池田真紀子のレビュー一覧
-
-
-
購入済み
面白すぎ
同じ小説を男性視点から丁寧に書かれていて
内面の感情がとてもよく伝わってきた
ミセス ロビンソンとの会話やDr.フリンとのカウンセリングの内容等詳しく載っていて好奇心を満たしてくれた
上手く行きそうで行かない男女の関係がよく表現されていて、アナバージョンですでに内容を知っていても全く違う感覚で読めてとても面白かった -
Posted by ブクログ
正しく“怪人”のような犯人―巧みな変装や“早変り”で姿を眩ませ、捜査陣を騙すことさえ試みて成功してしまう…読んでいて「途轍もない奴…」と思った…こんなのが実在したら…恐ろしい…―を必死に追う物語である。マジックショーのような鮮やかさで、次々と事件が発生し、「追いつき、逃れられ」という犯人との対決が続く…どうも本作は、作者がサーカス公演を観覧する機会に「こんな犯人とライム達が対決?!」と着想したらしいのだが…
物語は最終盤の方まで「どんでん返し」の連発だ…上下巻の2冊なのだが、あっという間に頁を繰ってしまう…流石に、「人気シリーズの中で、人気が高い」という作品である!!お奨めだ!! -
Posted by ブクログ
“リンカーン・ライム”のシリーズに出逢い、他作品に触れるとすれば、発表順に読むのが好いようにも思ったが、敢えてこの『ウォッチメイカー』を入手した。それは、偶々出逢った『バーニング・ワイヤー』の中で、「過去に対決した経過が在る怜悧な殺し屋の“ウォッチメイカー”の動向の情報が寄せられていて、カリフォルニア州のダンス捜査官を介してメキシコシティーの警察関係者と情報交換をしようというような中、地元のニューヨークで妙な事件も起こっている…」という状況が描かれていたので、“ウォッチメイカー”という敵役がどういう人物なのか、凄く気になったのだ。
非常に興味深く読んだ!! -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ私としてはこの二部本当にまとまりが良くって、好きなシーンは何度も読み返しました。
クリスチャンの心の変化がとても微笑ましくて、1部では見られなかった甘えた態度とか、とてもくすぐられます。
個人的にはアナから誕生日プレゼントをもらうところが好きです。
キーホルダーのところとか。
あと、チョコレートケーキ?って聞くところとか。
とにかく甘い二部だったな、と思います。
そして何より、アナつえええw
戦闘能力ありすぎ。
ジャックを見事に返り討ちにして、こんなたくましい子に育てたレイを尊敬するw
実はクリスチャンのボディガードできちゃうのでは。
あと最期エレナとアナのバトルシーンは、ちょっとスカッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い!
1部ほどインパクトがないってレビューされてる方も居ましたけど、私はむしろ2部の方が好きです。
そんな私はやはりSっ気があるのかしら。
ていうかクリスチャンが可愛すぎる。
1部の時とは比較にならないほどの可愛げが堪らないです。アナに新しい車として、アウディでははくサーブを買いに行ったときのクリスチャンのモジモジにはやられました。
そしてクリスチャンが完全にアナに服従してしまった時は本当に衝撃でした。同時にぞくっとしてしまった。
フィフティシェイズと言うだけあって色々な一面を持っているクリスチャン。
魅力的。
そこがアナには不安な部分もあるかもしれないけど。
ちょっと今回はアナの嫌 -
Posted by ブクログ
ネタバレひゅう。
なんだか今回は攻め手がアナスタシアのターンといった雰囲気。
当然のごとく光の速さもびっくりなスピードで復縁。ほっとしました。
そしてなんだかクリスチャンが彼女に負け続けではないですか。
実は主従逆転しちゃってる。
そこがいい。
今作すごく好きです。
ついにクリスチャンも彼女への愛を自覚していくことになるのですが、溺愛ぶりがハンパない。
そして上巻はラブラブで本当素敵でした。アブノーマルなプレイもほとんどなくて、甘いバニラなひと時に読者はひたすら羨望。
今回の新キャラである幽霊女レイラがなかなかスパイス効かせてます。
あとはセクハラ部長も良いキャラしてる。
展開が楽しみ。ま -
Posted by ブクログ
ネタバレMore twistedの名の通り、捻りの効いたディーヴァー節の短編集。いずれも絶品。
最近読んだ翻訳推理小説で、ストーリーはいいのに過剰な描写で後味の悪さが残ることが続いたのですが、ディーヴァーの小説にはそれがない。
あとがき「恐怖について」を読んで納得した。以下引用(663〜664頁)
「…サスペンス作家としての私の仕事は、読者を恐怖に震え上がらせながらも、嫌悪や不快感を抱かせないようにすることという事実を消して忘れないことだ。度を越した血みどろの描写や、子供や動物に対する暴力があると、読者をいやな気持ちにさせてしまう。サスペンス小説の恐怖がかきたてる感情は、カタルシスや爽快感でなければ -
Posted by ブクログ
面白かった~。
短編集なのだから、キリのいいところでやめればいいのに、ページを繰る手が止まらなくて読み終わったのは今朝の6時。
いつもより1本遅い電車で通勤することになってしまった。
中学の時に星新一を読みまくり、高校でフレドリック・ブラウンにドはまりした私にとって、短編小説の一番の醍醐味は、ひとひねりの着地。
長編のプロットではなく、切り取られた断面でもなく、ひねりのある結末。
それを見て、ニヤリ。
この短編集は、どれもこれも読み始めに見えていた景色が、気づくとどんどん変わって行って、この辺に着地するのではという予想はことごとく横滑りしていって、いっそのことすがすがしい。
必ずしも勧善 -
Posted by ブクログ
神出鬼没の殺人鬼”魔術師(イリュージョニスト)”とライムたちの追走劇を描く下巻。
この小説を例えるとするなら荒れた海の浜辺。何度も大きな波がやってきて、それが引いたと思いきやまた大きな波が来る。息もつかせぬツイストのオンパレードに夢中になります。
こうした小説に関しては残りページ数で「もう一山ありそうだな」といろいろ勘ぐってしまうのでページ数の実感が湧きにくい電子書籍で読みたくなりますね。(勘ぐっても十二分に面白いのですが)
そして自分のそうした考えすらも逆手に取ったどんでん返しも最後に用意されていて非常に満足。本当にディーヴァ―のツイストへのこだわりと、サービス精神に頭が下がりま -
購入済み
下巻から抜群におもしろい
これはちょっと退屈かなぁ、と思っていたら、下巻の途中から急展開して読む手が止まりませんでした。この著者の書いたものは何読んでもおもしろいなぁ。凄いなぁ。
-
-
-
Posted by ブクログ
最近読んだ本で、大変面白かった本を紹介したいと思います。
ジェフリー・ディーヴァーの『ウォッチ・メーカー』
(池田真紀子訳、文春文庫、上下)です。
2007年の推理小説ナンバーワンとして好評だったので、
お読みなられた方も多いでしょう。
あるいは、映画『ボーン・コレクター』の原作者と申し上げれば、
「ああ~」と頷いていただける方もおられると思います。
(※映画ではデンゼル・ワシントンが熱演していました。
つまり、ワシントンがリンカーンを演じたのです)
そう、あの四肢麻痺の鑑識の天才、リンカーン・ライムが
活躍するシリーズで、7作目になるそうです。
いつものように、どんでん返しの連続で私たち