中野京子のレビュー一覧

  • 名画で読む「音楽の秘密」

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    中野京子氏の作品は、色々じっくり読んでみたいと思っていたが、今回が初になった。
    それぞれの名画と音楽を関連づけ、その絵画が描かれた詳細や時代背景、文化的背景まで教えてくれるのは、作品のより一層の理解につながった。
    個人的には、セイレーンの話がとても印象に残った。

    また、本のラストには、各項目で論じられた曲紹介もある。これらと合わせて改めて本書をみると、作品の更なる造形が理解出来てとても面白い

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    2026年03月14日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    ずいぶん前にTLに流れてきてから気になっていた一冊。
    するする読めた、面白かった……!恥ずかしながら存じ上げなかったクリムトという一人の画家と、彼の生きた時代、皇室や芸術の姿が綴られていて、"エリザベート"への理解も深まる時間でした。
    中野京子さんの文体(好きなんだろうなあと感じさせてくれる、それでいて知性に溢れた文章)がとっても好きで、嬉しい出会い!

    ミュージカル"エリザベート"がややフィクションでありファンタジーであることは承知の上で観ていたけれど、
    "マイヤーリンク"が彼が亡くなった地名であること、彼は自殺ではないかもしれない

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    2026年03月14日
  • 名画で読み解く メディチ家12の物語

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    読書録「名画で読み解く
        メディチ家12の物語」5

    著者 中野京子
    出版 光文社文庫

    p84より引用
    “「嫉妬は雑草のようなもの。絶対に水を
    与えてはいけない」という二代目コジモの
    教えを守らず、これみよがしだったことも
    一因だ。”

    目次より抜粋引用
    “ジョヴァンニ・ディ・ビッチ・デ・
    メディチの肖像
     アンギアーリの戦い
     ベツレヘムに向かう東方三博士
     レオ十世と二人の枢機卿
     教皇クレメンス七世の肖像”

     欧州の歴史に造詣が深い著者による、
    ルネサンスを盛り上げる多くの芸術家を支
    えた、イタリアの富豪一族の盛衰を記した
    一冊。
     家を立ち上げ盛りたてた初代からその
    血縁の終

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    2026年03月04日
  • 怖い絵 死と乙女篇

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    面白かった、時間かかった。
    1日に1-3作品ずつゆっくり読み進めた。
    視点が独特でいい。中野さん表現力すげえな。歴史の勉強にもなるし、絵の鑑方の勉強にもなる。絵を確認しながら読むので少し疲れる。一気読みができないのが悩みどころ。

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    2026年02月28日
  • 名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史

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    美しい表紙です。タイトルは『善きサマリア人』といい、患者のために編み物をしているようです。仕事を切り口に様々な名画を紹介しています。船頭、傭兵、女優、侍女、大工、警官など。ピエロ(道化)という職業は意外で興味深かった。トリは神のために働く大天使ガブリエル。単に美術に詳しいだけでは書けないでしょう。中野さんならではの深い知識と洞察に感心しました。

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    2026年02月24日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    「感想」
    今まで 綺麗だな と眺めていただけの西洋絵画が、キリスト教にまつわるものからきていると初めて知り、驚きました。
    また様々なモチーフには意味が込められていると、今までは中々考えなかったです。
    作品の中には純潔であることや、それを守ったり捨てたりするものがあり、刺激的でした。
    これからは多彩な視点で西洋絵画がみられることに感激しています。


    「印象的だった絵ランキング」
    ⑤天の川の起源
    ④食前の祈り
    ③悔悛するマグダラのマリア
    ②正義
    ①月桂樹

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    2026年01月25日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

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    ミュージカル、マリー・アントワネットの中での描写は数分。この数分の出来事がとにかく興味深い。
    ルイ16世の当時のメモがネタになっている作品。
    逃亡と言うよりも、ピクニックにでも行っているような優雅さ、捕まった間近でも自分たちは助かると思っているような緊張感の無さ。
    少しのほころびが、徐々に大きくなっていく様が描かれていて、終焉を知っている我々はとってももどかしくなる。ただ、この感覚が貴族なのか?とも思う。
    当時の貴族と民衆の違いも興味深読めました。

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    2026年01月20日
  • 希望の名画

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    とても面白かった。だからこそすぐに読み終わってしまって物足りなく感じた。
    絵画もカラーであってとても楽しい本だった。

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    2026年01月06日
  • フェルメールとオランダ黄金時代

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    オランダの歴史とともにきれいなオランダ絵画が楽しめました。所々に入っているクイズで絵の細部とそれの持つ意味を学べておもしろい。まだまだ知らない画家の絵がいっぱい。中野さんの語り口も親しみが持てます。特に『ブレダ開城』はスペインのベラスケスの作だが、オランダとスペインの戦争の終結を描いているのでここに掲載されている。勝ったスペイン側の大将が馬から降り脱帽して敗将の労を労うシーンは感動しました。

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    2025年12月28日
  • 虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯

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    虫を描く女−描くだけではなく、採取して育てて、観察して、標本にして…そして絵に描いて、銅板を彫って版画にして、出版した女性!その上、南米まで出かけて熱帯の虫まで描いたというからビックリです。
    なぜ、マリア・メーリアンはこんなにも虫に情熱を傾けたのか?その生涯と作品を紹介した一冊。
    オランダ東インド会社とか、植民地政策とか、世界史で習ったな〜など思いながら、当時の出版の事情なども面白く読みました。
    ちなみに、新書版なのにカラー挿絵が印刷されていて、最近の印刷技術すごいなと感心しました。

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    2025年11月22日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    オーストリア・ウィーン、ハプスブルク王朝の熱狂と終焉を予感させるような黄金を散りばめたクリムトと、その時代背景と空気感をふんだんに語る中野京子さんの解説に、手に汗握る臨場感。
    『旧ブルグ劇場の観客席』華やかさとざわめきの中観客の表情一人一人を眺める。実在の有名人を描いたらしいが150名以上の中からは探しきれない。
    『シェイクスピア劇場』の自画像も、じっくり鑑賞。
    家の経済状況を考え、職人養成機関といわれた博物館付属工芸美術学校にて奨学金を得、学生時代の17歳で弟と友人とで仕事を請け負うのちの「芸術家カンパニー」を立ち上げたプロ意識。
    ウィーンのカフェ文化、社交クラブ的コーヒー文化にため息がでる

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    2025年10月25日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    クリムトの絵はよく知っているけれど、画家本人のこと、そして画家の生きた社会のことはよく知らなかった。
    ハプスブルグ家の歴史も、舞台や映画でなんとなくは知っていたし、世界史で第一次世界大戦のことは習ったけれど、それらが全てリンクしていたこと。
    画家の登場と活躍が歴史の必然性であったことがよく理解できる本書。美麗な図版とその解説も楽しい。

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    2025年10月23日
  • 虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯

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    300年以上も前にこのようなパイオニアの女性がいたことに驚かされる。しかも当時の昆虫学と絵画の両方を極限まで突き詰めて。
    マリア・シビラ・メーリアンという女性の生涯、出生から子供時代、結婚、離婚、病気、母親、画家であり商人、そして南アメリカのスリナムへの冒険ともいえる挑戦はどこを切り取っても魅力があります。

    17世紀ヨーロッパの「見たい、知りたい、集めたい」という空気と、この方の絵の凄さが伝わる素晴らしい内容でした。

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    2025年10月19日
  • 名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史

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    淡々と解説が書かれてる訳じゃなく
    読みやすい文章ですらすら読めたし、飽きない
    中野さんの他の本も読みたくなった〜

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    2025年10月18日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    キレイな写真付きの西洋絵画解説本。見たことのある有名な物から初めて見る物まであり、見方の参考になりました。

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    2025年10月18日
  • 名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史

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    ネタバレ

    中野京子先生の語り口はやっぱりユニークで読みやすく印象に残る。
    今回も楽しい読書だった。

    職業ごとに名画を複数紹介・解説した一冊。
    絵画の登場する職業なので、宮廷音楽家や船頭、異端審問官など現在ではあまりお目にかからない職業の話も登場して興味深かった。
    警官や政治家など、現代でも通じる職業であっても、描かれた時代当時の事情などから現代とは違う面が見えたのもよかった。

    驚いたのは働く者として、子どもや天使も話のターゲットにしていた件。
    その視点はなかった。
    特に働く天使の話としてガブリエルが取り上げられていて、そのあまりの働きっぷりに本当に驚かされた次第。
    ロレンツォ・ロットの絵に登場したガ

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    2025年10月03日
  • カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード

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    絵画は小説と違って多くの文章で物語を紡ぐことができない。だから、一枚の絵に描かれるあらゆる物、人、風景等に、様々なシンボルを重ね合わせ複合的、暗喩的な意味を含ませる。本書は西洋絵画における代表的なシンボルの意味を解説した1冊。

    と言っても別に学術的に小難しく解説しているわけではなく、著者の博識に独特のセンスを織り交ぜた、真面目なんだけど時々ふざけちゃう文章がほんとに読みやすくて、絵画エッセイみたいな感じで気楽に読めます。西洋絵画初心者でも、むしろ初心者にこそ刺さる内容だと思います。

    これを読めば西洋絵画の見方が一層深まります。

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    2025年09月28日
  • 中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク

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    今年はウィーン旅行に行くので、少しでも歴史を勉強しようと手に取った本。世界史が苦手な私でもわかりやすく、面白かった。美術館にも行く予定なので、この絵あの本で読んだな…と思い出せるようにしたい…。

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    2025年09月16日
  • 異形のものたち 絵画のなかの「怪」を読む

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    世の中には奇々怪々な絵画がたくさんあるんですね。
    バッチリと怖いものから、ボンヤリ怖いもの、禍々しいもの…
    楽しげで美しい絵に見えたのに、実はこんな恐ろしい意味があったとか
    「なんだコレ」と笑っちゃうものまで
    想像でよく描いたなぁという作品が、ギュッと詰め合わせになっています。
    中野先生による、作品の経緯とか、馴染みのない神話の解説もとても面白い。

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    2025年09月01日
  • 怖いへんないきものの絵

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    絵画と生き物の知識欲が、ライトに楽しく満たされる。中野京子さんの本はちょこちょこ読んでたけど、早川いくをさんの本も久しぶりに読みたい!と思った。
    実は考えさせられる絵画の「魚に説教する聖アントニウス」、意味がわかると面白い「カニに指を挟まれる少年」、猿なのに怖くて印象に残る「美術鑑定家としての猿たち」が特に好きだった。
    早川さんがちらっと見た目の感想を書いてるだけだけど、不気味だけどなぜか懐かしいような気持ちにもなる「大海蛇の巣穴」も好みだな。

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    2025年08月31日