中野京子のレビュー一覧

  • マリー・アントワネット 上

    Posted by ブクログ

    池田理代子さんが『ベルサイユのばら』を描くきっかけ&参考にしたとされる本。
    アントワネットに関する記述がメインなので、ルイ16世がどう思っていたか等はわからないけれど、非常に読みやすく、これを3回くらい読んでおけばフランス革命のベースの知識は身に付きそう。

    生まれながらに自分は特別だと思うのが当然の地位にいて、多くの兄弟のなかでも末っ子的なポジションだと、どんなに親兄弟や周りがしっかりしろと言っても根本的に難しいのかも…。
    しかし、彼女の愚鈍さがフランス国民も含めて周りの人にどれだけの被害を与えたかを考えると、彼女の結末は仕方ないようにも思いました。

    途中からしつけようとしてもダメなんだろ

    0
    2022年10月09日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

    Posted by ブクログ

    名画と共に歴史を辿る作品。世界史にも名画にも疎いが、合わさると興味をひいた。その他のシリーズも読んでみたい。フェリペ2世追いかけたくなりました。

    0
    2022年10月06日
  • 名画の謎 ギリシャ神話篇

    Posted by ブクログ

    神話を描いた絵は、大きくて細かくいろんなことが書いてある物が多いので、本の挿絵になると細部が見えにくい。単行本でさえそうなのだから、文庫にするには向いていないと思う。

    0
    2022年09月24日
  • 残酷な王と悲しみの王妃2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も大変楽しく?読むことが出来た。
    ルートヴィヒ二世、アレクサンドル三世妃マリア、カルロス四世、カロリーネ・マティルデの4人。
    ルートヴィヒ二世とオーストリア皇后エリザベートの共通性は面白かった。二人とも若い頃は大変に美しい容姿をしており、そのために多大な期待を背負ったようだ。美しすぎると自意識過剰になって、精神を病むのか?プライドの高さと相反するような自信のなさと傲慢さ。私には理解しがたいが、理解するために必要な美しい容姿も持たないので、理解するのは不可能だろう。周囲の人々のほうが迷惑極まりないように思える。ルートヴィヒ二世は女性を愛せなかったことも不運だったと思う。

    アレクサンドル三世

    0
    2022年09月23日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

    Posted by ブクログ

    貴族が自領を離れヴェルサイユへ引っ越すことを参勤交代に例えるなど、解説が分かりやすい。

    それにしても、フランス革命時にルイ16世がパリ市民に被せられた帽子が古代ローマ時代の解放奴隷の帽子に由来していたとは。
    事件のことも古代ローマの風習も知っていたが、この本でこれらが初めて結び付き「そういうことか!」 と膝を打った。
    敵意を持った市民が国王に帽子を被せられるほど接近できるなんて絶体絶命であり、市民はもはや少しも国王を崇敬していないのだな。としか思っていなかった。
    しかし市民が解放奴隷の帽子を国王に被せるということは、すなわち王権神授されたとされる国王を平民(市民)の手によりその身分(特権)か

    0
    2022年09月10日
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語

    Posted by ブクログ

    血で血を洗うとはこのことだろうか。
    底知れぬ暗色の混沌、なにより力が不可欠な統治、そして茫漠と非情。ヨーロッパとは何か異質の歴史を感じた。

    エカテリーナ二世がいくら傑出した人物だとしても、ロシアの血を持たない彼女が女帝になれたのはなぜ?
    と疑問に思っていましたが、皇女ソフィアやエカテリーナ一世そしてエリザヴェータと少しずつ外国人女性がツァーリとなる下地の積み重ねがよく分かった。

    0
    2022年08月27日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

    Posted by ブクログ

    初心者向けのオペラ入門だったが、オペラ好きにも楽しめる内容でした。今回はオペラがメインだったので絵が小さかったのですが、絵ももうちょっと大きく見たかったなぁと思いました。

    0
    2022年08月24日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プロイセン王家 ホーエンツォレルン家のお話。ホーエンツォレルン家、ファーストネームがややこしい。フリードリヒとヴィルヘルム以外の名前はないのか?しかも女性にヴィルヘルミーナまでいる。名前の多様性が欲しい。

    ポーランドに臣従していた国がポーランドを分割するようになるとは、思ってもみなかっただろうな。

    スペイン継承戦争でレオポルト1世がスペインを手に入れるため、プロイセンの兵力を当てにして見返りとしてプロイセンを王国にしたのは知らなかった。
    次代の王と先代の王が仲が良い、という例があまりないのも、他の王家と共通している。兵隊王(2代目)と大王(3代目)の仲の悪さは知っていたが、他もあまり良くな

    0
    2022年08月18日
  • 名画と読むイエス・キリストの物語

    Posted by ブクログ

    絵画に興味が湧いた時、家にあった一冊。
    絵画に関する知識が得られるかと思いきや、キリストの生涯をまとめた本だった。

    この本は素晴らしく研究されていて、絵画だけでなく、地理的なこと、気候的なことまで解説されている。
    この著者も指摘しているところだが、新約聖書では各福音書で物語が断片的に記述されており、イエスの一生として考えると矛盾していることも含め非常に複雑である。それがこのように、すっきりと、しかもカラーの名画とともに楽しく学べるというのは素晴らしい。

    0
    2022年08月02日
  • 美貌のひと2 時空を超えて輝く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も楽しく読むことが出来た。
    中野京子さんの著作は私にとっては、あまりがっかりすることがない本が多い。
    今回紹介された絵画もタイトル通り、美しいものが多かった。
    その中でも印象に残ったのが、「クリュタイムネストラ」。姉妹であるヘレネのエピソードが取り上げられることが多いので、彼女に目を向けることは少ないかもしれないが、私は彼女のエピソードのほうが好きだ。殺し殺され、血で血を洗うみたいなことになるのだけれども、「美女が攫われて戦争が起きました。美女は夫の元に戻り、仲睦まじく暮らしました」という結末のほうがおかしく感じてしまう。
    その「クリュタイムネストラ」の絵画。ジョン=コリアの作。とても強く

    0
    2022年07月18日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

    Posted by ブクログ

    古本屋にあったので買ってきた本です(中野京子さん、作品数が多すぎてどれが手元にないのか判らなくなってます……)。いつものように1枚の絵を元にどんどんと話を膨らませて、その人やその時代の見えにくい一面を出していく、その手法が鮮やかだし、これだけ書くには膨大な蓄積があるのでしょうね。
    しかしルノワールのモデルとユトリロの母は結びついてませんでしたわ。言われてみれば同時代でしたわ、確かに。

    0
    2022年07月15日
  • 中野京子の西洋奇譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西洋の不思議な話を集めたもの。21話からなる。

    ハーメルンの笛吹き男、消えた子供達が史実であったことは興味深い。本当になぜ、消えてしまったのだろう。グリム童話で読んだことがあるが、「人を騙してはいけない」という教訓を述べるものだと思っていた。もちろん、そういう側面も童話にはあるのだと思うのだけれど、史実であるなら、何故それが起こったのか、は知りたくなるもの。あしべゆうほが絵を描いている「悪魔の花嫁」にハーメルンの笛吹き男の話があった。ネズミに襲われるラストが怖くて怖くて、今でも絵が頭に浮かぶ。

    マンドラゴラ、子供はハリー・ポッターでマンドレイクと覚えていた。私は「エコエコアザラク」で覚えて

    0
    2022年06月26日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テューダー朝からの人物とその人物にまつわる絵画の本。もう何作も小説、映画、演劇が作られるようなドラマティックな人生の目白押し。中野京子さんの本をたくさん読んでいるので、既知の部分も多くあったが、ヴィクトリア女王に関してはあまり知らなかったので、興味深く読んだ。映画「至上の恋」は、この話だったのかぁ、と今更ながら知った。ヴィクトリア女王は当時の王室では珍しく恋愛結婚で、アルバート王配も愛人で煩わせることもなかった。王配は王室の改革に奔走し、パクスブリタニカに大きく貢献したといえる。しかし、王室は代々親子仲が悪い。王室だから悪いのか、そもそも親子仲がいいのが稀なのか、分からないくらい悪い。親子とい

    0
    2022年04月29日
  • 展覧会の「怖い絵」

    Posted by ブクログ

    原著はもとより、展覧会自体も幸いにして観に行けたので結構懐かしい気分に。覚えていないのもちらほらあるなぁ。
    表紙のモッサは大出世じゃなかろうか。確かに滅茶苦茶インパクトがあった。その分、あまり作品が残されてないのが残念だったけど。
    あとがきに等しい、「怖い絵展のできるまで」も面白い。結果的に大成功だったとはいえ、現場では「際物」扱いだったとは。開催にこぎつけた皆様方に感謝するばかりだ。

    0
    2022年04月25日
  • 展覧会の「怖い絵」

    Posted by ブクログ

    2019年11月刊行『もっと知りたい「怖い絵」展』(KADOKAWA 刊行の単行本)の文庫版。単行本を読んだのは2年前。覚えているが、濃淡はある。「切り裂きジャックの寝室」は強烈な印象で残っている。当人がいないところが恐怖を増す。画家も有力容疑者。視点にいるのが本人なのか。殺されたのは売春婦たち。ウォータールー橋から身を投げるのも娼婦たち。「発見された溺死者」も覚えている。落ちるところまで落ち、追い詰められ至った姿。それは美しくなければならない。落ちる瞬間、切り裂かれる瞬間、何を思ったろう。

    0
    2022年04月20日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

    Posted by ブクログ

    面白かった。ハプスブルク、ロマノフ、イギリス王家の三冊とともにもう何周かすると理解がずっと深まるのだろう。まだまだだな。

    0
    2022年04月04日
  • 怖いへんないきものの絵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。「ワトソンと鮫」、赤ずきんちゃんの寓話の教訓、不屈の人のメーリアンのエピソードなどは別の中野先生の著書で読んだことがあったけれど、それでも絵画を通して、その絵画に描かれた生き物と通して語られると、また別の側面から見ることが出来て面白い。しかも生き物の本を書く人の疑問とあって、目の付け所が違うなあ、と思う。
    中野先生のエイに対するトラウマの話、面白かった(申し訳ありません)。早川先生の掛け合い込みで面白いのだと思うが、恐怖というものに客観性がなくなるのは「怖い」というキーワードで何度も本を書く人でも同じなのだと思った。
    ミツバチで人類は滅ぶのか「ヴィーナスとクピド」クラナッハ と ハ

    0
    2022年04月03日
  • 名画の謎 陰謀の歴史篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。こうやって絵を読み解くことが出来るのは幸せだと思う。

    今回、何度目かの再読だが、01 消えた少年たち、については子どもといろいろ話をした。ちょうど薔薇戦争を習っていたからだ。教科書では薔薇戦争終結、チューダー朝が始まる、という二言で終わってしまうことだけれど、その中でもいろいろなドラマがあり、悲劇がある。私は「戦争の終わりに両家の男女が結婚し、ピンクの薔薇になりました、めでたしめでたし」のように覚えていたので、今回しっかり読んでみて、自分がなんと浅はかな読み方をしていたかを痛感した。

    05 トロイア戦争の悲劇 はこの絵自体にはさほど興味がわかなかったが、先日行った、メトロポリタン美術

    0
    2022年04月02日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

    Posted by ブクログ

    クリヴェッリの描く妖しげな美しさ…好きです。
    クラムスコイ『忘れえぬ女(ひと)』、まさに忘れえぬ印象を残します。

    0
    2022年04月01日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

    Posted by ブクログ

    中野京子さんの本を久しぶりに読む
    絵画から歴史的なことも学べるの楽しい
    ヴィルヘルム1世とビスマルクのお互いに認めあっている関係性、それがあって国が強くなっていったのかと世界史で習ったけれどさらに深く納得
    最終章の戦争絵画の怖さよ…悲惨さが伝わる

    0
    2022年03月26日