中野京子のレビュー一覧
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旧約・新約聖書の数々の場面を描く名画たちを解説している。聖書を引用しながら詳しく説明してくれるので、絵画の内容とともに、キリスト教についても理解がすすむ。旧約・新約聖書、ともに矛盾する記述や、無茶苦茶だと思う記述が頻出するし、それが絵にも表れている。それに対する中野京子さんのツッコミがいちいち笑えて仕方がない。最初のアダムとイブが生まれるところから、矛盾だらけ。一緒に作られたの?それともアダムからイブは作られたの?「阿呆のままで楽園に閉じ込められ、死ぬこともできない身のどこが面白いのか」というツッコミなど、そうだそうだと思う。カインの妻など、勝手に湧いてくるし、アブラハムの酷い男ぶり、ヤコブの
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はじめに「「それまで気づかなかった新たな美」「怪の中に人間の本質を見出し」と著者は書いている。観る方としてはそうだが、画家たちは、どうかなあ。ほとんどの画家は、そんなことは考えずに、心から楽しんで描いているような気がする。ボスやブリューゲル、アルチンボルドなんて、特にそうだよ、絶対に。
①人獣ー人魚、セイレーン、ハルピュイア、ケンタウロス、魚面人間
②蛇ーイブをそそのかした蛇、ラミア、メドゥーサ、大海蛇、ミッドガルト蛇、ヒュドラ、エリクトニウス
③悪魔と天使ー尻に顔のある悪魔、聖アントニウスを誘惑した悪魔、反逆天使、レッドドラゴン、疫病をもたらす悪魔、聖痕を与えるビームを出す天使、顔しかない天 -
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クイーン&プリンス展でイギリス王家に興味を持ったので、監修されていた著者の本を読みました。
歴史を知って絵を見るとかなり深みが出ます。世界史めちゃくちゃ嫌いだったけど、こんなストーリーを教えてくれてたらすごく興味持てたのにな…
ヘンリー八世の女性遍歴が酷すぎて興味を持ったので、クイーン〜展で知った内容を改めて詳しく読めたのがよかった。個人的にはアン・ブーリンとその娘エリザベスが気になります。
ヨーロッパの王家について知れたのも教養としてめちゃくちゃ良かった。イギリスではプロテスタントとカトリックで大揉めしてた印象。他の文献も読んでもうちょい頭に入れたい! -
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宝塚でアナスタシアを見て、ロマノフ家の歴史に興味を持った。
同著者のハプスブルク家の方を読んで、この方の本なら間違いないと思った笑
まじでめちゃくちゃ面白かった!
世間に相手されない田舎の国からヨーロッパの国々と肩を並べる大国になり、そして一家処刑されるまでの歴史。
めちゃくちゃ面白いんだけど、ロシア史は重く感じる。すぐ暗殺したり拷問するし隠蔽する…。
そして気に入らないやつはすぐシベリア送りにするのが面白かった。日本で言うところの隠岐みたいな感じですかね。シベリア広しといえども、これだけの人数シベリア送りにしてたらそこで文明が発達しても良さそうな。。
そして思ったより血を重視していない -
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『へんないきもの』の早川いくをと『怖い絵』の中野京子のコラボ。
絵画の中の妙に気になるへんないきものについて、
早川氏が中野氏のレクチャーを受けるという内容。
『ワトソンと鮫』コプリー
『魚に説教する聖アントニウス』ベックリン
『赤ずきんちゃん』ドレ 『ロムルスとレムス』ルーベンス
見た目で印象派1『死の力』ビアード
『ペルセウスとアンドロメダ』メングス
『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』ペルッツィ
『カニに指を挟まれる少年』パオリーニ
『ヴィーナスとクピド』クラナッハ 『聖母子』クリヴェッリ
見た目で印象派2『恋に落ちたライオン』ロクプラン
『コショウソウとピパ』メーリアン 『水』ア -
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ネタバレ192ページの、互いに何も語らないでいる間は続いた関係が、心の吐露がなされた瞬間、壊れてしまう。分かるな。ジェニーも苦しかったんだろう。
ジェニーがメンデルスゾーンの約束を守ることについて、、
約束した瞬間、義務になる。私のことまで義務と感じていたんだわ。
こういう細かい描写も上手く表現されていた。
恋愛の話がメインかと思ったが、それだけではなく3人それぞれの生き方や人となり、メンデルスゾーンの人生などいろんな面に触れることが出来た。
メンデルスゾーンは、単純に元々好きだったが、さらに聴き込んでもっと好きになれるような気になった1冊。
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イギリス王家の主要人物の生き様を絵画から読み解く。
・序章
第1部 チューダー家
第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』
第2章 アントニス・モル『メアリ一世像』
第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』
第2部 スチュアート家
第4章 ジョン・ギルバート『ジェイムズ王の前のガイ・フォークス』
第5章 ポール・ドラローシュ
『チャールズ一世の遺体を見るクロムウェル』
第6章 ジョン・マイケル・ライト『チャールズ二世』
第3部 ハノーヴァー家
第7章 ウィリアム・ホガース『南海泡沫事件』
第8章 ウィリアム・ビーチー『ジョージ三世』
第9章 ウィリアム・ターナ