【感想・ネタバレ】名画で読み解く イギリス王家12の物語のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

第一章 テューダー家
エドワード四世が病死したのち二人の王太子がロンドン塔に幽閉され死亡するところから物語は始まる。
ヘンリー七世の死後ヘンリー八世のやりたい放題の王政で6人の妻はそれぞれ不幸な道を辿っていく。
ブラッディメアリー、9日間の女王ジェーングレイにも触れながらエリザベス王女で118年の幕を閉じる。
第二章 スチュアート家
ジェームズ一世がカトリックとプロテスタントの宗教争いにもあいながら、次男のチャールズ一世チャールズ二世の時代が続く。
第三章 ハノーヴァー家
ハノーヴァーからやってきたジョージ一世は、粗暴、無教養、吝嗇、大食漢。「君臨すれども統治せず」スタイルを貫く。ジョージ三世はまじめっだったがその息子はやはり素行不良の。

などなど、イギリス王家がこんなにも斬首、愚息が多かったのかとあきれるほどのダメっぷり。
パパラッチが多いのも昔からイギリス国民には興味関心が強いからなのかもしれない。
そうやって見ていくと、現在のダイアナ妃の不慮の事故もカミラ夫人との再婚も納得できる。

名画で読み解くとあるが、名画に妙味がない人でも十分楽しめる一冊でした。

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2019年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テューダー朝からの人物とその人物にまつわる絵画の本。もう何作も小説、映画、演劇が作られるようなドラマティックな人生の目白押し。中野京子さんの本をたくさん読んでいるので、既知の部分も多くあったが、ヴィクトリア女王に関してはあまり知らなかったので、興味深く読んだ。映画「至上の恋」は、この話だったのかぁ、と今更ながら知った。ヴィクトリア女王は当時の王室では珍しく恋愛結婚で、アルバート王配も愛人で煩わせることもなかった。王配は王室の改革に奔走し、パクスブリタニカに大きく貢献したといえる。しかし、王室は代々親子仲が悪い。王室だから悪いのか、そもそも親子仲がいいのが稀なのか、分からないくらい悪い。親子というのは難しいものだなあ、と思う。
イギリス王室で私が一番印象に残っているのが、「アールデンの公女」。ジョージ一世妃である。もう可哀想で、可哀想で。ヘンリー八世が離婚するために国教会にしたのに、妻の側から離婚されるのは嫌なんかい?


話は全く変わるけれど、家系図でよく見かける、マチルダという名前が最近つけられないのはなぜなのだろう?

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2022年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「KING&QUEEN展」行きたいけど、行けそうにないので。
丁度某動画で薔薇戦争までの流れは見ていたので、その後のイギリス王室も見てみたいと思っていたところでの出会い。
中野京子先生の本なら間違いないだろうと手に取り、やはり面白かったので後悔はなし。
それにしてもイギリス王家、親子仲悪すぎだろう。

女王のイメージが強いイギリスなので、女王の話は特に楽しく拝読したが、個人的には「南海泡沫事件」を扱ってくれていたことも嬉しかった。
あの銅版画の解説を見たかったので。
勿論絵はフルカラー掲載。
イギリス王室に詳しくなくても、年表も家系図もあるので、問題なく読める。
今ならジェーン・グレイのあの絵の表紙で買えるのでオススメです。

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2021年01月24日

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