中野京子のレビュー一覧

  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    GDP世界4位、EUの盟主。”欧州最大の国”ドイツ。その成り立ちは?名画で読み解く王朝シリーズ5作目。今回は、どれよりも物語の方を楽しませてもらった。プロイセン王家は9代。それぞれが強い個性。全員簡単に覚えられそう?いやいや、そこはそれ欧州の王家。同じ名前が何度も繰り返す。一世、二世、名前で追ったら記憶が定着しない。便利にも国民がつけたあだ名がある。「ひらめ」「白髭王」「猫背」「不定詞
    王」に「デブの女誑し」・・。成したことと結びつければ統一帝国の出来上がり。「鉄血宰相」?これは王ではなかった。

    0
    2021年10月18日
  • 「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか

    Posted by ブクログ

    15名の画家たちの名画と「絶筆」で彼らの生き様を探る。
    第一部 画家と神ー宗教・神話を描く
      I ボッティチェリ『誹謗』II ラファエロ『キリストの変容』
      III ティツィアーノ『ピエタ』IV エル・グレコ『ラオコーン』
      V ルーベンス『無題』
    第二部 画家と王ー宮廷を描く
      I ベラスケス『青いドレスのマルガリータ』
      II ヴァン・ダイク『ウィレム二世とメアリ・ヘンリエッタ』
      III ゴヤ『俺はまだ学ぶぞ』
      IV ダヴィッド『ヴィーナスに武器を解かれた軍神マルス』
      V ヴィジェ=ルブラン『婦人の肖像』
    第三部 画家と民ー市民社会を描く
      I ブリューゲル『処刑台

    0
    2021年10月06日
  • 大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇

    Posted by ブクログ

    案内役の二人の会話も そうそう と頷けるような庶民感覚で 時に 荒唐無稽に思えるオペラの筋書きも 日本人としては 歌舞伎に近いもの お約束のある芸術だと思えば ああ なるほどなと思えます さすが絵画に詳しい中野先生だからこそ 時代背景を考えた語り カルメンの時代のジプシーの立場や 結核がうつると思われていなかったなど 雑学心を刺激してくれます

    0
    2021年10月06日
  • 美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔

    Posted by ブクログ

    美貌だけでは済まない

    美貌に理由がある有名絵画

    ダイアナ妃の祖先の伯爵夫人など

    どの絵画も有名で 一度は見たことあるものも多く

    また 絵にまつわる逸話も

    とても興味深いものばかりです



    ただ絵を純粋に楽しむよりも

    絵の背景を知ることを

    教えてくれたのが 

    中野先生の功績ですね



    一つ一つの解説を

    じっくり見てしまいがちな

    日本人には ぴったりの

    楽しみ方です

    0
    2021年09月24日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

    Posted by ブクログ

    普段読まないジャンルを読んでみようの回。

    歴史本初心者だけれど、よくまとまっていて分かりやすいし、文体が好みなのか読み物としてまず面白い。すらすら読める。推し女王ができる。
    他の著書も読んでみたいです。

    0
    2021年12月20日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

    Posted by ブクログ

    おもしろくてあっという間に読んでしまった。ハプスブルクの同シリーズの後に神聖ローマ帝国がよくわからない~と思って読み始めたけど、プロイセン史は歴史の流れが日本の幕府っぽくてイメージが掴みやすいのと、地域が現ドイツのエリアからそこまで大きく変わらないので(いや、植民地を多く持ったり、領土をびっくりするほど大幅に拡大してたら本当は彼らは良かったんだろうけど)分かりやすかったような気がします。絵画ベースなので近々積んだ「物語 プロイセンの歴史」あたりも手を付けられる勇気が出てきたぜ

    0
    2021年08月29日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

    Posted by ブクログ

    複雑なハプスブルク史を読むにはちょっと時間とエネルギーが足りない夏だったけどやはり絵画の力とやさしめに書いてくれる中野先生、そして章立ての力で楽しく読めました。時系列に書いてくれていて、家系図は冒頭、年表は巻末にあるので私のような初心者は最初に年表にざっくり目を通した方が分かりやすいかも。
    個人的には最終章のマネとゴヤの比較の切れ味がお気に入りです(ほかにもいっぱいあるけど)

    0
    2021年08月24日
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語

    Posted by ブクログ

    情報量が多い!最高!
    倒置法を用いた次章への引きで往年の美の巨人たちを思い出した。
    本書はドイツ統一を果たしたプロイセン:ホーエンツォレルン家のおはなし。

    1701年、スペイン継承戦争のドサクサでプロイセンは公国から王国へ昇格し、王朝の始まりとなった。以降、9代、217年で幕を閉じる。

    フリードリヒ1世(猫背のフリッツ)
    フリードリヒ・ヴィルヘルム1世(兵隊王)
    フリードリヒ2世(大王)…生前から死後まで国内外で大人気の大スター
    フリードリヒ・ヴィルヘルム2世(デブの女たらし)
    フリードリヒ・ヴィルヘルム3世(不定詞王)…王妃ルイーゼが人気
    フリードリヒ・ヴィルヘルム4世(ひらめ)
    ヴィル

    0
    2021年08月23日
  • 名画の謎 旧約・新約聖書篇

    Posted by ブクログ

    旧約・新約聖書の数々の場面を描く名画たちを解説している。聖書を引用しながら詳しく説明してくれるので、絵画の内容とともに、キリスト教についても理解がすすむ。旧約・新約聖書、ともに矛盾する記述や、無茶苦茶だと思う記述が頻出するし、それが絵にも表れている。それに対する中野京子さんのツッコミがいちいち笑えて仕方がない。最初のアダムとイブが生まれるところから、矛盾だらけ。一緒に作られたの?それともアダムからイブは作られたの?「阿呆のままで楽園に閉じ込められ、死ぬこともできない身のどこが面白いのか」というツッコミなど、そうだそうだと思う。カインの妻など、勝手に湧いてくるし、アブラハムの酷い男ぶり、ヤコブの

    0
    2021年08月12日
  • 異形のものたち 絵画のなかの「怪」を読む

    Posted by ブクログ

    はじめに「「それまで気づかなかった新たな美」「怪の中に人間の本質を見出し」と著者は書いている。観る方としてはそうだが、画家たちは、どうかなあ。ほとんどの画家は、そんなことは考えずに、心から楽しんで描いているような気がする。ボスやブリューゲル、アルチンボルドなんて、特にそうだよ、絶対に。
    ①人獣ー人魚、セイレーン、ハルピュイア、ケンタウロス、魚面人間
    ②蛇ーイブをそそのかした蛇、ラミア、メドゥーサ、大海蛇、ミッドガルト蛇、ヒュドラ、エリクトニウス
    ③悪魔と天使ー尻に顔のある悪魔、聖アントニウスを誘惑した悪魔、反逆天使、レッドドラゴン、疫病をもたらす悪魔、聖痕を与えるビームを出す天使、顔しかない天

    0
    2021年08月05日
  • 名画の謎 対決篇

    Posted by ブクログ

    「名画の謎」シリーズで1番好きな巻。何回も読み直しているけど、何回読んでも面白い。
    個人的にルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」が好きな絵なので、ピカソの室内&夜版があること、時代によって雰囲気がまるで変わった場所だったことが分かったのが、特に興味深かった。

    0
    2021年07月10日
  • 欲望の名画

    Posted by ブクログ

    人間を人間たらしめるコアの一つが欲望・・切り取る視点がそれなので面白くないわけがない。一つ一つが短いが私には決して軽い内容とは思えず、齧り応えがある。
    知っている画家の知らない絵が有る、知らない画家のが有る・・てなわけのせいか中野さんの本を結構読んでいるけれど、全くだれた感じが無く「あ~~、面白い」という読後

    個人的に、ボスとレーピンが好きなので解説も絵も素晴らしい。フェルメールのこの絵画はかなり有名ということもあり、手に取りたくさせる。

    0
    2021年06月18日
  • 名画の謎 ギリシャ神話篇

    Posted by ブクログ

    ものすごく知的好奇心が掻き立てられる。
    「人生の踊り」や「イカロス墜落のある風景」など、絵が読み解かれていくのは、推理小説にも似た愉しみがある。しかも文章を追うだけで想像力が刺激される名文。
    隠喩に満ちた絵画や神話を勉強したくなった。

    0
    2021年06月11日
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

    Posted by ブクログ

    中野京子さんの「怖い絵」を先に読んで面白かったのでこちらも見てみました。

    「怖い絵」で取り上げられていた「ヘンリー八世」や「メデュース号の筏」の話題もあり、こちらも怖い要素があるのでぐいぐい引き込まれました。

    世界史に明るくないので家系図や年代の表記を行ったり来たりしましたが、絵画の力で断片的な知識が繋がりとても興味深かったです。

    0
    2021年06月08日
  • 名画の謎 陰謀の歴史篇

    Posted by ブクログ

    絵画は知識を持った眼で鑑賞すると
    こんなにも面白く
    そして心に響くものだと
    中野京子さんが教えてくれるので
    私の絵画好きは加速していきます。

    0
    2021年06月03日
  • ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

    Posted by ブクログ

    ドキドキしながら読みました。追うものは殺気立ち、追われるものはのんびりというギャップも。歴史というのは紙一重の時間差で決まってしまうこともあるんだなと痛切に感じました。

    0
    2021年05月14日
  • 怖い絵 死と乙女篇

    Posted by ブクログ

    2021.4.17
    今作もめちゃくちゃ面白かったー!
    お気に入りは皇女ソフィア、ジン横丁、かわいそうな先生。

    絵だけでなく、描かれた時代の背景や歴史を、一般人にも分かりやすく、だけど少し皮肉を込めた口調で説明してくれるのが読んでいて楽しい。

    0
    2021年04月17日
  • 欲望の名画

    Posted by ブクログ

    絵画解説本
    面白かった。やはり、時代背景とか、知識があると見え方が全然違う!
    一つ一つの分量が多くないから、ちょこちょこ読んでいくのにちょうどよかった。

    0
    2021年03月28日
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語

    Posted by ブクログ

    クイーン&プリンス展でイギリス王家に興味を持ったので、監修されていた著者の本を読みました。
    歴史を知って絵を見るとかなり深みが出ます。世界史めちゃくちゃ嫌いだったけど、こんなストーリーを教えてくれてたらすごく興味持てたのにな…

    ヘンリー八世の女性遍歴が酷すぎて興味を持ったので、クイーン〜展で知った内容を改めて詳しく読めたのがよかった。個人的にはアン・ブーリンとその娘エリザベスが気になります。
    ヨーロッパの王家について知れたのも教養としてめちゃくちゃ良かった。イギリスではプロテスタントとカトリックで大揉めしてた印象。他の文献も読んでもうちょい頭に入れたい!

    0
    2022年07月06日
  • 怖い絵 死と乙女篇

    Posted by ブクログ

    バックグラウンドを知ることで、絵の見方が変わる。怖い、というか、薄ら寒い感じがする。
    イギリスの「ガヴァネス」という立場の人について、初めて知ることができた。『シャーロック・ホームズ』シリーズは読んでたのに、ワトソンの妻メアリがガヴァネスだったことは記憶に無かった。
    イタリアの「カストラート」が非人道的で寒気がする。日本では宦官制度すら採用しなかったのに、美声を聞きたいという理由だけで去勢するなんて残酷すぎる。しかも教会が始めたなんて。 

    勉強になったので、シリーズのほかの本も読みたい。できれば Unlimited になってほしい。

    0
    2021年01月20日