池田真紀子のレビュー一覧

  • エンプティー・チェア 上

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    リンカーン・ライム・シリーズ第三作。
    町の問題児だった「昆虫少年」を逮捕するアメリア。
    だが犯人ではないと確信を抱く。
    我が子のように感じる思い入れが深すぎて、不思議な気もするが、子供がいて当たり前の環境で育ったからか?
    ねちっこい書き込みはディーヴァーならでは。
    少年が犯人と信じるライムとの師弟対決?

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    2013年03月03日
  • 魔術師 上

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    デンゼル・ワシントン主演で映画化もされた
    「ボーン・コレクター」でおなじみ
    リンカーン・ライムシリーズの本作
    相変わらず介護士トムとケンカしつつ
    ライムは殺人魔術師の暴走を止められるのか!
    上下巻でスケールありますが
    一気読みできます。ディーヴァーはやっぱり面白い

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    2009年10月04日
  • 石の猿 上

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    ネタバレ

    リンカーン・ライムシリーズの4作目。中国からの密航船がニューヨークに近い沖合いで沿岸警備隊に見つかった。国際指名手配の密入国斡旋業者ゴーストを追う合同捜査班が、万策尽きてライムに分析を依頼した結果行方を突き止めたからだ。ゴーストは船を爆薬で沈め、密入国者たちは命からがら脱出。夢の国アメリカでの彼らの運命は?そしてライムたちはゴーストを捕まえられるのか…?「ゴースト合同捜査本部」と化したライムのタウンハウスには、おなじみのFBI捜査官フレッド・デルレイ(漆黒のスーツにカナリア色のシャツ!)、NY市警刑事ロン・セリットー(しわくちゃ〜)、同署中国系米国人刑事エディ・ドン(ロンの今の相棒で二丁拳銃の

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    2012年11月13日
  • 石の猿 下

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    ネタバレ

    (つづき)ゴーストによる証人殺害は続き、複数個所の捜査現場から採取された証拠物件は増え続け、ホワイトボードの書き込みは最終的に6ページ分に(多すぎ)!!爆破事故に巻き込まれた○○、ライムと希少な友情を育むリー、捜査メンバーに近づくゴースト、そして取り返しのつかない永遠の別れ…。ディーヴァーお得意のどんでん返しやスリリングは佳境に入ってからも用意されているが、それを心から楽しめない哀しみも満ちている。在米中国人の秘密結社「堂」が地方出身地ごとに存在するとか、民族間の文化の違い、中国的な迷信や考え方など、あまり馴染みのない部分もあり、今までとはちょっと趣きの違う作品だ。

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    2012年11月13日
  • インヴィジブル・モンスターズ

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    顎が吹っ飛んだ描写位平気、という方は是非。死んだと思っていたお兄さんとの再会。最後のシーンが切ない。名作です。

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    2009年10月04日
  • チョーク!

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    僕はバスを降りない。セックス中毒者の僕にとって「発射」の瞬間を延ばす以外に考えられることは何もない。

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    2009年10月04日
  • ロードサイド・クロス 下

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    ブログ記事への誹謗中傷が広がる中、渦中の若者トラヴィスが行方不明に。そして次々と事件が起こる。
    ライムシリーズと違い、凄腕の刑事達の個人技より、ダンスを中心にしたチーム捜査で解決していきます。

    個人的には、終盤のダンスの母イーディの言葉に感銘を受けました。
    また、オニール達との関係など、今後楽しみな要素も残ってます。

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    2025年12月02日
  • スパイダー・ゲーム

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    前半のスピード感やパズルを解くような爽快感は従来のディーヴァー作品と同じ。どうして共著にしたのかは不明だが、リンカーンライムとは全く違う方向から犯人の先回りをしていくハッカーのやり方は今までにない味でとても新鮮。ヘロン教授の手品並みのスマホのハッキングワザには笑えた。

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    2025年11月17日
  • パチンコ 下

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    ネタバレ

    ノア衝撃。
    現代では少なくなってきたと思うが、ちょっと昔はかなり、出生に関係したいざこざが絶えなかったんだな。悲しい
    ノアの決断が哀しい。
    しょうがないよなとも思える。
    主人公が変わりすぎてちょっと味気なくもあるが、面白かった。だからパチンコかー。

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    2025年11月08日
  • パチンコ 上

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    ネタバレ

    イサク、あっという間に・・・
    もっと知りたかった。
    本当に悲痛なんだが。涙でるとこだった。
    ソンジャも最後お母さんに会えて良かった!ハンスは良い人なん?
    昔と今では考え方が違うのか? いや妻がいるのにおかしいよな。ソンジャ幸せになってほしい。下巻はどうかな。楽しみ。

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    2025年11月06日
  • クリスマス・プレゼント

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    非常に面白かったが、一部大満足とはいかない短編もあったため、惜しくも★5とはならなかった。

    個人的には「三角関係」がどんでん返しという意味で衝撃的だったかもしれない。しかも、リンカーン・ライムシリーズとはまた違った種類のどんでん返しだったので、そういう意味でも印象に残った。

    逆に表題になっている「クリスマス・プレゼント」は、もちろん面白かったのだが、いつものクオリティから考えると期待以上とは言えなかったのが少し残念だったかもしれない。

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    2025年11月04日
  • バーニング・ワイヤー(下)

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    姿が見えぬまま、電気を利用した殺戮を繰り返す犯人。さすがのチーム・リンカーン・ライムも苦戦する。
    犯人が賢過ぎるけど、ライムはもっと凄い。少し短めで、ラストまで一気に読み切れました。

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    2025年10月26日
  • スパイダー・ゲーム

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    どういう感じでの合作かわからないけど、ディーヴァーらしいどんでん返し系でなかなか面白い。
    中盤の事件の構造の反転にやられたし、ミスでレクションに使われたこと自体今を映しつつぞっとしました。
    3046冊
    今年274冊目

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    2025年10月26日
  • パチンコ 下

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    ネタバレ

    祖国にとどまるのも、出ていくのも。
    祖国に戻るのも、戻れないのも。
    生まれる国は選べないのに、どちらも、貧しく困難な道のりとなる。
    それでも彼らは、誠実に生き抜いていく。

    ソンジャの母ヤンジンも辛抱の人だ。でも、最後に抱えていた内面を吐露してしまう。そんな親娘の感情のぶつけ合いが印象に残った。

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    2025年10月26日
  • バーニング・ワイヤー(上)

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    第9作。今回の敵は"電気"。日常生活の中で、現代社会において当たり前のようにあり、必要不可欠なもの。それが脅威となる。
    メキシコに飛んだウォッチメイカーも追跡しながら、2つの事件に挑む!

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    2025年10月23日
  • スパイダー・ゲーム

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    ジェフリーディーヴァー。殺人鬼に妹を襲われた捜査官がかつて自分が逮捕した侵害行為専門家と捜査に乗り出す。次々と事件をおこす犯人とそれを追う2人の頭脳戦が始まる。
    ディーヴァー味のある追いかけっこを楽しめる一冊だがリンカーンライムシリーズとかかなりかぶってみえる。また相棒の専門家である大学教授はただの元ブラックハッカーでよかったのではと思う。聞き慣れない専門分野をだした意味があるのか今後分かるかもしれないので期待しています

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    2025年10月23日
  • スパイダー・ゲーム

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    国家安全保障省の捜査官カーメン・サンチェスの妹が襲われた。辛くも命に別状はなかったが、犯人は前日に男性を殺害したのと同一人物とおぼしく、事態は連続殺人の様相を呈する。犯人には蜘蛛のタトゥーがあったことから「スパイダー」と呼称されることになった。だが捜査は遅々として進まず、サンチェスは妹を守るために自ら「スパイダー」を追うことを決意、ハッキングや権利侵害事案のエキスパートであるジェイク・ヘロン教授に協力を要請する。

    サンチェスが行動し、自らを名探偵ホームズにならって「諮問探偵」と称するヘロンが情報分析と推理にあたるという役割分担で、二人は着実に「スパイダー」に迫るも、第三の事件が発生。現場は南

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    2025年10月19日
  • パチンコ 下

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    ネタバレ

    夫ではない男の子どもを宿し、ソンジャは日本に渡ってきた…4世代に渡る在日コリアン一家の過酷な物語。 

    大好きな韓国と日本との関係を考えさせられるという意味ではモヤモヤ感がありますが…

    とても読みやすく…壮大で救いの物語面白いかったです。

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    2025年10月17日
  • パチンコ 上

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    ネタバレ

    夫ではない男の子どもを宿し、ソンジャは日本に渡ってきた…4世代に渡る在日コリアン一家の過酷な物語。 

    大好きな韓国と日本との関係を考えさせられるという意味ではモヤモヤ感がありますが…

    とても読みやすく…壮大で救いの物語面白いかったです。

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    2025年10月17日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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    夢遊病、生存放棄症候群という現実にも存在する難病をテーマに繰り広げられるミステリー。

    眠り姫ことアンナが本当に殺人を犯したのかを、犯罪心理学者のベンが解明していく展開。

    聖書や哲学色強めの作品で人によってはそこがむしろ読みにくさを助長してしまう。
    私はそういう作品が好きなので、個人のアイデンティティや存在価値とは何かを考えるテーマは受け入れやすく、ベンやアンナの心理描写を興味深く読めた。
    ベンが感じる"他人の人生を生きている気がすることがある"
    というワードが最後に繋がる。
    人生の三分の一は眠っているというが、言うなれば生の中の三分の一は死であると。
    生きることは拷問の

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    2025年10月06日