池田真紀子のレビュー一覧
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ネタバレ1989年に第1章を書き直したバージョン。地球に突然現れた宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人が地球を保護・監視する中で世界から争いが消えた。彼らは50年後に人間の前に姿を現すという。平和な50年間で変わる人間の価値観と文化。何でも手に入る時代は思ったほど芸術や文化が華開かない。少数だが自給自足生活に戻りコロニーを形成し生活する人も現れる。そして迎える人間の新しい世代と破滅。まさか自分の産んだ子が異星人だったなんて、想像しただけで絶望と無力感に包まれてしまった。平和の世で何をするか、考えさせられる作品だった。
20260320 『地球幼年期の終わり』 創元SF文庫 1章を読む -
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ネタバレニューヨーク市警で科学捜査のエキスパートだったリンカーン・ライムが主人公のシリーズの第一弾。
現在のライムは、事故のため四肢が麻痺し、首から上と左手の薬指しか動かすことが出来ない。
自殺しようにもそれすらできない状況で、彼は楽に死なせてくれる人を探している。
そんな時、猟奇的な殺人事件が起きる。
元同僚たちはライムの寝室を捜査本部とし、殺人犯を追うのだが、実際に現場に行って鑑識業務を行うのは、関節炎に苦しむ美貌のパトロール巡査のアメリア・サックス。
彼女は傍若無人なライムに最初は反発するけれど…。
事件がニューヨーク市警からFBIに横取りされたところまで。
サックスの現場検証とライムの頭脳 -
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ネタバレ一気読みしたが、奇妙な小説である。
引き込まれて、読む手が止まらないのだが、何が語られているのかは、よくわからないのだ。
文体には、常に皮肉なユーモアが満ちている。
さらに、話題を急旋回させたり、何度もリフレインさせたりする、独特のリズムがあり、グイグイ先を読ませる。
しかし、物語の軸は何なのか?主題は何なのか?は、見えてこない。
「主人公=タイラー」の構造は、予想できるし、序盤・中盤で、何度もほのめかされているため、ミステリー的な求心力が、仕込まれているわけでもない。
第1章で、「主人公/タイラー/マーラ」の「三角関係」が示唆されるが、明確に提示されず、成立していないといったほうが良 -
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面白かった。シリーズ物と知らずに読みましたが、前作読まずとも特に影響は無かったと思います。前半から中盤あたりまではなかなかテンポ感が緩めで1ページ2段構えのため文章量が多く感じたせいなのか、かなり読み進めるのに時間がかかってしまいました。しかし、追いかけっこが本格的にスタートし始めた中盤あたりからテンポもよく展開もわかりやすくて海外ドラマを見ているかの如く次から次へとページを捲っていける状態でした。ハラハラドキドキ感、真犯人とその真相に迫る感じが読み応えあり。あと非常に読みやすくしてくれている翻訳家さんだなと思いました。帯にドンデン返し20回越えとありますが、ちょっと20回もあったのかわからな
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ネタバレ読むと不安になる、独特な不気味さがあるSF小説。
物語のラストで人類は“超進化”を遂げる。しかしその結果、新人類の子供たちは親や旧世代の人類と意思疎通できなくなり、最後には地球を破壊して去っていく。
私は思った。「これのどこが“進化”だというのか?」
私にとって、種としての進化とは宇宙との調和に向かうものだ。しかし本作で起きているのは、旧世代との断絶と破壊である。これは進化というより、突然変異によって“クリーチャー化”しただけではないか、とすら感じた。
だが同時に、これこそが著者クラークの示した「問い」なのだとも思う。私の違和感は、あくまで“旧人類の視点”に立ったものに過ぎないのだろう -
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政治家の母、投資家の父のもと、一流大学をでて、雑誌の出版社を立ち上げ編集業をしていたアンナはある時、友人が死んでいる殺害場所で意識が覚醒し(目覚め)元々夢遊病の症状あった(家族の秘密だった)りしたことと、疑う余地のない状況などから殺人犯と考えられている。しかし、本人は事件後4年も眠ったまま。睡眠関連の犯罪の専門家ベネディクト(ベン)はアンナを目覚めさせる依頼を受け彼女に関わると同時にこの事件を調べ始める。果たして犯人は?真相は?アンナは目覚めるのか?
とまあ、あらすじだけ読むとなかなか面白そうなのですが、この文庫、さほど厚くないようなのに本文674ページと、普通の2倍あります。そして、2/3位