池田真紀子のレビュー一覧
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今回は冒頭から犯人たちの名前と手口が語られる。
ということは、動機を探るミステリなのか?
そして刑事に昇進したサックスは、初めて事件捜査の指揮を取ることに。
たとえそれが自殺であっても、捜査を疎かにしないサックスは、自殺することが不可能な証拠を見つけ、殺人事件として捜査を続ける。
本来は、ライムが指揮を取っている連続殺人の事件をメインに動かなければならないサックス。
でも、初めての事件だから最後まで責任をもって取り組みたいし、しかしライムの事件は重大案件で…「事件を二つ抱えることは可能です」と突っ張ってしまうのだよね。
というわけで、ライムの事件、サックスの事件、犯人の視点とストーリーが -
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なかなか面白かった。
原著副題の
"Choosing a Focused Life in aNoisy World"のほうが内容を的確に表している気がする。
単に脱スマホをしろという話ではなくて、自分の人生に役に立つのかどうかを「考えて」「自分の意思で」使い方や時間を決めよう、というのが主なメッセージ。
個人的になるほどと思ったのが、「趣味を持て」のところ。しかもリアルになにか創作するような趣味。理屈としては、スマホを減らそうと思うと苦しいので、リアルな趣味にハマって「スマホ触ってる場合じゃない→結果的に減る」の流れで行こうという話。これはよさそう。
"余暇 -
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ネタバレこの本は、浅井リョウさんがある番組で薦めていたのをきっかけに手に取りました。
そもそも予備知識もなく、しかも559ページと厚めの本だったこともあり、読み始めるまでに数日を要しました。
また、読み始めても、翻訳本特有のカタカナの多さや文化の違いから、なかなかイメージが膨らまず、最初はスローペースで読み進めました。
ゲームで遊ぶことをきっかけに知り合った子ども2人、サム(12歳)とセイディ(11歳)が、大学生になって再会し、ゲームクリエイターとして、もう1人の仲間マークスとともに物語を繰り広げていきます。
「イチゴ」というゲームを大ヒットさせるのですが、そこから3人のパワーバランスが崩れ、 -
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上巻を読んでいた時にずっと感じていたのは、140年前の冤罪事件が、なぜ現代の女子高性を殺害しなければならないことに繋がるのかが理解できなさ過ぎたこと。
ただ単に「殺してやる」くらいの殺意ではなく、腕利きのプロの殺し屋を雇ってまでなぜ殺さねばならないのか。
しかも、プロのくせに、どうも共犯者との連絡がうまく取れているように見えない。
それぞれが自分の判断で勝手に動いているように見える。
そういうやり口のプロなの?
最初はレイプ目的を偽装して殺そうとした。
次は、テロリストたちの見てはいけない何かを目撃したからという理由で。
それらの違和感は、読んでいるうちにすっかり解消した。
全てに納得し -
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アメリカの自己啓発っぽい本は突然、知らない一般人の体験や起業家の話が出てくるから、本論がなんなのかわからず混乱する。
アメリカの人からすると自分に近い一般人の話が出てくると解像度が上がるが、海外の読み手からすると逆効果で遠い世界の話に思えてしまう。
それは置いておいて、attention economyという言葉を初めて知ったが、GAFAはユーザーのattention (注意)や時間を消費させることに莫大な労力を割いている。
その策略に巻き込まれているのかと思うと途端にバカバカしくなった。
オフラインの交流を強化するためのSNSはそのSNSを使う時間が多すぎて、むしろ、オフラインの交流を減らし -
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博物館でマイクロフィルムを閲覧していた16歳の少女が、襲われる。
直前に気づいた少女の機転で、なんとか逃げ出すことができたが、代わりに図書室長が射殺される。
会話の最中に室長が狙撃されたことにより、刑事ロン・セリットーは精神的に大きな打撃を受ける。
狙撃犯の狙いは少女・ジェニーヴァだが、彼女が閲覧していたマイクロフィルムが持ち去られたことにより、事件の裏には別の動機があるのではないかとライムたちは考える。
問題のマイクロフィルムにはジェニーヴァの曽祖父について書いた記事があり、公民権運動の旗手でありながら犯罪者として追われたジャニーヴァの祖父が抱えていた秘密とは何か?
というのが大きな謎で -
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「これまでの作品の中で最高の”どんでん返し度”を誇る」と著者が豪語したらしいけど、これ、フェアですかね?
たしかにどんでん返しだったけど。
それまでに何らかの伏線あった?
シリーズを考えると、いい話ではあった。
魔術師の師弟コンビだけではなく、ライムとサックスの師弟コンビについても、それぞれの今後を考えさせる。
弟子はいつか師の元を離れて自分の足で立たねばならない。
そしてその時師は、きちんと弟子を送り出すことができるか。
今回は事件の捜査と並行して、サックスの昇進試験があった。
いつまでも平の巡査ではなく、現場での裁量範囲を広げるためにもサックスは昇進したいと思っていた。
で、結果は、市 -
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まさに、よくぞここまで書いてくれた!である。
そして読んでいて時々背筋がゾッとする。
世界がじわじわと動いていくのは、1人ひとりのエゴイズムと、それを無責任に後押しする利益至上主義に覆われた企業論理だ。
そこに異を唱えるのは並大抵のことではない。しかも、すぐに大きな波にさらわれてしまう。
排外的なポピュリズムの台頭、差別、表と裏の顔の差、どんな時にどんな対応をするか。
これらの具体的な話を読むだけでも、「胸糞悪くなる」
大きな波に逆らわず、のまれていれば安心、という層もたくさんいるけれど、そういう人たちにこそこの本を読んでもらいたい。
資本主義ってどうよ?と思う気持ちがどんどこ強くなってし -
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二重に鍵をかけていても部屋に入ってくる。
手錠をして身柄を拘束しても、するりと抜け出してしまう。
そして、ライムの家に忍び込んで部屋に火をつけることさえ難なくできてしまう犯人。
これは手ごわい。
今回は、実行犯の後ろにいる人はなんとなくわかるんだけど、事件の本来の目的がわからないので、どう関わっているのかがまったく不明。
あと、ローランド・ベルが抱えている事件から引きはがされてライム率いる捜査チームに入って来たけど、代わりにライムがベルの保護対象者がいつどこで狙われるかを注意することになった。
この二つの事件は、どこかで交差するはずだよね、物語的に。
そして、サーカスもどこかで関わってくる