柳田邦男のレビュー一覧

  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    新型コロナで経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく変わった。歴史の転換期とどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちが「変化」の本質に迫る。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。

    それぞれの話をじっくり読みたい。

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    2021年11月16日
  • みんな、絵本から

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    親と子の、絵本を通した触れ合いをテーマにしたエッセイ集。読み聞かせが育む子どもの心について、読みやすくまとめられている。作者の柳田さんが書かれたものや、絵本を読む親や子によって書かれたものも。ネット社会の波に抗うことはできないだろうけれど、読み聞かせの生身の触れ合いを通して、感情の豊かさ、心の強さを育んでいけたらと思う。

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    2021年11月16日
  • 悲しみとともにどう生きるか

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    ネタバレ

    殺人事件の遺族が主催するミシュカの森で死刑反対を語る平野啓一郎氏~家族を失う。喪失感に浸る。対応すべき現実がある。喪失と立ち直りの間で揺れる時。グリーフケア、さりげなく寄り添い援助する。事件や事故の報道。死者が出る。遺族の気持ちは図りしれない。第三者でいてはいけない。我々の社会で起きたこと。準当事者、二・五人称で受け止める。遺族というカテゴリー。そこは共通だが、それとは違う属性がある。遺族もいろいろ、思いもいろいろ。一律に見てはいけない。ケアに答えはない。ささやかな6人のメッセージ。示唆されたままに受け止める。

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    2021年10月04日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    全部が◎ではないけれど、示唆に富む意見を読むことができる。
    旦那→ロバートキャンベルさん「「見つめ合わない」日本は貧困が見えにくい」が1番腑に落ちた。
    私→多和田葉子さん「日本の不思議はダメ政府と良心的な市民かもしれません。」メルケルさんと比べられちゃうとなあ…とトホホな気持ちになる。
      パオロジョルダーノさん「複雑な問題には単純な解決策は存在しない」まったくその通りというほかない。その逆をいく多数派の意見に、静かに抵抗する日々。

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    2021年09月26日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナによって浮き彫りにされてきた、日本(人)の弱点や、今まで当たり前だったこと、生死観、人同士の距離感などについての、国内外20人の著名人によるインタビュー・寄稿。
    柳田邦夫さんの、コロナによる死は「あいまいな喪失」(生きているのか死んでいるのか分からない別れ)による残されたものたちの葛藤だという見方が印象的でした。

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    2021年09月14日
  • 悲しみとともにどう生きるか

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    あることを軸に、いろんな人が自分の視点や体験から死生について語った会の記録? この会に行きたかったなぁー!豪華! それぞれの登壇者の著書を読もう。

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    2021年09月02日
  • 空白の天気図

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    1945年9月、1ヶ月前の原爆投下の傷もまだ癒えていない広島に新たな脅威が近づいていた。枕崎台風。その規模は11年前に大きな被害をもたらした室戸台風にも劣らぬほどの強さだった。

    戦争において気象学は重要。攻撃を仕掛ける時の天候は勝負を分ける大きな要因の一つだからだ。戦時において各地の気象台の計測データは暗号化して中央気象台に伝えられ、中央気象台からの各地の観測データも同様に暗号化されて各地に配信されていた。
    天気予報自体が敵に知られてはならない情報なので国民向けの天気予報、台風に関する情報も戦時は国民に一切提供されなかった。
    そこに原爆投下で広島のインフラが大きな損害を受けた。そのために通信

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    2021年08月30日
  • 悲しみとともにどう生きるか

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    オムニバス形式。
    大切な人を亡くして悲しいときに、自分自身と死者にどう向き合うかという視点と、
    悲しみの真っ只中にいる他人とどう関わるのかという視点があると感じた。

    宇多田ヒカルの「夕凪」という曲の原題は「Ghost」なのだが、あの曲の理解が少し深まった気がする。私は悲しいことがあったとき、「夕凪」を聴けなくなったため、本を読めなくなったエピソードに共感を覚えた。今まさに自分で物語を書いているから本が読めないのなら、あの曲が聴けなくなったのはその時まさに自分で言葉を書き連ねていたか、詠っていたからなんだと思った。

    もっと深く話を聞き進めたいところで章が終わる。共著者の本を読みたくなった。

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    2021年07月16日
  • 犠牲 わが息子・脳死の11日

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    著者の息子が心の病から自死にいたり、脳死判定を受け、腎移植を決断する。
    脳死という考えを、当事者というか、肉親の立場から考える。科学上、また、医学上、脳死は、一定の判定をクリアするとそういう判定となるが、死というものは、ここまでが生きていて、ここからが死んでいると言う風にスパッと決められるものではない。肉親は、特にそうだ。少しずつその死を受け入れていく。
    自分の息子の死を題材にしているので、主観が入るのは当たり前だし、仕方がないが、ちょっと感情的な文章というか、表現になっているところもあった。それが悪いというわけではなく、だからこそ本書の意味があるといえる。

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    2021年05月14日
  • ガン回廊の炎(下)

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    日本のガン研究・治療のレヴェルも向上し、アメリカや欧州との競争も激しくなっていきます。本書では、海外の研究者との開発競争の様子や、研究のために日本を訪れた海外の研究者の目から見た、日本のガン研究の様子がとりあげられます。

    さらに、患者の退院後のQOL向上をめざす動きにも触れられています。乳ガンと闘った中島みち、ワット隆子、千葉敦子という3人の女性の発言を引用しながら、彼女たちの病に向き合う姿を描くとともに、乳房を保存する治療を確立しようとする医師たちの努力を追いかけています。

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    2018年01月18日
  • ガン回廊の炎(上)

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    『ガン回廊の朝』の続編。前著刊行後の10年間に、ガン克服に取り組む研究者や臨床医の姿を描いています。

    まずは、二重造影法による胃ガンの早期発見法を確立した市川平三郎自身が、早期胃ガンであることが判明したことがとりあげられています。国立がんセンターで手術を受けた市川は、速やかにセンターの勤務に復帰することができました。これは、早期胃ガンの診断と治療の確立を意味しており、ガンとの戦いにおいて貴重な勝星をあげたに等しい意義があるとされます。

    また著者は、研究者と技術者が協調しながらガン克服に向けて研究を進めていく様子を描いています。超音波検査とX線検査は、工業技術の発展と手を携えて進展していくこ

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    2018年01月18日
  • 大人が絵本に涙する時

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    たくさんの絵本が紹介されている1冊。

    多分名作ばかりなんでしょう。

    絵本と近しい生活をしている立場ではないので、知らないものばかりでしたし、掲載されているものを読もうとして、リストを作りながら読みましたが、そういう方法よりも、ふいに出会ってしまって心に残る1冊と出会えるよう、アンテナを立てておこう、と思いました。

    でも、いいきっかけでした。

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    2017年08月16日
  • 大人が絵本に涙する時

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    No.922
    1. 目的
     いせひでこさんのギャラリートークに参加。その後の講演に来てた。
    2. 得たこと

    3. アイデア

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    2016年12月11日
  • 犠牲 わが息子・脳死の11日

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    心を病んでしまった息子(洋二郎)が自殺を図って病院に搬送されてから脳死に至るまでを綴ったエッセイ。
    臓器移植や脳死判定の手順等が詳細に書かれていてます。
    洋二郎が書いた短編小説も収録されており、心を病んだ洋二郎の心境の考察を試みていました。
    エッセイなので著者の主観も入っています。 自分は個人的に、この著者は生理的に受け付けられないタイプだと思いました。なんとなく「そんなんだったから、俺は言ってやったよ」とか、「こんなに苦しんでいる人がいるんだからお前もこうしろ(著者はこうは言っていません。あくまで私の感想です)」といタイプが苦手な方にはお勧めできません。

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    2016年05月15日
  • 終わらない原発事故と「日本病」

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    原発事故とその後の感心しない対応。原発に限らず、人災天災と懲りない悪癖の繰り返し。何が大切か、2.5人称の意識をもつ意味。著者は人生を賭して訴え続ける。2016.5.14

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    2016年05月14日
  • みんな、絵本から

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    子どもと2人で過ごす時間のなかにテレビとネットが入り込みすぎてるな、と反省させられる。少し非科学的な印象の部分もあるけど。とりあえず今日から一緒に絵本読む時間つくろう。

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    2015年09月07日
  • 零式戦闘機

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    堀越二郎の話。
    「私の武器は、自分で考えることだけであった」『これで十分』とか『満点』ということをいうことは、まずなかった。『もうすこし』『ほかに何か』が、まるで口ぐせのようでした。毎日毎日がそうだったのです。」とかをみると才能もあったのだけど仕事への誠実さがすさまじい。だからこそ「「機体重量の十万分の一までは徹底的に管理する」」を行い革新的に軽量化に成功した零戦を開発できたのだろう。

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    2015年06月21日
  • みんな、絵本から

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    p58. 絵本は大人になってから「心の故郷」になるほど、心の深いところに刻まれ、生涯の「心の財産」となる。


    やさしい言葉でつづられる、
    だいじなことが込められた絵本を読むのは、
    なによりの贅沢だとおもう。

    その数分間は、
    テレビも、ケータイも、ネットもなしで、
    目で見つめて、耳で聞いて、手で触れて、
    それだけで、
    なによりの心の栄養になる。

    母親と子どもにとってはもちろん、独りの大人にも。


    それから、これは絵本じゃないですが、
    「沈黙の春」を読んでみたくなりました。

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    2014年07月29日
  • 大人が絵本に涙する時

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    絵本を選ぶ目は確かだと思う。しかし、それらを紹介する記述がくどいというか、胸に響かない。本を紹介する難しさをあらためて感じた。絵本に寄りすぎているか、本人が出過ぎているかのどちらかで、エッセイに成りきれていない。

    ただし、『星の王子様』だけは飛び抜けて素晴らしい。亡くなった息子さんとのやりとりがなまなましく、心の深みが感じられるからだ。

    ・絵本は文学の重要なジャンルではないか、いや正確に言えば、絵本とは、簡潔に洗練された言葉と象徴的な絵と音読する肉声とが一体となって物語の時空を生み出す独特の表現ジャンル。
    ・なぜ「今、大人こそ絵本を」なのか。1.仕事やお金のことばかりではなく、豊かな感性や

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    2014年07月16日
  • 「想定外」の罠 大震災と原発

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    3.11東日本大震災を受けて、これまで日本を襲ってきた災害を見つめ直した作品。それぞれの災害から間もない頃に書いた文章の再構成となっている。

    3.11が歴史になるまでには、まだまだ長い時間が必要だと思いますが、既に歴史となった(阪神淡路大震災を歴史と言うのは、まだ早すぎますが)災害を振り返ると、3.11の時に教訓とできていたはずの出来事が多い。それを想定外と言う言葉で免罪してしまうのは、やはり間違いだと思う。『起きる可能性があるものは、必ず起こる』そう言う考えが重要であることを、改めて感じさせられた。

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    2014年06月07日