古屋兎丸のレビュー一覧
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狂気
東山春人は34歳の独身男性。
二鷹高校で働く高校教師をしている彼には誰にも言えない秘密があった。
それは美しい女子高生に殺されたいという後ろ暗い願望があることだった。
そのために大学と大学院を出て臨床心理士になるために研修に入ったにも関わらず進路変更をして高校教師になったくらいだ。
もちろんそんな素振りを当の女子高生たちには見せていないので人気教師として過ごしている。
厳しく育てられた兄の反動で放任育児だったため親に頼らないようにしていた東山は小中は勉強も運動もそこそこできたが高2の始めくらいから女の子を見るとその子に首を締められて殺されたいと思うようになったのだ。
自分のように誰 -
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リアル
2月23日、慶凰大学三年生の三島ジン21歳は就活としての会社説明会のためアルプステレビのあるお台場に来ていた。
会社説明会は4時半開始だが1時間も早く会場前についた三島はどこかで時間をつぶそうとあたりを散策することに。
お台場という場所柄なのかダンスを踊っている集団や路上ライブ、外国人観光客などいろんな人がいるなか、異様なメイクをした女性の集団に出会した。
その中の一人がサリン・ヘルヴァインのチケットを売ってくださいという紙を掲げていたが、彼女は三島の中学時代の同級生の岡野なな子だった。
懐かしい人との再会に声をかけるが彼女は今ロルコという名前で生活している設定らしく三島のことを知らな -
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ネタバレ大庭が絶妙な運びで壊れていくのが悲しかった。堀木が普通だと思ってたのに、不意に見せた残酷さが衝撃だった。
大庭は生まれつき生きづらい性質かと思ってたけど、最後になってきっかけが明かされた…子供のときから辛い人生だったんだな…読み返すと、新たに気づく描写もある。女にも裏切られてたのか。みんなから好かれるような人が、抵抗する力もなく人間にすりつぶされたのがつらい。
表紙の大庭の悪人面は中身と違う気もするけど、悪い男ではあるな。
この世は辛いことが多すぎて、何もかもから逃げ出したい気持ちは私もあるな~、何もわからなくなるというか、周りを認識できなくなるのが救いというのもわかる気がする。
小説読んでな -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり残酷な終わりだったね…エティエンヌは神聖と優しさが同居したような少年だったな。神聖な部分はエルサレムへ行ったかもしれないけど、素直な心はずっと木のところにいてニコラと共にあったとしたら、ロマンチックだな~。
表紙がギーで意外な感じ…彼は仲間を大切にすることは盗賊の中で培ったんだろうか。意外と少年十字軍に溶け込んで、頼りにされて、生き残ったし、やっぱりふさわしいかもね。死ななくていいのに…とも思ったけど、剣を持たなくなる程の情を持ったってことを示してるんだよね…切ない。
ニコラは町の小さい教会か何かに落ち着いてたんだろうか…元は字が書けるようには思えないし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレフィリクスたちとの別れのシーンはとても切なかった。
アマネギムナジウムが過去の自分の物語を投影していることがわかったときに、天音の中学時代の回想が入るのですが、「これちょっと長くなる?」と思った絶妙なところで、現代に戻る。
「このまま永遠に続くはずのないもの」とわかっていて、読み進めるのはとても寂しかったですが、兎丸先生の作品は、別れと希望がセットのような印象があります。
キャラクターひとりひとりもわかりやすく個性的。
私はエルマーが好きでした。
そして、人形の絵がとても美しい。
現実とファンタジーがちょうど良い塩梅で組み合わさった素敵な物語だと思いました。
笹原さんと距離は縮まっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ生徒会のエピソードは好き。
弾が助けに来てくれる所が熱いし、
離席していた理由をトイレに言っていたとしか言わず
帝一の味方という訳ではなくフラットでこの行動なのが良い。
照明を、生徒会を失敗に追い込むほどではない程度にずらしておいて
菊馬に仕返しをするところも気持ち良い。
借りなんて言うなよ友達だろ、とあっさり言えるし、
帝一がトラブルに巻き込まれていたことで
名誉に傷がつかないようにしてくれた理由として
帝一がそこまでして生徒会長になりたいことを理解してもくれている。
夏合宿で帝一と光明が小倉・細谷と戦う時
敢えて声を掛けてから撃つことで恨みを買わない
という光明の作戦が流石。
図書室で -
しらなかったー
当時子育てで
漫画はジャンプしか買わなかったし
作者ジャンプでかいていたなんてしらなかったー!!絵が綺麗!!てかなんで半ズボン!
私立のお坊っちゃま学校か?!と
突っ込み -
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