【感想・ネタバレ】フェルメールとオランダ黄金時代のレビュー

あらすじ

なぞ多き人気画家が生きた“奇跡の時代”

17世紀、王を戴かず、経済の力で大国になったオランダ。庶民が絵画を愛する国でフェルメールら画家は何を想い、感じ、描いたのか。

【本書で紹介する絵画】
フェルメール『真珠の首飾りの少女』『デルフト眺望』『信仰の寓意』『取り持ち女』
ルーベンス『戦争の惨禍』
レンブラント『夜警』『テュルプ博士の解剖学講義』
ハルス『ハールレム養老院の女性理事たち』
メツー『手紙を書く男』『手紙を読む女』
メーリアン『コショウソウとスリナムのヒキガエル』
など

単行本 2022年5月 文藝春秋刊
文庫版 2025年4月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

オランダの歴史とともにきれいなオランダ絵画が楽しめました。所々に入っているクイズで絵の細部とそれの持つ意味を学べておもしろい。まだまだ知らない画家の絵がいっぱい。中野さんの語り口も親しみが持てます。特に『ブレダ開城』はスペインのベラスケスの作だが、オランダとスペインの戦争の終結を描いているのでここに掲載されている。勝ったスペイン側の大将が馬から降り脱帽して敗将の労を労うシーンは感動しました。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/4/27 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2026/7/29〜7/31

フェルメールを中心としたオランダの画家たちの作品解説。テーマごとに2、3の絵画について背景を解説している。名画はただ見るだけでも良いが、背景を知るともっと興味深いものになるよなぁ。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

 これは面白い。フェルメールの絵についての造詣が深まるのも嬉しいが、何よりも17世紀のオランダの黄金期の背景を知るための歴史書として秀逸である。当時のオランダには2,000人もの画家がいて、500万点以上の絵画が流通していたというのは凄いことだ。そして当時のオランダが、男の識字率が57%,女の識字率が32%という周辺国ではダントツであったこと。ヨーロッパ中の船舶の半分以上をオランダが持っていたというのだから…
チューリップバブルも球根一つで家が2軒買えたというのだから凄いことだ。そしてそれらのことが当時の絵画の背景になっているのだ。そんなことがわかってくると、当時のオランダの絵画が興味深く感じるのだから、この本は読んだ方がいい。

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2025年04月16日

Posted by ブクログ

オランダ面白い!
「この世は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」という言葉に深く頷くばかり。

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

 26年8月、関西でフェルメール展が開催されると話題になっていたため、(まさに開催中)書店でフェルメールの関連の書籍がたくさん並べられ、ちょっと気になっていたので、読んでみようと思った。

 学生のころ、絵画、特にルネサンス時代や印象派の絵画が好きで、はじめは絵がきれいだなぁ、華やかだなぁと鑑賞して、その後、描かれた絵画の持つ意味を知ることによって、再びその絵をみるとまた違った一面が見えてくる、その感覚が好きだったなぁと思いだしてしまった。
謎解きのような感じ? 

 また、作者が、中野京子さん、彼女の怖い絵シリーズも好きだったなぁと思いながら。

 「真珠の耳飾りの少女」があまりにも有名で、フェルメールの名前は知っていたが、残念ながらそれぐらいしか知らなかった。

 このエッセイは、フェルメールを中心にというより、オランダ建国までの流れ、そして黄金期時代に至るまでその時代を生きていた画家たちが、当時の日常の一コマを描いた絵画から、どういう時代だったかを紹介するような形だった。
 そこに、国を代表するフェルメールや、レンブラントなどの絵も紹介されていた。

 学生時代は、派手で華やかで、時には残酷でもあったスペインや、フランス、イギリスなどそちらの歴史ばかり関心があったけれど、改めてオランダの建国までの道のり、黄金期がどのようなものであったか知るきっかけにもなり、最後まで面白く読むことができた。

 中野京子さんの絵画にまつわる他の書籍も、久しぶりに読んでみようと思う。

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2026年09月04日

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多くの画家を排出した16~17世紀のオランダの時代背景を少し理解することができ、新たな視点で絵画を観ることができる気にさせていただきました。スペインとともに、戦国時代の日本にも深く関係していたオランダのすごさ、国力だけでなく文化面での奥深さを感じることができました。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

文庫本サイズではあるものな、カラーで画面いっぱいの絵画鑑賞+時代や文化背景の解説を読める。さながら美術館や博物館を1人で巡りながら、傍らのガイドさんの説明をゆっくり楽しむような気持ち。

スペインから独立を勝ち取った市民戦争の体験から、組織としての気分を昂揚させるような集団肖像画(しかも割り勘で安い)が流行ったという発想、おもしろい。

初心者でも楽しめるようにかなり丁寧に解説してくれていたと思うが、個人的には絵画や音楽など文化的教養、知識が足らないことを痛感した。
これを機にいろいろ見てみたいという気にはなったが、次に何すればいいか、具体的にはちょっとまだ定まらない。とりあえずどこかの美術館でホンモノをみてみたい。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

 ちょうど先月まで読んでいた寺島実郎氏の著書『世界認識の再構築-17世紀オランダからの全大知-』に影響を受けてオランダに興味を持っていた私にとって、本書は抜群に面白かった。17世紀オランダの経済・文化・風俗について当時描かれた絵画を通して概観することが本書の目的であるが、このプロセスの中で17世紀のオランダが国際的に見ていかに特異な存在だったかに気付かされる。
 「この世は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」という言葉があるが、本書を読めばその由来がよく分かるだろう。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

書名のとおり、「フェルメール」と「オランダ黄金時代」についての本です。

フェルメールの作品だけでなく、かれが生きた17世紀オランダの画家たちの作品を紹介しています。分量的には、前者より後者への比重が大きいです。じじつ、本書が紹介している作品は38作で、そのうちフェルメールの作品は8作です。

作品それ自体を語るだけでなく文脈に置くことで、作品を関係の総体の一部と捉えているのは、さすがと思わせてくれます(いくぶん牽強付会に思える箇所もありますが)。知識をひけらかすこともなく、文体もわかりやすいです。

フェルメールについて知りたいという読者には期待はずれかもしれませんが、フェルメールが生きた時代を知りたい場合には期待どおりでしょう。個人的には、後者でした。

表紙では『フェルメールとオランダ黄金時代』というタイトルの「黄金」を色使いで強調していることからもわかるように、フェルメールは黄金期に生きた、あまた多くの画家たちの一人だったのです。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

フェルメールが好きで手に取った一冊。
オランダが地続きのヨーロッパ諸国と比較してもちょっと違った文化を持っていたこともとても興味深かった。
カラーで絵画が載っていてそれに対する説明がされていて、学芸員さんに案内してもらいながら美術館で絵画を眺めているような気分になれた。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

フェルメール展の予習を兼ねて‥
他国と比べて派手さはない印象のオランダ
日本の風景画にも通ずるところあり
あ!日本鎖国していたけど、
オランダと貿易してたなーって
薄い日本史の記憶も呼び起こされる‥

どうして、真珠の耳飾りの少女は目を引くのか。
改めてオランダの文化、歴史的な面も含めて
学べる1冊

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

今年の夏、大阪の中之島美術館でフェルメール展が開催され、「真珠の耳飾りの少女」も観れるらしい。それに備えて本書を読んだ。

本書はフェルメールの絵を中心として、それが描かれた背景である17世紀のオランダの内情も記していく。美術的な内容というより雑学的なエピソードが多く、自分は美術には疎いためこれで充分に知ったかぶれそうだと思う。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

17世紀のオランダに関して、絵画を見ながら勉強できた

オランダは平坦で海抜ギリギリだから資源はないけど風があって風車があって海水を引き上げてくれたり

勉強熱心で識字率も高くて解剖だったり絵を集めたり手紙書いたりするし

黒い服の裏地に赤仕込んだりするし

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

フェルメール目当て、だと掲載点数が少なく物足りなさを感じるかも知れない。

だが、ウェストファリア条約を経て、右肩上がりの政治経済に支えられ黄金期を迎えるオランダ絵画を理解するにはいい一冊だと思う。まるで美術展のガイドブックを読んでいるよう。

鎖国時代の日本とも唯一国交があったヨーロッパ国家として、この時代のオランダには興味が牽かれる。

高久書店にて購入。

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2025年06月22日

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