池田真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレリンカーン・ライムシリーズの第十六作。
ふふふ。
前作で出世させてあげても良いのではと思っていたプロスキーが、
正式な後継者に指名されていた。
(それなのに、交通事故を起こして査問の対象になるし、
拉致されたりして、まさかと心配していたが、無事で良かった)
セリットーが握手を求めてきて、
「今日から”ロン”と呼んでいいぞ」と言った場面は感動的。
殺害された刑事の持ち物からダイナーの領収書を見つけ、
ダイナーの防犯カメラの映像を回収してきたこともライムに感心されていた。
ひよっこ扱いから、事件に巻き込まれて怪我をし、
普段は全く感じさせないが障害を抱えながらよくここまで来たね。
さて、事件の -
Posted by ブクログ
読書備忘録870号。
★★★★。
久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。第15巻です。
なので無条件に★5つにしたいところですが、どんなに譲っても4つですね。
最新刊(第16巻)が出たので、未読の第15作を慌てて拝読した体です!
そして、最新刊はなんとウォッチメイカーだということでワクワク感が半端ないです!
その前にこの第15作を。
一言でぶった切ってしまうと犯人のロックスミスが影薄い。
そして、ロックスミスはなんとなく実行犯的匂い。知能犯の匂いがしない。じゃあ、誰が犯人?犯人がぼやけている感あり。
やっぱり、歴代の犯人の方が犯行目的も含めて知能高く絶対的ヒール感がありました。
というこ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ楽しみにしていたリンカーン·ライムシリーズの新作。いきなりの大仕掛けの事故·事件に
否が応でも興味が引きずられる。
宿敵ウォッチメーカーの登場にリンカーンとメンバーたちはかつてない緊張の時を過ごす。タイムリミットがあるから。
章ごとに緊迫した内容が綴られているので栞を挟む暇もなく読み続けたくなってしまう。
ディーヴァーお得意の大どんでん返しにもう慣れてしまったのか、この本にはそれ程驚くシーンはないが、とは言え手に汗握る場面がいくつも!アメリアの危機やプラスキーのまさかの事故も。
リンカーンシリーズも好きだけど、キャサリン·ダンスシリーズが私は好み。ニューヨークも良いけれど、西海岸方面の本 -
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ネタバレバハマのホテルの一室で、反米主義を掲げる活動家が暗殺される。犯人は2000m離れた場所からターゲットを狙撃したと見られ、ライフルから発射された銃弾により窓ガラスが吹き飛んだことで、同席していたジャーナリストとボディガードも死亡した。ライムとサックス、NY市警のロン・セリットーは、この暗殺に、アメリカに危険を及ぼす人物を暗殺する国家機関が関わっていると睨み、捜査を進めていく。
さらに、この事件を立件すべくライムたちのもとに検事補のローレルが送り込まれるが、何かと杓子定規なローレルにサックスは敵対心を抱く。捜査を進めるうちに、件の国家機関の下で狙撃を成功させたスナイパーとは別に、証人になり得る -
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「1910年日本が大韓帝国を併合した。」
貧しい漁師夫婦に生まれた一人息子。年頃になり嫁に迎えた働き者のヤンジン。その一人娘ソンジャが主人公。
ソンジャが未婚の母になりかけた時に、結婚し救いだした牧師の夫イサク。二人はイサクの兄ヨセプを頼り大阪に渡る。
ソンジャの息子、ノアとモーザス。ヨセプの妻キョンヒ。そしてノアの実父コ・ハンス。
ソンジャと彼ら、4世代にわたる在日コリアンの家族の物語。
懸命に働きに働いても楽にならない生活。差別と偏見。子供たちが生まれて幸せになったかと思うと、イサクの逮捕やヨセプの悲劇など、次々にどん底に落とされる。ソンジャの人生に入り込む形で喜んだり悲しんだりしつ -