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Posted by ブクログ 2017年03月15日
周りを警戒しなかったがために処刑されたイングランド最初の女王「レディ・ジェーン・クレイの処刑」。
描いているのは労働の崇高さと夫婦愛の美しさ、それとも亡き子に祈り悲しむ姿か。どちらにしても寂しげな印象を受ける「晩鐘」。
崇高なる血を濃くし続けた一族の咎を引き受けざる得なかった少年王「カルロス二世」。...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月26日
洋画の絵解きをエッセイとして楽しめる本だ。シリーズものだが、私としてはこの本から入った。怖い絵というのだが、何が怖いのかをエッセイの中で明かしてくれる。
私たちが恐怖を感じるのは説明のできない何かを感じたときなのかもしれない。理解不能の事実を突き付けられたときに恐怖は生まれる。本書で紹介されてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月02日
怖いよー。
でも面白いよー。
著者の博識と洞察力と文章力でとても興味深く読ませてもらった。
特に怖かったのはカレーリョ・デ・ミランダの『カルロス二世』
妙に生白い男が立っているだけなんだけど、初めて見たときゾクッとするほど怖かった。
その男の背景を教えてもらうとまたさらに怖い。
テレビやネットの演...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月20日
「怖い絵」を紹介した中野京子さんの人気シリーズ。今年は美術展も予定されているので楽しみ。副題が関係していない作品も多いように思いますが、内容は安定の面白さです。印象的なものだけ抜粋。
ベラスケス『ラス・メニーナス』
一枚の絵画に詰まった情報量。俯瞰して眺めたような構図が以前から好き。あどけない表情...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月13日
絵の考察といっても作品の時代背景や著者のバックボーン・題材となった作品群などの説明含めて解説されているので、美術史・宗教史・歴史など一気に勉強した気がするぐらい濃密な一冊。
解説読み終えると画家たちの絵での表現力に圧倒されます。
ベラスケス作「ラス・メニーナス」の中に描かれているベラスケス本人の表...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月27日
中野京子さんの「怖い絵」シリーズ。
今回は泣く女篇。
泣く女とは、ピカソの作品のタイトル。
あの、物凄い迫力で泣いている、いかにもピカソなキュビズム作品。
今回収録されている作品は22。
有名な作品が多い。
ちょっと挙げると、ドラローシュ、ミレー、ベラスケス、エッシャー、ブリューゲル、ヴェロッキオ...続きを読む
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