【感想・ネタバレ】真夜中の密室のレビュー

あらすじ

わが名は〈解錠師〉。
いかなる鍵も錠前も僕の敵ではない。

名探偵ライム、3年ぶりの新作。

ボーン・コレクター、コフィン・ダンサー、ウォッチメイカー、スキン・コレクター、そして……。
名探偵ライムに頭脳戦を挑むのは、密室に煙のように忍び込む怪人〈解錠師/ロックスミス〉。
怪人VS名探偵の興奮に満ちた現代謎解きミステリの新傑作。


〈ロックスミス〉と名乗る男が夜のニューヨークに跳梁していた。厳重に鍵のかかった部屋に侵入し、住人に危害を加えることもなく、破った新聞紙に書いたメッセージを残して去った。犯人はいかにして短時間で錠を破ったのか。犯行は無差別なのか、それとも被害者を結ぶ線があるのか。この奇怪な犯人の真の目的は何か。ニューヨーク市警からの依頼で、四肢麻痺の科学捜査の天才リンカーン・ライムが捜査に乗り出した。だがライムは警察内部の政争にまきこまれ、別件の裁判での失態を機に契約を解除されてしまった。このまま捜査を続行すれば逮捕される危険すら……。

密室を破る怪人〈ロックスミス〉VS現代の名探偵リンカーン・ライム。警察も敵に回り、犯罪組織に命を狙われながらも、名探偵はあくまで知力で戦いに挑む。そしていくつもの事件と謎と犯罪がより合わさったとき、多重ドンデン返しが華麗に発動する!

――ウォッチメイカーを思い出してるでしょ。
――この二人は似た者同士だ。どちらも利口で、戦術に優れている。いわば闇の芸術家と呼べる点も似ている。それにどちらも機械式の装置に妄執を抱いている……。

“怪人VS名探偵”の興奮に満ちた現代謎解きミステリの新傑作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった!
最後に向かえば向かうほどに増すスピード感。
してやったりな感じ。
ライムシリーズ、やっぱり爽快で好き。

0
2024年05月02日

Posted by ブクログ

久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。15作目。どんな鍵でも破ってしまうロックスミス。一人暮らしの女性の部屋の鍵を開けて侵入し、ニューヨーク市民は震撼とする。目的は何?次の標的は?

0
2023年09月08日

Posted by ブクログ

鍵のかかった部屋に入り込むロックスミス(解錠師)。ただ部屋に入って、その証拠を残して鍵を掛けて出ていく犯人。
怖い。すごく怖い。
いくつものどんでん返し、伏線が鮮やかに回収される物語は期待通り!おもしろかった!!

0
2023年06月23日

Posted by ブクログ

久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。

ウォッチメイカーを彷彿とさせる、解錠師ロックスミスとは何者なのか。
さらに、ライムにしては珍しい事態や、政治絡みの駆け引きに巻き込まれたり、陰謀論者が動画サイトに現れ、世間を騒がせたり。

今回もてんこ盛りの事件、事件、事件。
そして、何重にも張り巡らされた伏線や仕掛けやどんでん返し。
何度もどんでん返しで驚かされてきたのに、まだ返されるのか、という(笑)。

あと、読者をひやひやさせる描写が上手いのよ。今更だけど。
訳者あとがきによれば、すでに本国では新作の予定もあるようで、本当に長く楽しませてもらっているなと。

膨大な数だけれど、1作目の『ボーン・コレクター』から読み直したい気持ち(毎回新作読む度に思う)。

0
2022年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズの第十五作。

いかにも犯人らしい登場人物が犯人で無いのが、
ライムシリーズのお約束なのはよくわかっているので、
驚きはするが動揺はしない。
だが、
アメリアやライムが危険な目に遭いそうになるのもお約束だというのに、
毎回ハラハラしてしまう。
自分が学習能力が無いのか、著者が凄腕なのか。

ロックスミスと名乗る天才的な解錠師が、
夜中に女性の部屋に侵入し、出て行く。
物質的肉体的被害はないが、
精神的な恐怖は底知れない。

おりしも、ライムが政争に巻き込まれた結果、
NY市警との契約を破棄されただけでなく、
ライムに情報を流したり捜査を依頼した者には厳罰に処されることになるとは、
今までにない展開で驚いた。

当然、二転三転、予想外のストーリー展開なのだが、
捜査に関わってはいけないにもかかわらず事件現場にいたライムの窮地を
「オスカーもの」の演技で救った警視監が「悪者」だとは思わなかった。
いいシーンだと思ってたのに。

フェイクニュースに惑わされる人々は、
アメリカの現実を反映しているのだろうが、
ジェフリー・ディーヴァーの腕をもってしても、
現実感がない、というか、
そんな集団が存在していることが信じられない。
いや、理解したくないだけなのかもしれない。

罪を犯した元警官を仲間に引き入れるぐらいだったら、
ブラスキーを出世させてあげても良かったのでは。
今回も非常な危険な目にあってるし、
ライムの教科書を隅から隅まで読んで、
最新刊の第8版を発売前に送るとライムに言わせるぐらいなのに。

0
2022年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書の結び近くの頁でライムが

『報道と扇動の境界線はどこにあるのか』

と思考する描写があるのだが、ライムの考察は全くその通りだと思う。

日本でも最近、回転寿司などを狙った事件が多発しているが、率直に騒ぎ過ぎだ。
報道が加熱すればするほど、幼稚で歪んだ自己顕示欲と承認欲求を持った者たちが後追いする。

二番煎じがダサいとも分からない、そもそも客観視など言葉すら知らず、当然持ち合わせもしない未成熟で低能な者どもからすれば、恰好のステージにしか見えないのだ。

マスコミが騒げば騒ぐほど、それらは奴らに認知されてしまう。

更に、

今、各地起こっている組織化された強盗事件を
報道機関は『闇バイト』という至って軽い言葉で扱っている。

果たして、
そんな日本語は存在するのか?

『できちゃった結婚』、『授かり婚』といった人の誕生に関わる事柄が軽視とも取れる言葉で世間に流布されると共に、親の自覚の無い一部のバ○どもが世に解き放たれ、虐待は飛躍的に増加した。

プーチンという○チガイのせいで、今も今後もこの国の経済は間違いなく困窮する。
そんな混沌の中で『バイト』と銘打って重犯罪を軽いコトバでてらいなく垂れ流す報道機関はもはや犯罪者たちの片棒を担いでいるとしか思えない。

『そういうやり方があるのか…』と。

作中でも、狡猾な犯人の手によってSNSを利用してのプロパガンダが功を奏し、ライム達の権威を貶め、遂には市警から更迭されてしまう。
プロパガンダの効果はそれに留まらず、やがては民衆を扇動し暴動を巻き起こす。

冒頭のライムの台詞は暴動の様子をニュースで知った彼が独りごちた言葉だ。

ライムの言う『境界線』を見誤れば、報道はいとも容易く煽動にすり替わってしまう。
はたして、発信者にその自覚はあるのだろうか?

長々と蛇足が過ぎた…。
本編の感想。

なるほど、シリーズの愛読者なら作中の次の展開は推して知るべしなのだが、勿論ディーヴァー氏自身はそれすら織り込み済みで、更にそれの裏、加えて新たなシチュエーションを仕掛けてこられる…あたかも彼自身がウォッチメイカーの如く。

その文脈で考えると、ライムチームの新しい仲間、
彼は逞しくも利他的で非常にナイスガイなのだが…『おまえ、もしかして?』と思えなくもないのだ。

読者をこれ程、疑心暗鬼にかける本シリーズ、益々、今後が楽しみなのだが、次作はどうもまた別シリーズのようだ(彼のシリーズも好きだけど!)

最後に蛇足の続きを少々。

朝の情報番組で前々から違和感があったのは、

ホワイトボードにずらり並んだ各朝刊。
アナウンサー達がそれを読み上げる…

えっ?
新聞をただ読むって…それじゃ各テレビ局独自のニュースソースって?
マスコミ各自が独自ニュースを持ち寄ってこそ、
それが真実足るかの角度が高まるんじゃないの?

予算が無いんか知らんが、そこを怠るなら最早ニュース番組なんて無意味でしょ?
精度40%の報道、内閣支持率かよ。

それなら芸能人の尻でも追ってるしかないか…
いや、それも文春さんの二番煎じか(笑)。

もしかするとディーヴァー氏は
日本に限らず、矜持を失った報道機関の在り方を
作品を通じて、訴えたかったのかも知れない。

彼ら名手達は本当に伝えたい事を作中巧みに忍ばせるのだ。

1
2023年02月26日

Posted by ブクログ

どうしても既往シリーズの比べてしまい、それらと相対的に低くなってしまうが、ピンチと脱却の描き方はやはり素晴らしい

0
2025年06月10日

Posted by ブクログ

読書備忘録870号。
★★★★。

久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。第15巻です。
なので無条件に★5つにしたいところですが、どんなに譲っても4つですね。

最新刊(第16巻)が出たので、未読の第15作を慌てて拝読した体です!
そして、最新刊はなんとウォッチメイカーだということでワクワク感が半端ないです!

その前にこの第15作を。
一言でぶった切ってしまうと犯人のロックスミスが影薄い。
そして、ロックスミスはなんとなく実行犯的匂い。知能犯の匂いがしない。じゃあ、誰が犯人?犯人がぼやけている感あり。
やっぱり、歴代の犯人の方が犯行目的も含めて知能高く絶対的ヒール感がありました。
ということで今回は★4つ。

さてロックスミス。
開けられない鍵はない。
そして深夜に女性宅に忍び込む!事前にターゲットを入念に下調べ、本人の熟睡度の傾向分析も実施した上で、犯行日時を決定して忍び込む。
そして、冷蔵庫に入っている食べ物をちょっと食べたり、モノの位置をちょっと変えたり・・・、ただそれだけ。
危害は加えない。目的はなんなのか?
女性に対する精神的な征服感という歪んだ欲望なんでしょうかね。愉快犯。

物語はロックスミス事件が起き、ライムがニューヨーク市警からの委託で科学捜査を行う。
市警側メンバーは、ライムの妻で刑事のアメリア・サックス、過去の事件で身体にダメージを食らったが見事に復活しているエース、ロナルド・プラスキー、部長のロン・セリットー、鑑識技術者のメル・クーパーなどの常連。

事件現場には必ず、低俗なゴシップタブロイド紙「デイリー・ヘラルド」の切れ端が残され、口紅でメッセージが書かれている。

そして今回、捜査に障害が立ちはだかる!
ライムが暗黒街の大物を被疑者とした殺人事件裁判の証人として法廷に立ち、十分な発言を出来なかったことから市警からの科学捜査契約を破棄されてしまう。
しかし、市警の科学捜査のレベルではロックスミス事件の分析を満足に行えない!
ということで、アメリアは市警用、ライム用と2セット分の微細証拠を集め並行捜査を進めることにした!
果たして、ライムはロックスミスの正体を突き止め、犯行を止められるのか!

という感じなんですが、とにかくノイズの多い物語でした。
ロックスミスと言いながら、背後にあるのは、とあるお家騒動が柱のストーリーのような気がする。

ノイズ一覧を備忘として。
①デイリー・ヘラルドを発行しているメディア企業「ウィティカー・メディア・グループ」の父子の確執と、企業の乗っ取りを狙う腹黒い夫婦。
②暗黒街の大物がライムとアメリアの命を狙う。
③陰謀系ブロガーの暗躍。
④SNS運営会社ヴューナムとコンテンツモデレーターの活動。
⑤ライムが捜査中の別件殺人事件。

例のごとく、上下段組みビッシリ100ページほど残っているにも関わらず犯人はこいつか!みたいになりますが、残りページで①~⑤のノイズとロックスミス事件が複雑に絡まりお決まりのどんでん返しとなる。
まあ、これがディーヴァーなんですけどね。

物語中、ライムがロックスミスをウォッチメイカーと重ねるシーンが多く出てきます。
多分、最新刊がウォッチメイカー再びであることは、このタイミングから決めていたのでしょう!

ディーヴァーの作品は読むのが疲れるので、第16巻はちょっと間をあけて読むとしましょう。

0
2024年11月13日

Posted by ブクログ

久しぶりのリンカーン・ライムですね。
相変わらず、ノンストップで楽しませてもらいました。
もう15作目なんですね、ホント飽きさせないです。

0
2023年11月12日

Posted by ブクログ

リンカーン・ライムシリーズ久々の作品。とあるミスからニューヨーク市警の顧問を解雇されてしまうライムですが、そこは回りの協力もあって、ロックスミスなる新たな敵との丁々発止のやりとりは今まで通り。複数の事件が交錯しながら、あっと驚く展開に今回も脱帽。ライムのシリーズは犯罪者との知的な駆け引きが抜群でどれも最高です。

0
2023年05月23日

Posted by ブクログ

相変わらず一気に読めた。本作も十分面白かったが、リンカーンライムシリーズも15作目となると、どうしても同じような印象で初期のようにドキドキしながら読むことはなくなった。でもこれだけ長く高い水準を維持しているのはさすが。

0
2023年04月08日

Posted by ブクログ

ロックスミスと言う開錠師が跋扈する、そこには付箋でNYのギャングがライムの裁判証言で有罪になりそうなところで、無罪になってしまった事件が後になって尾を引くことに。 ロックスミスは途中で捕まるが、今回の一連の事件の黒幕が内部にいてライムの危機に。ただ今までのように最後の最後までの大どんでん返しはなかったが、途中のどんでん返しと最後の物語の締めは見事。

0
2023年02月03日

Posted by ブクログ

ライムシリーズといえばのどんでん返しが今回も鮮やか。
どんでん返しがくるとわかっていてもしてやられた!と膝を打つ爽快感が味わえるこのシリーズが大好きです。

0
2023年01月02日

Posted by ブクログ

ライムものだけあって、どんでん返しがあざやか。
でも、ライムものならまだひっくり返るかも、なんて読み方をしてしまうw
今回は、いきなりリンカーンが捜査に関わることを禁じられて、どうなることかと。もちろん、それで素直にひっこんでいるリンカーンでもアメリアでもない。
開錠師、はっきりした危害を加えているのではないことが不気味だった。目的は何。そして、リンカーンへも何かある?
分厚い作品を存分に堪能。

0
2022年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズ。
新たな敵、解錠師(ロックスミス)
面白かった。場面(視点)がちょくちょく変わるので最初のうちは切り替えが上手くいかなかった。あと錠前のことがよく分からないのでちょっとピンとこない部分もあったが。相変わらずどんでん返しの連続で楽しめる。主要な登場人物たちが命に危険にさらされるとドキドキしてしまう…。皆さん無事でよかったです。

0
2022年12月20日

Posted by ブクログ

面白かった!面白かったんだけど3年ぶりリンカーン・ライムとあってはどうしてもスペシャルな物語を期待しちゃうよね
そこは超えて来なかったかなぁ

ただ今回はこれからまた再戦をしそうな強力な敵と新たに友人となった強力な味方が現れてこれからの展開にワクワクしました
他方でまたまた世界を広げちゃって大丈夫ディーヴァー?なんて思っちゃいました
どこまで行くつもりなん?てね

ディーヴァーも結構なお歳なんで心配なんですよねぇ…まぁあとがきによると全くスピードを緩めることなく新作ががんがん予定されてるみたいなんですがね!

それから本作ではたびたび”あの”ウォッチメイカーに言及してくるんで読み直したくなってきちゃった

0
2022年12月13日

Posted by ブクログ

今年も残すところあと少し、私の2022年間ランキングで1位かも。
15シリーズ作ということだが、これが初読み。

2段組みのボリュームもあまり苦にならず、テンポよくストーリーが進んでいく。翻訳本に苦手な名前のややこしさも、珍しくスムーズに把握できる。
そして、伏線が次から次へと出てきて、何度も騙される。
SNSの弊害を見事にミステリーに昇華させている。

過去のシリーズの断片もでてきて、興味をそそられる。
遡って、読んでみようっと。

0
2022年12月08日

Posted by ブクログ

ジェフリー・ディーヴァー。リンカーン・ライムシリーズ。どんな錠も開き部屋に侵入し、また鍵を締めて出ていく解錠師と名乗る人物が街に現れる。リンカーンは捜査を始めるが、市長の政治闘争に巻き込まれコンサルタントを解雇される。そのなかでいつものメンバーと秘密裏に捜査する。また男がホームレスに殺害された事件や大物ギャングなどが絡み合い捜査は進む。
いつもよりどんでん返し度は小さく、シリーズの中では埋もれてしまいそう。

0
2022年12月07日

Posted by ブクログ

他人の家の鍵を開け侵入するロックスミス事件の謎。攻撃されるメディアグループ、煽情的なフェイクニュース。別件の失態で捜査に表向きは参加できなくなったライムが明かす謎。

面白かった。最近のディーヴァー作品は長くて飽きてしまうことが多かったが、本作は飽きずに程よい緊張感を保ちながら読めた。動機にも無理がない。

0
2022年11月23日

Posted by ブクログ

久々に面白いライムシリーズだった。今回は味方である筈のニューヨーク市警から、嘱託解雇と捜査権剥奪を受けて身動き出来ない中での事件捜査。
ロックスミスと名乗る侵入者と、暗黒街のいわくつきのボス、大企業の社長、三つ巴の事件を解く。
アメリアの活躍も嬉しい。

0
2022年11月09日

Posted by ブクログ

大好きなリンカーンシリーズ。
めくるめくストーリーがらしさを感じる。
ウォッチメーカーはどうなったのか気になる…
最後はまさかーと思ったけど、やっぱりね。

0
2022年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

敵と思われた相手が実は味方だったり、でもやはり敵だったり、身内と思っていたら敵だったり、張り巡らされていた伏線が回収されていくエンディングはディーヴァーならでは。ライムの宿敵ウォッチメイカーの名前が度々言及されるのが少し鬱陶しく感じる。

0
2025年11月05日

Posted by ブクログ

これまでのシリーズと比較すると物語が一層複雑だったように思う。それ故か、どんでん返し的展開は多かったし驚きはしたものの、言葉も出ない衝撃というものはなかった。

0
2025年02月16日

Posted by ブクログ

今作もまた、相変わらずハラハラドキドキするのですが、「でも、まあ、多分大丈夫だろう」と思ってしまう自分が、何かダメだなあと反省してしまいます…。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第15作。

大胆などんでん返しが連発するのは楽しいながらも、ひとつひとつの事件の規模は(不謹慎だけど)小さくまとまっている印象。終始楽しく読めたのだけれど、シリーズものは過去作とつい比べてしまう。

帯で「怪人VS名探偵」と記されているように、今作は「ロックスミス」という名の犯人が活躍し、怪人・ウォッチメイカーとの共通点も描写されるが、ウォッチメイカーと比べるとエレガントさが一段も二段も足りないのは残念。

0
2023年08月08日

Posted by ブクログ

リンカーンシリーズ3年ぶりの15作目。
相変わらずテンポもよく、面白いのだが、期待値が高いためか、どうしても少し物足りない。
個人的にはやはり本は分厚くなるが、初期のように証拠の羅列があり、そこからの場所や犯人特定の種明かしがある方が好み。最近はそのあたりがあっさりな気がする。
ともあれ次作に期待。

0
2023年02月03日

Posted by ブクログ

リンカーン・ライムシリーズ第15作。

一見関わりがないと思われた事件が思わぬ繋がりを見せ、ロックスミスの正体もどんでん返しの連続。最後までワクワクさせてくれました。
ただ、相変わらず登場人物が多くて、横文字の名前に馴染めず苦労しました。

市長の思惑によって捜査に関わることを禁じられたライムが不自由な状況下で科学捜査を進めていく過程、ライムを信頼する仲間の刑事たちの阿吽の呼吸のような協力関係がいい。

新たな仲間が加わることになりますます面白くなりそう。

0
2022年12月22日

Posted by ブクログ

ライムシリーズ第15弾。

宿命のライバル「ウォッチメーカー」を彷彿させるメカに精通した犯人との攻防であるが、ライムは「ウォッチメーカー」を意識し過ぎでは?
相変わらずの連続どんでん返しですが、ラストのダグラスとの銃撃戦の意味が分からなかったので、せっかくのどんでん返しが消化不要気味です。
あと、排除通告するウィルスの肩書が市警第一副本部長であり、警察行政委員会の第一副委員長であるようなのですが、何度説明を読んでも役職の立て付けが分からなかったものの、その後の登場がないので無視しました。
物語としては他の作品との関連がほとんどないので単独でも楽しめそうですし、新メンバーが追加されたような感じなのも良かったです。

0
2022年12月22日

Posted by ブクログ

すいと読めるが、もう驚くことはない。
鍵のイメージが全く湧かないので、章題部にでもイラストつけてほしかった。

0
2022年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まずは、一言神さまありがとう。
まだ読み終わってないが感想を書く事にする。
久しぶりの新刊で開錠師という表紙を見てわくわくした。
少し読むとウォッチメイカーの事に関してライムが
考えており、関係があるのかと興奮していたところ
読むにつれて全く関係が無い事が分かり少しがっかりした。

0
2022年10月19日

「小説」ランキング