あらすじ
リンカーン・ライム・シリーズ第14作!
ダイヤへの妄執を紡ぐ殺人者――ニューヨークを揺るがす大犯罪を暴け。
シリーズ原点回帰の傑作。
ダイヤモンド店で三人の男女が無惨に殺害された。
被害者は婚約指輪を受けとりにきたカップルとダイヤ加工職人。現場からはダイヤモンドも持ち去られていた。
科学捜査の天才リンカーン・ライムが捜査を担当することになるも、犯行直前に店を訪れた人物が殺害され、さらにはやはり結婚間近の男女がダイヤモンドへの妄執を口にする男に襲撃され、辛くも難を逃れる事件が起きる。連続する事件に振り回されるライムらのもとに、「プロミサー」と名乗る人物から、婚約したカップルへの異様な殺意を表明するメールが届いた。
犯人は関係者を次々に殺害しながら、逃走する目撃者のあとを追う。犯人より先に目撃者を確保すべく、ライムと仲間たちは必死の推理と捜査を展開するが――。
※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
今回もディーヴァーの作品には驚かされた。真相がどこにあるのか毎回わからず騙される。事件に関わってしまったヴィマルの家族との関係も気になってしまう。そして、最後はやっぱりそうなるかというお約束の展開で幕を閉じる。
Posted by ブクログ
2つの事件が繋がらないまま終わるのかと思っていたら、そんなはずもなく。最後の護送車のところはワクワクしながら読んでいました。今後の作品でいつウォッチメイカーが出てくるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
今回も最後の最後まで目が離せない展開でした。ダイヤモンドから始まり、地震にガス管爆発、さらには麻薬王まで、これらすべてを巻き込みながらのストーリー展開はお見事!これだから、このシリーズは面白いです。
Posted by ブクログ
毎回毎回、よくこんなストーリーを思いつくなあと感心します。
ダイアモンドとその背景に関する雑学が盛りだくさんで
勉強になった。
ラストのラストで宿敵が出てきて、ライムとの直接対決がいつになるかはわかりませんが楽しみです。
Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァー『カッティング・エッジ 下』文春文庫。
シリーズ第14弾。
相変わらずリーダビリティは高い。そして、お得意の捻りに次ぐ捻りの連続。今回は特に幾重にも仕掛けを施した作品になっているのだが、それが災いしたのか、逆に陳腐さを感じてしまうのが残念。
リンカーン・ライムとアメリア・サックスらの捜査を嘲笑うかのように、未詳四七号と呼ばれる犯人はダイヤモンド原石に異常に執着し、連続殺人だけでなく、C4爆薬を使って擬似地震を引き起こし、時限装置を使った放火まで行う。
次第に見えてきた犯人の目的。だが、だが……
本体価格900円
★★★★
Posted by ブクログ
事件の直前に宝石商を訪れていた男も殺害された。
結婚間近のカップルまで襲撃され、被害者は増えていく。ダイヤモンドに病的な執着を示す連続殺人犯。彼は、アメリカに来たばかりの人物らしい―ー。犯人を追うリンカーン・ライム。そこに意外な人物からの連絡が入る。どんでん返しの連続に息をのむシリーズ第14作!
私にしては珍しく、ツイストの一つが読めてしまったのだが、相変わらずのリーダビリティで星四つ。
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズの真骨頂。ストーリーの構成が本当にすごい。
キャラクターもみんな魅力的だし、やっぱりニューヨークでの活躍が最高に面白い。
時系列は前作からの続きだから、ライムとサックスの関係にもにやりとできて楽しめた。