中野京子のレビュー一覧
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ネタバレ中野京子氏の本は『ハプスブルク家12の物語 』以来だけど、あいかわらず示唆に富んだ内容で面白かった。
「怖い絵」と題されてはいるが、「怖い」の定義を柔軟に変えて読者を飽きさせない。
一見穏やかな風景に見えるミレーの『落穂拾い』も当時のバックグラウンドを踏まえると当時の人には「怖い」ものとして映った。この対比が何とも言えない。
というかやはり、絵画というのはある程度の文脈(知識、背景、観念)があってこそ光るものなんじゃなかろうか。描く者に求められるのであれば、それを見る者にだって求められるだろう。
僕らが行ける美術館や展覧会ってのは間違った説明に恐れてあまり詳しいことは語られない。まぁそれも -
Posted by ブクログ
面白かった〜
残酷なエピソードの方が人の心を惹きつけやすいのは自然の摂理!
中野京子先生の語り口が最高。
人間というのは結構古くから「生きづらい」と感じてきた生き物だったのかもしれない。
だってすごい変なことしてるし、変なことに異様なほど執着するから。
「ハーメルンの笛吹き男」の摩訶不思議なお話をはじめとして、この世にはやっぱり神秘的な出来事が存在するんだ!と思えてきて元気出る!
何を信じるか、何を見るか、それは人それぞれ…公序良俗に反しない範囲で、たくさん夢を見ましょう。
対岸の火事として、大昔の出来事として見る分には本当に愉快だ。
ゴジラは好きだけど、実在はしてほしくないって -
Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズにはずれはない。ロシア王家(ロマノフ王朝)については名前以外は知らなかったので大変勉強になった。そもそもイワン雷帝というのがいつの時代の人かも知らなかったので、イワン雷帝自体はロマノフ王朝の前の時代の人間(間接的には血統は繋がっているが)ということを恥ずかしながら初めて知った。ヨーロッパの各王朝はかなり複雑に関係しているので、他の王家の物語でちょこちょこと出て来るロマノフ家の皇帝がよく分かる。ロシア人がフランスに憧れており、そのため宮廷ではフランス語が話されていたというのも知らなかったし、他の王朝でも見られることだが、男帝より女帝の統治下の方が国力が増す傾向にあるということなど、ト
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世にも奇妙な人の歴史…やはり語り部として中野京子先生は最強。
想像を絶する人類の歴史や美術などの解説を聞いていると、コロナ禍なんてハナクソじゃねーかって気がしてくる。
やはり私たちはいい時代を生きていますね。
中野京子さんはどのような方法で知識を仕入れているのだろう。
どのように振る舞えばあんなふうに生きられるだろう。
あの人ほど真実に近いところで、あのように優雅に…みたいなことを考えます。
貪欲すぎる知的好奇心、底なしのキャパシティ!
カッコいい。
私はともかく中野京子先生の本を読んでみることで、なんらかの道標を見つけようとしてる、そんな感じなんだ。
これからも応援しており -
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ネタバレこのシリーズはこれで全部読んだことになるが、あまり真面目に考えたことがなかったヨーロッパの王室について、各王家のつながりも含めて理解するのに最適な本だった。ブルボン王朝がたかだか200年程度の王政で、しかしながら現在のスペイン王家がブルボン家の分派とは全く知らなかった、スペインハプスブルク家が滅びた後にブルボン家がスペインの王家になっていたとは驚きである。また、ルイ16世が決して凡庸な王ではなく、読書が大好きでイギリスのピューリタン革命で散ったチャールズ一世の歴史から打開策を見つけようと考えていたが、フランスの経済危機により結局フランス革命を止めることができなかったというのも同情してしまう。
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エリザベス女王の崩御とチャールズ王の即位のタイミングで読んだ。イギリスを中心とした王室の歴史が、肖像画を見ながらダイジェストで学べて、興味深かった。
複雑な家族構成、他の国の王室との国際政略結婚、身内ですら脅威になり幽閉したり暗殺したりと、ドラマチックだ。
有名な人しか知らなかったが、歴代の王や女王、そしてその配偶者たちがどんな人たちだったのかが説明されていて、おもしろかった。同じような名前が次々と出てくるが、系譜を見ながら理解できる。
中野京子さんの本は以前も読んだことがあるが(怖いシリーズ)、絵画もとに歴史をたどるという趣旨が好きだ。他の著作もいろいろ読んでみたい。 -
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ネタバレ面白かった。先日読んだ「残酷な王と悲しみの王妃2」に重なる部分もあり、興味深かった。
知っている絵がイリヤ・レーピンくらいしかないのが残念。でも彼の「イワン雷帝と息子」や「公女ソフィア」は圧巻だし、エピソードも凄いので忘れられない絵だ。ロマノフは他のブルボンやハプスブルク、イギリスと違って、よく言えばドラマティック悪く言えばどぎついエピソードが多い。父の息子殺しや偽物の皇位継承者、娼婦上がりの女帝など、一代記が何人も書けそう。
その中でもピョートル大帝とエカテリーナ1世、エカテリーナ2世は波瀾万丈で面白い。ヨーロッパの王家のように高貴になってしまってからのほうが、ロマノフ王家自体は弱くなったの