中野京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めっちゃ面白かったです♪
所々吹き出しながら読みました。
ヒット作『怖い絵』と『へんないきもの』がコラボ!
まず早川いくをさんがご自身のセンサーに「どこかおかしい」と引っかかった絵画をピックアップ。さらに打ち合わせで数点に絞り込み、中野京子さんがその絵をいちおうどんな絵かレクチャーしたそう。
それを再構成してツッコミとボケと各々の知識が冴え渡る対談形式のようなものにしているのかな。
絵画も生き物も好きだけど詳しくないって人でもガハハと笑いながら学べるお得な書。
あと中野さんのエイのおはなしサイコー!!!
レビューを書かれたフォロワーさんに感謝です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦争、争いを人間はいつになってもやめられない。
それは、今も昔も変わらない。
ただ、当時の人間はそれを口にしてはいけなかった。
画家だけが(ギリギリ危ないところで)表現できた。
画家だけが、当時の風景を残すことができた。
証人のようなものだ。
美しく、若い少女が処刑されるところをみたいと願う人々のために少女が犠牲になったこと…
戦争で追い詰められ銃で撃たれた人々…
美しい声のためにカストラート(去勢)された男性歌手…
貴族たちのドロドロとした権力争いに巻き込まれ殺害された兵士たち…
飲み物が高騰しミルクよりも安いからと子供にジンを飲ませ
自らもジンに酔いつぶれ狂態をさらす貧民街の -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一章 テューダー家
エドワード四世が病死したのち二人の王太子がロンドン塔に幽閉され死亡するところから物語は始まる。
ヘンリー七世の死後ヘンリー八世のやりたい放題の王政で6人の妻はそれぞれ不幸な道を辿っていく。
ブラッディメアリー、9日間の女王ジェーングレイにも触れながらエリザベス王女で118年の幕を閉じる。
第二章 スチュアート家
ジェームズ一世がカトリックとプロテスタントの宗教争いにもあいながら、次男のチャールズ一世チャールズ二世の時代が続く。
第三章 ハノーヴァー家
ハノーヴァーからやってきたジョージ一世は、粗暴、無教養、吝嗇、大食漢。「君臨すれども統治せず」スタイルを貫く。ジョージ三世 -
Posted by ブクログ
歴史の教科書ではその時代の最後にちょこっと
芸術史が入ってきてそのときに名前を覚える画家たち。
しかし本書を読むと一人一人その歴史の中で翻弄され
生き残るにはかなりの苦労をしていることが分かります。
時代によって、主題も、聖書→神話画、肖像画→
日常的な絵画、とテーマも変わっていくため
本書では「画家と神」「画家と王」「画家と民」と
項目が分けられており、最後になにを描いたか、が
取り上げられています。
時代の要求に合わせられなかったり、絶筆なのかと
驚くほどにまったく能力が衰えていなかったり、
逆に全盛期ほどの能力はもうその絵には見られなかったり…。
個人的には80歳を超えたゴヤの自画 -
Posted by ブクログ
洋画の絵解きをエッセイとして楽しめる本だ。シリーズものだが、私としてはこの本から入った。怖い絵というのだが、何が怖いのかをエッセイの中で明かしてくれる。
私たちが恐怖を感じるのは説明のできない何かを感じたときなのかもしれない。理解不能の事実を突き付けられたときに恐怖は生まれる。本書で紹介されている絵画にはその意味での様々な意味不明が登場し、明かされていく。
一つの作品をどのように解釈するのか、鑑賞するのかは個人の自由だと思う。ただミレーの「晩鐘」をダリが解釈した見方はどう考えても邪道であり、絶対そうではないと思う。しかし、その作品がそういう幻想を抱かせたのなら、少なくとも鑑賞者の心象は虚