中野京子のレビュー一覧

  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    クリムトについても、ハプスブルク家についてもそれなりに知っているので、今更読む必要あるかな、と思いつつ読んでみた。

    が、ここまでクリムトの人生とハプスブルク家の終焉が同時期だったとは知らなかった。
    そうか、クリムトって第一次世界大戦の頃の人なんだ。
    と初めて実感した。

    クリムト、というより、ハプスブルク家、フランツ=ヨーゼフ時代のオーストリアで華開いた芸術家たちの話。
    と言った方がいいかもしれない。

    それにしても、クリムトも、ハプスブルク家も黄昏という言葉がよく似合う。

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    2024年10月14日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

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    とてもわかりやすい本だと思います。
    欲を言えば、もっと多くの絵画を取り上げていただきたかったです。それでも旧約聖書から新約聖書の流れに沿って、その名シーンの絵画が紹介されていくので、聖書のなんとなくのあらすじも知ることができます。
    私は宗教画が好きなので色々な方々の解説を読むのが楽しいです。

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    2024年10月06日
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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    「歴史とは斯くあるべし」と読みながら思った。
    絵画に込められた物語性を歴史として浮き彫りにするのは、そもそも歴史とは点でなく線であることを改めて思わせる。
    他のシリーズも読みたい。
    歴史が苦手だと思ってる人にお勧めしたい。そんな気持ちがあるが、やけに難しい単語が並んでるので、教養を必要とする読み物かもしれない。
    私にとって小難しい単語はむしろ荘厳さを醸すエッセンスになるが、初学者や苦手な人にとってそれは凶器にしかならない気もする。
    つまり、こんなに面白いのに初学者にお勧めしにくい。ナンテコッタイ。

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    2024年10月05日
  • 美貌のひと2 時空を超えて輝く

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    シリーズ1、2作一気に読んでしまった。
    描かれたモデル、時代背景、画家のバックストーリーまで、分かりやすく読みやすく書かれていて読んでいて楽しかった。

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    2024年09月30日
  • 名画に見る「悪」の系譜

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    表紙の絵画の表情からすでに怖い。でも、表情だけでなく、その絵画が何を表しているのか、内面を見ることによって、さらに恐怖が増す。読んでいて、背筋が凍るようでした。実際に、こんなことがあったらと思うと…。
    夏に読んだら、怪談替わりになりますよ!

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    2024年09月24日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    おもしろかった。
    音声ガイドを使って 「クリムトと黄昏のハプスブルク」展をみているようだった。時代の背景とかいろいろをわかってから見ると 深みがでる。冗談じゃなく ほんとうに同タイトルの 絵画展があったら 絶対に行く!

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    2024年08月26日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    本のカバーに「19世紀末のウィーンは黄昏時の美しさに輝いていた。ハプスブルク大王朝崩壊の予兆に怯えながら、誰も彼もそれに目を背けてワルツに興じていた。」と書かれてあり、惹かれて買った。
    読んでみて、19世紀末ヨーロッパ(特にハプスブルク)は、特異的な時代だったように感じられた。華やかながらも、不安定さが漂っているような感じが、何とも言えず興味深い。
    ゾフィー、フランツ・ヨーゼフ一世、エリザベート、フランツ・フェルディナントなどの、ハプスブルク帝国末期の人物についても、程よく解説してくれていた。
    絵画の解説が、もう少し多めでも良いかもとは思った。

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    2024年08月12日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    何年か前に展覧会観に行ったことを思い出しながら読みました。クリムトは大好きです。美しい。『ヌーダ・ヴェリタス』(の絵葉書)部屋に飾ってます。中野京子さんの解説や時代考証と共に見るとまた一味違う。そしてフロイトと同時代と知るとまた深みが増しました。

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    2024年07月25日
  • 新 怖い絵

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    怖い絵というタイトルに疑問を感じるくらいどのエピソードも怖くない。暗い絵、という感じ。

    でも絵の背景を面白く解説してくれるので、絵の鑑賞の仕方を学ぶのにとても良い本。

    絵画の中に書き込まれている何気ないモチーフ(背景の壁に描かれた絵画など)が、その作品が何を表しているかの手がかりだというのが興味深かった。
    画家は適切なモチーフを考えたり、古典を引用したり頭を使って作品を作ってるんだなぁ。

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    2024年07月16日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    グスタフ・クリムトを主軸にして、オーストリア帝国フランツ・ヨーゼフ皇帝の人柄や家族関係を絡めて、わかりやすく書かれています。

    中野京子さんのクリムト絵画の解説はもちろん魅力的で、絵画が作られた経緯やモデル、エゴン・シーレとの関係など読みやすくなってました。

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    2024年07月09日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    超新星爆発。星は寿命を終える直前に最もエキサイティングなイベントを起こす。第一次大戦後に消滅したハプスブルク家。19世紀末のウィーンは、黄昏時の美しさに輝いていた。…次々と後継者を亡くし在位が68年に及んだフランツ・ヨーゼフ。嫁ぐはずの姉に付いてきて自らが皇后になっってしまったエリザベート。ウィーン大学の天井画で物議を醸したクリムト。過激な表現で24日間拘留されたシーレ。カフェのコーヒーは包囲したトルコの置き土産。華やかさは運命の儚さを彩るためにあるのか。…カラーの単行本。絵が見開きでも十分見やすい。

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    2024年07月07日
  • 危険な世界史 血族結婚篇

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    テンポがいいのでサクサク読めて良かった。
    日本史選択だったので世界史にあまり魅力を感じてなかったが、この本で面白さが少しわかった。

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    2024年07月07日
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ

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    再読。印象派の生まれた背景や、画家の社会的背景を紐解きながら、印象派の絵画を楽しむ。従来の古典派から抜け出し、絵画を見るがままに楽しませてくれる姿勢は、素晴らしい。でも、その時代の社会的背景をそのまま切り取って描かれているものと知ると、絵によっては、退いてしまう。それでも中野さんが指摘するように、「にもかかわらず」-それこそが芸術の毒であり魅力、なのだと感じる。

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    2024年07月01日
  • 画家とモデル―宿命の出会い―(新潮文庫)

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     展覧会場などで肖像画を見て、一体何を思うだろう。
     画家の画法や技量の巧拙はもちろん考えるとして、モデルの表情、姿勢、着衣などから、この人物は一体誰なのだろう、画家とはどういった関係にあるのだろうといったことを推し量ろうとするだろうか。

     本書は、『怖い絵』で有名な著者が、画家とモデルの関係を巡るエピソード18編の文章をまとめたものである。
     ゴヤ、ベラスケス、レンブラントといった大画家から、モデルと言えばすぐ連想されるシャガール、モディリアーニも紹介されているが、あまり観ることのない画家たちも取り上げられている。一編一編のエピソードを通して、この絵にはそういう背景があったのか、モデルとは

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    2024年07月01日
  • 新版 中野京子の西洋奇譚

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    目次
    第一話   ハーメルンの笛吹き男
    第二話   マンドラゴラ
    第三話   ジェヴォーダンの獣
    第四話   幽霊城
    第五話   さまよえるオランダ人
    第六話   ドッペルゲンガー
    第七話   ゴーレム
    第八話   ブロッケン山の魔女集会
    第九話   蛙の雨
    第十話   ドラキュラ
    第十一話  犬の自殺
    第十二話  ホワイトハウスの幽霊
    第十三話  エクソシスト
    第十四話  貴種流離譚
    第十五話  デンマークの白婦人
    第十六話  大海難事故
    第十七話  コティングリー事件
    第十八話  十字路
    第十九話  斬られた首
    第二十話  ファウスト伝説
    第二十一話 ディアトロフ事件
    余話    「怖い」

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    2024年06月28日
  • 怖い絵

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    西洋美術について興味はあるものの知識は殆どないので、良い刺激になった。踊り子などは私でも知っている超有名な絵だが、この画面は劇場のどの座席からみたステージか、後ろの黒いスーツの男は何者か?などの推察が面白かった。
    中にはこじつけというか、人の嫌な面を見ようとすれば誰でもそう思うだろうという、その絵としての説明から離れすぎた部分も感じられた。
    しかし、紹介される絵の数も多く、超有名どころだけではないところに好感が持て、総じて絵画への興味が増した。

    “怖い絵“というタイトルは本当は恐ろしいグリム童話のような印象だったが、本書はもっと現実的な人間の嫌な面を取り上げている。
    怖い絵というからには、も

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    2024年07月01日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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    中野京子さんの本はわりと好きで時々読んでますが、これはハプスブルク家の関係者12名を肖像画などで紹介していこうというもの。もちろん12人程度で話の終わるハプスブルク家ではないのでいいとこ取りですが、どの方もキャラが立っているというかアクが強いというか……。こういう人物に対すると中野さんの筆がさえますな。
    とはいえ、やはり12人ではハプスブルク家を語るには足りないので、スペインとオーストリアを分けて24人くらい紹介してほしいなぁと(要するに続刊希望です)

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    2024年05月27日
  • 新版 中野京子の西洋奇譚

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    「ディアトロフ事件」が気になって、ネットで広告避けながら読むより紙媒体で読みたくて調べたら中野京子さんの著作を発見。読み読み。
    名画シリーズはかなり読んでたつもりだけど、切り口を変えても変わらぬ面白さ。
    「ブロッケン山の魔女集会」では「魔女狩りの実相を知れば知るほど人間であることが嫌になってくる……。」「もうすぐフランス革命という時期まで魔女狩りがあったことに、暗澹たる思いを抱かぬ者はいないだろう。魔女と認定されて殺された者の総数は、正確にはわかっていない。研究者によって4万、数十万、数百万と、大きな開きがある。いずれにせよ、拷問中に死んだものはカウントされていない。」など、ただ残忍な奇譚を書

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    2024年05月30日
  • 愛の絵

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    ネタバレ

    やっぱり中野先生の絵画解説は面白い。
    今回のテーマは「愛」
    恋という甘酸っぱいものから、嫉妬に狂う愛、子供を想う親の愛、その他異類婚やアイドル的憧れに至るまで様々な愛の物語。
    個人的には『デカメロン』から派生した『イザベラとバジルの鉢』そして『タレット階段の逢瀬』が印象的だった。
    どっちも悲恋ですけども。
    あと表紙絵も。
    あの詩の内容からこんなに慈愛に満ちた絵を生み出すとは……画家の優しさがたまらない……!

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    2024年05月20日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

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    知識ゼロから少しずつオペラを知っていける構成となっていて、会話文のような形で説明されます。最近クラシックにハマり、歌劇、楽劇とつく曲が多いので手に取った本。なかなかの収穫がありました。

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    2024年05月10日