あらすじ
盗まれる個人情報、改竄されるデータ。知らぬ間に罪を着せられる恐怖!
殺人容疑で逮捕されたいとこを無実とみたリンカーン・ライムは、冤罪とおぼしき同様の事件の発生を突き止める。共通の手がかりが示したのは、膨大な情報を操る犯人像。真相を究明すべく、ライムのチームは世界最大のデータマイニング会社に乗り込むが――。データ社会がもたらす闇と戦慄を描く傑作!
感情タグBEST3
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今作はちょっと異質な怖さだった(*´ー`*)
知らない間にデータで全て管理され、知らない間に変えられる…まるで違う人間に変えられる恐怖…
ゾワゾワっとどんでん返しの巻:(;゙゚'ω゚'):
Posted by ブクログ
久しぶりのジェフリー・ディーバー
面白いのはわかってたけど、なんとなく先延ばしにしてもう5年以上
ウォッチメーカー以来、かな
サックスとそんな関係になったんだったっけ
久しぶり過ぎて忘れてしまっている
2008年に書かれているが古さを感じない
面白かった!
次
キャサリン・ダンスにいくか
リンカーンにいくか
どうしようかな
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“522号”を追う展開の他方、ライムが従兄弟と疎遠になってしまった経過等、本人の過去の物語が綴られるのも少し興味深い…
本作では、ライムが“ルーキー”と呼ぶ若い巡査、プラスキーが活躍する。プラスキー…気に入っている劇中人物なので、少し力が入った…
各種の個人情報を操って、様々な犯罪を繰り返す“522号”の暗躍と、それを追うライム達捜査陣という物語の他方…「“情報”が盲目的に信用されるようなことになっていないか?」とか、「“情報”に囚われて、真摯に人間と向き合っていない傾向は無いか?」とか、「安全や平和のため、何処まで“情報”は利用して差し支えないのか?」というような、何か「現代社会の少し大きなテーマ」を考える材料のような要素も在るように思った…
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リンカーン・ライムの従兄弟、アーサー・ライムが殺人容疑で逮捕される。本人は犯行を否定するが、アリバイはなく物的証拠は十分。ライムは「証拠が都合よく揃いすぎている」ことを不審に思い、独自に捜査を開始。
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下巻に入ってからはノンストップの一気読みしてしまった。後半反撃が始まってからの、犯人の万能っぷりが笑っちゃうほど凄いので、データ社会の恐ろしさもしっかり刻み込まれました。プラスキーはいい警官だなぁ。とても真っ当で彼がいると安心する。末長くチームで活躍してほしいなぁ。
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相変わらず素晴らしいジェフリー・ディーバーの小説。読者がどんな気持ちでこの場面を読んでいるということをしっかりわかっているんだろうな。と思うほど毎回騙されます。
Posted by ブクログ
いつもゆっくり通院の車中で読むだけにしているのだけれど、今回は通院から帰っても気になって結局夜と朝で読んでしまった。
最後までドキドキ、ハラハラ
ネット犯罪など増えてきている昨今
データが盗まれたなど被害も出ている現在
これを読んでいると空恐ろしくなる。
実際個人データ―なんて簡単に盗まれてしまう時代だものね。
それにしても面白かったわ~
児玉清さん推薦の本を少しずつ読み始めたんだけど、著者とのインタビューを読んで、改めてもういないんだなぁと思ったら切なくなってしまった。
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下巻に入っても犯人の恐ろしさは増すばかりで、ギリギリまで犯人が突き止められない。情報を改竄できる犯人は強すぎる!最後のドンデン返しは流石。ディーヴァーは安定感あって外さない作家だと、再認識。
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ライムの従弟が、逮捕された。
周到に用意された証拠に、かえって違和感を覚えるライム。
「クリミナルマインド」で「インターネットは人類が作り出した人智を超えたもの」っていってたけど、まさにそれなんだよね。
でもって、ネットに熟知しているってことは各種の記録を改竄できるってことで。
これが怖い。こわすぎる。
も、手も足もでないじゃないかって状況から、まぁ、ライムなので無理矢理解決をこじあけていく。
安定の面白さです。
にしても、やっぱ「ボーンコレクター」は、白人の俳優で作り直すべきだよね。いや、デンゼンワシントンは最高によかったんだけどね、どーしてもあれがちらつくとぶれる。今回のようにライムのバックボーンがかかわってくると余計にぶれる。
それがしんどいです。
うん、せめてテレビシリーズにしてっていう案はないんですかねぇ。
にしても、<感覚>っていう感性は、すごいなと思うのである。
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他人の個人情報を犯罪のために次々と改変していく犯人。途中でほぼ無双状態に。今回は勝てるのか?ハラハラドキドキ。
だがチーム・ライムは、物的証拠とチームプレイで立ち向かう!面白かった!
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ジェフリー・ディーヴァーは大好きな作家だけど、シリーズ物は好んで読まなかったがリンカーン・ライム シリーズを初めて読んで見ました。
面白かった。
食わず嫌いはよくないですね。
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インターネットでの情報操作による恐怖が漂う非常に丁寧な描写がなされた今作のサイコキラー。ライムとサックスの周辺人物の関係の展開が素晴らしい。パムいい味出来てる。ウォッチメイカーの再登場もさすがだった。
Posted by ブクログ
久々にリンカーン・ライム作品。
どんでん返しはあんま感じなかったけど、ストーリー的には面白かった。
情報を簡単に操作されて、それによって身に覚えのない罪を着せられて、、、怖すぎる。
SSDが把握してたような個人に関するデータって、実際どのくらい集められてるんだろう。
急にQRコード払いとかスマホ決済が怖くなってくる、確かに現金払いがデータ的には最も残らないな。
パミーが出てきて、おぉ〜ってなってたら、最後の最後でまさかのウォッチメイカー!
リチャード・ローガンの事件は本筋とどう絡んでくるのかと思いながら読んでたけど、
そういう絡み方ね、楽しませてもらいました。
次はキャサリン・ダンスシリーズに手を出してみようかな。
Posted by ブクログ
システム開発や、データベースを
触ったことのある人なら
今回の犯人が、被害者に接触、犯行におよぶ
ことを「トランザクション」と呼んでることに
ニヤニヤしてしまう。
クレジットカード等の記録から
個人情報、趣向を読み取り殺人の罠にかけていく
凶悪犯が出てくる話
レベルは高いけど、上の下といった感じ。
Posted by ブクログ
(上巻より)
しかし、何よりも気になったのは、ブラスキー刑事。
マロイ警部が殺されてしまったのもあり、
前作以上に殺されてしまったのではないかと、はらはらした。
怪我で済んで良かった。
あとは、情報を持ち出した方法が、手書きというのはちょっと。
さすがにそれでは、持ち出せる情報量が限られてしまうので、
「神」と呼ばれるほど全知全能にはなれないだろう。
Posted by ブクログ
ややこしいテーマでも読みやすく常に面白いのはさすがディーヴァー流。シリーズ随一手口のいやらしい敵で、追い詰められる様が痛快。最後の1撃2撃はざまあ見ろだが、微細証拠物件の出番が渋かったのは少し物足りない。
Posted by ブクログ
上巻は少しダラダラした感があったが、下巻ではかなり疾走感があった。
意外な犯人に、どんでん返しの連続。
犯人と主人公たちの駆け引きがとても楽しい。
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズ8作目。
今回の事件をざっくり言うと、「(デジタルデータ、ビックデータと呼び名はさまざまだが)個人のすべての情報がどこかに蓄積されて、それを犯罪に使われると本当にお手上げ」というお話。
絵空事ではなく、現実がそこまで来てる感じがしてうすら寒い。個人の情報は個人で守れと言われても、もうどうしょうもないところまで来てるのかも……。と、ちょっと考えさせられる。
今回は犯人が見えない感じで書かれてるので、個人的にはいつもより楽しめた。
シーン毎のつなぎが映像的な感じがして場面展開がアメリカちっくだけど、この作品の映像化したのがみたいなぁ。
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リンカーンシリーズの8作目。このシリーズを読むのは1年に1作と決めている。すぐに全部読むのはもったいないのと、読み始めると他のことに手が付けられなくなるから。
1作目の「ボーンコレクター」から、このシリーズ外れがない。ジェットコースター的なストーリー展開、探偵対悪者の息を飲む頭脳勝負、地味な証拠の積み上げからあっと驚く事実の発見。また、ストーンと音のするようなラストのすわりの良さも魅力的。
今回はリンカーンのいとこのアーサーが強盗殺人で逮捕されることから始まる。証拠が揃いすぎていることに疑問を感じたリンカーンは、何者かにアーサーの行動がすべて監視されていることを突き止める。
犯人像がボンヤリしている前半はシリーズ屈指の面白さと思うが、ビッグデータを利用した犯人像が判ってからの展開が少々だれるような気もする。しかし、シリーズならではの「仕掛け」も前作ほどの派手さはないが存在。また、リンカーンの青春時代の回想もあり、ファンとしてはうれしい。
結論を言えば、やっぱり8作目も面白かった。このシリーズを未読の人は幸せと思う。もちろん、未読の人は映画化された「ボーンコレクター」からお読みくださいませ。
Posted by ブクログ
怖い。怖すぎる・・・。
『ウォッチメーカー』以降、
これまでの作品とか、あるいは、
他のシリーズ(キャサリン・ダンスシリーズ)との
関連性を、強く意識していますね。
いやぁ、でも、この手の話、
シャレにならないよね。
Posted by ブクログ
平凡な学者が殺人事件の犯人として逮捕。無実を主張、が充分すぎる証拠。。疑念を感じる一人の捜査官。調べてみると過去にも類似の冤罪事件が・・。個人情報、データ分析による未来予測、ターゲットマーケ、オッカムの剃刀、心理プロファイリング等々旬な話題をこれでもかと盛り込むノンストップサスペンス。データ社会のリスクと将来性を究極のなりすましにて物語をかたどる。一気読みの傑作です!
Posted by ブクログ
今回は意外性に少しかけたかな。
いつもは、まさかその人がっ!!てなることが多いんだけど、今回はノーマーク過ぎて誰だっけって思い出すのに時間がかかった。
ライムが先を読まれて仲間を失うのは駆け引きの緊張感があって面白かったけど。
アメリアが危険な目に遭うのは定番だけど、今回はそこまでヤバい感じがしなかった。
全体的に面白かったけど、前作のウォッチメイカーの方が個人的には好きかな。
Posted by ブクログ
やっと文庫になったしと思って読み始めてみたものの…なんかこれまでのリンカーン・ライムシリーズと違う気がしてならなかった。何が違うのか色々考えてみたら、まずはグリッド捜査や科学捜査のシーンが少ない気がする。そこが醍醐味なのになんだか残念。その分なんだが潜入捜査やアリバイとかを推してきて、なんだかキャサリン・ダンスの影響か?とか思ったりもした。ただプラスキーの活躍は個人的には嬉しい。あと物足りないのはなんといってもいつものどんでん返しがない。なんとなく最後まで予定調和というか…いつもは数カ所で思う、やられた!とのが一度もなく、なるほどなるほどと思っているうちに読み終わってしまった。最初に出てくるロンドン市警を巻き込んだ事件が絶対にどこかで絡んでくるんだろうと思っていたら、最後の最後まで絡んでこずがっかり。しかもそこでウォッチメーカーなのかって思ってしまう。新作に出てくるらしいのでその布石なのかもしれないが。最後の最期に伏線を全部回収していくのがこのシリーズの醍醐味な気がしたのに、次回への布石で終わるとは少し残念。
ただ次回作への楽しみが1つ。サックスはどんな新車を買うのか(笑)
ストーリー自体は全てを知る男という情報化社会の産物のような犯人の話だが、文庫になってしまう間に話題としてもはや古いものになってしまったように思う。出た頃に読んでいればまた違ったのかもしれないが、今では少し違うよなと思ってします。
そういう意味でも新作は文庫になるのを待つか、すぐ買うか悩むところです。
Posted by ブクログ
今回の敵は、いつもの緻密系な敵と少し毛色が異なり、それはそれでなかなかだった。最後の方は、ちょっとお間抜けでもあったけど。一介の犯人があんなにデータ改竄出来たのは、やや納得いかないところもあったけれども、相変わらずのジェットコースターっぷりで楽しめました。
Posted by ブクログ
伏線につぐ伏線だがは相変わらずだけれど、気がついて先読みして犯人逮捕に向かうけれど、今回は空振りが多いような気がする。
著者は自分でリンカーン・ライムシリーズの登場人物ファイルを作っているそうだ。
巻末特別収録で著者と児玉清氏の対談があるがその対談後児玉氏にそのファイルを進呈したとあり、それが羨ましい。
Posted by ブクログ
ディーバー作品らしくドキドキ感のあるエンターテイメントの佳作。個人的な意見としてこの作者の作品の出来は悪役のキャラクターにかかっている、と思っているが、第2作目のコフィンダンサーを超える悪役はまだ出て来ていないと今作を読んでそう感じた。