古屋兎丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ新刊がでるまでが長かった!
フィリクスがいきなり身を投げる場面から始まる。それはアマネが中学生だったときに考えたストーリーそのまんま。アマネはギムナジウムの生徒たちに真実を打ち明ける。人形の世界と現実の世界がとうとう接触。
人形の補修作業によって命を取り戻したフェリックスは、現実の抑圧をはねのけ、ヨハンへの愛を告白。
事態はいよいよ、アマネの”ストーリー設定”を超えて動き出す。で、まず彼らが何をしたかというと東京見物笑。
そこへ会社の同僚、笹井がやってくる。彼がアマネを連れて行ったのはふるさとの中学校。そこでアマネは封印していた過去の記憶と再会する。
彼女は現実を物語へと落とし込む -
Posted by ブクログ
ネタバレ1巻はそれぞれに個性的な背景を持った人物が次々に登場し、絡まりあっていく。
東山春人―臨床心理士から高校教師に方向転換。一見平凡そうだが、女子高生に絞殺されたいという強い願望に突き動かされている。
佐々木真帆―東山の勤める高校の女子生徒。美少女で東山は彼女に殺されたいと思っている。時々意識を失い、そのことで自信を持てず、不安を抱えている。
後藤あおい―アスペルガーで対人関係に問題を抱えているが、きわめて高い知能を持つ。佐々木の親友。
川原雪生―猛勉強して同じ高校に入ったほど中学時代から佐々木を恋慕する。
深川五月―東山の元カノ。臨床心理士となって東山の高校に配属され、そこで佐々木や後藤と仲良く -
Posted by ブクログ
人形作りが趣味の天音(アマネ)が年代物の粘土で作った人形たちが動きだして…から、築80年の家屋を改造し、彼らの為のギムナジウムを作ったら、中学生の自分が設定した彼らのキャラクター性がドラマを紡ぎ出した、と言う作品なんだが、24年組などを読んで育った世代には、自分も出来ればこう言う人形を作りたいし、愛でたいし、設定考えて妄想したいし、と思うだろう(笑)妄想が作り出した「彼ら」の設定がどんな化学反応を起こすかも突きつけられると言う皮肉。妄想もほどほどに、と言う戒めが作品のメッセージではなく、自分が生んだ「想像の産物」と如何に付き合うか、妄想に呑み込まれるか、そうじゃないかを試されている気分になるか
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Posted by ブクログ
これはなかなかイイお話でしたねぇ…イイお話というか、こう…脳みそにズカーン!と来るような…。
タイトルからして何か変な性癖持った男が主人公なのかな…? と思われますけれどもまあ、それはあながち間違いではないのですが(!)話はもっと複雑怪奇でして、そして重い…人によっては苦手な分野の漫画かもしれませんけれども、僕は飽きずに最後まで読めましたよ!
ヽ(・ω・)/ズコー
思えばこの著者はこういう作風だったなぁ…と何か女子高生が自殺だかなんだか…あっ、自殺サークル! とかいう漫画も似たようなテイストだったような記憶が断片くらいはありますねぇ…。
そんなわけで二巻で終わってしまった漫画ですけれ
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