中野京子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
写真で見たあの美しい姿に憧れ、行ってみたかったホーエンツォレルン城に、コロナ以前のとある年の8/1に行ったのですが、観光客はまばらで、逆にビックリしたのを覚えてます(お城は超おすすめ )
このホーエンツォレルン(南ドイツ )とプロイセン(と言えば北ドイツ )の繋がりも全然知らないまま生きて来て、
知ったら知ったで、なんでこの2つは繋がってるの?と言うのの答えがこの本に書いてあり、読んですっごくスッキリしました。と言うか、最後のページまで読んでまたすぐに最初から読み返してしまいました。
ドイツやヨーロッパを旅行した人はよく分かると思いますが、今のような交通手段が発達してない時代に、これだけの広大 -
Posted by ブクログ
これは面白い。フェルメールの絵についての造詣が深まるのも嬉しいが、何よりも17世紀のオランダの黄金期の背景を知るための歴史書として秀逸である。当時のオランダには2,000人もの画家がいて、500万点以上の絵画が流通していたというのは凄いことだ。そして当時のオランダが、男の識字率が57%,女の識字率が32%という周辺国ではダントツであったこと。ヨーロッパ中の船舶の半分以上をオランダが持っていたというのだから…
チューリップバブルも球根一つで家が2軒買えたというのだから凄いことだ。そしてそれらのことが当時の絵画の背景になっているのだ。そんなことがわかってくると、当時のオランダの絵画が興味深く感じ -
Posted by ブクログ
面白かった。名画で読み解くシリーズの中で一番面白かった。
そのように面白かったのは、それまでの名画で読み解くシリーズを読んでいたからで、「あ、あの時のこの人にはこんな一面が…?」という驚きや楽しさがあったからと感じた。
歴史というのはこのように、様々な視点から見ることでより一層深く心に残り、そして今に繋がっているのだと感じることができるのだと認識できた。
移民受け入れなどは、なるほどだから今のドイツも積極的に受け入れてきたのかと初めて知ったし、それまでの読み解くシリーズの女性の活躍ぶりとは異なり、実直な男性の魅力がこれでもかと伝わってきた。気がする。
フリードリヒ二世のこと皆好きすぎん?私もと -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に面白かった。
デューラーから始まり、マネで終わる。
ベルばら贔屓の私は当然ハプスブルク贔屓である。
だからこそフリードリヒ大王は好きじゃないし、ナポレオン三世の小ずるさにはらわたが煮えくり返る。
デューラーの油彩、とても味があってよい。版画が有名だし、版画の方が見た回数は多いのだけれど、なんという哲学的な絵だろう。内面が画面ににじみ出てくるというか。
プラディーリャの「狂女ファナ」。子供の頃に見た肖像画で「狂女」と書かれていたのが印象的で印象的でその言葉だけ覚えている。大人になって、歴史的背景を知り、気の毒な女性だったのだ、と感じるようになった。狂う、ということに今でも引きつけられる私