あらすじ
セイディはMITの学生。ある冬、彼女は幼い頃一緒にマリオで遊んだ仲のサムに再会する。二人はゲームを共同開発し、成功を収め一躍ゲーム界の寵児となる。だが行き違いでゲーム制作でも友情でも次第に溝が深まっていき――。本屋大賞受賞作家による最新長篇
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃに長い小説だった。
けど、長いことに意味がある小説だったし、
読んでいて退屈になることがなかった。
特に、登場人物による会話が軽快で
アメリカのドラマを吹き替えで見る感覚で
読み進めていけるのが理由だと思う。
原作が面白いことはさることながら、
これだけの長編小説を読みやすくまとめ上げた
翻訳者もすごい!
Posted by ブクログ
とっても面白かった!表紙とあらすじに惹かれて手に取った一冊。幼なじみのふたりが大学で再会し、一緒にゲームを作りながら、性別にとらわれず人生を共に歩んでいくパートナーの物語。 ゲームでつながるサムとセイディの友情が物語の軸になっていて、さまざまな葛藤や愛のかたち、社会問題にも触れられている。 『明日、また明日、そしてまた明日』
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人生のぜんぶが詰まってる本!!!!
ゲームを作る3人のお話。あらすじではサムとセイディの話って書かれると思うけど、これはマークスも含めた3人の話。
人生はゲームみたいに結末が決まっていて、そこに至るまでの選択の繰り返しなのか?それとも何も決まっていないかな?
起きてしまったこと、どうやったら起こらなかっただろう?って、頭の中で過去に戻って、どの岐路でどの違う選択をしていたら防げただろう?って考えても、行き着く結果は変わらないと思ったことがあるから、前者なのかもしれないな。
別離してしまった誰かを思うとき、私の中には枯れそうで枯れない雑草がある、といつも思う。この本の中に書かれてあった「愛とは定数であり、同時に変数だある」ということだと納得がいった。
相手を愛することをやめないことはとっても大切だ。
いつかその荷と溝がぴったりはまる日が来るはず。
Posted by ブクログ
ゲーム開発 × ビジネス × 恋愛感情 × 友情 × 現代社会のさまざまな問題、状況
知的な男女の友人同士が
ゲーム制作に取り組む物語。
その中の一人は過去の事故によって足に障がいを抱えており、歩行に独特の癖がある。かつてそれを理由に揶揄された経験が描かれており、深く共感し、自分事のように読みました。
このキャラクターは複数の国にルーツがあり日本もそのうちの一つ。作中では東京旅行の描写も登場。
奈良美智、葛飾北斎、映画『AKIRA』、藤田嗣治、小島秀夫、村上隆といった、日本出身で海外的にも評価されている作家や作品が言及されるので、日本のサブカルチャーに深い関心を持つ読者にはたまらない要素だと思います。
一方で、作中ではゲーム制作における「クオリティ」と「発信力・認知度」とのジレンマも浮き彫りになります。これは、朝井リョウ氏の小説『スター』における映像業界の描写にも通じますね。あれは、ハイレベルな制作陣に身を置き、作品の質を突き詰めるべきか、それともYouTubeなどを活用して広く多くの人に届けることを優先するか。というお話で、芸術的志向と実用的戦略との間で揺れる若者たちの葛藤が丁寧に描かれていましたね。
また、藤本タツキ氏の『ルックバック』も、同様に漫画制作におけるアプローチの違いをめぐる心理劇として非常に示唆に富んでいると思いますし、『バクマン。』も創作とビジネスの狭間で揺れる若者たちの姿を描いた良作だと思います。これらの作品が好きな方には、ぜひおすすめしたい一冊です。
Posted by ブクログ
大河。病院で出会った11歳と12歳の2人が
ゲーム作りのパートナーとなり、お互いを誰よりも大切に思いながら、憎しみ、離れる。落ち込んだときの乗り越え方をサムに尋ねられたセイディが「仕事は効くよ」「ゲームも効く」と答える。結末は2人が再びタッグを組むハッピーエンドは描かれないけど、「人を絶望から守るのは、遊びを求めるその心なのかもしれない」と地の文にもあるように、誰よりもゲームを愛する2人が、また一緒にゲームを作る未来があってほしい。
ジェンダー、人種や民族など、現代のアメリカに生きるマイノリティの様子を隣で感じることができたのも、面白い読書体系だった。
Posted by ブクログ
サムとセイディがくっついて欲しかったけど、私みたいなのには理解できないほど絆が深いんだろうと思った。恋人だけじゃ片付けられない何かがあるんだろうな。
それにしてもなんで、マークスが死んじゃうんだろう。ドーヴみたいなきもいオジさんは残って、セイディやサムを支えてきたマークスがあの世に行くんだろう。物語って不思議。それに、セイディがドーヴを思う気持ちも分からない。妻帯者なのに、なんで愛せるんだろう。分かる時が来るかもしれないけど、分かろうとは思えなかった。
アントとサムソンが仲睦まじくてかわいらしい。アントも体調が良くなって何より。てか申し訳ないけどアントがアリの英語にしか見えなくてやばい。赤バンダナが死んじゃったけど、黒バンダナの人は救われるといいなと、めずらしく悪役に思いを馳せました。本当の悪は、このふたりじゃないんだろうな。
Posted by ブクログ
「ゲームは現実世界の苦しみを癒すことができる」がテーマ。
「恋愛以上の友情がある」がサブテーマ
かつての日本のゲームが実名で出てくるのが誇らしい。ファミコン時代からゲームで遊んできた人に特におススメ。
アメリカで二人の大学生がゲームを製作しながら葛藤と悩みを乗り越えていく、まぎれもない傑作。
以下ネタバレ
特に第7章で、マークスが死ぬ場面。
長い長い走馬灯のように架空の世界を彷徨いながら自分の命が少しずつなくなっていくシーンが素敵な詩のような表現でつづられるのが美しく素敵。
英語圏の文学でこんな表現をする人がいるんだ!と驚いた
Posted by ブクログ
今出せる一番の速度で読み切ってしまったかもしれない。先が気になる表現、展開に、表紙もタイトルもうまく使っていて、作品全体がとても魅力的な世界だった。ゲーム開発者がテーマだけど、それを単なる設定にせず、作品全体がゲームと強く結びついている印象も(ゲームが好きな自分にとって)とても好ましかった。
Posted by ブクログ
とても素敵な話だった、、、
色々な愛の話でもあり、仕事の話でもあり、人生の物語だった。
ゲームがテーマになっているけど、ほぼゲームにハマったことがなく、登場する現実にあるゲームの名前もピンとこないのだけど、そんなことは全く問題なく、セイディやサムの熱意、考えに学ばされることがあった。
やや長いけれど、15年くらいの年月が描かれるので、飽きないし、終わってほしくなかったな、、
これから先も気になるな、、
映画とかドラマにありそうだけど、空気感を映像化するのは簡単では無さそう。
Posted by ブクログ
いろいろな人がお勧めしているのを見て読んだ。書店主フィクリーのものがたりの著者だと気付かなかった。長い物語だし、辛い場面もあるので読み終わるのは時間がかかってしまった。
あとがきには「働くこと」「愛」の小説とあるけど、私は喪失と再生の物語だと感じた。読み終えて、改めて本のタイトルが沁みる。「続けてさえいればいつか勝てるという希望」。辛いことはあるけれど、毎日の生活・仕事・やるべきなにかを続けることが希望となる。
自分はゲームをしない人間だけど楽しめた。逆にゲームに興味も湧いた(でもやらないと思うけど)。ゲーム好きな人はもっと楽しめるのかもしれない。ゲームのジェンダーについて言及があるのも良かった。
会話のテンポも良いし文章も好き。
サムと最初に仲違いした時の、セイディを慰めるフリーダが温かくて好き。
Posted by ブクログ
すごく良かった。
仕事の大切さ、人との出会い、大切なものを大切だと教えてくれる人の大切さ。
終わり方もすごく未来があって、洒落てた。
海外の本によくある読みにくさはなく、どんどん読める!良い本でした。
Posted by ブクログ
長く壮大な物語なので読み応えは抜群。ただ、絶賛されているが自分にはそこまで刺さらなかった。特に前半部分は退屈に感じた。後半は章立てが細かくなったことと展開が速くなったことで一気に読めた。
Posted by ブクログ
天才ゲームクリエイター達の子供から大人になって行く間の話。友情や愛や絆。それだけではなくて、色々な感情や社会問題まで。
とにかくゲームと人生の関わりが上手く描かれてた。
私は全員に感情移入できたな。
祖父母の温かさが沁みた。
明日、また明日、そしてまた明日
毎日歩みを刻んでいく。
タイトルシェイクスピアだったのね!
Posted by ブクログ
恋人は他の人でもなれるけど、ゲームを作るなら君とじゃなくちゃ。
みたいな男女のソウルメイトみたいな二人の紆余曲折の話。
二人の間にいるマークスが本当にいい人で魅力的。
Posted by ブクログ
深い!読んでよかった面白かった。
字が多くて、外国のやつ苦手なんだけどと思いながら、サクッと引き込まれる。
池田真紀子さんの訳がいいのか、とても日本語的で感情豊かな登場する人物たちと、その時間の経過に拠る変化。
ゲーマーでは無いけれど有名どこな内容とリンクする時代背景と。
愛とはなにか人生とは何か。
いやはや素敵な読み応えの本に出逢えた。
セイディの働き方や考え方や苦しいほどの表現。サムの不器用さ。読んで頂きたい1冊。
Posted by ブクログ
想像以上に長くて、読むのに時間がかかった。
が、総じてとても面白かった!
天才的な2人のゲームクリエイターが育む愛と友情の物語。
ゲームクリエイターで読書家の小島秀夫監督がおすすめしていたので読んだのだが、作品に小島監督が出てきて、登場人物に「コジマは天才だ」と評価されていて、何だか笑ってしまった。
個人的にゲームは全く詳しくないのだが、終始楽しく読み進められた。
サムとセイディがつくるゲームは生きているように感じられて、とても魅力的だと思った。
また作者はアメリカ人だが、日本のクリエイターや日本のゲームがたくさん出てきて、ゲーム業界での日本人の活躍を実感出来たのも良かった。
作者の表現する心理描写や登場人物の感性がとても好きだと思った。
お互いがお互いを大切にしているが故の男女の友情の脆さや関係性の危うさのようなものをしっかり描いている。だけどやっぱり誰よりもお互いを理解し、リスペクトし、唯一無二の存在として認め合っている。
Posted by ブクログ
アメリカの小説って意図的に時系列を前後させてる気がする。断片的に連想のように思い出す記憶の集合体みたいな本の構成。
この本も、もっと続きが気になるってところで過去の話になったり時間が飛んだり、もどかしさもありつつ人生らしさが増す良さもある。
以下、好きな文章のメモ
「(娘の死をどうやって乗り越えられたか孫に聞かれた祖母が)朝、ベッドから出た。仕事に出かけた。病院に行った。家に帰った。ベッドに入った。次の日も同じことを繰り返した」
「ヒトの脳は、大切な相手のAIバージョンを長い歳月をかけて構築する。」
「もしかしたらそれは、遊びを求める心ゆえではないのか。もしそうであるなら、それは、すべての人の中に、生まれた瞬間から決して成長しない一面があることを示しているのでないか。」
「年を取ったのなら、こんなにたくさんの間違いをするはずがない。まだ年老いてなどいないのに、自分を年寄り呼ばわりするのは、ある意味で未熟な証拠だ。」
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登場人物たちは何度も衝突し、そのたびに関係を築き直していく。分かり合えたと思っても、その時間は長く続かず、人間関係の複雑さやもろさがリアルに描かれていた。
Posted by ブクログ
ハードル高く設定しすぎてたかもしれません。普通におもしろいですが、それまで。もともと洋書は苦手ですが、その苦手な部分が目立ってて合わなかったかも。何を読まされてるのかわからない時間が長くて、ざっくり読みました。
Posted by ブクログ
2026年現在、ゲーム開発に従事する人間からすると、お話がファンタジーに感じられすぎて入り込みきれなかった。。。
あと、ちょっと長すぎたかな、、、最後の方は飽きがきてしまった。。。ただ、人間のイヤなところも上手く描けてたところは気に入りました!
Posted by ブクログ
2日くらいで一気に読みました。翻訳が自然な日本語で何気なく読めます。軽めの日本の小説のような読み心地で翻訳の方は偉大だなと思いました。内容も面白いです。
ゲームタイトルは分からなくても楽しめますが、やっぱり知ってるタイトルがあるとさらに親近感湧きますね。
本編に関係ないですが、牧場物語の中毒性のヤバさには非常に共感しました!
青春を思い出して活力を出す本です。
ところで、時系列を入れ替えて、読者に過去と現在を行き来させる章立てが最近少し苦手です。
そんなに複雑にしなくてもいいのになって、個人的には思ってます。
Posted by ブクログ
今年15作目。
友情とゲーム開発を描く青春小説。
出会いと別れ、再会、起業、事件と永遠の別れ、拗れる関係、、、
ゲームクリエイターの人生を体験した感じ。
マークスのNPCのお話と、サムがセイディに仕掛けた仮想空間の対話が印象に残った。
直接会うとすれ違ってしまう2人だからこその、やりとり。
セイディのセリフで
「完璧にこだわると、一歩も前に進めなくなる。」これはそうだよね。
良い作品だった。
が、やっぱり海外の本は独特の言い回しとアメリカンジョークみたいなのが読む手を阻害する。
Posted by ブクログ
民族やジェンダーへの偏見がはびこる中での唯一無二の愛。友情や恋愛という既存の言葉は当てはまらない。相手の存在を内面化するほど憎さも増幅され決裂してしまう。しかしそれほどの熱量を共有できる幸せたるや。
Posted by ブクログ
ゲームを作ることにスポットライトをあてた、ありそうでない小説。
ゲームが主題であり手段であり目的ではあるけれど、実際のところこの小説は拗れに拗れた2人の人間関係を追いかけた長編だった。
500ページを超える長い物語。刺激的な展開があるかというとそういうわけでもない。それでもサム、セイディ、マークスの人物描写、心情の描写が絶妙で読めてしまう。ただ、序盤の「これから成功する2人」のフェーズの高揚感を超える体験は中盤以降訪れず、ギスギスした人間関係とともに進行する物語に少し疲れを感じたりもした。
“年を取ったのなら、こんなにたくさんの間違いをするはずがない。まだ年老いてなどいないのに、自分を年寄り呼ばわりするのは、ある意味で未熟な証拠だ。“
Posted by ブクログ
女々しさを感じてしまうキャラクターがあまり得意ではないため、どうにもうまく感情移入できなかった…と思いたい。時間をおいて改めて読んだら評価が変わるかも…。
Posted by ブクログ
男女2人のゲームクリエイターの半生を幼少期から追いかける壮大なストーリー。
愛情という言葉すら超越する2人の関係性を、彼らを取り巻く登場人物達との出会いや別れを通じて描いている。
物語後半で主人公の1人サムは数々の困難や悲しみを乗り越えてひとりでゲームを作ろうとするが、そこにはいないもう1人の主人公セイディの声が聞こえてゲーム作りを後押ししてくれる。それは離れていても2人は見えない糸で繋がり続けていることが分かる印象的なシーンだった。
ただ全体的に少し長くて(冗長的)で中弛みを感じてしまったところが残念。
Posted by ブクログ
青春
人と人とのすれ違い
心を通わすって難しい
素直になるって難しい
マークスの死に、“そんな!展開・・・”
内容と装画の共通点・・・
荒波? 青?
面白い
文章にならない感想(╯︵╰,)
私にとって、この本も挑戦でした。