あらすじ
セイディはMITの学生。ある冬、彼女は幼い頃一緒にマリオで遊んだ仲のサムに再会する。二人はゲームを共同開発し、成功を収め一躍ゲーム界の寵児となる。だが行き違いでゲーム制作でも友情でも次第に溝が深まっていき――。本屋大賞受賞作家による最新長篇
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Posted by ブクログ
この小説もまたゲームのようだ。
読破まで1ヶ月強かかってしまった。少しずつ少しずつ読んでようやくゲームクリアとなった。サム、セイディ、マークスと夏を満喫した。
読み終えてみると作品そのものがシリーズもののゲームだったように感じる。
各キャラクターに成長や変化があるのはもちろん、前章で出てきた伏線が回収されたり、ニヤリとする対比や繰り返しがあったりして、このゲームは2周目3周目の周回で気づくこともたっぷりありそうだ。ひょっとしたらイースターエッグ(隠し要素)もあるかも…
休みをとってガーッとプレイするのもいいけど、一つ一つの街をゆっくり時間をかけて攻略するのもいいもんだ。そしてそういう楽しみ方を受け入れてくれる作品だった。
今まで読んだ中で1番繰り返し読みたい作品かもしれない。いつか強くてニューゲームをしたいなあ。
Posted by ブクログ
途中しんどかったけど最後は良い読後感。
ゲーム制作を中心に四半世紀を描くという時間軸の点では国宝っぽさを感じた。
サムもセイディもお互いを思い合っているのにちょっとした勘違いからすれ違い続けてしまうのがしんどかった。元も子もないけどセイディが男性ならこういうすれ違いは起きないんだろうな。。
他者は日々変わっていくし、いる土地や環境によって自己認識も変わる。その中でも根底にある相手への愛を忘れずに創造を続ける尊さを感じた。
ゲームの中身を表現できれば映像化できそうだけど果たして。。(セイディはゼンデイヤでお願いします)
Posted by ブクログ
「いまもゲームやるよね?」と聞かれたら「もちろん」と答えられる程度には、いまもプレイしていますし、この本に出てくるゲームは結構プレイしているものが多くて、それぞれの時代を懐かしく思い出したりしました。
特にスーパーマリオや、MGS、GTAとかは特に印象深かったな。ただ、2001年にオンラインゲームはかなり早いよねと思ったりしたけど、これは日本にいたからそう思うのかもなぁ。
『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』は小説としてはそれなりに紙幅の太い部類に入るんじゃないかと思うんだけど、この長さだからこそ確り登場人物が描かれて発生するイベントでいちいち心を動かされることになる。主要なキャラクタが不完全なのがいいよね。完璧な人もしくは大人ばかりだとドラマは動かんわけよね。
不和もそうだけど、NPCとか結構虚無感がきつかったな。でもとはいえ、すげぇいい小説であった。ビデオゲーマーは是非読むべきだなと。
あと、中国のチェスは囲碁じゃなくって象棋じゃなかったかしらと思ったりした。
Posted by ブクログ
幼なじみのサムとセイディが大学で再会し、ともにゲーム制作に挑む物語。ゲームづくりを軸にしながらも、仕事小説にとどまらず、友情や愛情、人との繋がりが丁寧に描かれている。
幼い頃から特別な時間を共有してきた二人だからこそ、お互いを誰よりも理解している一方で、すれ違いや衝突も生まれてしまう。その関係性の変化がゲーム制作にも影響していく様子が印象的だった。互いを大切に思っているからこそ傷つけてしまうこともあり、長年一緒にいることの難しさが伝わってくる。
軽く読める作品ではないが、素晴らしい作品だと感じた。
Posted by ブクログ
ゲーム作りを通して、近すぎて見えなかった愛と、人に愛を伝えることの大切さに気づく話。
切ないけど爽やかで、なんだか2人と1緒に前を向いて進んでいけそうな気がする。
Posted by ブクログ
三宅香帆さんのお勧め動画を観て読みました。仕事もの?バディもの?
私にとっては主人公2人の子供時代から中年期まで満足感たっぷりの大河ドラマで没入感も高かったです。
どこかほろ苦さもありながら、それでも爽やかさがある読後感。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃに長い小説だった。
けど、長いことに意味がある小説だったし、
読んでいて退屈になることがなかった。
特に、登場人物による会話が軽快で
アメリカのドラマを吹き替えで見る感覚で
読み進めていけるのが理由だと思う。
原作が面白いことはさることながら、
これだけの長編小説を読みやすくまとめ上げた
翻訳者もすごい!
Posted by ブクログ
とっても面白かった!表紙とあらすじに惹かれて手に取った一冊。幼なじみのふたりが大学で再会し、一緒にゲームを作りながら、性別にとらわれず人生を共に歩んでいくパートナーの物語。 ゲームでつながるサムとセイディの友情が物語の軸になっていて、さまざまな葛藤や愛のかたち、社会問題にも触れられている。 『明日、また明日、そしてまた明日』
Posted by ブクログ
人生のぜんぶが詰まってる本!!!!
ゲームを作る3人のお話。あらすじではサムとセイディの話って書かれると思うけど、これはマークスも含めた3人の話。
人生はゲームみたいに結末が決まっていて、そこに至るまでの選択の繰り返しなのか?それとも何も決まっていないかな?
起きてしまったこと、どうやったら起こらなかっただろう?って、頭の中で過去に戻って、どの岐路でどの違う選択をしていたら防げただろう?って考えても、行き着く結果は変わらないと思ったことがあるから、前者なのかもしれないな。
別離してしまった誰かを思うとき、私の中には枯れそうで枯れない雑草がある、といつも思う。この本の中に書かれてあった「愛とは定数であり、同時に変数だある」ということだと納得がいった。
相手を愛することをやめないことはとっても大切だ。
いつかその荷と溝がぴったりはまる日が来るはず。
Posted by ブクログ
最初は海外の登場人物の心情になかなか共感できなかったが、後半はストーリーにハマっていた。おもしろかったが、やはり日本人の考え方の方が自分は向いているように思う
Posted by ブクログ
この本は、浅井リョウさんがある番組で薦めていたのをきっかけに手に取りました。
そもそも予備知識もなく、しかも559ページと厚めの本だったこともあり、読み始めるまでに数日を要しました。
また、読み始めても、翻訳本特有のカタカナの多さや文化の違いから、なかなかイメージが膨らまず、最初はスローペースで読み進めました。
ゲームで遊ぶことをきっかけに知り合った子ども2人、サム(12歳)とセイディ(11歳)が、大学生になって再会し、ゲームクリエイターとして、もう1人の仲間マークスとともに物語を繰り広げていきます。
「イチゴ」というゲームを大ヒットさせるのですが、そこから3人のパワーバランスが崩れ、人間関係がぎくしゃくしていく展開は、読んでいて心が痛くなりました。
学生時代に仲間と立ち上げたベンチャー企業や、バンド仲間なども、大きくなったり、ヒットしたりすると、それまで対等だった力関係が崩れ、同じようなことが起こって仲違いするのかもしれないな、なんて思ったりしました。
一方、サムはセイディとの関係を恋人ではなく、パートナーとして築こうとします。でも、どうしても恋愛感情をコントロールできず、セイディを傷つけてしまう。その姿も痛々しくて、読んでいて見ていられませんでした。
人生、いろいろなことがありますよね。
良いこともあれば、うまくいかないこともある。
そんな紆余曲折の物語ですが、ゲームと同じように、リセットボタンを押して最初からやり直すのもいい。セーブポイントの途中からリスタートするのもいい。
「人生は、何度でもやり直せますよ」
そんなふうに言ってもらったような気がする一冊でした。
おっしまい。
Posted by ブクログ
すごく良かった。
仕事の大切さ、人との出会い、大切なものを大切だと教えてくれる人の大切さ。
終わり方もすごく未来があって、洒落てた。
海外の本によくある読みにくさはなく、どんどん読める!良い本でした。
Posted by ブクログ
長く壮大な物語なので読み応えは抜群。ただ、絶賛されているが自分にはそこまで刺さらなかった。特に前半部分は退屈に感じた。後半は章立てが細かくなったことと展開が速くなったことで一気に読めた。
Posted by ブクログ
天才ゲームクリエイター達の子供から大人になって行く間の話。友情や愛や絆。それだけではなくて、色々な感情や社会問題まで。
とにかくゲームと人生の関わりが上手く描かれてた。
私は全員に感情移入できたな。
祖父母の温かさが沁みた。
明日、また明日、そしてまた明日
毎日歩みを刻んでいく。
タイトルシェイクスピアだったのね!
Posted by ブクログ
恋人は他の人でもなれるけど、ゲームを作るなら君とじゃなくちゃ。
みたいな男女のソウルメイトみたいな二人の紆余曲折の話。
二人の間にいるマークスが本当にいい人で魅力的。
Posted by ブクログ
友達に薦めるほどではなかった。
挫折せずに読み終わることはできた。ビジネスを始めたい人にはモチベになるストーリーだったのではないかと思う。
登場人物の死でお涙ちょうだいパターンは恋愛ストーリーと共通していて飽きを感じた。
Posted by ブクログ
「ゲーム」イコール青春とも呼べるような、ゲームをする側でなく作る側の葛藤記のよう。てんでゲームはしない私でもグラフィックやキャラクター、ストーリーなど漫画や映画とは違い自分でストーリーを進める事で完成する自分の別の人生を送るそんな特殊立ち位置であるゲーム。それをしているのを見るのは好きだった。ではそもそも作る側の人達のストーリーとは?という点で幼少期から始まり再会し、その後大人になって、その出会いと別れや各々の人生において何が大切で何が心の拠り所だったのか。海外のストーリーは翻訳が海外あるあるのそんな言い回しするか?直訳でなく日本のニュアンスで変換できないのかな?という引っ掛かりが少なく読みやすく感じた。またキャラクターも片仮名になると途端にイメージ出来ずに何度も誰だっけ?という前頁に戻るという手間もなく、ハッキリイメージしやすい。特にセイディは勝手にゼンデイヤのような聡明かつ人懐こいのに芯のある、しかし内にある自己肯定感が低いのを隠した危うさがピタッとハマって頭の中ではゼンデイヤで再生されたのも読み進めやすかった。内容としては基本ゲームを作る側の大変さからそれを作成する為の人生の中の引き出し、また価値観や自分の功績を尊厳とする意志の強さ、そして男女の友情は確立できるかと言う所まで詰め込まれ壮大な話だった。場所や世界は特に壮大ではないが、意識や考えが壮大で、それはゲームの中のバーチャルな世界が壮大なのとも結びついているように思う。
しかし、後半ハプニングがありおいおいやり過ぎだろとツッコミ。そこまでしなくてもこのストーリーは確立できていたのに味付けが濃いなと思って海外らしいあるあるが星3つだった。
Posted by ブクログ
登場人物たちは何度も衝突し、そのたびに関係を築き直していく。分かり合えたと思っても、その時間は長く続かず、人間関係の複雑さやもろさがリアルに描かれていた。
Posted by ブクログ
ハードル高く設定しすぎてたかもしれません。普通におもしろいですが、それまで。もともと洋書は苦手ですが、その苦手な部分が目立ってて合わなかったかも。何を読まされてるのかわからない時間が長くて、ざっくり読みました。
Posted by ブクログ
2026年現在、ゲーム開発に従事する人間からすると、お話がファンタジーに感じられすぎて入り込みきれなかった。。。
あと、ちょっと長すぎたかな、、、最後の方は飽きがきてしまった。。。ただ、人間のイヤなところも上手く描けてたところは気に入りました!
Posted by ブクログ
2日くらいで一気に読みました。翻訳が自然な日本語で何気なく読めます。軽めの日本の小説のような読み心地で翻訳の方は偉大だなと思いました。内容も面白いです。
ゲームタイトルは分からなくても楽しめますが、やっぱり知ってるタイトルがあるとさらに親近感湧きますね。
本編に関係ないですが、牧場物語の中毒性のヤバさには非常に共感しました!
青春を思い出して活力を出す本です。
ところで、時系列を入れ替えて、読者に過去と現在を行き来させる章立てが最近少し苦手です。
そんなに複雑にしなくてもいいのになって、個人的には思ってます。
Posted by ブクログ
今年15作目。
友情とゲーム開発を描く青春小説。
出会いと別れ、再会、起業、事件と永遠の別れ、拗れる関係、、、
ゲームクリエイターの人生を体験した感じ。
マークスのNPCのお話と、サムがセイディに仕掛けた仮想空間の対話が印象に残った。
直接会うとすれ違ってしまう2人だからこその、やりとり。
セイディのセリフで
「完璧にこだわると、一歩も前に進めなくなる。」これはそうだよね。
良い作品だった。
が、やっぱり海外の本は独特の言い回しとアメリカンジョークみたいなのが読む手を阻害する。
Posted by ブクログ
民族やジェンダーへの偏見がはびこる中での唯一無二の愛。友情や恋愛という既存の言葉は当てはまらない。相手の存在を内面化するほど憎さも増幅され決裂してしまう。しかしそれほどの熱量を共有できる幸せたるや。
Posted by ブクログ
ゲームを作ることにスポットライトをあてた、ありそうでない小説。
ゲームが主題であり手段であり目的ではあるけれど、実際のところこの小説は拗れに拗れた2人の人間関係を追いかけた長編だった。
500ページを超える長い物語。刺激的な展開があるかというとそういうわけでもない。それでもサム、セイディ、マークスの人物描写、心情の描写が絶妙で読めてしまう。ただ、序盤の「これから成功する2人」のフェーズの高揚感を超える体験は中盤以降訪れず、ギスギスした人間関係とともに進行する物語に少し疲れを感じたりもした。
“年を取ったのなら、こんなにたくさんの間違いをするはずがない。まだ年老いてなどいないのに、自分を年寄り呼ばわりするのは、ある意味で未熟な証拠だ。“
Posted by ブクログ
女々しさを感じてしまうキャラクターがあまり得意ではないため、どうにもうまく感情移入できなかった…と思いたい。時間をおいて改めて読んだら評価が変わるかも…。