池田真紀子のレビュー一覧

  • エンプティー・チェア 下

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    リンカーン・ライムのシリーズ第3作。
    前半はこのシリーズにしては落ち着いて進む(悪い意味ではない)。終盤はスピードが加速して相変わらずのツイストの連打。読み応えと満足度は期待を裏切らない。ただしツイストの連打に既視感を感じてしまったのは、こちらの贅沢すぎなのだろう。

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    2024年11月15日
  • ウォッチメイカーの罠

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    ネタバレ

    リンカーン・ライムシリーズの第十六作。

    ふふふ。
    前作で出世させてあげても良いのではと思っていたプロスキーが、
    正式な後継者に指名されていた。
    (それなのに、交通事故を起こして査問の対象になるし、
    拉致されたりして、まさかと心配していたが、無事で良かった)
    セリットーが握手を求めてきて、
    「今日から”ロン”と呼んでいいぞ」と言った場面は感動的。
    殺害された刑事の持ち物からダイナーの領収書を見つけ、
    ダイナーの防犯カメラの映像を回収してきたこともライムに感心されていた。
    ひよっこ扱いから、事件に巻き込まれて怪我をし、
    普段は全く感じさせないが障害を抱えながらよくここまで来たね。

    さて、事件の

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    2024年11月13日
  • 真夜中の密室

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    読書備忘録870号。
    ★★★★。

    久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。第15巻です。
    なので無条件に★5つにしたいところですが、どんなに譲っても4つですね。

    最新刊(第16巻)が出たので、未読の第15作を慌てて拝読した体です!
    そして、最新刊はなんとウォッチメイカーだということでワクワク感が半端ないです!

    その前にこの第15作を。
    一言でぶった切ってしまうと犯人のロックスミスが影薄い。
    そして、ロックスミスはなんとなく実行犯的匂い。知能犯の匂いがしない。じゃあ、誰が犯人?犯人がぼやけている感あり。
    やっぱり、歴代の犯人の方が犯行目的も含めて知能高く絶対的ヒール感がありました。
    というこ

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    2024年11月13日
  • トム・ゴードンに恋した少女

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    RソックスのT•ゴードンファンの少女がハイキングで遭難するだけの話といばそれまでなのですが、そこはさすがキング、最後までひっぱられるように読みました。彼女は果たして生還できるのか。
    キングだから最後までわからん!なところもよきで、好きな作品でした。

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    2024年11月09日
  • ボーン・コレクター(上)

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    リンカーン・ライムの一冊目 ボーン・コレクターの殺人の残忍さがなかなかきつい!
    証拠収集のリアリティがさすがで楽しかった。

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    2025年12月04日
  • ファイト・クラブ〔新版〕

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    ネタバレ

    タイラーと知り合い殴り合い傷つくことで生を感じるサラリーマンの僕。タイラーが作ったファイト・クラブは秘密結社のごとく闇に潜り巨大化し様々な事件を巻き起こす。好きではない世界観なのに文章が詩的でとてもきれいで引き込まれる。しかし社会生活でも私生活でも行動は奔放でも規則からは逃れられず、むしろ規則あってのファイト・クラブ。自由って何だろう? タイラーを神と崇めたくなる気持ち、わかる気がする。現在もどこかにファイト・クラブはありそうな気がしてならない。

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    2024年10月26日
  • ウォッチメイカー 上

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    上ということで展開は抑え目だったので★4に留まったものの、下での展開を期待させる作品だった。とにかく冷静に計画を実行するウォッチメイカーにとにかく引き込まれてしまった。下が楽しみである。

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    2024年10月24日
  • ウォッチメイカー 下

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    展開が凄い 犯人の裏を付く力と
    それを見破るライムたち。

    後半は2.3回、ひっくり返るところがあって
    より面白かった。

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    2025年12月04日
  • ウォッチメイカー 上

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    まだそれぞれのキャラクターの自己紹介 リンカーン・ライムの他に
    ウォッチメイカー、ダンスと
    個性的なメンバーで出てくる。

    まだまだ謎も多く、下巻が楽しみ内容になっている。

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    2025年12月04日
  • ウォッチメイカーの罠

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    KL 2024.10.15-2024.10.18
    宿敵ウォッチメイカーとの再度の直接対決。
    ディーヴァー作品はどれも緻密、複雑、どんでん返しだけど、ウォッチメイカーは特に重層的だと思う。今回もしっかり楽しめました。
    プラスキーも驚くほどの成長でその存在感が大きくなり、新たな魅力的なメンバーも登場して、リンカーンシリーズ16作目だけど、この先もまだまだ続けていってほしい。

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    2024年10月18日
  • ウォッチメイカーの罠

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    ネタバレ

    楽しみにしていたリンカーン·ライムシリーズの新作。いきなりの大仕掛けの事故·事件に
    否が応でも興味が引きずられる。
    宿敵ウォッチメーカーの登場にリンカーンとメンバーたちはかつてない緊張の時を過ごす。タイムリミットがあるから。

    章ごとに緊迫した内容が綴られているので栞を挟む暇もなく読み続けたくなってしまう。

    ディーヴァーお得意の大どんでん返しにもう慣れてしまったのか、この本にはそれ程驚くシーンはないが、とは言え手に汗握る場面がいくつも!アメリアの危機やプラスキーのまさかの事故も。

    リンカーンシリーズも好きだけど、キャサリン·ダンスシリーズが私は好み。ニューヨークも良いけれど、西海岸方面の本

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    2024年10月16日
  • サバイバー〔新版〕

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    人に勧められて

    5年ぶりに読書をしたせいもあるとは思うけど、文が読みにくく、とっつきづらい印象
    ただ中盤以降の面白さが半端なくて一気に読めた
    とても20年前の作品とは思えない
    まさに未来予知

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    2024年10月15日
  • ゴースト・スナイパー 下

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    ネタバレ

     バハマのホテルの一室で、反米主義を掲げる活動家が暗殺される。犯人は2000m離れた場所からターゲットを狙撃したと見られ、ライフルから発射された銃弾により窓ガラスが吹き飛んだことで、同席していたジャーナリストとボディガードも死亡した。ライムとサックス、NY市警のロン・セリットーは、この暗殺に、アメリカに危険を及ぼす人物を暗殺する国家機関が関わっていると睨み、捜査を進めていく。
     さらに、この事件を立件すべくライムたちのもとに検事補のローレルが送り込まれるが、何かと杓子定規なローレルにサックスは敵対心を抱く。捜査を進めるうちに、件の国家機関の下で狙撃を成功させたスナイパーとは別に、証人になり得る

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    2024年10月13日
  • ボーン・コレクター(下)

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    「バーニングダンサー」を読む前にディーヴァーも読んでみようと思いたって購入。スリリングな展開がつづいて犯人も意外性があったし、最後の展開にも驚かされた。

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    2024年10月07日
  • ボーン・コレクター(上)

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    「バーニングダンサー」を読む前にディーヴァーも読んでみようと思いたって購入。とても面白かったのだが、専門知識や現地在住の人でないとわからないネタも多く、登場人物と一緒に推理している気分になれる話ではなかった。やっぱり海外ミステリは苦手かもしれない。

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    2024年10月07日
  • エイリアス・エマ

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    ネタバレ

     
    新米スパイ・エマ、保護対象者を確保。
    読む者の心臓をバクバクさせ続けながら、ロンドン市街地10キロを、敵国にハッキングされた監視カメラの眼と暗殺チームの手を命からがらにすり抜け、淡いロマンスの余韻を残して、MI6本部まで送り届ける。

    こうでなくっちゃ!のスパイスリラー誕生。続編の邦訳を心待ちにしたい。

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    2024年09月23日
  • パチンコ 下

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    三世代に渡る在日コリアン一家の話で、物語が終わる年に生まれたのは縁を感じます。実際的に知りたかった両親や祖父母のこと、全然違う経緯ではあるけど同じく過ぎた時間について学べました。ノアの終わり方に驚きすぎて、え、え、え、え、と声に出して動揺したけど追いつかなかった。そしてそれからのことも。ただとても楽しく読めました。

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    2024年09月22日
  • エイリアス・エマ

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    英国情報機関の新人のエマが主人公のスパイ小説。英国vsロシアと言えば007みたいだが、本当にリアルな雰囲気で手に汗を握る展開。特にエマが新人ならではの辿々しい動きも彼女の確固たる信念が裏打ちされているから応援したくなる。ロンドンの街、少しだけどパリの店も懐かしくて逃げ切る迄肩のチカラが入った。

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    2024年09月21日
  • パチンコ 下

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    「1910年日本が大韓帝国を併合した。」
    貧しい漁師夫婦に生まれた一人息子。年頃になり嫁に迎えた働き者のヤンジン。その一人娘ソンジャが主人公。

    ソンジャが未婚の母になりかけた時に、結婚し救いだした牧師の夫イサク。二人はイサクの兄ヨセプを頼り大阪に渡る。

    ソンジャの息子、ノアとモーザス。ヨセプの妻キョンヒ。そしてノアの実父コ・ハンス。
    ソンジャと彼ら、4世代にわたる在日コリアンの家族の物語。

    懸命に働きに働いても楽にならない生活。差別と偏見。子供たちが生まれて幸せになったかと思うと、イサクの逮捕やヨセプの悲劇など、次々にどん底に落とされる。ソンジャの人生に入り込む形で喜んだり悲しんだりしつ

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    2024年09月16日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    サムとセイディがゲームを作る物語。
    自分自身もシステムを作る仕事をしているけど、凄く共感できる部分もたくさんあった。チームで作品を作る難しさ、大変さ、いろんな葛藤や衝突もうまく描かれていたと思う。

    ゲーム好きならニヤリとする内容も多く、最後まで楽しめた。特に最後の「荷と溝」は全ての表現が良かったなぁ…とても良かった。ヒューマンドラマの映画を見終わった後の気持ち良さ?がある

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    2024年09月15日