい。

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    2026年03月18日
  • ボーン・コレクター(下)

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    なかなか犯人と思しき人物が出てこなくて、これはパトリシア・コーンウェルの『検視官』シリーズのように、なんの伏線もなくいきなり犯人が断定されるやつか、と思ったけれど、実際に犯人が姿を現したら、ちゃんと伏線もあったことに気がついた。
    うん、これはちゃんとしたミステリ。

    3人目の被害者からは、生きているうちに救出することができたので、ライムたちの勝ちだなと思いながら読んでいたのに、犯人は被害者の生死など最初からどうでもよいと思っていたんだな。

    犯人が姿を現した時、たまたまそばにいた人が巻き添えを食ってしまったのはショックだったし、その後の展開も想像を絶するけれど、何事もなかったかのように次の事件

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    2026年03月17日
  • 魔術師 下

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    ネタバレ

    面白かった。
    特にカーラが気に入ったから、最後のどんでん返しの時はびびってしまったけど、やっぱりいい人だった!

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    2026年03月11日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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    ネタバレ

    眠り続けていたアンナが目覚めた時に事件は思わぬ方向に……というあらすじに、あまり心惹かれなかったけれど、面白いと聞いたので、読んでみた。
    まあまあ。
    長い。ベンの独白がダルい。
    伏線や前フリの置き方は、さり気なく、けれど重要で、良かった。面白かった。

    読みながら、シンデレラの罠とアクロイド殺しがちらついた。
    あと、最後は洋画のサイドエフェクト。てか構造同じじゃないか?
    この作品の良かったところは、人間ドラマがまあまあ良かったところかな。でも最後のアンナとベンのパートはよくわからない。ベンの独白がだるすぎる。
    よく考えたら登場キャラが女性ばかりで、独白ではどうあれ、ベンがイケメンとして描かれて

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    2026年03月10日
  • 幼年期の終わり

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    第3章のオーヴァーロードによるカミングアウトが最大のハイライト。
    いくばくかの謎が残りつつ終わるのでとても味わい深く、哲学的と言われる通り、様々な解釈ができる小説だと思った。

    とても読みやすい。光文社古典新訳文庫の理念とのこと。素晴らしい。

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    2026年03月08日
  • 幼年期の終わり

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    最後の展開には驚きました。
    これが1950年代に書かれたことにも驚きです。
    「そうはならんやろ」と思う展開でもあったけど、本当に起こったとき自分ならどうするだろう、と考えてしまうくらいにはのめり込みました。
    スケールの大きさ、宇宙の神秘も感じました。
    面白かった。

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    2026年03月07日
  • 12番目のカード 下

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    前作『魔術師』が面白くて(翻訳本を楽しく読めたこと自体も嬉しくて)そのテンションで読もうと手に取った本作でした。けど、エンジンかかるのに少し時間はかかったのだけど、前作登場のキャラクターや、知ってるキャラクターが活躍していく場面が心地よくて、シリーズものを読む良さを感じた。
    狙われる少女が単にか弱い守られるべき存在と描かれてはおらず、芯のある女性として描かれており、そこがより応援したくなると感じた。
    犯人がターゲットを狙う様や、ライムたちが犯人にどう迫るかを交互に描くところがたまらなく面白かった。

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    2026年03月04日
  • 幼年期の終わり

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    ネタバレ

    1989年に第1章を書き直したバージョン。地球に突然現れた宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人が地球を保護・監視する中で世界から争いが消えた。彼らは50年後に人間の前に姿を現すという。平和な50年間で変わる人間の価値観と文化。何でも手に入る時代は思ったほど芸術や文化が華開かない。少数だが自給自足生活に戻りコロニーを形成し生活する人も現れる。そして迎える人間の新しい世代と破滅。まさか自分の産んだ子が異星人だったなんて、想像しただけで絶望と無力感に包まれてしまった。平和の世で何をするか、考えさせられる作品だった。
     20260320 『地球幼年期の終わり』 創元SF文庫 1章を読む

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    2026年03月01日
  • ボーン・コレクター(上)

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    ネタバレ

    ニューヨーク市警で科学捜査のエキスパートだったリンカーン・ライムが主人公のシリーズの第一弾。
    現在のライムは、事故のため四肢が麻痺し、首から上と左手の薬指しか動かすことが出来ない。
    自殺しようにもそれすらできない状況で、彼は楽に死なせてくれる人を探している。

    そんな時、猟奇的な殺人事件が起きる。
    元同僚たちはライムの寝室を捜査本部とし、殺人犯を追うのだが、実際に現場に行って鑑識業務を行うのは、関節炎に苦しむ美貌のパトロール巡査のアメリア・サックス。
    彼女は傍若無人なライムに最初は反発するけれど…。

    事件がニューヨーク市警からFBIに横取りされたところまで。
    サックスの現場検証とライムの頭脳

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    2026年02月27日
  • ファイト・クラブ〔新版〕

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    ネタバレ

    一気読みしたが、奇妙な小説である。
    引き込まれて、読む手が止まらないのだが、何が語られているのかは、よくわからないのだ。

    文体には、常に皮肉なユーモアが満ちている。
    さらに、話題を急旋回させたり、何度もリフレインさせたりする、独特のリズムがあり、グイグイ先を読ませる。

    しかし、物語の軸は何なのか?主題は何なのか?は、見えてこない。

    「主人公=タイラー」の構造は、予想できるし、序盤・中盤で、何度もほのめかされているため、ミステリー的な求心力が、仕込まれているわけでもない。

    第1章で、「主人公/タイラー/マーラ」の「三角関係」が示唆されるが、明確に提示されず、成立していないといったほうが良

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    2026年02月23日
  • シャドウ・ストーカー 下

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    正にジェットコースターのような展開でとても面白かった。ライムの登場で突然科学的に緻密になる展開は尚更面白い。翻訳物にしては面白いし読み易いのはやはり翻訳家さんの腕化素晴らしいからか。とても楽しめた、他作品も楽しみ。

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    2026年02月19日
  • ハンティング・タイム

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    面白かった。シリーズ物と知らずに読みましたが、前作読まずとも特に影響は無かったと思います。前半から中盤あたりまではなかなかテンポ感が緩めで1ページ2段構えのため文章量が多く感じたせいなのか、かなり読み進めるのに時間がかかってしまいました。しかし、追いかけっこが本格的にスタートし始めた中盤あたりからテンポもよく展開もわかりやすくて海外ドラマを見ているかの如く次から次へとページを捲っていける状態でした。ハラハラドキドキ感、真犯人とその真相に迫る感じが読み応えあり。あと非常に読みやすくしてくれている翻訳家さんだなと思いました。帯にドンデン返し20回越えとありますが、ちょっと20回もあったのかわからな

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    2026年02月22日
  • 石の猿 下

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    ゴーストの正体に驚いた。ジェットコースター具合は相変わらずであっという間に読み終えた。やはりこのシリーズは面白い。

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    2026年02月18日
  • 12番目のカード 下

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    科学的で論理的な捜査手法と派手なアクションが楽しめる安定のシリーズはやはり面白い。真の動機も想像つかないし展開も二転三転激しくてあっという間だった。

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    2026年02月18日