美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

美が招くのは幸運か破滅か? 肖像の奥に潜む、秘められたドラマとは。絵画のなかの美しいひとたちは、なぜ描かれることになったのか。その後、消失することなく愛でられた作品の数々。本書では、40の作品を中心に美貌の光と影に迫る。――美を武器に底辺からのし上がった例もあれば、美ゆえに不幸を招いた例、ごく短い間しか美を保てなかった者や周囲を破滅させた者、肝心な相手には神通力のなかった美、本人は不要と思っている美、さまざまですが、どれも期待を裏切らないドラマを巻き起こしています。それらエピソードの数々を、どうか楽しんでいただけますよう。(「あとがき」より) 《本書の構成》●第1章 古典のなかの美しいひと ●第2章 憧れの貴人たち ●第3章 才能と容姿に恵まれた芸術家 ●第4章 創作意欲をかきたてたミューズ

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美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    美貌だけでは済まない

    美貌に理由がある有名絵画

    ダイアナ妃の祖先の伯爵夫人など

    どの絵画も有名で 一度は見たことあるものも多く

    また 絵にまつわる逸話も

    とても興味深いものばかりです



    ただ絵を純粋に楽しむよりも

    絵の背景を知ることを

    教えてくれたのが 

    中野先生の功績ですね



    一つ一つの解説を

    じっくり見てしまいがちな

    日本人には ぴったりの

    楽しみ方です

    0
    2021年09月24日

    Posted by ブクログ

     美貌のひとに選ばれたのは男女を問わず24名。
     『吸血鬼ドラキュラ』を読んだ直後なので、バイロンの肖像画に感銘を受けた。ポリドリ『吸血鬼』ルスヴン卿のモデルがバイロンというのは定説である。
     パルミジャニーノの自画像は澁澤龍彦のエッセイで先に知っていた。
     リストの肖像画も印象深い。ピアニストからエクソシストに転職した時期があるはずだが、ご本人が悪魔だよ。
     『忘れえぬ女』、カバーガールが同時に大トリをつとめている。レンピッカといい、中野京子はこうした意思的な顔つきがお気に入りなのだろう。

    0
    2020年12月12日

    Posted by ブクログ

    やっぱり中野京子さんの文章は情熱が溢れてて読み応えがある。クリムトのユディトを見たばかりだからアルテミジアのユディトは胆力のある女性として描かれていて、違いが面白い。ローランサンの憂いげなシャネルの肖像画を注文主のシャネルは送り返した。何もないところからのし上がったシャネルからしたら気骨が足りなかったのかも。タラマの自画像を初めて見た。無機質なかっこよさの中に色気がある。

    0
    2019年07月14日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに中野京子さんの新刊を読んだ。面白くて、あっという間に読めた。表紙の絵から、アンナ・カレーニナを読んでみたくなる。

    0
    2018年11月01日

    Posted by ブクログ

    「怖い絵」シリーズで有名な中野さんが、古今男女を問わず、「美しい」容貌を描き出した絵画とそれをめぐるエピソードを紹介するエッセイ集。面白かったです。

    0
    2018年10月22日

    Posted by ブクログ

    絵の素養が全くないので、どの絵画も新鮮な気持ちで読めました。

    絵もただそのものを鑑賞するだけでなく、本書のような背景を知ってからの方が、心に残ると前々から思っていました。

    著者の他の本も読んで、これまで以上に、絵の世界にも興味を持ってみようと思います。

    1
    2019年06月18日

    Posted by ブクログ

    美の基準は人それぞれである。そのため、中には、「えっ、これが美?」と驚く絵も。

    「醜い公爵夫人」マサイス
    タイトルについている通り、美しくない!いや、美の基準は様々だから、美しいと感じる人もいる?

    「ゾフィ大公后」ヨーゼフ・カール・シュティーラー
    ハプスブルグ帝国の有名な皇后、エリザベートの姑だ。エリザベートにイジワルをした悪役認定されがちだが、個性的なヘアスタイルはさておき、美人でしっかり者の印象を与える。覇気のない夫ではなく、英邁な自分の息子フランツ・ヨーゼフに皇位を継がせようと考えるくらい、国の事を想える女性だった。

    「サラ・ベルナール」アルフォンス・マリア・ミュシャ
    ウィーンに行くとミュシャのポストカードが至る所で売っている。一度見たら忘れられない特徴的な絵。画家の経験もないミュシャが大抜擢で大女優サラ・ベルナールのポスターを作った所、大ヒット!

    「モンテスキュー伯爵」ジョヴァンニ・ボルディーニ
    プルースト『失われた時を求めて』のシャルリュス男爵のモデルになった人物。スティッキを持った姿はダンディなおじさまそのもの。

    「デヴォンシャー公爵夫人」トマス・ゲインズバラ
    ダイアナ后の遠い祖先。生き方も似ていて、夫とは不仲でダブル不倫。

    「シャネル」マリー・ローランサン
    絵画を依頼したものの、ローランサンの描くシャネルは色調からして暗かったために、送り返されてしまう。

    「ユーディトと侍女」アルテミジア・ロミ・ジェンティレスキ
    国を救うために美人局で将軍を殺した烈女。ジェンティレスキの描く彼女は美しいというより、たくましい。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    古典の話から実在の人物、それも様々な階級の人や画家含めた芸術家たちのものなど、
    ひとつ「美貌」をテーマにした絵画でも、こんなにも多彩で様々なエピソードとドラマがあるのかと、読んでいてすごく楽しかった。

    また、作品ひとつひとつの長さも丁度良く感じた。
    説明的な部分も、著者の痛快な言葉のセンスで面白おかしく読めるのがすごい。

    特に好きだったのは、表紙にもなっているイワン・クラムスコイの「忘れえぬ女」という作品。
    ミステリーめいてもいるし、または神秘的ともとれるようなエピソードが、絵画自体の存在感を強めていて、ある種不気味な魅力があった。

    0
    2026年05月09日

    Posted by ブクログ

    驚くほどの美貌を備えたダイアナ妃やジョージアナが、夫に愛されなかったというので、美貌はチャンスを増やしはするが、真の魅力は内面に宿るということを再認識。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    人の美しさとは、もちろん顔の造形だけではない。仕草や表情、行動や言葉など様々な要素から美しさは作られる。
    ただ、顔を見ただけで目を奪われる、ただただ見つめていたい美貌というものは、大半の人にとっては手に入らないもので、その貴重性は時代を超えて人を惹きつける。
    様々な美貌の人を見てきたが、やはり最後の「忘れえぬ女」が心に残っている。
    冷たそうでいて、どこか哀しげにも見える、なんとも言えない表情の、まさに忘れえぬ女だ。
    最後に心に残った言葉、
    「美貌は確かにチャンスを引き寄せるが、それを活かせるかどうかその先には、意志と知力と官能が必要だ。それらすべてを備えた女性に、太刀打ちできる男などいない。」
    夢の女でいるためには、美貌に加え、努力も必要。_φ(・_・

    0
    2024年11月13日

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