あらすじ
セイディはMITの学生。ある冬、彼女は幼い頃一緒にマリオで遊んだ仲のサムに再会する。二人はゲームを共同開発し、成功を収め一躍ゲーム界の寵児となる。だが行き違いでゲーム制作でも友情でも次第に溝が深まっていき――。本屋大賞受賞作家による最新長篇
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Posted by ブクログ
三宅香帆さんのおすすめで読んでみた。とんでもなく面白い一冊だった。ゲームを作る2人の人生を描いた一冊。一つ一つの展開が面白く、夢中になって読んだ。セイディとサムの、言葉にし難い深く厚い関係性がときにう嬉しくときに悲しく描かれていた。ゲームに詳しくなかったけれど、クリエイターの仕事も魅力的だと感じた。マークスのキャラクターが本当に好きだったので、途中で泣いてしまった。タイトル回収があまりにも素敵で感動した。おすすめです。
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個人的にゲームが好きなので、物語に入り込みやすかったです。サムとセイディの腐れ縁が延々と続くお話でしたが、そこにゲームへの情熱や友情、恋愛、嫉妬など様々な要素が加わり、楽しむことが出来ました。サムの卑屈さは最後まで好きになれませんでしたが、2人でまたゲームを作ってほしいなと思いました。
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抜群に面白かったです。ビジネスの場でも日常での場でもどこでも良いですが、なにかしらのアイデアを発想し、創り上げていくことに対して、自身と同じような事前知識、スキル、時間感覚、熱意を持ったパートナーと出会えることは滅多にありません。本書ではサムとセイディがその関係性にあたりますが、それでもやはり異なる人間ですから、すれ違いも多々発生します。ゲームを創り上げていくという一連の流れを人間ドラマも交わりながら、自分もその場にいるかのように臨場感を持って楽しみました。
今後何度も繰り返し読む本になりそうです。
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とにかく読みたいと感じながら過ごす最近だった。最高! 展開が読めなくて面白い。人の複雑さを書いているのからなのではと思った。感想を書くのが難しい、、、遊び心に対して言及する文が好きだった。愛について考えさせられた、本当に。
三宅さんオススメ本、すごい。
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一気に読んじゃった感。サスペンスでもミステリーでもないのに先が知りたくて仕方ない感じ、久しぶりに味わった。あらすじも何も知らないで読んだのだけど、思いの外、日本がフューチャーされてたのも親近感が湧く。アメリカのコアなゲーマーに取っては日本のゲームデザイナーだろうがスラスラ名前が挙がるんだ。世界の小島秀夫すぎる。びっくり。
友情の話なんだな、と解釈した。仕事の話でもあるけれど。下手に帯とかキャッチを読んでたらかえって読まなかったかもしれない。ちょっと私は起承転結を求めすぎるところがあるけれど、これはそういう話じゃない。どちらかというと心の栄養とか表現される様な物語かも。
読み終わったあとのこの感じを言語化するのがとても難しい。
読んでよかった。
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この小説もまたゲームのようだ。
読破まで1ヶ月強かかってしまった。少しずつ少しずつ読んでようやくゲームクリアとなった。サム、セイディ、マークスと夏を満喫した。
読み終えてみると作品そのものがシリーズもののゲームだったように感じる。
各キャラクターに成長や変化があるのはもちろん、前章で出てきた伏線が回収されたり、ニヤリとする対比や繰り返しがあったりして、このゲームは2周目3周目の周回で気づくこともたっぷりありそうだ。ひょっとしたらイースターエッグ(隠し要素)もあるかも…
休みをとってガーッとプレイするのもいいけど、一つ一つの街をゆっくり時間をかけて攻略するのもいいもんだ。そしてそういう楽しみ方を受け入れてくれる作品だった。
今まで読んだ中で1番繰り返し読みたい作品かもしれない。いつか強くてニューゲームをしたいなあ。
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途中しんどかったけど最後は良い読後感。
ゲーム制作を中心に四半世紀を描くという時間軸の点では国宝っぽさを感じた。
サムもセイディもお互いを思い合っているのにちょっとした勘違いからすれ違い続けてしまうのがしんどかった。元も子もないけどセイディが男性ならこういうすれ違いは起きないんだろうな。。
他者は日々変わっていくし、いる土地や環境によって自己認識も変わる。その中でも根底にある相手への愛を忘れずに創造を続ける尊さを感じた。
ゲームの中身を表現できれば映像化できそうだけど果たして。。(セイディはゼンデイヤでお願いします)
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「いまもゲームやるよね?」と聞かれたら「もちろん」と答えられる程度には、いまもプレイしていますし、この本に出てくるゲームは結構プレイしているものが多くて、それぞれの時代を懐かしく思い出したりしました。
特にスーパーマリオや、MGS、GTAとかは特に印象深かったな。ただ、2001年にオンラインゲームはかなり早いよねと思ったりしたけど、これは日本にいたからそう思うのかもなぁ。
『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』は小説としてはそれなりに紙幅の太い部類に入るんじゃないかと思うんだけど、この長さだからこそ確り登場人物が描かれて発生するイベントでいちいち心を動かされることになる。主要なキャラクタが不完全なのがいいよね。完璧な人もしくは大人ばかりだとドラマは動かんわけよね。
不和もそうだけど、NPCとか結構虚無感がきつかったな。でもとはいえ、すげぇいい小説であった。ビデオゲーマーは是非読むべきだなと。
あと、中国のチェスは囲碁じゃなくって象棋じゃなかったかしらと思ったりした。
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幼なじみのサムとセイディが大学で再会し、ともにゲーム制作に挑む物語。ゲームづくりを軸にしながらも、仕事小説にとどまらず、友情や愛情、人との繋がりが丁寧に描かれている。
幼い頃から特別な時間を共有してきた二人だからこそ、お互いを誰よりも理解している一方で、すれ違いや衝突も生まれてしまう。その関係性の変化がゲーム制作にも影響していく様子が印象的だった。互いを大切に思っているからこそ傷つけてしまうこともあり、長年一緒にいることの難しさが伝わってくる。
軽く読める作品ではないが、素晴らしい作品だと感じた。
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ゲーム作りを通して、近すぎて見えなかった愛と、人に愛を伝えることの大切さに気づく話。
切ないけど爽やかで、なんだか2人と1緒に前を向いて進んでいけそうな気がする。
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三宅香帆さんのお勧め動画を観て読みました。仕事もの?バディもの?
私にとっては主人公2人の子供時代から中年期まで満足感たっぷりの大河ドラマで没入感も高かったです。
どこかほろ苦さもありながら、それでも爽やかさがある読後感。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃに長い小説だった。
けど、長いことに意味がある小説だったし、
読んでいて退屈になることがなかった。
特に、登場人物による会話が軽快で
アメリカのドラマを吹き替えで見る感覚で
読み進めていけるのが理由だと思う。
原作が面白いことはさることながら、
これだけの長編小説を読みやすくまとめ上げた
翻訳者もすごい!
Posted by ブクログ
とっても面白かった!表紙とあらすじに惹かれて手に取った一冊。幼なじみのふたりが大学で再会し、一緒にゲームを作りながら、性別にとらわれず人生を共に歩んでいくパートナーの物語。 ゲームでつながるサムとセイディの友情が物語の軸になっていて、さまざまな葛藤や愛のかたち、社会問題にも触れられている。 『明日、また明日、そしてまた明日』
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ストーリー自体、心理描写が深く描かれている。なかで、安直な表現がなされないため、ポイントポイントで考える必要があった。
帰ってそれが、リアルな人間関係を感じさせた。
海外の翻訳小説を読むのは初めてで、正直読みづらさを感じる章もあったが、ならではの良さ(海外小説の特性か、著者の特性かはわからないが)も感じられ、よい読書体験になった。
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個人的には大好きなLAが舞台になっているところがお気に入りです。
2人とももう少し自分の気持ちを素直に表現すればすれ違いはうまれなかったのではないかと切なかった。けど現実世界でも自分の気持ちを相手に伝えるのは難しいし、お互いの考えは違う。
深く愛している相手と対等な共同制作者でいることは難しい。サムとセイディは、友達→仕事仲間→共同制作者→クリエイティブパートナー→家族に近い存在と関係のレイヤーがどんどん増えていき、一つの問題が一つでは済まなくなる。仕事で意見が衝突したら、ゲームについて意見が違うと思うだけでなく関係性が深いが故に相手にとって私は何なのか、相手の成功を自分の敗北として受け取る等まで深く考えてしまうのだと思う。
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幼いころに病院で出会い、テレビゲームをで遊んだ一組の男女が、大学生の時に再び出会い、一緒にゲーム制作に取り組んでゆく。
ゲームとリアル。リセットできる世界と時を戻せない世界。多様性の境界を飲み込む世界と性別、国籍、容姿など環境に影響される世界。そのコントラストと絆を丁寧に描いている。
やったことのあるゲームや日本のことが描かれているのもうれしい。
Posted by ブクログ
私はゲームをあまりやらないし、もちろん詳しくもないけれど、作中に日本が登場するとやっぱり嬉しい。日本人の”ガイジン嫌い”、現地の方が描くとこうなるよなーとどきっとしたりもした。
私は男女の友情は成立しない!と思っている過激派なので、サムとセイディが築く友情に少し違和感を感じつつ素敵だなと心から思った。友情、とも少し違うのか?友人であり、ビジネスパートナー、家族、みたいな。人間関係ってどう転ぶか分からないし、もつれて複雑になるからこそ難しいし面白いものだよなと思った。
マークスの死から立ち直りきらないけど、子育てをしながら徐々に仕事に戻っていくラストに向けてのセイディの姿もすごくリアリティがあった。つくった全てのゲームが大ヒットするわけではないし、サムとセイディが元通りの中に戻ったりその仲が進展するわけでもない。そういうリアル、飾らなさが面白かった。
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最初は海外の登場人物の心情になかなか共感できなかったが、後半はストーリーにハマっていた。おもしろかったが、やはり日本人の考え方の方が自分は向いているように思う
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この本は、浅井リョウさんがある番組で薦めていたのをきっかけに手に取りました。
そもそも予備知識もなく、しかも559ページと厚めの本だったこともあり、読み始めるまでに数日を要しました。
また、読み始めても、翻訳本特有のカタカナの多さや文化の違いから、なかなかイメージが膨らまず、最初はスローペースで読み進めました。
ゲームで遊ぶことをきっかけに知り合った子ども2人、サム(12歳)とセイディ(11歳)が、大学生になって再会し、ゲームクリエイターとして、もう1人の仲間マークスとともに物語を繰り広げていきます。
「イチゴ」というゲームを大ヒットさせるのですが、そこから3人のパワーバランスが崩れ、人間関係がぎくしゃくしていく展開は、読んでいて心が痛くなりました。
学生時代に仲間と立ち上げたベンチャー企業や、バンド仲間なども、大きくなったり、ヒットしたりすると、それまで対等だった力関係が崩れ、同じようなことが起こって仲違いするのかもしれないな、なんて思ったりしました。
一方、サムはセイディとの関係を恋人ではなく、パートナーとして築こうとします。でも、どうしても恋愛感情をコントロールできず、セイディを傷つけてしまう。その姿も痛々しくて、読んでいて見ていられませんでした。
人生、いろいろなことがありますよね。
良いこともあれば、うまくいかないこともある。
そんな紆余曲折の物語ですが、ゲームと同じように、リセットボタンを押して最初からやり直すのもいい。セーブポイントの途中からリスタートするのもいい。
「人生は、何度でもやり直せますよ」
そんなふうに言ってもらったような気がする一冊でした。
おっしまい。
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エミリーディキンソン
愛こそ全て。
愛さえあれば足りる。
その荷が溝(轍)と釣り合っているなら。
荷は
愛の重さ。
訳者の後書きより。
良い訳者だった。他の作品も読みたい。
ライフアフターライフのように、ゲームで何度も死んだら生きる。輪廻転生
人を絶望から守るのは、遊びを求めるその心なのかもしれない。
マクベス、シェイクスピアをまず読まないと。
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人間関係の距離感が自分とは違うのか、あまり共感はしなかった。章によってはつかみどころがあまり分からず、何を読んでいるのかよくわからない状況に陥った。
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友達に薦めるほどではなかった。
挫折せずに読み終わることはできた。ビジネスを始めたい人にはモチベになるストーリーだったのではないかと思う。
登場人物の死でお涙ちょうだいパターンは恋愛ストーリーと共通していて飽きを感じた。
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「ゲーム」イコール青春とも呼べるような、ゲームをする側でなく作る側の葛藤記のよう。てんでゲームはしない私でもグラフィックやキャラクター、ストーリーなど漫画や映画とは違い自分でストーリーを進める事で完成する自分の別の人生を送るそんな特殊立ち位置であるゲーム。それをしているのを見るのは好きだった。ではそもそも作る側の人達のストーリーとは?という点で幼少期から始まり再会し、その後大人になって、その出会いと別れや各々の人生において何が大切で何が心の拠り所だったのか。海外のストーリーは翻訳が海外あるあるのそんな言い回しするか?直訳でなく日本のニュアンスで変換できないのかな?という引っ掛かりが少なく読みやすく感じた。またキャラクターも片仮名になると途端にイメージ出来ずに何度も誰だっけ?という前頁に戻るという手間もなく、ハッキリイメージしやすい。特にセイディは勝手にゼンデイヤのような聡明かつ人懐こいのに芯のある、しかし内にある自己肯定感が低いのを隠した危うさがピタッとハマって頭の中ではゼンデイヤで再生されたのも読み進めやすかった。内容としては基本ゲームを作る側の大変さからそれを作成する為の人生の中の引き出し、また価値観や自分の功績を尊厳とする意志の強さ、そして男女の友情は確立できるかと言う所まで詰め込まれ壮大な話だった。場所や世界は特に壮大ではないが、意識や考えが壮大で、それはゲームの中のバーチャルな世界が壮大なのとも結びついているように思う。
しかし、後半ハプニングがありおいおいやり過ぎだろとツッコミ。そこまでしなくてもこのストーリーは確立できていたのに味付けが濃いなと思って海外らしいあるあるが星3つだった。
Posted by ブクログ
登場人物たちは何度も衝突し、そのたびに関係を築き直していく。分かり合えたと思っても、その時間は長く続かず、人間関係の複雑さやもろさがリアルに描かれていた。