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Posted by ブクログ
面白かった〜
残酷なエピソードの方が人の心を惹きつけやすいのは自然の摂理!
中野京子先生の語り口が最高。
人間というのは結構古くから「生きづらい」と感じてきた生き物だったのかもしれない。
だってすごい変なことしてるし、変なことに異様なほど執着するから。
「ハーメルンの笛吹き男」の摩訶不思議なお話をはじめとして、この世にはやっぱり神秘的な出来事が存在するんだ!と思えてきて元気出る!
何を信じるか、何を見るか、それは人それぞれ…公序良俗に反しない範囲で、たくさん夢を見ましょう。
対岸の火事として、大昔の出来事として見る分には本当に愉快だ。
ゴジラは好きだけど、実在はしてほしくないっていう。
Posted by ブクログ
不可思議で神秘や怪奇を含み、ゾクゾクする恐ろしさも孕んだこういう奇譚や怪談話は何故こうも惹き付けられるのか。
怖いのにページをめくる手が止まらなくなる魅力があって、この感情についても作中で触れられていて「確かにな」と深く納得できた。
なんとなく知ってるような有名どころの話でも、新たな知見や驚きがあってすごく興味深い。
そして、あらゆる事柄には必ず当時の社会情勢も深く関わっているんだなと改めて認識できた。そして作者さんの知識の広さにも驚く。
幽霊はじめ、十字路や斬られた首など、世界各国で共通するモチーフで語られる話ながらも、それぞれ国(または地域)ごとに特色ある物語たちが比較することでより面白かった。またそれらが持つ印象の違い、類似点についてもすごく興味深い。
「斬られた首」については特に、片や宗教的なもので、片や人間の執着によるものでと、全く違う印象で驚いた。そしていくら聖人といえども、首を斬られても尚歩きだす姿は普通に怖い。
あとがき後の奇譚年表を見ると、人間の業とか性について思い知らされてる感じがして、なんかしみじみしてしまった。
Posted by ブクログ
目次
第一話 ハーメルンの笛吹き男
第二話 マンドラゴラ
第三話 ジェヴォーダンの獣
第四話 幽霊城
第五話 さまよえるオランダ人
第六話 ドッペルゲンガー
第七話 ゴーレム
第八話 ブロッケン山の魔女集会
第九話 蛙の雨
第十話 ドラキュラ
第十一話 犬の自殺
第十二話 ホワイトハウスの幽霊
第十三話 エクソシスト
第十四話 貴種流離譚
第十五話 デンマークの白婦人
第十六話 大海難事故
第十七話 コティングリー事件
第十八話 十字路
第十九話 斬られた首
第二十話 ファウスト伝説
第二十一話 ディアトロフ事件
余話 「怖い」に魅かれる一因
あとがき
奇憚年表
Posted by ブクログ
「ディアトロフ事件」が気になって、ネットで広告避けながら読むより紙媒体で読みたくて調べたら中野京子さんの著作を発見。読み読み。
名画シリーズはかなり読んでたつもりだけど、切り口を変えても変わらぬ面白さ。
「ブロッケン山の魔女集会」では「魔女狩りの実相を知れば知るほど人間であることが嫌になってくる……。」「もうすぐフランス革命という時期まで魔女狩りがあったことに、暗澹たる思いを抱かぬ者はいないだろう。魔女と認定されて殺された者の総数は、正確にはわかっていない。研究者によって4万、数十万、数百万と、大きな開きがある。いずれにせよ、拷問中に死んだものはカウントされていない。」など、ただ残忍な奇譚を書き連ねて満足しているだけではない著書の人柄が伺える。ドヤッと残酷話を書き連ねて満足してるような一冊ではないのが良い。
Posted by ブクログ
知っているものから知らないものまで沢山楽しめました。
特に『ハーメルンの笛吹き』に関する考察は、何となくしか知らなかったので非常に興味深かったです。
中野さんがかなりの博識でいらっしゃるのに1番驚きましたが。
歴史的背景なども分かりやすく書かれていて、とはいえ小難しい事は考えずとも、なるほどなぁ!と単純に楽しめる点が非常に良かったです。
数年前に『怖い絵展』なる展示会に誘われて行った事があるのですが、中野さんが監修されていたという事に今更気付き不思議なご縁もあるものだなとちょっと得した気分になりました。
また第2弾も開催して欲しいですね。
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