あらすじ
古屋兎丸画業20周年記念作品! 女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。彼の標的は1年3組の美少女・佐々木真帆(16歳)。彼女による“理想的な殺され方”の実現のため、密かに綿密に計画を練るのだった……! 鬼才・古屋兎丸、待望の最新作は「リアルな心理描写」×「緻密に練られたプロット」で紡ぐ異常なる犯罪計画! 新装版として一部修正を加え、巻末には電子書籍限定のカラーイラスト2枚を収録!
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Posted by ブクログ
古屋先生はほんとに鬼才だ。こんな願望を抱えている先生は気持ち悪いが、人間味もあるから妙にリアルでそそられる。登場人物たちそれぞれの心理描写もしっかり描かれていて、作品に自身を投射できるのが魅力だ。
Posted by ブクログ
「女子高生に殺されたい」という内容じゃなくても、多分人には色々願望があると思います。
読むにつれて自分がそういう願望を持っていたらどうなってた怖なりました。
勧めてくれた人に感謝!
Posted by ブクログ
男性視点からの女子高生に対するいやらしい性癖のお話かと思っていましたが、ただ本当に殺されたいと思っているところがあっさりしていて好感がもてました。
時間発売が2016年とあったのでもっと早まってくれないかなと思うほど続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
むっちゃ面白い……。女子高生に殺されたい欲望を"現実にしよう"とする狂気。想像くらいなら誰だってするけど……
濃い深いプロットだけでなくテンポや空気感もむちゃくちゃいい。いいですね……
狂気
東山春人は34歳の独身男性。
二鷹高校で働く高校教師をしている彼には誰にも言えない秘密があった。
それは美しい女子高生に殺されたいという後ろ暗い願望があることだった。
そのために大学と大学院を出て臨床心理士になるために研修に入ったにも関わらず進路変更をして高校教師になったくらいだ。
もちろんそんな素振りを当の女子高生たちには見せていないので人気教師として過ごしている。
厳しく育てられた兄の反動で放任育児だったため親に頼らないようにしていた東山は小中は勉強も運動もそこそこできたが高2の始めくらいから女の子を見るとその子に首を締められて殺されたいと思うようになったのだ。
自分のように誰かに殺される事に性的興奮を覚えるオートアサシノフィリアというものを知った彼は自分の事をよく知りたいと大学で心理学を専攻するのだった。
そして現在に至るがある1人の女子高生に目星をつけた彼は着実に自分の計画を実行しようと目論むのだった。
衝撃的なタイトルと暗さと耽美さが合わさった絵が印象的な話だった。
オートアサシノフィリアというものも初めて知ったなかで世の中いろんな人がいるんだなぁと改めて思った。
普通って何って思えるところいい
多様な価値観を受け入れるようにするような流れになっている。受け入れる側は。そこに、受け入れられる側の意思があるのかないのかに関わらず。
この作品は、ダイバーシティをすすめることに対する警鐘ともとれる作品ではあるまいか。
自分の価値観と社会の道徳の中で葛藤する若者たちの物語である。
Posted by ブクログ
1巻はそれぞれに個性的な背景を持った人物が次々に登場し、絡まりあっていく。
東山春人―臨床心理士から高校教師に方向転換。一見平凡そうだが、女子高生に絞殺されたいという強い願望に突き動かされている。
佐々木真帆―東山の勤める高校の女子生徒。美少女で東山は彼女に殺されたいと思っている。時々意識を失い、そのことで自信を持てず、不安を抱えている。
後藤あおい―アスペルガーで対人関係に問題を抱えているが、きわめて高い知能を持つ。佐々木の親友。
川原雪生―猛勉強して同じ高校に入ったほど中学時代から佐々木を恋慕する。
深川五月―東山の元カノ。臨床心理士となって東山の高校に配属され、そこで佐々木や後藤と仲良くなる。
絞殺される妄想を膨らましながら、自分の首を絞める東山の絵には笑った。
どんどんと話が膨らみ、何かがおこりそう。
Posted by ブクログ
少ない登場人物なのに、いっけんありがちぽい関係性なのに、ものすっごい広がり(ある意味、閉塞)を予感させる!
「自殺サークル」のもっと前、ダ・ヴィンチで投稿をネタにシュールな四コマのころから、描くものはかわらないけど、時代が兎丸に追い付いちゃったってかんじ?学校の人間関係と個の距離感、そかから派生する不道徳の定義。
Posted by ブクログ
古屋さんの作品なので読んでみた。
ぶっ飛んだ設定なのは相変わらずだが
ギャグに持っていくことなく人間が描写されている。
それぞれのキャラクターが順に掘り下げられつつ
物語が進んでいく構成は中編らしくわかりやすいし
だんだんと抱えている問題が明らかになっていくところが興味深い。
Posted by ブクログ
殺される・殺すだとしても、双方の間で需要と供給が成り立っているのだとしたら、他人があれこれ口出ししたり裁いたりするべきではないのかもしれない。わからん。
まだ序章って感じ。
ぽよ子や男子がどう絡んでくるのかたのしみ。
Posted by ブクログ
兎丸超絶嫌い、言いながらこの人の漫画を何気に網羅しているというwwwww
「彼女を守る51の方法」っていうのがもう腹立って仕方なかったんだけど
人間失格もまぁまぁ面白かった。
この人何書くんでも強姦描写入れるから好きじゃないんだよね。
馬鹿の一つ覚えかよって。
それでしか表現できねーのかよって毎回思う。
それ以外は面白いんだけどね。
人間の心理描写とかさ。
今回は又「オートアサシフィリム」だっけ?うる覚えw
殺されたい願望ね。
しかもそれが性癖っていうトンデモ人間。
んでもって、二重人格者に、アスペルガーまでw
すごくややこしい人物しか出てこないw
今のところは面白いかな。
これからどうやって殺してもらうんだろーってね。
Posted by ブクログ
んー…まあ、フェチのお話でしたねぇ…。僕もJKは好きですけれども、さすがに殺されたくはないです(笑)
こういう作品のスタイルを何というんでしょうか…それぞれの登場人物の視点から物語が綴られていきます…群像劇? といった方が良いんでしょうか…。
まあ、二巻で完結みたいなので続きを待ちましょう…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
そういう性癖の方も居るということ。
ただのロリコンとかとはちょっと違う。
美しいものにあるいは汚いものに
汚して欲しいという、
こういった狂気を描写する
兎丸先生の画力は素晴らしい。
Posted by ブクログ
古屋先生の本領である死と性がねっとり絡まり合う題材を、きっと上下でライトにまとめようと。
しかしねとねとが本の隅から零れだしていると。
願わくはもっともっと。
Posted by ブクログ
久々、コミック新刊購入。
イイ意味でやってもぅた!
続きは来年か……。
正直、完結してから購入。一気読み向き。
次巻待つのが、焦れったくなる作り。
サスガは古屋兎丸。