【感想・ネタバレ】名画で読み解く イギリス王家12の物語のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

絵画からその国の歴史を紐解くお馴染みのシリーズ。

イギリス旅行に行く予定のため、歴史本を読んだ後にこちらに手をつけたのですが正解でした。
こちらは単体でももちろん楽しめますが、その前に大まかな英国の歴史を動画なり本なりで掴んでおくと、より楽しめると思います。

英国国教会は成り立ちからして変わって...続きを読むますし、パクスブリタニアを築いた反面でけっこうエグいことやってるイギリスの面白みを感じられます。

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Posted by ブクログ 2022年10月25日

エリザベス女王の崩御とチャールズ王の即位のタイミングで読んだ。イギリスを中心とした王室の歴史が、肖像画を見ながらダイジェストで学べて、興味深かった。
複雑な家族構成、他の国の王室との国際政略結婚、身内ですら脅威になり幽閉したり暗殺したりと、ドラマチックだ。
有名な人しか知らなかったが、歴代の王や女王...続きを読む、そしてその配偶者たちがどんな人たちだったのかが説明されていて、おもしろかった。同じような名前が次々と出てくるが、系譜を見ながら理解できる。
中野京子さんの本は以前も読んだことがあるが(怖いシリーズ)、絵画もとに歴史をたどるという趣旨が好きだ。他の著作もいろいろ読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2022年05月02日

とにかく分かりやすくて面白い。テューダー朝、スチュアート朝、ハノーバ朝と変遷したイギリス王室の歴史がよく分かる。現在のウィンザー家はハノーバ家がドイツ系であるために第一次世界大戦後、邸宅があるウィンザー城にちなんで家名変更したなど知らないことばかり。イギリスとドイツの関係の深さには驚くばかりだった。...続きを読む要はヨーロッパの王侯は結局は、政略結婚、非常事態に対する備え(子孫が途絶えたときに海外の子孫を確保できるように)として血脈関係を張り巡らせていたようなのでみな親戚関係となっていたようである。それでもその親戚同士で戦争をするのだから人間は本当に分からない。先に同じシリーズの「プロイセン王家」を読んでいたので、ドイツ側から見たヨーロッパとイギリス側から見たヨーロッパが対比して考えることができたので良かった。しかし、専制君主の王(女王も)と言うのはつくづく理不尽でわがままだ。今の専制君主国家も同様であるが、現代のヨーロッパの民主主義国家も100年前には大して変わらなかったというのはいろいろと示唆するものがある。まあ、そこから変わることができずに滅びた王室(ブルボン王朝、ロマノフ王朝、ハプスブルグ王朝、プロイセン王朝)がいる一方で、イギリスと日本で王朝が残ったのは過去の時代の功徳ではなくその時の王がいかに柔軟に対応できたかが全てのようだ。イギリスでは第一次大戦時の王がジョージ五世で本当に良かったと思う。
そういえば、イギリスという国名は日本でだけ通用するもので実際にはイギリスという国名はないというのは今まで考えたことがなかった。

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Posted by ブクログ 2022年02月26日

中野京子を読み尽くそうと決めて15冊目。
これは特に面白かった。
イギリス王室はよく映画にもなっており、最近も「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」「女王陛下のお気に入り」「ヴィクトリア女王 最後の秘密」と立て続けに見たが、時系列や時代背景いまひとつ整理できなかった。
今回、中野京子のイギリス王室の...続きを読むシリーズでスッキリ!中野さんによる王族の個性の解説も、景色が遠くまで見渡せてワクワクした。
いやあ、イギリス王室やばくて魅力的。

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Posted by ブクログ 2021年12月20日

普段読まないジャンルを読んでみようの回。

歴史本初心者だけれど、よくまとまっていて分かりやすいし、文体が好みなのか読み物としてまず面白い。すらすら読める。推し女王ができる。
他の著書も読んでみたいです。

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Posted by ブクログ 2022年07月06日

クイーン&プリンス展でイギリス王家に興味を持ったので、監修されていた著者の本を読みました。
歴史を知って絵を見るとかなり深みが出ます。世界史めちゃくちゃ嫌いだったけど、こんなストーリーを教えてくれてたらすごく興味持てたのにな…

ヘンリー八世の女性遍歴が酷すぎて興味を持ったので、クイーン〜展...続きを読むで知った内容を改めて詳しく読めたのがよかった。個人的にはアン・ブーリンとその娘エリザベスが気になります。
ヨーロッパの王家について知れたのも教養としてめちゃくちゃ良かった。イギリスではプロテスタントとカトリックで大揉めしてた印象。他の文献も読んでもうちょい頭に入れたい!

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Posted by ブクログ 2020年09月11日

イギリス王家の主要人物の生き様を絵画から読み解く。
・序章
第1部 チューダー家
第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』
第2章 アントニス・モル『メアリ一世像』
第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』
第2部 スチュアート家
第4章 ジョン・ギルバート『ジェイムズ王の前のガイ...続きを読む・フォークス』
第5章 ポール・ドラローシュ
        『チャールズ一世の遺体を見るクロムウェル』
第6章 ジョン・マイケル・ライト『チャールズ二世』
第3部 ハノーヴァー家
第7章 ウィリアム・ホガース『南海泡沫事件』
第8章 ウィリアム・ビーチー『ジョージ三世』
第9章 ウィリアム・ターナー『奴隷船』
第10章 フランツ・ヴィンターハルター『ヴィクトリアの家族』
第11章 フランツ・ヴィンターハルター『エドワード王子』
第12章 ジョン・ラヴェリ
         『バッキンガム宮殿のロイヤルファミリー』
各部冒頭に家系図、年表(本文関連事項)、主要参考文献有り。
取り上げた画家プロフィール。
紆余曲折しながらも、現在も続くイギリス王家。
その王や女王・・・12の物語と関する絵で語る人物伝です。
王や女王になった方々のクセの強いこと!
いくら盛っても、肖像画からも窺えるほどに。
人間の欲望極めたりって感です。物欲、性欲、独占欲・・・etc。
ヘンリー八世ってば、肖像画からして迫力満点ですね。
190cmほどの身長とあの体格だから、周辺の苦労といったら。
しかし、イングランド人~スコットランド人~ドイツ人と、
異なる王朝ながらも血を繋ぎ、大方の王家が滅びても、
あれほど親子関係や夫婦関係が最悪でも、王室が現在も残ると
いう事実は、なかなかスゴイものです。
王家以上に、英国史がさくっと述べられていて、分かり易いのも
良かったです。宗教対立や議会制度、そして内外での血腥さも。

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

今回もとても興味深く読めた。イギリスの王様は怖い。コロナがなければGW後はロンドンだったのに…(涙)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月01日

第一章 テューダー家
エドワード四世が病死したのち二人の王太子がロンドン塔に幽閉され死亡するところから物語は始まる。
ヘンリー七世の死後ヘンリー八世のやりたい放題の王政で6人の妻はそれぞれ不幸な道を辿っていく。
ブラッディメアリー、9日間の女王ジェーングレイにも触れながらエリザベス王女で118年の幕...続きを読むを閉じる。
第二章 スチュアート家
ジェームズ一世がカトリックとプロテスタントの宗教争いにもあいながら、次男のチャールズ一世チャールズ二世の時代が続く。
第三章 ハノーヴァー家
ハノーヴァーからやってきたジョージ一世は、粗暴、無教養、吝嗇、大食漢。「君臨すれども統治せず」スタイルを貫く。ジョージ三世はまじめっだったがその息子はやはり素行不良の。

などなど、イギリス王家がこんなにも斬首、愚息が多かったのかとあきれるほどのダメっぷり。
パパラッチが多いのも昔からイギリス国民には興味関心が強いからなのかもしれない。
そうやって見ていくと、現在のダイアナ妃の不慮の事故もカミラ夫人との再婚も納得できる。

名画で読み解くとあるが、名画に妙味がない人でも十分楽しめる一冊でした。

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Posted by ブクログ 2018年10月19日

イギリス王家編。怖いですね〜。でも興味深いですね〜。歴代の王様、女王様の肖像はとっても美男・美女に描かれているのだな。

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Posted by ブクログ 2018年10月11日

イギリス王家について絵を見ながら学べる。
ロンドン塔に行く前に読んでいたらなお良かっただろうな、と思うものの、まだ興味がある時期。イギリスについて知りたい、そういうタイミングだからということもあるが、購入後ほぼ一気読み。同シリーズの他三作も読みたい。

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Posted by ブクログ 2018年05月19日

イギリスにまつわる絵画と歴史を知る本でした。

非常に血生臭い血縁ですね、イギリスの王朝って。
親子や親戚でいがみ合い斬首し合う…恐ろしいです。
複雑すぎてよくわかんなくなる…。

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Posted by ブクログ 2023年10月26日

再読。絵よりもイギリス王家の物語がとても面白い。王家といってもヒトだと実感させられるし、高潔ともいえない。政治に関与されるとはた迷惑な時もあるような。存続のスキームは、やはり「君臨すれども統治せず」

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Posted by ブクログ 2023年08月20日

エリザベス1世前後の激動が興味深いイギリス史。
多くの王女の斬首、魔女狩り…女性史とも言える。
…そしてやっぱり、ロンドン塔のホラー。

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Posted by ブクログ 2023年02月04日

絵画と王家をキーとして俯瞰するUK史。王家はドイツ系だとは知っていたけどこれほどとは知らなかった。繰り返される親子の確執と女性スキャンダルは現代に繋がる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月29日

テューダー朝からの人物とその人物にまつわる絵画の本。もう何作も小説、映画、演劇が作られるようなドラマティックな人生の目白押し。中野京子さんの本をたくさん読んでいるので、既知の部分も多くあったが、ヴィクトリア女王に関してはあまり知らなかったので、興味深く読んだ。映画「至上の恋」は、この話だったのかぁ、...続きを読むと今更ながら知った。ヴィクトリア女王は当時の王室では珍しく恋愛結婚で、アルバート王配も愛人で煩わせることもなかった。王配は王室の改革に奔走し、パクスブリタニカに大きく貢献したといえる。しかし、王室は代々親子仲が悪い。王室だから悪いのか、そもそも親子仲がいいのが稀なのか、分からないくらい悪い。親子というのは難しいものだなあ、と思う。
イギリス王室で私が一番印象に残っているのが、「アールデンの公女」。ジョージ一世妃である。もう可哀想で、可哀想で。ヘンリー八世が離婚するために国教会にしたのに、妻の側から離婚されるのは嫌なんかい?


話は全く変わるけれど、家系図でよく見かける、マチルダという名前が最近つけられないのはなぜなのだろう?

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Posted by ブクログ 2022年03月05日

王家にもドラマがあるんだな〜と、残酷な部分もあったけど、物語として面白かった✨
もう一度読み直すとともに、世界史から勉強し直したい!

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Posted by ブクログ 2021年04月13日

上野の森美術館で開催されていたKING & QUEEN展の副読本ですと「ぶらぶら美術・博物館」の中で中野先生は言っていたけど、展覧会の内容と同じというわけではないようで(それはそう)。それにしても(中野先生の筆で増幅されているとはいえ)イギリスの王はどの王様も人間臭いですわ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月24日

「KING&QUEEN展」行きたいけど、行けそうにないので。
丁度某動画で薔薇戦争までの流れは見ていたので、その後のイギリス王室も見てみたいと思っていたところでの出会い。
中野京子先生の本なら間違いないだろうと手に取り、やはり面白かったので後悔はなし。
それにしてもイギリス王家、親子仲悪すぎ...続きを読むだろう。

女王のイメージが強いイギリスなので、女王の話は特に楽しく拝読したが、個人的には「南海泡沫事件」を扱ってくれていたことも嬉しかった。
あの銅版画の解説を見たかったので。
勿論絵はフルカラー掲載。
イギリス王室に詳しくなくても、年表も家系図もあるので、問題なく読める。
今ならジェーン・グレイのあの絵の表紙で買えるのでオススメです。

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Posted by ブクログ 2021年01月16日

キング&クイーン展を見に行った際、イギリス王室の歴史知識の浅さを痛感し即購入。
展覧会の復習と追加で知識を仕入れた感じ。
もっと掘り下げれるとは思うけど、新書というのもあり分かりやすくポイントを押さえて紹介している。作者も述べているように、他の王家シリーズも読んで比較してみるとより面白いと思...続きを読むわれる。

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

仕事で英国王室の歴史について勉強しないといけなくて拝読。
歴史を全部なぞってくれてるので、すごく分かりやすくて勉強になる上に、たまに突然砕けた書き方で、
王様や女王様についてコメントしてるのに、すごく笑ってしまった。笑
すごく楽しく読めたし、中野先生の本って
そういうところが良いなって本当に思います...続きを読む

映画の『ブーリン月曜にもの姉妹』『女王陛下のお気に入り』を観てから、この本を読んだけど、
私はやっぱり、アン・ブーリンと、レディ・ジェーン・グレイが好きだなぁ。
イギリスの歴史って本当にドラマチック。

自分の推し王様or女王様(or妃など)を見つけると、
より一層楽しくなるなぁと実感しました。

中野先生って、
現代の英国王室については、あんまり興味ないのかしら…
ヘンリー王子とかウィリアム王子と、その嫁問題のゴタゴタについても、書いて欲しいなぁー。
すごい面白そうだし楽しそう。

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Posted by ブクログ 2020年10月16日

「King&Queen」展を見に行くのにあたって予習(?)的な読書。普通に読んでも中野京子さんの本は楽しめるのですが。
個人的にはヘンリー八世~エリザベス女王あたりのイギリスが興味深い。映画の「エリザベス」や「エリザベス・ゴールデンエイジ」だったり絵画だと「レディ・ジェーン・グレイの処刑」(「怖い...続きを読む絵」展良かったあ)とか。中野京子さんの本高校生で読んでたら、絶対世界史を選択しただろうな私。
ともあれ、展覧会、楽しみです。

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Posted by ブクログ 2019年11月13日

以前美術館で見た表紙絵に惹かれて手に取る。純粋に読み物としても面白い。イギリスの王室の血に塗れ、権力と性欲の血筋の申し子たち。ヘンリー、ジョージ、ヴィクトリア、エリザベス、メアリ…ヨーロッパ全土の近親婚の結果が遺伝病だったりもする。
日本の飛鳥白鳳時代を彷彿とさせるな…近親婚、異母兄弟との権力争い、...続きを読む権謀術数、陰謀死。
でも拷問はイギリスの方が凄いんじゃない?考えつきもしないくらいの酷いものがメニューとしてある。日本人で良かった(笑)

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Posted by ブクログ 2018年06月07日

本屋さんで表紙の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が気になって手にした本です。
中野京子さんはなにかと耳にしたりおすすめしていただいたりしていたのですが初めて読みました。
解りやすく面白く、イギリス王家の歴史を絵画と共に知ることが出来ました。
世界史専攻だったのですが、有名な王や女王のエピソードと、...続きを読む今の王室がドイツ系という事くらいしか知らなかったので、こんなに幽閉や処刑が多く、宗教や親子関係で揉めてた人達だったのだと驚きました。
イギリスは女王の時代に繁栄する傾向みたいに書かれていたので、これからはどうなるのかな。
絵画も綺麗でした。
面白かったので、他のシリーズも読みます。

ヨーロッパって各国の血縁関係が難しいです。
面白いので知的好奇心がむくむくですが。

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Posted by ブクログ 2022年09月25日

私が最も印象に残ったのはメアリ一世。あまりにも悲しすぎる。
ヘンリー8世の長子で母はハプスブルクスペイン王女キャサリンと正真正銘のお姫様かつ王位継承者なのに、幼い頃から心身ともに痛め付けられ 、女王になっても愛した夫には見限られた。
人々から今なお憎まれる所業も彼女のの愛の喪失とその穴を埋めようとし...続きを読むてあがき苦しんだ結果なのだろう。
そしてその穴は埋ることはなく、より一層大きく深くなり、彼女は亡くなったように感じた。

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Posted by ブクログ 2022年08月02日

絵画と一緒にイギリス王室の歴史を辿れます。

残忍だったり贅沢三昧だったり統治の才能がなかったりと、あららーと思う王やその家族が次々登場。
真面目で政治手腕のある人よりも、かえって人間らしくて魅力的で、記憶に残る。
当時の英国民ではないので他人事。

写真がなかった時代の肖像画はお見合い用に使われる...続きを読むため、相手国所蔵のものが多いというのがなるほどと思った。
肖像画を一目見るだけでその残忍さが伝わるヘンリー八世や、気高いが気難しそうな雰囲気を醸し出すメアリー一世など、背景がわかるとさらに絵画も面白い。

実はあなたはプリンセスなのですよ、我が王室の唯一の相続人なのです、などと言われて、きらびやかなドレスを着て宮殿で肖像画を描いてもらいたい!
けど本物の王族だと、政略結婚させられて、クーデターや諸国からの暗殺の危険にさらされるよね...と妄想が膨らむ。

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Posted by ブクログ 2021年09月27日

個性豊かな王様や女王様が出て来たが、時の運というものが大きく影響していると感じた。

イギリス王室は本妻の子どもでなければ嫡子として認めない所が凄い。そのため女であっても本妻の子どもが後を継ぐ。その感覚は日本や他の国々にはなかなかない。

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

上野のKing&Queen展を観に行った時に解説がとても面白かったのでいつか読もうと思っていた。長い英国王室史をさらっと駆け抜けた。

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Posted by ブクログ 2020年05月31日

シェイクスピア「ヘンリー8世」がアン・ブーリンの処刑まで描かれていなかったので、オカルト好きの血が騒ぎ、「ブーリン家の姉妹」「エリザベス ゴールデン・エイジ」を見た後、本書を読む。

多くの人を幽閉・処刑したロンドン塔には自分の首を持ったアン・ブーリンが出るという・・・
現在でも彼女の処刑の日を再現...続きを読むした寸劇が行われているらしい。

最も印象に残るのは、表紙にもなっているレディ・ジェーンの絵。時代と政略に翻弄され、わずか9日間・17歳で処刑された。無実の罪で斬首される彼女を純白のドレスと傍で嘆き悲しむ侍女、処刑台への介助をする司祭、目を伏せる処刑人とその悲劇を効果的に表現している。

本書にあるように周辺国との政略婚・近親婚の歴史を鑑みると、ヨーロッパがアジアと比較して共同体意識が醸成されやすいというのも納得。
上野にプラド美術館展を見に行ったとき、ベラスケスの本物(フェリペ4世)を見ましたが、やはりハプスブルグ家のアゴは必見ですね

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Posted by ブクログ 2019年06月18日

序章
第1部 テューダー家
 第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』
 第2章 アントニス・モス『メアリ一世像』
 第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』
第2部 ステュアート家
 第4章 ジョン・ギルバート『ジェイムズ王の前のガイ・フォークス』
 第5章 ポール・ドラローシュ...続きを読む『チャールズ一世の遺体を見るクロムウェル』
 第6章 ジョン・マイケル・ライト『チャールズ二世』
第3部 ハノーヴァー家
 第7章 ウィリアム・ホガース『南海泡沫事件』
 第8章 ウィリアム・ビーチ―『ジョージ三世』
 第9章 ウィリアム・ターナー『奴隷船』
 第10章 フランツ・ヴィンターハルター『ヴィクトリアの家族』
 第11章 フランツ・ヴィンターハルター『エドワード王子』
 第12章 ジョン・ラヴェリ『バッキンガム宮殿のロイヤルファミリー』
あとがき
年表(本書に関連した事項のみ)
主要参考文献

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