池田真紀子のレビュー一覧

  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ストーリー自体、心理描写が深く描かれている。なかで、安直な表現がなされないため、ポイントポイントで考える必要があった。
    帰ってそれが、リアルな人間関係を感じさせた。

    海外の翻訳小説を読むのは初めてで、正直読みづらさを感じる章もあったが、ならではの良さ(海外小説の特性か、著者の特性かはわからないが)も感じられ、よい読書体験になった。

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    2026年09月27日
  • エンプティー・チェア 下

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    へえ〜〜〜〜
    そうなるのか
    でも、それってわからんよね
    そこが面白いんだろうけど
    はい!!
    今回も面白く読ませていただきました

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    2026年09月24日
  • エンプティー・チェア 上

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    いつエンプティー・チェアが出てくるのかと思った
    そういうことね
    今回の主人公は彼女
    でも、ライムに引っ張られる

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    2026年09月24日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ネタバレ

    個人的には大好きなLAが舞台になっているところがお気に入りです。
    2人とももう少し自分の気持ちを素直に表現すればすれ違いはうまれなかったのではないかと切なかった。けど現実世界でも自分の気持ちを相手に伝えるのは難しいし、お互いの考えは違う。
    深く愛している相手と対等な共同制作者でいることは難しい。サムとセイディは、友達→仕事仲間→共同制作者→クリエイティブパートナー→家族に近い存在と関係のレイヤーがどんどん増えていき、一つの問題が一つでは済まなくなる。仕事で意見が衝突したら、ゲームについて意見が違うと思うだけでなく関係性が深いが故に相手にとって私は何なのか、相手の成功を自分の敗北として受け取る等まで深く考えてしまうのだと思う。

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    2026年09月22日
  • スパイダー・ゲーム

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    サンチェス捜査官とヘロン
    これからも続きそうで楽しみ
    ジェフリーディーバーはいつも引き込まれる
    読み進めたいけど、後半になると終わってしまうのがもったいなく感じる

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    2026年09月20日
  • ボーン・コレクター(下)

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    映画でネタバレした状態で読んでるのに、すごく面白い。
    そして、どんでん返しでびっくりする。
    ジェフリー・ディーヴァーってすごい。

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    2026年09月20日
  • ボーン・コレクター(上)

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    映画はしょっちゅう金曜ロードショーでやってたから、話は知ってる状態で読み始めた。
    だけど、手が出てくる時点でもう引き込まれる。

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    2026年09月20日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    幼いころに病院で出会い、テレビゲームをで遊んだ一組の男女が、大学生の時に再び出会い、一緒にゲーム制作に取り組んでゆく。
    ゲームとリアル。リセットできる世界と時を戻せない世界。多様性の境界を飲み込む世界と性別、国籍、容姿など環境に影響される世界。そのコントラストと絆を丁寧に描いている。
    やったことのあるゲームや日本のことが描かれているのもうれしい。

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    2026年09月16日
  • ケアレス・ピープル 権力と欲望、失われた理想の物語 Metaが”読まれたくなかった”真実

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    facebookで働いていたサラ・ウィン=ウィリアムズがfacebook採用前〜クビになるまでを自伝風に告発している。

    ハラスメント、ターゲッティング広告、ロビー活動、コンテンツモデレーション問題など内容は多岐に渡るが、基本的には資本主義の成長の下に正義がすべて粉砕されていく様が描かれていく。

    一つ疑問が湧くのはサラ・ウィンは強固にコンテンツモデレーションを行い、ヘイトスピーチを制限すべきと言うが、政府による検閲は一貫して(中国政府もNSAの介入も)批判的であるということだ。facebookの介入は正しく、国家の介入は正しくないのか。無軌道な自由が正しいとも思えないが、一貫してこの点に疑問を挟まない。この自身の正義への疑いのなさ、躊躇のなさが終始引っかかった。

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    2026年09月15日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ネタバレ

    私はゲームをあまりやらないし、もちろん詳しくもないけれど、作中に日本が登場するとやっぱり嬉しい。日本人の”ガイジン嫌い”、現地の方が描くとこうなるよなーとどきっとしたりもした。
    私は男女の友情は成立しない!と思っている過激派なので、サムとセイディが築く友情に少し違和感を感じつつ素敵だなと心から思った。友情、とも少し違うのか?友人であり、ビジネスパートナー、家族、みたいな。人間関係ってどう転ぶか分からないし、もつれて複雑になるからこそ難しいし面白いものだよなと思った。
    マークスの死から立ち直りきらないけど、子育てをしながら徐々に仕事に戻っていくラストに向けてのセイディの姿もすごくリアリティがあった。つくった全てのゲームが大ヒットするわけではないし、サムとセイディが元通りの中に戻ったりその仲が進展するわけでもない。そういうリアル、飾らなさが面白かった。

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    2026年09月15日
  • ソウル・コレクター 上

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    読んでいて違和感を覚える「シックスティーン」という表記。
    最初は犯人が16歳の少女たちを狙っているのかと思った。
    けれど老若男女を問わず、その辺にいる人々を見な一律に「シックスティーン」と脳内で呼んでいる。

    また、犯人が被害者の名前の後に付けている4桁または4個の数字。
    その名前の人物に、何らかの意味を付加しているのだとは思うが、数字の意味が読み解けなかった。

    けれど、4桁×4つの数字、つまりそれが「シックスティーン」だと気がついて、ああ、あの番号ねと思ったところから、作者の書きたかった全貌は見えた気がする。
    もちろん細部は全然わかっていないので、犯人は誰と一人には絞れていないが。

    気に入ったものはすべて手に入れたいと思う犯人。
    もちろんそんなことが世間にばれてはよろしくないので、自分の痕跡を残さず、逆に身代わりの痕跡を置いて、犯行を重ねる。
    この徹底した「痕跡を残さない」こだわりは、「痕跡」の意味を熟知しているからに他ならない。

    情報は、データは、弱点にもなるが、すべての人々のすべての情報を知る者は、おのずと権力を手に入れたも同然となる。
    ヒットラーを見るまでもなく。

    単純に読むと「すべてを手に入れたい」犯人は、すべての情報を知り権力を持ちたいあの人に重なるが、そんな簡単でいい?
    あの人の後ろに巧妙に隠れている人がいるのではないかと思って読んでみたが、今のところわからない。

    ライムが追っていた国際的な殺し屋の事件、セリットーが追っていたロシアン・マフィアの事件も、この事件と重なってくるのか?
    サックスがかわいがっている女子高生の悩みは、ライムの高校時代の苦い思い出を昇華させそうな気がするけれど。

    それと、今回2ページにわたる登場人物紹介があるのに、そこに出てこないアントワン・ジョンソンが気になる。
    拘置所にいるアーサーを何くれとなくかばう、大男の黒人。
    彼かなあ?って思っているのだけれど。

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    2026年09月13日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    最初は海外の登場人物の心情になかなか共感できなかったが、後半はストーリーにハマっていた。おもしろかったが、やはり日本人の考え方の方が自分は向いているように思う

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    2026年09月06日
  • 幼年期の終わり

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    ネタバレ

    オーバーロードの出現によって、人類の発展なのか滅亡なのか進化なのか継続なのか、何が起こるかわからなくて面白かった。実際100年間ほぼ何も起こらなかったし。

    前半は誰が主人公なのかもよくわからなかったけど、オーバーロードの庇護下でどんどん人類が発展し豊かになって、その先のオーバーロードの目的を知れて良かった。
    カレルレン…( ; ; )いつかオーバーマインドになれるといいね……
    エルメロイⅡ世みたいな心地よな。自分は足踏みをしているのに、教え子たちは自分を置いてどんどん根源に近づいていく……最果ての海が見たいのにね

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    2026年08月31日
  • サプライズ・エンディングス 罠

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    ネタバレ

    タイトルどおり、どんでん返しがある短編ミステリ4作品
    騙したはずの者が騙される
    ミステリーファンなら大好物の展開だ
    いずれの作品も分かりやすい、サプライズだったし、爽やかな作品が多かった
    シドニーシェルダンの作品と同じ匂いを感じるものだったが、できればもう一捻りが欲しかった

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    2026年08月30日
  • コフィン・ダンサー 下

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    やっぱり作者の描くキャラクターは個性的で作り込まれているから感情移入してしまう

    5章からの大どんでん返し以降は怒涛の展開で、伏線回収もしっかりやってくれるら二度三度追加で驚かされた

    でもちょっと全体的に物語の進行が遅いなと思ってしまったな
    きっと飛行機のシーンが多かったからだ!緊迫感を出すためになんだろうけど、専門用語がびっしりでちょっと読み飛ばしてしまったな…

    一作目の方が物語に没頭できたけど、彼らの物語をまだまだ読みたいなぁと思わせてくれる二作目でした。

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    2026年08月28日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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    物語を因数分解していくと、結構簡単な数字になりそうなんだけど、意外と入り組んだ数式を用いる、ややこしい作品です

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    2026年08月27日
  • ウォッチメイカー 上

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    今回は冒頭から犯人たちの名前と手口が語られる。
    ということは、動機を探るミステリなのか?

    そして刑事に昇進したサックスは、初めて事件捜査の指揮を取ることに。
    たとえそれが自殺であっても、捜査を疎かにしないサックスは、自殺することが不可能な証拠を見つけ、殺人事件として捜査を続ける。

    本来は、ライムが指揮を取っている連続殺人の事件をメインに動かなければならないサックス。
    でも、初めての事件だから最後まで責任をもって取り組みたいし、しかしライムの事件は重大案件で…「事件を二つ抱えることは可能です」と突っ張ってしまうのだよね。

    というわけで、ライムの事件、サックスの事件、犯人の視点とストーリーが細切れになってしまい、進捗はもったり。
    犯人の魔の手が!ってところで視点が切り替わり、次に犯人の視点に戻った時は大した展開になっていないパターンが続く。

    いや、おかしいだろう。
    時計のようにきっちりきっちりした完璧主義者の主犯と、感情が先立つ従犯の取り合わせも不自然だし、完璧主義者の割には結構想定外の出来事が多すぎる。
    これは、どちらかがどちらかを裏切っているのかも。

    いや、いつものパターンなら、捜査側の方に裏切り者がいる筈だ。
    二人ほど怪しいと目星をつけている人がいるが、裏切り者だとしたら二人は多すぎる。
    さくっとダンスが見切ってくれないだろうか。

    そして今回一番のピンチはサックスの心情。
    何よりも汚職警官を憎んできた彼女の心の芯にあるもの。
    それが揺らいでしまった。
    けれど、この汚職警官の流れがきっと、二つの事件を繋ぐんじゃないかと思っているのだけど、続きを早く読みたいわ~。

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    2026年08月23日
  • デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方

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    なかなか面白かった。
    原著副題の
    "Choosing a Focused Life in aNoisy World"のほうが内容を的確に表している気がする。

    単に脱スマホをしろという話ではなくて、自分の人生に役に立つのかどうかを「考えて」「自分の意思で」使い方や時間を決めよう、というのが主なメッセージ。

    個人的になるほどと思ったのが、「趣味を持て」のところ。しかもリアルになにか創作するような趣味。理屈としては、スマホを減らそうと思うと苦しいので、リアルな趣味にハマって「スマホ触ってる場合じゃない→結果的に減る」の流れで行こうという話。これはよさそう。

    "余暇活動にエネルギーを注げば、エネルギーはかえって高まる"
    ダラダラしないでなんかやれ、という話。

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    2026年08月23日
  • サプライズ・エンディングス 罠

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    最初から最後まで
    緻密に計算し尽くされ
    何度もいいように騙されているのに
    1話ごとに心地よささえある。
    2重、3重に張り巡らされた罠が巧妙で
    あ、と思ったときには
    さっきまでの味方が敵に
    善人が悪人に入れ替わっていたりする。
    最後の1行を読み終えるまで
    いったい、誰が
    本当に騙されているのか油断できない。

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    2026年08月14日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ネタバレ

    この本は、浅井リョウさんがある番組で薦めていたのをきっかけに手に取りました。

    そもそも予備知識もなく、しかも559ページと厚めの本だったこともあり、読み始めるまでに数日を要しました。

    また、読み始めても、翻訳本特有のカタカナの多さや文化の違いから、なかなかイメージが膨らまず、最初はスローペースで読み進めました。

    ゲームで遊ぶことをきっかけに知り合った子ども2人、サム(12歳)とセイディ(11歳)が、大学生になって再会し、ゲームクリエイターとして、もう1人の仲間マークスとともに物語を繰り広げていきます。

    「イチゴ」というゲームを大ヒットさせるのですが、そこから3人のパワーバランスが崩れ、人間関係がぎくしゃくしていく展開は、読んでいて心が痛くなりました。

    学生時代に仲間と立ち上げたベンチャー企業や、バンド仲間なども、大きくなったり、ヒットしたりすると、それまで対等だった力関係が崩れ、同じようなことが起こって仲違いするのかもしれないな、なんて思ったりしました。

    一方、サムはセイディとの関係を恋人ではなく、パートナーとして築こうとします。でも、どうしても恋愛感情をコントロールできず、セイディを傷つけてしまう。その姿も痛々しくて、読んでいて見ていられませんでした。

    人生、いろいろなことがありますよね。

    良いこともあれば、うまくいかないこともある。

    そんな紆余曲折の物語ですが、ゲームと同じように、リセットボタンを押して最初からやり直すのもいい。セーブポイントの途中からリスタートするのもいい。

    「人生は、何度でもやり直せますよ」

    そんなふうに言ってもらったような気がする一冊でした。

    おっしまい。

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    2026年08月11日