中野京子のレビュー一覧
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読書録「名画で読み解く
メディチ家12の物語」5
著者 中野京子
出版 光文社文庫
p84より引用
“「嫉妬は雑草のようなもの。絶対に水を
与えてはいけない」という二代目コジモの
教えを守らず、これみよがしだったことも
一因だ。”
目次より抜粋引用
“ジョヴァンニ・ディ・ビッチ・デ・
メディチの肖像
アンギアーリの戦い
ベツレヘムに向かう東方三博士
レオ十世と二人の枢機卿
教皇クレメンス七世の肖像”
欧州の歴史に造詣が深い著者による、
ルネサンスを盛り上げる多くの芸術家を支
えた、イタリアの富豪一族の盛衰を記した
一冊。
家を立ち上げ盛りたてた初代からその
血縁の終 -
Posted by ブクログ
オーストリア・ウィーン、ハプスブルク王朝の熱狂と終焉を予感させるような黄金を散りばめたクリムトと、その時代背景と空気感をふんだんに語る中野京子さんの解説に、手に汗握る臨場感。
『旧ブルグ劇場の観客席』華やかさとざわめきの中観客の表情一人一人を眺める。実在の有名人を描いたらしいが150名以上の中からは探しきれない。
『シェイクスピア劇場』の自画像も、じっくり鑑賞。
家の経済状況を考え、職人養成機関といわれた博物館付属工芸美術学校にて奨学金を得、学生時代の17歳で弟と友人とで仕事を請け負うのちの「芸術家カンパニー」を立ち上げたプロ意識。
ウィーンのカフェ文化、社交クラブ的コーヒー文化にため息がでる -
Posted by ブクログ
ネタバレ中野京子先生の語り口はやっぱりユニークで読みやすく印象に残る。
今回も楽しい読書だった。
職業ごとに名画を複数紹介・解説した一冊。
絵画の登場する職業なので、宮廷音楽家や船頭、異端審問官など現在ではあまりお目にかからない職業の話も登場して興味深かった。
警官や政治家など、現代でも通じる職業であっても、描かれた時代当時の事情などから現代とは違う面が見えたのもよかった。
驚いたのは働く者として、子どもや天使も話のターゲットにしていた件。
その視点はなかった。
特に働く天使の話としてガブリエルが取り上げられていて、そのあまりの働きっぷりに本当に驚かされた次第。
ロレンツォ・ロットの絵に登場したガ