池田真紀子のレビュー一覧

  • 真夜中の密室

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    今年も残すところあと少し、私の2022年間ランキングで1位かも。
    15シリーズ作ということだが、これが初読み。

    2段組みのボリュームもあまり苦にならず、テンポよくストーリーが進んでいく。翻訳本に苦手な名前のややこしさも、珍しくスムーズに把握できる。
    そして、伏線が次から次へと出てきて、何度も騙される。
    SNSの弊害を見事にミステリーに昇華させている。

    過去のシリーズの断片もでてきて、興味をそそられる。
    遡って、読んでみようっと。

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    2022年12月08日
  • 真夜中の密室

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    ジェフリー・ディーヴァー。リンカーン・ライムシリーズ。どんな錠も開き部屋に侵入し、また鍵を締めて出ていく解錠師と名乗る人物が街に現れる。リンカーンは捜査を始めるが、市長の政治闘争に巻き込まれコンサルタントを解雇される。そのなかでいつものメンバーと秘密裏に捜査する。また男がホームレスに殺害された事件や大物ギャングなどが絡み合い捜査は進む。
    いつもよりどんでん返し度は小さく、シリーズの中では埋もれてしまいそう。

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    2022年12月07日
  • ファイナル・ツイスト

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    ネタバレ

    シリーズ完結編。
    絶体絶命をするりと躱し、ことによったら主人公が仕掛けた罠だったりする。それに騙されるのは仇役ばかりではなく読者も翻弄される。
    最後は大団円を迎えハッピーなエンド。
    悪い奴だけが痛い目に遭う。
    こういうのは安心して読める。

    作品紹介・あらすじ
    その秘密文書のために父は死んだ。
    世界を揺るがすほどの何が
    100年前の文書に書かれているのか?

    非業の死を遂げた父――流浪の名探偵コルター・ショウは父の遺志を継ぎ、民間諜報会社「ブラックブリッジ」の闇を追っていた。父の命を奪ったのは彼らが狙う文書「エンドゲーム・サンクション」。謎めいたコードネームのつけられた百年前の文書である。しか

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    2022年11月28日
  • ファイナル・ツイスト

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    スピード感優先なので、細かい整合性やご都合主義なプロットを気にせず楽しむ小説。
    ベースになった法律の話なんて、もし本当にあったらとか考えてしまう。
    ホラは大きい方が面白いよなぁというのと、よく思いつくなあこんな設定という感想。

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    2022年11月26日
  • 真夜中の密室

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    他人の家の鍵を開け侵入するロックスミス事件の謎。攻撃されるメディアグループ、煽情的なフェイクニュース。別件の失態で捜査に表向きは参加できなくなったライムが明かす謎。

    面白かった。最近のディーヴァー作品は長くて飽きてしまうことが多かったが、本作は飽きずに程よい緊張感を保ちながら読めた。動機にも無理がない。

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    2022年11月23日
  • カッティング・エッジ 下

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    事件の直前に宝石商を訪れていた男も殺害された。
    結婚間近のカップルまで襲撃され、被害者は増えていく。ダイヤモンドに病的な執着を示す連続殺人犯。彼は、アメリカに来たばかりの人物らしい―ー。犯人を追うリンカーン・ライム。そこに意外な人物からの連絡が入る。どんでん返しの連続に息をのむシリーズ第14作!

    私にしては珍しく、ツイストの一つが読めてしまったのだが、相変わらずのリーダビリティで星四つ。

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    2022年11月23日
  • カッティング・エッジ 上

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    物語の幕開けは、ニューヨークのダイヤモンド地区にある宝石商。経営者の男性と、客の男女の3人が惨殺された。報せを受けたリンカーン・ライムは、妻で刑事のアメリア・サックスらと捜査に乗り出す。しかし、現場の状況には不可解な点が多く、防犯カメラのデータも持ち去られていた。匿名の通報者の行方もわからない。焦りが募る中、次なる犠牲者が!

    シリーズ第14作は単行本を購入しなかったので、今回が初読。ダイヤモンドに限らず、宝石類にはあまり関心がなかったのだが、それでも読ませる。

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    2022年11月20日
  • エンプティー・チェア 上

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    ネタバレ

    シリーズ第2作「コフィン・ダンサー」からの続け読みでしたが、ワクチン接種の副反応もあり、土日の2日間をかけて上巻を読み終えました。

    熱と頭痛があった為、今までの2作と比べて序盤からジェットコースター感を味わえず、読み終える直前までは☆3つかなぁって思いながら読み進めていました。

    が、ラストで来ましたねぇ〜。

    まさかサックスが...

    ここからの展開が一気に楽しみになりました。

    ってことで☆4つに昇格です(笑)

    下巻、どんな展開が待ち受けているのやら。

    楽しみです。

    説明
    内容紹介
    連続女子学生誘拐犯は精神を病んだ16歳の“昆虫少年”なのか? 少年の無実を証明するため彼と逃走したサ

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    2022年11月14日
  • コフィン・ダンサー 下

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    ネタバレ

    スタンディングオベーションでパチパチパチパチパチパチ...(拍手)

    いやぁ、面白かった。

    前作「ボーン・コレクター」は3日間、本作はそれをも上回る45時間の疾走劇です。

    濃いぃ〜

    ダンサーとリンカーンの息詰まる知能戦。

    怒涛のラスト。

    詰め込んで来ましたねぇ〜

    どんな感じで詰め込んだかというと...

    !!(゜ロ゜ノ)ノ

    そんな...

    !!(゜ロ゜ノ)ノ !!(゜ロ゜ノ)ノ

    マジで⁉︎

    !!(゜ロ゜ノ)ノ !!(゜ロ゜ノ)ノ !!(゜ロ゜ノ)ノ

    そうだったんだー‼︎

    こんな感じです^^;

    いやはや、参りましたm(_ _)m

    説明
    内容(「BOOK」データベー

    0
    2022年11月12日
  • コフィン・ダンサー 上

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    ネタバレ

    久々(約7ヶ月ぶり)にリンカーン・ライム&アメリア・サックスと再会。

    そうです、リンカーン・ライムシリーズ第2作です。

    シリーズ第1作となる「ボーン・コレクター」をNORAxxさんにオススメ頂き、猟奇と狂気を併せ持つ知能犯とのスピード感満載の対決に興奮しながら読み終え、シリーズ続編を続々と購入し得意の積読と化していましたが、上巻を読み終え、積読にしていたのを後悔させられる程にやはり面白い。

    今作でライムとサックスが(上巻ではまだそこまでの直接の絡みはありませんが)対峙するのはコフィン・ダンサー(棺の前で踊る男)と呼ばれる殺し屋。

    なにやら警察官時代のライムと因縁めいたものも..

    0
    2022年11月10日
  • 真夜中の密室

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    久々に面白いライムシリーズだった。今回は味方である筈のニューヨーク市警から、嘱託解雇と捜査権剥奪を受けて身動き出来ない中での事件捜査。
    ロックスミスと名乗る侵入者と、暗黒街のいわくつきのボス、大企業の社長、三つ巴の事件を解く。
    アメリアの活躍も嬉しい。

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    2022年11月09日
  • 真夜中の密室

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    大好きなリンカーンシリーズ。
    めくるめくストーリーがらしさを感じる。
    ウォッチメーカーはどうなったのか気になる…
    最後はまさかーと思ったけど、やっぱりね。

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    2022年10月29日
  • 007 白紙委任状(下)

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    アメリカの作家「ジェフリー・ディーヴァー」の冒険スパイ小説『007 白紙委任状(原題:Carte Blanche)』を読みました。

    『007/カジノ・ロワイヤル』、『007/赤い刺青の男―ジェイムズ・ボンド・シリーズ』、『007/ハイタイム・トゥ・キル』に続き「007」シリーズ作品です。

    -----story-------------
    あの「ディーヴァー」が放つ、まったく新たな「007」の冒険!
    世界最高のヒーローに世界最高のサスペンス作家が挑む。9・11後の世界で「ジェームズ・ボンド」が殺戮を阻止すべく世界を駆ける。

    〈上〉
    “金曜夜の計画を確認。当日の死傷者は数千に上る見込み”。

    0
    2022年10月24日
  • 007 白紙委任状(上)

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    アメリカの作家「ジェフリー・ディーヴァー」の冒険スパイ小説『007 白紙委任状(原題:Carte Blanche)』を読みました。

    『007/カジノ・ロワイヤル』、『007/赤い刺青の男―ジェイムズ・ボンド・シリーズ』、『007/ハイタイム・トゥ・キル』に続き「007」シリーズ作品です。

    -----story-------------
    あの「ディーヴァー」が放つ、まったく新たな「007」の冒険!
    世界最高のヒーローに世界最高のサスペンス作家が挑む。9・11後の世界で「ジェームズ・ボンド」が殺戮を阻止すべく世界を駆ける。

    〈上〉
    “金曜夜の計画を確認。当日の死傷者は数千に上る見込み”。

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    2022年10月24日
  • デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する

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    現代の生活に必要不可欠なものになったデジタルツール。便利になった一方で、私たちの生活、貴重な時間を脅かしていることをあなたは考えたことがありますか。
    この本では、あなたが何気なしに使っているデジタルツール(特にスマホ)の悪影響について書かれており、それを今後どのように、使いこなしていくかの哲学が書かれてあります。
    昨今、さまざな本でスマホの悪影響が書かれていますが、スマホ依存から抜け出すためのヒントがたくさん紹介されています。
    私も、この本や、「スマホ脳」を読んで、自分なりのデジタル・ミニマリストを実践し、効果を実感しています。
    スマホが片時も手放せないと感じている人にぜひとも読んでいただきた

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    2022年10月22日
  • ファイナル・ツイスト

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    ネタバレ

    円環結んで皆があるべき場所に落ち着く正に『大団円』だった。
    基本サスペンスなんだけど、ちょっと感動した!

    ライムシリーズが愛読書である人達からすると、
    やや大味で先の展開がある程度読めてしまう物足りなさはあるかも知れないけれど、それでも充分楽しめたのではないだろうか?

    ただ、
    ラストも含めて作品中の良いトコ全部お兄ちゃんが持ってっちゃった感は否めない。
    まぁ父親殺しの冤罪をいっときとは言えお兄ちゃんでは?と疑った主人公へのペナルティだな(笑)。

    しかし、
    よもや古文書の様な前時代の書類を用いたそんな天下の取り方があろうとは、悪い奴には違いないけど戦争起こしてまで覇権にこだわる輩より余程

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    2022年10月11日
  • フルスロットル トラブル・イン・マインドI

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     コルター・ショウ三部作を終えたと思いきや、そちらのシリーズはさらに続編があるというニュースもあるし、リンカーン・ライムの新作も間もなく出るという中で、春先には短編集を二分冊で出していたので、ディーヴァーのワーカホリックぶりはどれだけ凄いのか、とびっくりさせられるのだが、これは2014年の短編集なので、凄いのはディーヴァーだけではなく、むしろ続々日本の読者に彼の作品を届けてくれる翻訳の池田真紀子さんなのだ。

     感謝の気持ちを抱きながら作品集に取りかかる。個人的にはこの5月、ちょっとした入院をきっかけにディーヴァーの積読本を沢山読んだのだが、そこでも一応シリーズ全読の終わったキャサリン・ダンス

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    2022年10月10日
  • 死亡告示 トラブル・イン・マインドII

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    ジェフリーディーバーの短編、中編の作品。どれもこれも、文句なしに面白かった^ ^ 長編、改めて読み直してみたいなと思ってます。

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    2022年10月09日
  • バーニング・ワイヤー(上)

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    リンカーン・ライムシリーズ9作目。電気を操る犯人は比較的早い段階で判明したかに思えたが。並行してメキシコでのウォッチメイカーの動向も気になる。結末は期待どおりの驚きです。

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    2022年09月19日
  • 007 白紙委任状(下)

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    ディーヴァー版007も佳境へ。南アフリカ、ケープタウンが最後の舞台に。謎の男“アイリッシュマン”も好敵手として活躍。ディーヴァーお得意の程よいミスデレクションとどんでん返しが散りばめられるのはお約束だが、やはり実に面白い。すぐにピンチになり過ぎだよ、007。結局強過ぎるから、クリアしちゃうのはわかってるんだけど。
    ライムシリーズと少し違う、完璧なスパイアクションを非常に楽しめました。もっと評価されてもいいと思う。
    でも、やっぱりリンカーン・ライムの方が、自分には合ってるなと再認識しました。

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    2022年08月30日